菓子野っ子ダイアリー

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9月19日(金) 命の尊さを考える学校保健委員会 〜親子の対話のきっかけに〜

 9月17日(水)、人権教育推進校として学校保健委員会を開催しました。今回は、都城医療センターの助産師さんを講師としてお招きし、「性と生」についての講話をしていただきました。

 講話の中で、助産師さんは性教育を「生きる術を伝えること」と表現されました。「自分の体は自分だけのもの」であり、誰にも触らせない、そして、いざという時には「いやだ」と伝えてよいこと。また、「みんな違ってみんないい」ということを子どもたちに伝えていく大切さを話してくださいました。

  

 講話の途中には、別の助産師さんが赤ちゃんの人形を持って、参加者の保護者の方々の席を回ってくださいました。まるで本物の赤ちゃんを抱いているかのように、優しい眼差しで微笑んだり、驚きの表情を見せたりと、生き生きとした保護者の方々の表情がとても印象的でした。

  

 今回の講話は、子供たちの成長を支える上で、性教育が単なる体の変化を教えるだけでなく、自分自身を大切にし、相手を思いやる心を育むための重要な機会であることを改めて学ぶ時間となりました。参加された保護者の皆様、貴重なお時間をいただきありがとうございました。

  

9月18日(木) 「やっほー!」の歌声が響く~1年生、やまびこごっこで音楽を楽しもう~

 今日の音楽の授業では、1年生が元気いっぱいの歌声を響かせていました。まずは、鍵盤ハーモニカを使って「ひのまる」の演奏です。「ドドソソララソ〜」と、軽快なメロディを弾き進めていく子どもたち。「先生、ラの指ってどうやるの?」と質問しながら、指使いを工夫する姿も見られました。鍵盤ハーモニカから流れる音に合わせて、みんなの歌声も自然と大きくなっていきます。

  

  
 次に歌ったのは「やまびこごっこ」という曲です。この曲は、やまびこのように言葉を2回ずつ繰り返すのが面白いところ。「やっほー」と呼びかけるように歌うと、「やっほー」と返す元気な歌声が教室中に響き渡ります。「本物のやまびこより元気かも!」「もっと大きな声で言ってみよう!」と、CDに合わせて楽しそうに歌う子どもたち。まるで本当の山にいるかのように、生き生きとした歌声が学校中にあふれていました。
 最後は、みんなが大好きな「じゃんけん列車」の活動で授業を終えました。音楽に合わせてじゃんけんをしながら、どんどん列車が長くなっていきます。楽しみながら音を学ぶ1年生。今日の授業を通して、音楽の楽しさがまた一つ増えたようです。

  

9月17日(水) 命の重みを感じる特別授業 〜助産師さんから学ぶ「命の教育」〜

 本日6年生は助産師さんをお招きして、生命の誕生や体の変化について学ぶ「性に関する指導」を受けました。まず、助産師さんの仕事についてのお話を聞き、私たちの体がどう成長していくのか、男女の体の違いについて学びました。画用紙に開いた小さな針の穴が卵子の実際の大きさと同じだと知り、子どもたちからは「えっ、こんなに小さいの!?」と驚きの声があがりました。

  

 続いて、お母さんのお腹の中での赤ちゃんの成長や出産の様子の動画を観ました。実際に赤ちゃんと同じ重さの人形を抱っこしてみると、「うわ、思ってたより重い!」「この重さの赤ちゃんがお腹に入っているなんて、お母さんすごいな」と、命の重みと母親のすごさを実感しているようでした。

  

 また、妊婦体験では、約5kgの妊婦体験ジャケットを全員が着用しました。椅子に座ったり立ったり、さらには靴下の脱ぎ履きにも挑戦すると、「お腹が大きくなると、こんなに動くのが大変なんだ!」「靴下を履くのに、こんなに苦労したことない!」と、お母さんの大変さを身をもって感じていました。

  

 さらに、子どもたちが入れるほど大きな子宮の模型を使って、手を使わずに生まれてくる体験もしました。赤ちゃんとお母さんの協力によって、無事に生まれることができるという生命の神秘に触れ、改めて自分自身の命が大切に守られてきたことを知りました。

 最後に助産師さんから、「やさしい一言は、周りの人をあたたかい気持ちにします。お母さんが嬉しいと、お腹の赤ちゃんもいい気分になります。妊婦さんだけでなく、お年寄りや怪我をしている人など、困っている人にもやさしい社会であってほしい」というメッセージをいただきました。今回の授業を通して、子どもたちは命の尊さや、自分たちがどれだけ大切にされてきたかを深く感じることができたようです。心温まる貴重なご指導をありがとうございました。

  

 

9月16日(火) 獣医さんってすごい!~2年生の発表会~

 2年生の教室で「どうぶつ園のじゅうい」の学習発表会が行われました。この学習では、動物園の獣医さんの1日の仕事について書かれた文章を読み、時間の流れに沿って獣医さんの仕事を整理しました。子どもたちは「朝」「見回りがおわるころ」といった時間の言葉に着目しながら、獣医さんの仕事の様子を丁寧に読み解いていきました。

  

【「初めて知った!」「もっと知りたい!」自分の考えを発表】
 獣医さんの仕事の流れを理解した後は、いよいよ発表の時間です。子どもたちは、文章を読んで初めて知ったことや、もっと知りたいと思ったことをグループの友達に発表をすることが学習の最終目標です。発表では、話し方の例を参考に、自分の経験や知識と比べながら感想をいきいきと発表しました。 

  

 「私が初めて知ったことは、動物園を出るときに、人間の病気の元になるものを洗い落とすためにお風呂に入ることです。なぜかというと、私のお父さんは仕事が終わって帰るときには、お風呂に入らないからです。」

 「私がもっと知りたいことは、ペンギンが飲み込んだボールペンを取るときに、獣医さんが使う道具が調べてみたい。なぜかというと、小さなお口にどんなものを入れて優しく取るのか知りたいからです。」

 子どもたちは、自分の経験や知識と比べながら、驚いたことや疑問に思ったことをいきいきと発表していました。友達の発表を真剣に聞いたり、うなずいたりする姿から、友達の考えに触れることの楽しさが伝わってきました。今回の学習を通して、子どもたちは動物の命を守る獣医さんの仕事の奥深さや、責任の大きさを感じたようです。自分の考えをしっかりと持ち、それを友達に伝える貴重な経験となりました。

  

9月12日(金) 水と仲良し!~1・2年生、がんばったよ~

 9月の水泳学習もいよいよ終盤。子どもたちはすっかり水に慣れ、プールの中は笑顔と歓声でいっぱいです。はじめは水に顔をつけるのもドキドキしていた子も、「見て見て!浮けるようになったよ!」と嬉しそうに報告してくれるようになりました。 

  

【プールに大の字が咲いた!】 学習の前半では、プールサイドをしっかりつかんで体を浮かせます。 「ふわーっと体が浮いてきた!」「なんか、気持ちいい!」 慣れてくると、ゆっくり手を離してみる子も。すると、ぷかぷかと水面に体を預け、まるで水の上に大きな「大の字」が咲いたようです。「先生!手、離せたよ!」 「すごい!大の字になってる!」友達同士で拍手や声援を送り合い、成功を喜び合っていました。

  

【リングの中をくぐって冒険だ!】 後半の学習では、プールサイドに置かれたリングに向かって体を伸ばし、くぐり抜ける練習です。 「おーい!僕、一番にリングの中を通るよ!」 「私も!私も!」 子どもたちは目を輝かせながら、楽しそうに次々とリングの中をくぐっていきます。

  

【たくさん練習したね!】 水泳学習を通して、水と仲良くなり、できることが増えていく喜びを全身で感じている子どもたち。 「また、早くプールに入りたいね。」 「もっと上手に泳げるようになりたい。」 水泳学習の最後の時間まで、子どもたちは意欲いっぱいです。 ご家庭でも、ぜひ今日の水泳学習のお話を聞いてみてください。

  

【自分の限界に挑む5・6年生】 1・2年生が学習する隣の大プールでは、5・6年生が記録会に向けて練習に励んでいました。 今年はどれくらい泳げるようになったか、去年の自分を越えられたか、一人ひとりが真剣な表情でタイムを測ります。「もっと腕を大きく伸ばして!」「足をもっと強く蹴ろう」プールサイドからは、先生や友だちの熱い声が飛び交います。 顔を真っ赤にして、息を切らしながらも、一生懸命に泳ぐ子どもたち。 水しぶきをあげながら、懸命にゴールを目指す姿は、まさに自分の限界に挑んでいるかのようです。記録が出た瞬間の歓声(「やった!自己ベスト更新できた!」)や、悔しそうな表情(「もう少しだった…次は絶対越える!」)。 そのどれもが、真剣に練習に取り組んできた証です。 

9月11日(木) 国際交流員との交流学習~アメリカの文化にビックリ!~

 9月10日(水)、1年生から4年生までの子どもたちが、アメリカ、中国、モンゴルの3名の国際交流員の先生方と交流しました。特に2年生の教室では、アメリカ出身の先生との交流学習が行われ、子どもたちは驚きと発見に満ちた時間を過ごしました。アメリカはさまざまな民族が移り住んでできた国であることを教えてもらい、子どもたちは「へえ!」と声をあげていました。さらに、先生がアメリカの広大な自然や州ごとの違いを映像で見せてくれると、そのスケールの大きさに目を丸くしていました。

  
【やっぱりサイズが違う!】 次に先生が画面に映したのは、巨大なハンバーガーの写真。 「アメリカの食べ物は、日本のものよりずいぶん大きいんだよ!」と先生が言うと、子どもたちは「わー、すごい!」と歓声をあげました。日本のハンバーガーとは比べ物にならないサイズに、みんなビックリした表情で画面に見入っていました。

【人気スポーツは野球じゃない!?】 「アメリカで一番人気のスポーツは何だと思う?」という先生の質問に、子どもたちは口々に「野球!」と答えました。しかし、先生の答えは意外にも「アメリカンフットボール」でした。 「えー、そうなんだ!」と、子どもたちは驚きを隠せません。野球が大好きな子も多いので、みんなにとって大きな発見だったようです。

  
 【ダンスで盛り上がった交流の最後】 授業の終わりには、アメリカで流行しているダンスをみんなで踊りました。先生の動きを真似して、楽しそうに体を動かす子どもたち。交流学習は、笑顔と元気なダンスで締めくくられました。

  

 他の学年では、中国やモンゴルの文化についても学びました。中国には50以上の民族がいるという話や、モンゴルの遊牧民の子どもたちが遊ぶ「シャガイ」という羊の骨を使ったユニークな遊びにも挑戦しました。

 今回の交流学習は、子どもたちにとって世界の多様な文化に触れる貴重な経験となりました。子どもたちの表情から、新たな発見や驚きがどれほど大きかったかが伝わってきます。

9月9日(火) 理科「花から実へ」~5年生の真剣なまなざしと、小さな花の未来~

 5年生が理科の授業で、植物がどうやって実をつけるのかを調べる実験を始めました。今回のテーマは「実ができるためには、受粉が必要なのだろうか」です。この大きな問いに答えるため、みんなで実験方法を話し合いました。班での話し合いでは、次のような会話が聞かれました。「ねぇ、実を作るには受粉が必要だと思う?」、「うん、多分そうだと思う。受粉しないと実がならないって聞いたことがあるから」、「じゃあ、受粉させた花と、受粉させない花を比べてみたらどうかな? 受粉させない方は、花が咲く前に袋をかぶせて、花粉がつかないようにすればいいんじゃない?」

  

 各班の意見が出そろった後に、先生からは、「いいアイデアだね。そうすると、実ができたかどうかがはっきりわかるね。」と言うことで、雌花さがしに観察園に行きました。

  

 実験方法が決まったものの、いざ校内の植物を探してみると、雌花の数がとても少ないことに気づきました。みんなで雌花を探し回ります。「あった!この小さいのが雌花だよね?」、「本当だ!見つけにくいなぁ。よし、この花にタグをつけておこう。これで受粉させる花か、させない花か分かるね。」、「まだ全然小さいね。花が咲くまで、もうちょっと待たないとだね。」、「早く花が咲かないかな。実験が楽しみ!」

  

 自分たちの予想を確かめるために、みんなで協力して実験の準備を進めています。今回の実験を通して、受粉の大切さを実感し、植物の成長の不思議に触れてくれることを期待しています。

9月8日(月) 「ねぇ、何が好き?」 英語で聞いたら、もっと仲良くなれたよ!

 

 「What color do you like?」「I like red.」 教室中に元気な声が響き渡ります。3年生の外国語活動では、「好きなもの」をテーマに、友達と英語で質問し合う活動を行いました。 今日のゴールは、これまで学習した「スポーツ」「食べ物」「色」「果物」などの単語を使って、「何が好き?」と尋ね合い、自分の好きなものを答えることです。

【たくさんの単語を楽しく復習】まずは、授業の導入です。軽快なリズムに合わせて、プロジェクターに映し出されたたくさんの単語を元気よく発音します。「Pineapple」「Basketball」「Blue」など。 画面に合わせて発音したり、先生の問いかけに答えたりする子どもたちの表情は真剣そのものです。「ぼく野球が好きだから baseballって言えるよ!」と、知っている単語を見つけて喜ぶ声も聞こえてきました。

  

【いよいよチャレンジ】 単語の復習が終わると、いよいよ友達との対話にチャレンジです。「What sport do you like?」と少し緊張しながらも、友達に声をかける子どもたち。「I like baseball.」と元気いっぱいに答える姿が見られました。「What food do you like?」「I like pizza.」と、自分の好きな食べ物を伝えて、お互いににこやかに笑い合っていました。2種類の質問を考えて、積極的にたくさんの友達と話している子もいました。「What fruit do you like?」と質問し、友達から「I like grapes.」と答えが返ってくると、「Me too!」と共感し合う姿もありました。

  

 今回の授業を通して、子どもたちは「自分の好きなもの」を英語で伝える楽しさや、友達とコミュニケーションをとる喜びを感じられたようです。これからも、一つ一つの活動を楽しみながら、外国語への興味をさらに深めていってほしいと思います。

  

9月5日(金) 6年生、税金の重みを知る!~1億円アタッシュケース体験~

 今日は、都城市の県税事務所から講師の先生をお招きし、6年生を対象とした租税教室を開催しました。税金の使われ方やその大切さについて、子どもたちが深く考える貴重な時間となりました。

 授業の初め、「税金を払いたいですか?」という質問に、子どもたちは全員が「払いたくない!」と元気いっぱいに手を挙げました。消費税のように普段から払っているはずなのに、あまり実感が湧いていなかったようです。次に、税金がない世界を描いたアニメーション『マリンとヤマト 不思議な日曜日』を視聴しました。そこには、ゴミが散乱し、道には信号がなく事故が多発するなど、不便で危険な暮らしが広がっていました。これを見た子どもたちからは、「税金ってすごく大事なんだ」という声が聞かれ、税金の必要性を少しずつ感じ始めたようでした。

  

 授業はさらに進み、子ども一人あたりに12年間で使われる教育費が約1100万円だと知らされました。この数字に子どもたちは少しピンとこない様子でしたが、10人分だと約1億円になるという話を聞いて、ざわつき始めました。そしていよいよ、1億円のレプリカが登場! ずっしりとした重さに「お、重い!」と驚きの声が上がり、その大きさと迫力に子どもたちは興味津々でした。実際に持ち上げてみると、税金がどれだけの額で、たくさんの人のために使われているのかを肌で感じることができたようです。

  

  

 授業の最後に、もう一度「税金を払いたいですか?」と質問すると、今度はほとんどの子どもたちが「払いたい!」と自信を持って手を挙げました。アニメーションや1億円のレプリカを通して、税金が私たちの暮らしを支えていることを実感した子どもたち。将来、社会の一員として税金を納めることの意義を考える良いきっかけになったようです。  

9月4日(木) 4年生理科「星の動き」~台風の日に星を想う子どもたち~

 今日の4年生の理科は、「星の動き」についての学習です。晴れた日の夜空を想像しながら、時間が経つと星の位置がどのように変わって見えるのかを考えました。 

【理科室が夜空に!】 授業の始め、理科室は暗幕で覆われ、真っ暗になりました。子どもたちは「えっ、何が始まるの?」とワクワクしている様子です。今日の主役は、星座早見盤。太陽の光で早見盤に明かりを溜めてから、暗くなった理科室で使ってみると... 「わぁ!光ってる!」「本当に星みたい!」 早見盤の星々は、塗料が光を放ち、暗闇の中で幻想的に輝き始めました。子どもたちは、まるで本物の夜空の中にいるかのように、光る星々に驚きと感動の声を上げていました。

   

【映像で北極星を探そう!】 星の動きの学習では、「動かない星」があることも学びました。それは、北の空でほとんど位置を変えない北極星です。みんなはタブレットを使い、北極星の探し方の映像を熱心に見ていました。「北斗七星の柄じゃない方の先っちょを、5倍のばしていくと北極星があるんだ!」「カシオペア座からも見つけられるんだね。アルファベットのWみたいな形。」 映像の中の星の動きを追いながら、北極星の見つけ方を真剣に学ぶ姿は、子どもたちの探究心にあふれていました。

   

【明日以降に、本物の星空を見たいな!】 今日はあいにくの台風。外は土砂降りの雨で、空には厚い雲が覆っています。子どもたちからは、「今日は星が見えないね…」「早く晴れて、本物の星が見たいな。」といった声がたくさん聞かれました。「明日晴れたら、おうちの人と一緒に、カシオペア座を探してみよう!」「うん!絶対見てみる!」今回の学習を通して、星に対する子どもたちの興味・関心はさらに高まったようです。ぜひ、ご家庭でも夜空を見上げて、今日の授業で学んだことについて話し合ってみてください。

  

9月3日(水) 2学期最初の「読み聞かせ」で心と想像力がぐんぐん育つ!

 今日から2学期の読み聞かせボランティア活動がスタートしました! 夏休みが終わり、少し大人びた表情の子どもたち。久しぶりの読み聞かせでしたが、真剣に聞く姿や、楽しそうに笑う声が教室中に響き渡り、子どもたちの心と想像力がさらに豊かになったように感じました。 

  

【5・6年生:心を温める『やさしいライオン』】 5・6年生の教室では、今話題のやなせたかしさんの名作『やさしいライオン』を読んでいただきました。約50年前に出版された作品ですが、優しいタッチで描かれたライオンと子犬の物語は、今の子どもたちの心にも温かく響きます。「わぁ、ライオンなのにすごく優しい顔だね!」「子犬を守ってあげてるんだ、すごい!」子どもたちは絵本をじっと見つめながら、感動した様子で感想が聞かれました。登場人物の気持ちを考えながら物語に入り込む姿に、読み聞かせの大切さを改めて感じました。

   

【1・2年生:クイズで夢中になる『こんちゅうかくれんぼうくいず』】 1・2年生の教室からは、「すごい!」「わかった!」と元気な声が聞こえてきました。読んでいただいたのは『こんちゅうかくれんぼうくいず』。昆虫たちが自然に隠れている絵本に、子どもたちは釘付けでした。「この虫はどこに隠れてるかな?」という問いかけに、「あそこ!木の葉っぱにいる!」「見つけた!」と元気よく答え、クイズに正解するたびに楽しさが倍増しているようでした。

  

 特にアリカマキリとアリを比べるページでは、擬態で身を守る昆虫の不思議な能力に興味津々。「本当にそっくりだね!」「どうしてアリに似ているんだろう?」と、子どもたちの探究心も刺激されたようです。発達段階に合わせて素晴らしい本を選んでくださった読み聞かせボランティアの皆様、本当にありがとうございました。子どもたちの楽しそうな笑顔と、生き生きとした表情がとても印象的でした。次回の読み聞かせも楽しみにしています!

9月2日(火) 自分の命は自分で守る!~全校地震避難訓練~

 9月2日(火)、全校児童を対象に地震の避難訓練を実施しました。今回は、地震の発生と同時に停電が起きたという、より実践的な状況を想定した訓練です。 

【災害を「自分ごと」として学ぶ】 訓練の始めに、各教室で地震による被害の様子を記録したDVDを視聴しました。子どもたちは真剣な表情で映像を見つめ、いつ起こるか分からない災害について学びました。 

  

【ハンドマイクを頼りに安全な場所へ】 「大きな地震が発生しました。先生の指示に従い、落ち着いて避難を開始してください。」 訓練の合図とともに、廊下からハンドマイクで避難を促す声が聞こえてきました。停電のため放送設備が使えないという状況の中、先生たちがそれぞれの持ち場から声をかけ、安全な避難経路へと子どもたちを誘導します。子どもたちは「おはしも」(おさない・はしらない・しゃべらない・もどらない)の約束を守り、静かに廊下を進みました。避難の途中では、足を怪我した児童を想定した救護訓練も同時に行われました。他の先生方が協力して支え、安全に避難場所まで運ぶ様子は、助け合いの大切さを改めて教えてくれました。

  

【命を守るための学びを家庭へ】 避難場所の運動場に全員が避難を完了した後、暑さの影響を考慮し学級に戻りGoogle Meetを通して校長先生からのお話がありました。「自分の命は自分で守る。そのためには、日頃からの備えが大切です。」校長先生は、今日学んだことを家庭でも話し合い、非常持ち出し袋の中身を確認することや、地域にある一次避難所を家族で確認しておくことの重要性を伝えました。

 今回の訓練を通して、子どもたちは災害が起きたときにどう行動すれば良いのかを真剣に考え、学びを深めることができました。この経験を忘れず、日頃から「もしも」の備えを怠らないようにしてほしいと思います。

  

  

9月1日(月) 5・6年生 水泳学習、9月も実施‼

 今年度は梅雨時期の長雨と気温上昇の傾向を考慮し、7月で終了していた水泳学習を9月も継続して実施することにしました。これまで6月に始めていた水泳学習を、今年は7月から開始。そして本日、夏休み明けのプール学習が再開しました。強い日差しと高い気温の中、子どもたちは約1か月ぶりのプールにもかかわらず、とても意欲的に学習に取り組んでいました。

  

 ビート板を使って平泳ぎの足の動かし方を一つひとつ確認したり、クロールの手のかき方や足のバタ足、そして息継ぎのタイミングなどを練習したりと、様々な泳法に挑戦していました。友だちと教え合ったり、先生のアドバイスに真剣に耳を傾けたりする姿も見られました。最初は少し緊張した面持ちだった子どもたちも、すぐに水に慣れ、いきいきとした表情で泳いでいました。

  

 授業の最後には、自分の課題に向き合って泳ぎを極める子や、友だちと水しぶきをあげながら楽しむ子など、それぞれが思い思いの時間を過ごしました。子どもたちの笑顔がまぶしい、充実した学習となりました。

  

8月29日(金) 2年生2学期の目標発表会 ~頑張る気持ちがあふれてる!~

 2学期が始まり、2年生が先日立てたそれぞれの「2学期の目標」を発表していました。 「学習、運動、生活」の3つの項目に分けて、一人ひとりが自分の目標を力いっぱい発表してくれました。 【みんなの目標を見てみよう!】みんなの目標は、どれも2学期への頑張りたい気持ちが伝わってきました。いくつかの目標を紹介します。

   

【学習】:かけ算九九や計算を頑張るという目標が複数見られました 。また、国語の宿題を頑張る子や、難しい算数や色々な勉強を頑張りたいという子もいました 。読書やタイピングに挑戦する目標も見られました 。

  

【運動】:縄跳びや前回り跳び、スイミングなど、具体的な目標を立てている子がたくさんいました 。ダンスを楽しく踊りたいという目標や、好き嫌いをなくして色々なものを食べられるようになりたいという目標も挙がっていました 。 

  

【生活】:友達と仲良くするためにけんかを減らしたい、という目標が複数見られました 。また、新しい係活動を頑張る、みんなで楽しく学校生活を頑張りたいという目標や、早寝早起きをしたいという目標もありました 。

 大きな声で堂々と発表する子、少し緊張しながらも頑張って発表する子、みんな本当に立派でした。目標に向かって頑張る2年生を、これからも応援していきたいと思います。

   

 

8月28日(木) 学びと心を育む、清掃班会

今朝は、朝の活動の時間を利用して、全校児童が参加する清掃班会が開かれました。本校の清掃活動は、全学年の児童が協力して行う縦割り班が特徴です。上級生が下級生に掃除の仕方を教える中で、責任感とリーダーシップが、下級生は上級生の姿から協調性や規律を学び、自然と思いやりの心が育まれます。つまり、上級生が手本となり、下級生に優しく寄り添うことで、信頼関係が築かれます。ともに汗を流し、協力することで、清掃の技術だけでなく、相手を思いやる温かい心が育まれています。

  

 今回の清掃班会では、担当の先生の指導のもと、各班で新しい班長さんが決定されました。子どもたちは、班員同士で自己紹介をしたり、協力して清掃場所の確認をしたりと、早速チームとして動き始めていました。上級生が下級生に優しく声をかけ、掃除の手順を熱心に確認する姿は、まさに縦割り班の良さを象徴しています。子どもたちは、班長さんを中心として生き生きと活動し、今後の清掃への意欲を高めているようでした。これからも、子どもたちが力を合わせ、学校をきれいにしながら、心も豊かに成長していくことを期待しています。

 

8月27日(水) 2学期スタート!~ 笑顔で迎える始業式~

 長い夏休みが終わり、26日から2学期が始まりました。始業式を終え、子どもたちはそれぞれの教室で元気に活動していました。各学年の様子をのぞいてみましょう。

 4年生 は、夏休みの思い出を絵日記風に丁寧に書いていました。楽しかった思い出を振り返り、文章と絵で表現する子どもたちの真剣な眼差しが印象的でした。

  
 2年生は、2学期に頑張りたいことを「学習」「運動」「生活」の3つの項目に分けて目標を立てました。子どもたちは、早くもやる気に満ちた表情で目標を書き出していました。

  

 6年生の教室からは楽しそうな声が聞こえてきました。3人グループで「NGワードゲーム」に挑戦していました。一人が自分の前に置かれたタブレットに表示されたNGワードを会話の中で言ってはいけないゲームです。他の二人から指示を受け、その言葉を出さないように考えながらスピーチする姿は、静かな教室で頭の中がフル回転している心理ゲームでもあります。NGワードには、例えば「まじ?」「うそ!」「へぇー」といった、思わず会話で使ってしまうような言葉が設定されているところもありました。会話力や注意力、そして相手の言葉を予測する力が試されるため、コミュニケーションを活性化させるレクリエーションとして友達と協力しながら楽しそうに取り組む姿から、最高学年らしい活発な雰囲気が伝わってきました。 どの学年も、2学期に向けて新たな気持ちでスタートを切ったようです。目標に向かって頑張る子どもたちを、これからも応援していきます。

  

8月26日(火) 2学期始業式:新たなスタートを切る

 2学期が始まり、子どもたちの元気な声が学校に戻ってきました。体育館では始業式が行われ、子どもたちは少し緊張しながらも、これからの学校生活への期待に胸を膨らませているようでした。始業式では、2年生の代表児童が2学期の目標を堂々と発表してくれました。発表された3つの目標は、「①習い事の空手で、白帯から次の黄色帯になるために、練習を休まずにがんばりたい。②かけ算九九を、スラスラと間違えずに言えるようになりたい。③家のお手伝いで、重たいお布団をたたんで片付けられるようになりたい。また、妹のおむつを替えたり、お世話をしたりしたい。」でした。日常の生活を振り返り、自分の苦手なことに挑戦し、自分を成長させたいという力強い決意を語ってくれました。

  

 次に校長先生は、心と体を大きく成長させるための土台として、「睡眠」と「朝食」の重要性について話しました。まず、「睡眠」については、夜更かしが原因で授業中に眠たくなり、学習が身につかなくなる例を挙げました。睡眠には体を休めたり、成長ホルモンを出したり、学習したことを記憶させたりする大切な役割があることを伝え、小学生には9~11時間の睡眠が必要だと強調しました。次に、「朝食」については、朝食を抜いたせいで体調が悪くなってしまった男の子の例を挙げました。朝食には体温を上げたり、考えたり体を動かしたりするためのエネルギーになったりする役割があることを伝え、一日を元気に過ごすためには朝食が不可欠であると話しました。校長先生は、子どもたちに健康な生活を心がけ、2学期に大きく成長してほしいと締めくくりました。

  

  

 式の最後には、全校児童で校歌を元気よく歌いました。体育館中に響き渡る歌声は、新しい学期が始まる喜びと、目標に向かってがんばろうという子どもたちの前向きな気持ちで満ち溢れていました。 

8月4日(月) 庄内地区小中一貫教育全体研修会で「子ども主体の学び」を考える ~宮崎市立檍小学校 増岡亜衣子スーパーティーチャーによる教育講演会を開催~

 7月31日(木)に、庄内地区小中一貫教育第2回全体研修会として、宮崎市立檍小学校の増岡亜衣子スーパーティーチャーをお招きし、「子ども主体の学級経営と授業改善」と題した教育講演会を開催しました。庄内地区の小・中学校の教員が一堂に会し、2学期からの教育活動に活かそうと熱心に耳を傾けました。講演では、まず、子どもたちが生き生きと学びに向かうための土台となる学級づくりと人間関係の重要性について、具体的な事例や活動を交えながらお話しいただきました。活発な話し合いや「問い」を立てることから始まる探究的な学びは、安心できる人間関係があってこそ花開くというメッセージは、参加した先生方の心に深く響いたようです。

  

 また、国語科における学力向上のための授業改善の視点や、子どもたちが主体的に学習に取り組むための学習集団づくりの工夫など、明日からの授業で実践できる具体的なヒントを豊富にいただくことができました。増岡先生からは、「子どもは、教師が仕掛けた小さな変化に必ず気づきます。その変化を大切にし、子ども自身が学びを調整する姿を引き出すことが重要です。」という言葉が送られました。

  

 講演後、参加した先生方からは、「子どもが主役となる学びの場を創り出すための具体的な手立てを得ることができた」「2学期からすぐに実践したいと思える内容だった」といった感想が聞かれました。

今回の研修で得られた新たな視点や学びを活かし、庄内地区の小・中学校では、子どもたちが自ら考え、他者と対話し、深く学び続ける「子ども主体の学び」を一層充実させてまいります。

8月1日(金) 子どもたちが触れる戦争の記憶 ~平和への一歩~

 7月31日(木)、子どもたちは夏休み中の登校日に元気に登校しました。今回の登校日では、オンラインでの全校集会が行われ、校長先生のお話に真剣に耳を傾けました。また、集会後には戦争に関する貴重な資料の見学も行われ、平和について考える貴重な一日となりました。

【戦争の遺品から平和を学ぶ】 全校集会後、子どもたちは遺族会の方々からお借りした戦争に関する遺品を見学しました。展示された資料の中には、戦時中の人々が身につけていたとされる貴重品袋や、緊急招集令状(赤紙)などが並べられていました。

  

 低学年の子どもたちは、初めて目にする戦争の遺品に興味津々で、一つ一つの展示物を食い入るように見つめていました。特に、赤紙の説明を読みながら、当時の人々の生活や戦争の過酷さを感じ取ろうとしている様子が見られました。高学年の子どもたちは、戦争に関する資料を熱心に読み込み、友人同士で意見を交わしたり、先生に質問したりするなど、深く考察する姿が見られました。彼らは、戦争がもたらす悲劇を肌で感じ、平和の尊さを改めて心に刻んでいるようでした。

  

 今回の登校日を通じて、子どもたちは夏休みの目標を見つめ直すとともに、戦争の歴史と平和の重要性について深く考える貴重な機会を得ました。この学びが、これからの学校生活や夏休み期間中の過ごし方に生かされることを願います。

  

7月31日(木) 夏休み登校日:平和を学び、目標を胸に

 子どもたちは夏休み中の登校日に元気に登校しました。今回の登校日では、オンラインでの全校集会が行われ、校長先生のお話に真剣に耳を傾けました。また、集会後には戦争に関する貴重な資料の見学も行われ、平和について考える貴重な一日となりました。 

【校長先生のお話:目標達成と平和への願い】 オンライン全校集会では、校長先生から夏休みの目標と平和についてのお話がありました。校長先生は、夏休みが始まって8日間が経った今、立てた目標を振り返り、「決心した見えない心を大切にすること」を伝え、「夏休みの終わりには、『目標をよく頑張った』と自分に言えるようになることを願っています」と激励しました。

  

 次に、8月6日の広島原爆の日、9日の長崎原爆の日、15日の終戦記念日が日本にとって大切な日であることを説明し、80年前の戦争、特に都城への空襲について語りました。当時の都城が標的になった理由や甚大な被害に触れ、空襲後の写真(都城市HPより参照)も共有されました。さらに、「沖縄慰霊の日」(6月23日)に毎年朗読される「平和の詩」について紹介があり、今年は6年生の城間さんの詩の映像を全校で見ました。続いて、絵本「へいわってすてきだね」(詩: 安里有生、画: 長谷川義史、出版社: ブロンズ新社)が紹介され、この絵本は12年前、当時小学1年生だった安里有生さんの詩がもとになっていることが説明されました。校長先生は絵本を読み聞かせ、戦争で失われた尊い命を大切にするためにも、「小さな平和」をたくさんつくることの重要性を強調しました。「小さな平和」は「人を大切にする力」と「自分の考えをもつ力」でつくられると述べ、子どもたちに「笑顔いっぱいのかしのっ子になれることを願っています」と伝えました。

  

 

7月22日(火) 1学期終業式:成長と学びを振り返り、実り多き夏休みへ!

 本日、1学期終業式が執り行われ、子どもたちはこの4か月間の成長と学びを振り返りました。式では、4年生と5年生の代表児童が、1学期を振り返っての発表を行いました。二人は、発表力や計算力の向上、そして「キーボー島アドベンチャー」でのタイピング練習に粘り強く取り組み、目標級を達成できたことなど、「最初は難しかったけれど、諦めずに練習したらスラスラ打てるようになったんです!」と努力の成果と達成感を生き生きと発表しました。また、「夏休みには、もっと色々な本を読んでみたいです。」といった、これから始まる夏休みへの大きな期待と希望が感じられ、聞いている児童たちも真剣な眼差しで耳を傾けていました。
   

 次に、校長先生からは、1学期の子どもたちの代表的ながんばりとして、以下の3点が挙げられ、惜しみない称賛が送られました。 【運動会の表現活動】 高学年は、旗を用いた集団の美を意識した表現運動で、その力強い一体感で観客を魅了しました。中学年は、地域に伝わる「俵踊り」を堂々と発表し、伝統文化の継承に貢献しました。低学年は、玉入れ競技の途中に披露した可愛らしいダンスで、会場の高齢者の方々の心を癒やし、笑顔を咲かせました。 これらの表現活動は、子どもたちの創造性、協調性、そして地域との繋がりを育む素晴らしい機会となりました。

  
 【6月の全校あいさつ運動】 全校で取り組んだあいさつ運動では、子どもたち一人ひとりが友達や先生方に気持ちの良いあいさつを交わし、学校全体に温かく活気ある雰囲気が広がりました。この活動は、コミュニケーション能力の向上と豊かな人間関係の構築に繋がりました。【「キーボー島アドベンチャー」への挑戦】 子どもたちは「キーボー島アドベンチャー」に取り組み、タイピングを繰り返し練習することで、自分の目標に近づこうと粘り強く努力しました。この取り組みは、情報活用能力の基礎を培うだけでなく、目標に向かって努力し続ける大切さを学ぶ貴重な経験となりました。校長先生の温かい言葉に続き、全員で元気よく校歌を歌い上げ、1学期終業式は感動のうちに幕を閉じました。

  

 式の最後には、生徒指導の先生から、夏休みを安全に過ごすための大切な5つのキーワード「火・水・車・お金・人」について、具体的な事例を交えながらお話がありました。児童たちは真剣な表情で聞き入り、元気で安全な夏休みを過ごすことを全員で確認しました。この貴重なアドバイスは、子どもたちが事故なく、充実した夏休みを過ごすための大切な指針となることでしょう。子どもたちが1学期に培った力を存分に発揮し、実り多き夏休みを過ごしてくれることを願っています。

7月16日(水) 1年生 生活科「あさがお色の魔法水!ひんやり、ゆらゆら、楽しい色水づくり!」

 

 校舎の壁を彩る鮮やかなあさがおの花たち。夏の陽射しをいっぱいに浴びて咲き誇ったその花たちが、今日は子どもたちにとって特別な「魔法の材料」になりました。1年生の生活科では、咲き終わったあさがおの花を使って、とびきり楽しい色水づくりに挑戦です!

   

【モミモミ、ユラユラ、色が変わる不思議!】 まずは、摘み取ったあさがおの花をビニール袋に入れます。そこに、そーっとお水を加えて、いよいよ「魔法の呪文」を唱える時間…「モミモミ、モミモミ!」子どもたちは、袋の中の花と水を、真剣な表情で、そして時にはくすぐったそうにモミモミします。するとどうでしょう!みるみるうちに透明だった水が、鮮やかなピンク色や紫色に染まっていきます。 「わぁ!色が変わった。」「きれいな色になったよ。」あちこちから歓声が上がります。自分の手から生まれた美しい色水に、子どもたちの目はキラキラ。 好きなだけ水を足して、さらにモミモミ。「もっと濃い色にしたい。」「薄いピンクもかわいいね。」と、思い思いの色を追求していました。

   

【ふわふわ、ひんやり、五感で楽しむ発見がいっぱい!】 出来上がった色水を、友達と見せ合ったり、色の濃さを比べたり。「私のはもっと濃いよ。」「私のはピンク色。」と、自分だけの「あさがお色の魔法水」に大満足の様子。さらに、「袋、ふわふわする!」「ひんやりして気持ちいいね!」と、ビニール袋の感触や、水の冷たさを確かめ合う姿も。五感をフルに使って、色水づくりを楽しんでいました。あさがおの花がくれた素敵なプレゼント。この活動は、子どもたちの色彩感覚を豊かに育むだけでなく、色の変化を観察する力や、どうすれば色が濃くなるかといった思考力を育む貴重な機会となりました。身近な植物が生活に結びつく喜びを感じながら、子どもたちはたくさんの発見と学びを得たようです。自分たちで作った世界に一つだけの色水は、きっと子どもたちの心に、夏の楽しい思い出として深く刻まれたことでしょう。

  

7月15日(火) 2年生 国語「あったらいいな、こんなもの」発表会 ~夢を形に、伝える力もぐんぐん成長~

 2年生国語では、夢いっぱいの「あったらいいな、こんなもの」という単元で、子どもたちが目を輝かせながら学習に取り組んでいます。この単元は、日常生活の中で「こんなものがあったら便利だな」と感じた経験から、自分だけのオリジナル道具を考案し、友達と交流することで、相手の話を的確に捉えて質問したり、自分の感想を具体的に伝えたりする力を育むことをねらいとしています。

   

【録画で準備万端!いざ本番へ】 前回は、ペアでタブレットの録画機能を活用し、発表会の準備を進めている様子をご紹介しました。そして、今日はいよいよその発表会当日。子どもたちは練習の成果を発揮しようと、少し緊張しながらも意気揚々と本番に臨みました。

【堂々とした発表で、伝える力が開花】  写真のように、子どもたちは皆の前に堂々と立ち、それぞれの個性あふれるオリジナル道具を生き生きと紹介しました。質問する人、そしてタブレットでその様子を撮影する人、それぞれが役割をしっかりと果たし、協力しながら発表会を進行。前回よりも声は一段と大きくなり、道具を紹介する説明もぐっと詳しくなっていました。

  

【夢と創造性、そして自信を育む発表会】  子どもたちの発表からは、「こんなものがあったらいいな」という純粋な願いと、それを形にする豊かな創造性が強く感じられました。また、友達に自分の考えを伝え、質問に答える中で、表現力やコミュニケーション能力も大きく成長したことでしょう。今回の発表会は、子どもたちにとって、夢を語り、自信をもって表現する素晴らしい機会となりました。

  

7月14日(月) 庄内平野の米作り探究! 〜おいしいお米の秘密を探る社会科授業〜

 7月14日、5年生の社会科では「稲作の盛んな地域」をテーマに、庄内平野のお米作りについて深く掘り下げました。今回の学習課題は、「庄内平野で米づくりをしている人たちは、おいしい米をどのように生産し、消費者に届けているのだろう?」

  

 子どもたちはこの大きな問いを解決するため、グループごとに知恵を絞り、活発な議論を繰り広げました。教室の黒板には、庄内平野の米作りに関する様々な資料が掲示されています。冷害に関する説明や、米の品種改良の系譜を示す図、そして収穫された米を貯蔵・処理する施設の写真など、多岐にわたる情報が子どもたちの思考を刺激します。それぞれのグループは、これらの資料を読み解きながら、ホワイトボードいっぱいに自分たちの考えをまとめ上げていました。あるグループでは、資料に示された「はえぬき」や「つや姫」といった品種名に注目し、「ねばりが強くて、ごはんが白く、味がよい」といった特徴を書き出していました。別のグループでは、低温に強い品種を開発したり、適切な時期に水を管理したりするなど、冷害に打ち勝つための工夫について熱心に話し合っていました。

  

 ホワイトボードには、熱い議論の跡が伺えます。時に身を乗り出し、時に指をさしながら、自分たちの意見をホワイトボードに書き込んでいく子どもたちの姿は、まさに未来の探究者そのもの。「こうすれば、もっとおいしいお米になるんじゃないかな?」子どもたちの瞳は輝き、活発な意見交換が行われていました。自分たちで資料を読み解き、考えをまとめ、発表する。この一連の学習活動を通して、子どもたちは庄内平野の米作りについて深く理解するだけでなく、問題解決能力や協働する力も高めていました。この学習で得た知識と経験は、きっと子どもたちの今後の学びの大きな糧となることでしょう。庄内平野のおいしいお米が、たくさんの人々の努力と工夫によって届けられていることを知り、感謝の気持ちも育まれた素晴らしい時間となりました。

  

7月11日(金) くれよん号が来た!夏休み前の特別な一冊を見つけよう!

 毎月1回、子どもたちが心待ちにしている移動図書館「くれよん号」が、今月も夏休み前最後の来校となりました。子どもたちは目を輝かせながら、ずらりと並んだたくさんの本の中から、8冊の上限いっぱいに興味のある本を真剣に選んでいました。

  

 「この本、面白そう!」「これも読んでみたい!」と、あちらこちらから楽しそうな声が聞こえてきます。くれよん号には、普段なかなか出会えないような新しい本がたくさん。だから、子どもたちは毎月のくれよん号の来校を本当に楽しみにしているんです。

  

 夏休み中も、くれよん号で借りた本を読んで、たくさんの新しい発見や感動を体験してほしいですね。読書の楽しさが、さらに広がる夏になりますように✨

7月10日(木) 2年生国語「あったらいいな、こんなもの」発表会へGO! 思考を深めるペア活動

 2年生の国語では、夢いっぱいの「あったらいいな、こんなもの」という単元で、子どもたちが目を輝かせながら学習に取り組んでいます。この単元は、生活の中で「こんなものがあったら便利だな」と感じた経験から、自分だけのオリジナル道具を考え、友達と交流することで、相手の話を捉えて質問したり、感想を伝えたりする力を育むことをねらいとしています。

【アイデアを形に、そして深める質問力】前回の授業では、子どもたちが思い描いた「あったらいいな」と思う道具を、想像力豊かに絵で表現しました。そして今日、いよいよその絵をもとに、ペアでの発表練習がスタート。 子どもたちは、相手が考えた道具について質問する際、「相手が自分に知らせたいことは何だろう?」「自分が知りたいことは何だろう?」と、じっくり考えながら言葉を選んでいました。「どうしてこの道具を考えたの?」「どんな時に使うのが一番便利かな?」といった質問が飛び交い、それによって道具のアイデアがどんどん具体的になっていく様子は、まさに思考のキャッチボール。活発なやり取りからは、子どもたちの「もっと知りたい!」「もっと伝えたい!」という意欲がひしひしと伝わってきました。

  

  

【一人一台端末で、発表力もぐんぐんUP!】 今回の学習では、発表に向けて話す姿を一人一台端末で録画し、見返すという活動も取り入れました。自分の発表している姿を客観的に見ることで、「もっとゆっくり話そう」「丁寧な言葉遣いができたかな?」と、自分自身で改善点を見つけていきます。友達からの温かいフィードバックに加え、自分の姿を確認できることで、子どもたちは発表への自信をさらに深めていました。

  

 ペアで向き合い、時には真剣な表情で、時には笑顔いっぱいでアドバイスを送り合う2年生の子どもたち。互いのアイデアを尊重し、より良い発表にしようと生き生きと活動する姿は、本当に素晴らしいです。

  

【「あったらいいな」の夢、もうすぐ発表会で花開く】 「『あったらいいな、こんなもの』はっぴょう会」に向けて、子どもたちの準備は着々と進んでいます。今回の活動を通して培った表現力や質問する力が、発表会でどのように花開くのか、今からとても楽しみです。

7月9日(水) 読み聞かせボランティア活動報告~ 子どもたちの笑顔が弾けました~

 先日、7月2日(水)に実施された読み聞かせボランティア活動では、子どもたちのキラキラとした笑顔と集中する姿が見られ、低・中・高学年の教室は温かい雰囲気に包まれました。 

  

 【高学年を惹きつけた「うまにんげん」の不思議な世界】 高学年向けの読み聞かせでは、少し不思議な絵本「うまにんげん」が登場しました。 「ぼくの名前はケンタ。なぜ、こんなすがたになったかって? ある日、猛スピードで走ってきた子馬とぶつかったんだ。最初は嫌だったけど…。」という、あり得ない展開に、最初こそ戸惑いの表情を見せていた子どもたち。しかし、物語が進むにつれて彼らの目は釘付けになり、ケンタの身に起こる奇妙な出来事、そして意外な結末に、会場からは驚きと納得の混じった「へぇー!」「なるほど!」といった声が上がりました。ユニークなストーリーに引き込まれ、想像力を膨らませる子どもたちの姿は、まさに真剣そのものでした。

  

【手遊び歌で大盛り上がり! 低学年の読み聞かせ】 低学年の子どもたちには、まず手遊び歌からスタート! ボランティアさんの楽しい歌声と動きに合わせて、子どもたちも元気いっぱいに手を動かし、会場は一気に賑やかな雰囲気になりました。手遊びで心と体がほぐれたところで、いよいよ読み聞かせの始まりです。

   

 絵本が読み進められるたびに、子どもたちの目はますます輝きを増していきます。物語の世界に入り込み、登場人物の気持ちになって笑ったり、ハラハラしたりと、表情豊かに物語を追っていました。特に印象的だったのは、食い入るように絵本を見つめ、時には身を乗り出して耳を傾けるその真剣な眼差しです。読み終わった後には、「次のお話も聞きたい!」という声が上がり、子どもたちの読書への意欲を強く感じることができました。

  

 今回の読み聞かせ活動も、子どもたちにとって本の楽しさ、物語の面白さを発見する素晴らしい時間となりました。ご協力いただいたボランティアの皆様、本当にありがとうございました。

7月8日(火) 5・6年生、夏のプールで大きく成長!~めざせ、クロール&平泳ぎマスター!~

 夏の太陽が降り注ぐ中、5・6年生の水泳学習がスタートしました。先週の新燃岳の噴火により、少し火山灰の影響がありますが、ゴーグルをしっかりとつけて学習を行っています。子どもたちは4年生までに、息継ぎをしながらのバタ足泳ぎや平泳ぎの基礎をしっかりと学んでいます。高学年の2年間では、いよいよクロールや平泳ぎといった本格的な泳法を習得し、さらに長く、力強く泳ぎ続けることを目指します。

  

 今日の学習は、水と一体になる感覚を養うウォーミングアップから始まりました。水に潜ったり、ふわっと浮いてみたり、け伸びやばた足でスイスイ進んだり。子どもたちは「楽しい!」「できる!」という喜びを全身で感じながら、水の中で体を動かす感覚を掴んでいきました。特に力を入れたのは、クロールで誰もがつまずきやすい「呼吸動作」です。どうすればスムーズに息継ぎができるのか、子どもたちは真剣な眼差しで取り組みました。

  

 今後の学習の中心となるのは、ペアやグループでの学びです。お互いの泳ぎを見合ったり、アドバイスし合ったりしながら、技能の向上を目指します。特に注目すべきは、呼吸を身に付けるための練習方法です。片手でビート板を持ち、もう片方の腕は体に沿わせて伸ばし、耳を腕につけながら息継ぎをする練習では、ペアがビート板を少し傾けてあげることで、無理なく頭を上げずに呼吸ができるようになるようです。これは今後の子どもたちの成長が本当に楽しみになる取り組みです。

  

 そして今日の最後には、これまでの練習の成果を試す「泳力確認」が行われました。子どもたちは、まさに今持てる力を最大限に発揮しようと、水しぶきを上げながら力強く泳ぎ切りました。一人一人が自分の目標に向かってひたむきに取り組む姿は、水面をきらめく太陽の光のように生き生きとしていました。この夏、子どもたちがどれだけ大きく成長するのか、目が離せません!

7月7日(月) 2年生国語:「こんなもの、見つけたよ」〜友達と伝え合う楽しさで、言葉の力を育む〜

 2年生の国語の時間は、「こんなもの、見つけたよ」を使って、子どもたちが日常の中で発見した「すてきなもの」を文章で表現する学習に取り組みました。この学習では、子どもたちが「犬」「運動場の木」「りす」「アイスクリーム屋さん」など、それぞれが見つけた「いいな」「すてきだな」と感じたことを、文章の「はじめ・中・おわり」という構成で分かりやすく伝えることを目指しました。

  

 まず、子どもたちは、自分が伝えたいことを整理するために「構成メモ」を作成しました。何について書くのか、どこが「いいな」「すてきだな」と感じたのか、どんな気持ちを伝えたいのか、熱心に鉛筆を走らせていました。そして、この日の学習のハイライトは、子どもたちがお互いの構成メモを読み合い、感想やアドバイスを伝え合う「交流の時間」でした。写真のように、グループで向き合い、友達のメモに真剣に耳を傾けたり、「ここはもっとこうしたら伝わりやすいよ」「私もそう思った!」と活発に意見を交換したりする姿が見られました。

   

 友達からの温かい励ましや具体的なアドバイスは、子どもたちにとって大きな刺激となったようです。交流の後には、もう一度自分のメモを見直し、伝えたいことをより分かりやすく、より魅力的に表現するために、意欲的に修正を加える姿が見られました。互いに読み合い、話し合うことで、自分の考えを整理し、表現を深める貴重な機会となりました。

   

 この活動を通して、子どもたちは「伝える楽しさ」と「伝わる喜び」を実感し、文章を書くことへの意欲を一層高めることができました。完成した作品は、それぞれの「こんなもの、見つけたよ」という感動が、読み手にしっかりと伝わる素晴らしいものばかりです。子どもたちの言葉の力が、また一歩大きく育ったことを感じた国語の時間でした。

7月4日(金) 6年生「探求!丸谷川のひみつ」~五感で感じる水辺の環境調査~

 本日、6年生が楽しみにしていた水辺の環境調査の第2回目が行われました。前回、保健所の皆さんに教わった水質調査への関心を胸に、今回は山田町の池之原橋付近、丸谷川へ出発!夏の日差しが降り注ぐ中、子どもたちは目を輝かせながら活動しました。保健所の皆さんからは、身近な川と触れ合いながら、誰でも簡単に水辺の調査ができる「五感を使った水辺環境指標による調査」について教えていただきました。「自然の音」「自然の風景」「水の透明度」「水のにおい」など、6つの項目をそれぞれ4段階で判定していくそうです。

  

 調査の始まりは、ちょっぴり神秘的な時間から。「目を閉じて、1分間、川や鳥、風の音に耳を澄ましてみましょう。」先生の声に、子どもたちは静かに目を閉じ、集中して自然の音に聞き入っていました。「サラサラって水の音が聞こえた!」「鳥の声もするね!」と、早速、五感を研ぎ澄ませている様子です。

 次に水の透明度を測る調査です。メモリのついた透明な管に川の水を入れ、目印がどのくらいの距離まで見えるかを測定します。「もっと奥まで見えるよ!」「すごい、すごく透明だね!」子どもたちの驚きの声が上がります。「わぁ、水が冷たくて気持ちいい!」「あれ、この水、どんな匂いがするんだろう?」容器に入れた水のにおいを嗅ぐ調査も行いました。

  

  

 そして、いよいよ前回学習した水質調査、COD(水の中に含まれる汚れの度合いを表す検査)に挑戦! 「この試薬を入れると、色が変わるんだよね?」「どんな色になるかな?」わくわくしながら試薬を投入する子どもたち。「見て!ピンク色になったよ!」「やった!きれいな水だ!」試薬が『きれいな水』を示すピンク色に変化した瞬間、声が高まりました。

 さらに、川にどんな生き物がいるのかも調査しました。バットに入れた川の水と石をじっと見つめ、「あ、何か動いた!」「この虫、初めて見た!」と、目を凝らして観察します。採取した生き物の個体数を数えたり、どんな種類の生き物かを図鑑と照らし合わせたりと、協力しながら真剣に取り組んでいました。「ムカシトンボ」、「ゲンジボタル」のようにきれいな水にしか生息しない生き物を発見し、大喜びする姿も!子どもたちが調査した丸谷川の水質は、なんと4段階の総合判定で最高の『きれいな水』でした!「丸谷川って、こんなにきれいな川だったんだね!」「このきれいな水、ずっと守っていきたいね。」

  

  

 子どもたちは、自分たちの五感で感じ、科学的な方法で確かめた丸谷川の豊かな自然に感動し、その環境を守ることの大切さを心に深く感じているようでした。今回の調査を通して、子どもたちは身近な自然への理解を深めるとともに、環境保全への意識を一層高めることができたようです。

7月3日(木) 5年生、大地の恵みに触れる!~泥んこ遊びから田植えまで~

 6月12日(木)の「どろんこドッジボール」から約2週間。6月25日(水)、5年生は庄内地区のJA青年部の皆様、そよ風グループの皆様のご協力のもと、待ちに待った田植え体験を行いました。曇り空で田植えには絶好のコンディションの中、子どもたちは現地に到着。最初は、小さな苗をちぎる作業に戸惑う姿も見られましたが、JA青年部の方々や保護者の皆様からの丁寧な手ほどきを受け、すぐに慣れていきました。

   

 田植え経験のある児童は、その腕前をいかんなく発揮し、あっという間に決められた場所を植えていきます。初めての児童も、いくつか苗を植えるうちにコツをつかみ、ピンク色の目印がついた紐の移動速度が徐々に速くなっていきました。子どもたちの生き生きとした表情と真剣な眼差しは、まさに「大地の恵みに触れる喜び」そのものでした。

  

  

 ご覧のように、子どもたちは30分ほどで水田の約5分の2を植えることができました。時間と天気の関係で残りは機械での田植えとなりましたが、先週からの泥んこ遊びも含め、本当に素晴らしい自然体験をさせていただきました。この貴重な体験を支えてくださったJA青年部の皆様、そよ風グループの皆様、そして温かいご指導をいただいた保護者の皆様に心より感謝申し上げます。

7月2日(水) 参観日 5年生体育:作戦と実践で深まる絆~ネット型ゲーム「キャッチバレーボール」~

 参観日に5年生の体育では、ネット型ゲーム「キャッチバレーボール」の授業を公開しました。ネットで区切られたコートの中で攻防を組み立て、一定の得点に早く達することを競い合う簡易化されたゲームです。この単元を通して、子どもたちは単に運動能力を高めるだけでなく、仲間と協力し、課題を解決する力を養うことを目指しています。

  

 【タブレットを活用した「作戦タイム」が白熱!】  特筆すべきは、試合と試合の間に設けられた「作戦タイム」です。子どもたちは、床に座り、各自のタブレットを開いていました。そこには、Googleスライドで作成されたコートのシートが表示されています。写真にあるように、子どもたちはそのシート上で、自分たちのチームの3人のポジションを動かしながら、活発に意見を出し合っていました。「次はここにパスを出す!」「相手のこの位置が空いているから狙おう!」といった声が聞こえてきます。チームでシートが共有されているため、自分のタブレットで見ながら友達の意見に真剣に耳を傾け、より良い作戦を練ろうとする姿が見られました。そして、ポジションや動きの確認が終わると、代表児童が文章で具体的な作戦を記入していきます。共同編集機能があるため、一人が書き始めると、それに気づいた他の子が言葉を追加したり、より適切な表現に修正したりする場面も見られました。保護者の皆様も、子どもたちがICT機器を使いこなして共同で課題解決に取り組む様子に、大変驚かれていました。

  

  

【作戦が活きる!白熱の試合展開】 作戦タイムが終了すると、再び試合です。タブレットで練り上げた作戦を胸に、子どもたちは真剣な表情でコートに立ちました。先ほど話し合ったポジションを確認し、ボールが来るたびに声を掛け合い、懸命にボールを追います。作戦がうまくいき、見事得点が入った時には、チーム全員で喜びを分かち合う姿が見られました。また、作戦通りにいかなかった時も、すぐにチームで声を掛け合い、次の一手を考えているようでした。このように、子どもたちは作戦を立てる生き生きとした表情と、それを実行しようと懸命にプレーする姿を見せてくれました。仲間と力を合わせて競い合う楽しさや喜びを味わいながら、ボール操作の技術だけでなく、自己やチームの課題を見つけ、その解決のために考え、協力する力を大きく伸ばしています。

  

 本日の授業を通して、子どもたちの成長を皆様にご覧いただけたことと思います。今後も、様々な活動を通して子どもたちの可能性を引き出す体育の授業を展開してまいります。

7月1日(火) ピカピカの歯で笑顔いっぱい! ~親子で学ぶ「むし歯ゼロ」大作戦!~

 6月27日(金)の参観日、3年生と4年生を対象に歯みがき指導を行いました。今回は、宮崎県歯科衛生士会の先生を講師にお招きし、むし歯のでき方や正しい歯みがきの重要性について学びました。授業では、まずむし歯がどのようにしてできるのか、そのメカニズムを分かりやすく教えていただきました。普段何気なく行っている歯みがきが、いかにむし歯予防に大切であるかを改めて認識する貴重な時間となりました。

  

 次に、自分自身の歯みがきの状態を確認するために「染め出し液」を使用しました。赤く染まった部分は磨き残しがある証拠です。子どもたちはもちろん、保護者の皆様も一緒に手鏡を手に、どこが磨けていないのか真剣な表情で確認していました。画像からも、親子で顔を近づけ、熱心に磨き残しをチェックする様子がうかがえます。

  

 染め出し液で磨き残しを確認した後は、講師の先生にご指導いただきながら、正しいブラッシング方法を実践しました。特に磨き残しが多かった部分を意識しながら、丁寧に歯ブラシを動かしていく子どもたち。親子でアドバイスし合ったり、お互いの磨き方を確かめ合ったりする姿も見られました。中には、保護者の方がお子さんの磨き方を優しくサポートする姿もあり、家庭での歯みがき習慣にも繋がる良い機会となったようです。

  

 授業の終わりには、磨き残しがきれいになり、白くなった自分の歯を見て嬉しそうな笑顔を見せる子どもたちの姿が多く見られました。「見て!きれいになったよ!」と、親子で喜びを分かち合う声も聞こえてきました。今回の歯みがき指導を通して、子どもたちは自分の歯と口の健康に対する意識を一層高めることができました。これからも、今日学んだことを生かして、毎日丁寧な歯みがきを実践し、むし歯のない健康な歯を大切にしていってほしいと思います。ご協力いただいた宮崎県歯科衛生士会の先生方、そしてご参加くださった保護者の皆様、ありがとうございました。

 

6月30日(月) 1年生 算数「ひきざん」~親子で一緒に学ぶ、確かな計算力!~

 6月27日(金)、1年生の算数では「ひきざん」の学習が行われました。今回の授業では、「式の読み方、書き方を知り、数図ブロックや計算カードを用いた活動を通して、(10以下の数)-(1位数)の計算ができるようにするとともに、ひきざんのよさや楽しさを感じながら学ぶ態度を養う」ことを目標に掲げました。この日は参観日ということもあり、多くのお家の方々が見守る中での授業となりました。

  

 授業は、具体的な学習問題「コアラが7とういます。おすのコアラは4とうです。めすのコアラは、なんとうですか。」からスタート。子どもたちは、まず数図ブロックを使ってコアラの数を表し、そこからオスとメスのコアラの数を視覚的に分けながら、ひきざんの考え方を理解していきました。数図ブロックで数を操作した後、いよいよ立式です。子どもたちは「7 - 4 = 3」と自分で式を立て、答えを導き出すことに挑戦しました。一人ひとりがじっくりと考え、手を動かし、理解を深めている様子が見られました。

  

 全体での学習の後は、いよいよ練習問題です。子どもたちは、これまで学んだひきざんの知識を使って、次々と問題に取り組んでいきました。特に印象的だったのは、お父さんやお母さんがそばで見守りながら、一緒に問題に取り組む姿です。あるお子さんは、少し難しい問題にぶつかると、お母さんがそっとヒントを出したり、一緒に数図ブロックを動かして考えたりしていました。また別のお子さんは、お父さんの優しい眼差しに見守られながら、一生懸命鉛筆を動かし、答えが出せた時には「できた!」と嬉しそうな声を上げていました。保護者の皆様も、お子さんの頑張る姿に真剣に寄り添い、時には一緒に考え、時には励ましの言葉をかけながら、温かくサポートしてくださっていました。

  

 このような親子での共同作業を通して、子どもたちはひきざんの概念をより深く理解し、計算力を着実に身に付けていました。保護者の皆様の温かいサポートが、子どもたちの学びへの意欲を一層高めてくれたことと思います。今回の授業を通して、子どもたちはひきざんの楽しさや、できたときの喜びを肌で感じることができたのではないでしょうか。これからも、算数の学習を通して、論理的に考える力や、粘り強く課題に取り組む力を育んでいきたいと思います。

6月27日(金) MJホールで感動体験!アウトリーチ事業「声楽の世界」に参加しました

 6月20日(金)、本校は都城市総合文化ホール(MJホール)で開催されたアウトリーチ事業「声楽の世界」に参加させていただきました。これは、都城市からの委託事業として、子どもたちに生の演奏や演劇の楽しさを知ってもらおうと毎年実施されている小中学校アウトリーチ事業の一環です。

 MJホールの舞台に響き渡るソプラノ歌手とバリトン歌手の声量は、始まると同時に会場がシーンと静まりかえり、子どもたちはその歌声に引き込まれていきました。「声は楽器の一つ」という説明のとおりで、プロの芸術に触れることで、子どもたちの豊かな情操が養われました。

  

 参加した子どもたちからは、たくさんの感動の声が寄せられました。 「今日は、いろいろな音楽を聞かせてくださって、ありがとうございます。とても高い音や低い音などがあって、とても面白かったです。ピアノも、とても速いのを弾いていたので、すごいと思いました。」

「声楽を聞いて、低い声や高い声が交互に聞こえて、すごい声だと思いました。ピアニストの方も、たくさんの曲を弾いたのに、一回もミスをしていないのがすごかったです。」

「ぼくが1番面白いと思ったのは、猫の真似をしている歌です。ピアノもすごかったけれど、歌っている人達の演技が面白かったです。すごくきれいな声で、すごいと思いました。」

「ピアノと声を合わせることが、すごいと思いました。私はピアノが好きなので、いろいろな曲が聞けて、うれしくなりました。」  このように、歌手の皆さんの声量や表現力、ピアニストの卓越した技術、そして舞台全体の演出に、子どもたちは目を輝かせていました。

  

 鑑賞の最後には、参加した6校合同でMrs. GREEN APPLEの『僕のこと』を合唱する機会もいただきました。優しくて励まされる歌詞が心に伝わってくる素晴らしい歌声がホールいっぱいに響き渡り、多くの子どもたちが「一緒に『僕のこと』を歌えたのがすごくうれしかった」と、感動を分かち合っていました。今回の「声楽の世界」は、子どもたちにとって忘れられない貴重な芸術体験となりました。本物の音楽に触れ、心豊かな時間を過ごせたことに感謝いたします。

6月26日(木) 2年国語「スイミー」発表会~心に残る場面を伝え合おう!~

 2年生の国語では、レオ・レオニ作の「スイミー」の物語を通して、登場人物の気持ちや情景を深く読み取る学習を進めてきました。この学習の締めくくりとして、子どもたちは「スイミー」発表会を行いました。この発表会では、これまでの学習で深めてきた物語への理解を生かし、各自が「心に残った場面」を選び、その場面の様子や登場人物の気持ちを具体的に想像しながら、お話を紹介しました。特に、~「スイミー わたしの好きなばめん」~と題された紹介カードには、心に残った教科書の一文を書き抜き、その場面の絵を描き、なぜその場面が好きなのか理由をまとめました。

  

 例えば、ある児童は、大きなマグロに仲間を食べられてしまったスイミーが、残った小さな赤い魚たちを率いて、協力して大きな魚のふりをする場面を選び、「ぼくが目になろう。」という一文を挙げていました。その理由として、「スイミーと小さな赤い魚が大きな魚になって、マグロをおい出したので、すごいなと思った」と、スイミーの勇気と仲間との協力によって困難を乗り越えたことに感動した様子が伝わってきました。また別の児童は、スイミーが一人ぼっちになってから出会う海の生き物たちに焦点を当て、「けれど、海には、すばらしいものがいっぱいあった。」という一文を引用し、その美しさや多様性に心を惹かれた理由を具体的に発表していました。

  

 子どもたちは、作成した紹介カードを提示しながら、自分の言葉で選んだ場面の魅力を友達に伝え、活発な意見交換が行われました。発表の後は、友達の発表を聞いて感じたことをコメントカードに記入したり、直接感想を伝え合ったりして、互いの感じ方を共有しました。発表を終えた子どもたちがとても嬉しそうな、満足げな表情をしていたのが印象的でした。物語の感動を分かち合い、友達の言葉に耳を傾けることで、子どもたちは「スイミー」の世界をさらに深く味わうことができたようです。

   

6月25日(水) 子どもたちの笑顔咲く! 読み聞かせボランティアさんの素敵な時間

 2週間に一度、子どもたちが心待ちにしている特別な時間がやってきます。それは、いつも温かい物語を届けてくださる読み聞かせボランティアの皆さんの活動です。この日は、低学年、中学年、高学年の3つの教室に分かれ、それぞれの学年に合わせた選りすぐりの絵本や物語が読み聞かせられます。

 特に低学年の教室では、絵本『ぜったいにおしちゃだめ?』が大人気でした! 絵本の中に描かれた、赤くて大きな「押してはいけない」と書かれたスイッチ。思わず押したくなるその誘惑に、子どもたちは主人公に代わって「えいっ!」と指を差し、次のページでは「あれ!?」と驚きの変化に大はしゃぎ! 読み手と聞き手が一体となって物語を進めるユニークな仕掛けに、教室は子どもたちの歓声と笑顔でいっぱいになりました。ページをめくるたびに「次は何が起こるんだろう?」と目を輝かせ、物語の世界にどっぷりと浸っている様子が印象的でした。

  

 また、中学年の教室では、いつもとは一味違った特別な読み聞かせがありました。なんと、子どもたちのお母さんがボランティアとして参加してくださり、親子での読み聞かせが実現したのです! お母さんの優しい声と、時にユーモラスな声色に、子どもたちは興味津々。慣れ親しんだお母さんの声で聞く物語は、いつも以上に子どもたちの心に響いたことでしょう。身を乗り出して聞き入ったり、時折笑い声が上がったりと、温かい空気に包まれた時間となりました。

  

 このように、読み聞かせボランティアの皆さんは、絵本の選び方や読み方に工夫を凝らし、毎回子どもたちの心を掴む素敵な時間を提供してくださっています。子どもたちは、物語に夢中になるだけでなく、声の抑揚や表情、そして読み聞かせをする人の温かい眼差しから、多くのことを感じ取っているようです。

  

 読み聞かせの時間は、子どもたちが本と出会い、豊かな言葉に触れ、想像力を広げる大切な機会です。子どもたちの成長を温かく見守り、心を豊かにしてくれるボランティアの皆様に、心より感謝申し上げます。これからも、子どもたちの心に響く物語がたくさん届けられることでしょう。

6月24日(火) 深まる理解!6年生が挑む、情報と情報を「つなぐ」国語の授業

 6年生の国語では、説明文「情報と情報をつなげて伝えるとき」の学習が進められました。この単元では、「集めた情報を図示し、関係付けて整理する」という、これからの情報化社会で生きていく上で非常に重要な資質・能力の育成を目指しています。具体的には、集めた情報と情報の関係性をモデル化した図を基に、報告書を作成する際に、定義や具体的な例を書き加えたり、複数のまとまりの共通点を書き出したりすることで、情報同士を関連付けて整理する力を養います。

 今日の授業では、調べた情報をより分かりやすく伝えるための「情報の整理の仕方」に焦点が当てられました。黒板には、情報の関係性を整理するための3つの方法が示されていました。

   

 具体化(Aとその説明): 例えば、「野球」という情報に対して、「9人で行うチームスポーツ」「バットとボールを使う」「ホームランがあるスポーツ」といった具体的な説明を加えることで、より深く理解することができます。

 定義づけ(Aとその具体例): 「いちご」であれば、「赤くておいしいフルーツ」「ケーキに使われている」といった具体例を挙げることで、その情報が何を指すのか明確になります。

 一般化(複数のものの共通点A): 「梅干し」「りんご」「いちご」といった個別の情報から、「赤」という共通点を見つけ出すように、複数の情報から共通する要素を導き出すことで、より大きな視点で情報を捉えることができます。

  

 先生が大型モニターに教科書の文章を提示し、これらの整理方法を実際に適用しながら、文章を分かりやすく「整理」していく様子を、子どもたちは真剣な眼差しで見つめていました。「この情報を分かりやすく伝えるには、どんな言葉を選んで、どうやってつなげたらいいんだろう?」・・・。ある児童は、じっとモニターを見つめながら、鉛筆を片手にノートに図を書き込み、情報を整理していました。また別の児童は、友人と考えを共有したり、先生に質問したりしながら、自分が集めた情報をどのように「つなぎ」、読み手に伝わる文章にするかを一生懸命に考えていました。その表情からは、情報と情報を結びつけることの奥深さと、それを自分の言葉で表現しようとする熱意がひしひしと伝わってきました。

  

 情報を整理し、論理的に伝える力は、これからの学習はもちろん、社会に出てからも大いに役立つ力です。今日の学びを通して、6年生がさらに次の学習「構成を考えて、提案する文章を書こう」において『伝える力』を磨いていくことが期待されます。

6月23日(月) 「ひっ算名人への道」2年生、新しい計算に挑戦!

 2年生が算数の授業で「いろいろなたしざんの筆算をしよう」というめあてのもと学習に取り組んでいました。これまでに、(2位数)+(2位数)で繰り上がりのない筆算や、一の位に繰り上がりがある筆算を学んできた2年生ですが、この日はさらにレベルアップした筆算に挑戦しました。今日のめあてにもあるように、(2位数)+(何十)の場合や、計算結果の一の位が空位になる場合(例:57 + 13 = 70)の筆算もできるようにすることです。

   

 子どもたちはまず、学習問題の先生の説明に真剣に耳を傾けていると、繰り上がって一の位が「0」になるケースでは、「あれ?」と首をかしげる子が出てきました。クラスみんなでどうしたらいいのか説明を考えることになりました。自分の考えを説明すると、「なるほど!」と納得の表情を浮かべている様子が見られました。

  

 その後は、学んだばかりの筆算のやり方を実践する時間です。写真にあるように、練習問題に取り組み始めると、教室は一転して集中モードに。ある子は、鉛筆を走らせる音だけが響く中、問題と向き合い、黙々と計算を進めていました。また別の子は、計算の途中で少し考えているようでしたが、すぐに「できた!」と小さな声でつぶやき、次の問題へ。中には、ノートいっぱいに丁寧に数字を書き込み、一つ一つの位を意識しながら筆算を進める姿も見られました。

  

 みんな、新しい知識を吸収しようと、真剣な眼差しで問題に取り組んでいました。難しい問題にも臆することなく、試行錯誤しながら答えを導き出す子どもたちの姿からは、「もっとできるようになりたい」という強い意欲が伝わってきました。今日の学習を通して、2年生は筆算の力がぐんと伸びたことでしょう。

6月20日(金) 「一つの花」に込められた親の愛と子の成長〜4年生 国語の深い学び〜

 6月18日、4年生の国語では、物語文「一つの花」の読み深めを行いました。この物語は、戦争という困難な時代の中、家族の愛情が「一つの花」を通して描かれる心温まる作品です。これまで子どもたちは、「ゆみ子はなぜ『一つだけちょうだい』というのだろう。」、「お母さんはなぜ『一つだけ』と言ってくれるのだろうか。」という問いに向き合い、それぞれの登場人物の心情や状況を読み解いてきました。

 そして今日の学習の焦点は、「お父さんは、お父さんはなぜ一つだけの花をゆみ子にわたしたのだろう。」という、物語の核心に迫る問いでした。子どもたちは、この学習問題に対する自身の考えをしっかりともち、グループでの話し合いに臨みました。

  

 各グループでは、お父さんの行動に込められた様々な思いについて、物語の描写やこれまでの学習で得た知識を根拠に活発な意見交換が行われました。飢えと貧困の中での精一杯の愛情表現、あるいは希望を繋ぐための行動など、子どもたちからは多様な考え方が生まれました。

  

 グループでまとめた意見は、全体での発表と議論へと繋がりました。子どもたちは、自分の考えを堂々と発表し、友達の意見に真剣に耳を傾け、時には質問を投げかけ、議論を深めていきました。

  

 この学習を通して、子供たちは「一つの花」という物語がもつ深い意味を多角的に捉えることができました。登場人物の心情を深く理解し、戦争という時代の悲劇と、その中でも失われない人間の尊厳や愛情について、多くのことを学ぶことができたようです。これからも国語の学習を通して、読解力だけでなく、多角的に物事を考える力、そして自分の考えを表現する力を育んでいきたいと思います。

6月19日(木) 6年生:歯みがき指導でむし歯ゼロを目指そう!

 先日、全学年を対象とした歯科検診がありました。その後、本校の学校歯科医である「いちご歯科」の先生が、歯の健康について教えてくださいました。NHKの番組「ヴィランの言い分」を見せていただきながら、むし歯ができる仕組みをとても分かりやすく説明してくださり、特に6年生は自分の口の中に興味津々の様子でした。

  

 動画のおさらいも兼ねて、先生から「1グラムの歯垢(プラーク)にどれくらいのばい菌がいるでしょう?」というクイズが出されました。答えはなんと1000億以上! その多さに子どもたちは改めてびっくりしていました。先生のお話に夢中になった子どもたちは、早く歯みがきをしたくてたまらない様子で、真剣に話を聞いていました。

  

 ブラッシング指導では、写真にあるように、歯科衛生士さんと一緒に大きな歯の模型を使って、歯ブラシの正しい当て方や磨く順番などを丁寧に教えてくださいました。歯科医の先生の心に響く指導のおかげで、手鏡を見ながら自分の歯を大切に磨いている子どもたちの姿がとても印象的でした。今回の歯みがき指導で学んだことを生かして、これからも毎日ていねいに歯を磨き、むし歯ゼロを目指しましょう!

  

6月18日(水) 2年国語「スイミー」~海の世界を想像しよう!~

 2年生がレオ=レオーニ作の物語「スイミー」を深く読み込みました。特に、スイミーが海の生き物たちと出会い、元気を取り戻していく場面に焦点を当てて学習を進めました。子どもたちは、教科書に出てくる「~のような」という表現を手がかりに、豊かな想像力を広げていました。例えば、「にじ色のゼリーのようなくらげ」という表現からは、「どんな触り心地だろう?」「どんな味がするのかな?」と、目を輝かせながら思い思いに語り合っていました。「水中ブルドーザーみたいないせえび」という表現では、「いせえびってどんな形をしているんだろう?」「貝がらもおしちゃうのかな?」など、具体的なイメージを膨らませていました。

  

 スイミーが大きな魚から逃げて、一人ぼっちで寂しい気持ちになりながらも、新しい出会いを通して少しずつ元気を取り戻していく様子を自分の言葉で表現しました。表現したことをペアで紹介して考えの交流をします。友達の考えを聞くことで物語の世界が、子どもたちの中でぐっと広がり、まるで自分もその場にいるかのように感じています。

  

 【たくさんの言葉に出会って、もっと表現豊かに!】また、登場人物の行動に注目しやすい「スイミー」という教材のよいところを生かして、人物の行動や出来事を読み取ったり、読んで感じたことをみんなで話し合ったりする中で、身近なことを表す言葉を増やし、語彙を豊かにすることにも取り組んでいます。「およぐ」「かくれる」「見つける」「あつまる」など、スイミーの様々な行動を通して、たくさんのことばに触れることで、子どもたちは自分の気持ちや考えをより豊かに表現できるようになっていきます。

  

【物語の紹介と感想の交流】学習の最後には、これまでに学んできたことを生かし、「心に残った場面」や「登場人物の様子」などをまとめたものをもとにお話を紹介し、感想を交流する活動を行います。子どもたちがそれぞれどのような「スイミー」の世界を思い描き、友達に伝えてくれるのか、今からとても楽しみです!

6月17日(火) 3年生 国語「まいごのかぎ」物語の世界へ出発!

 3年生の国語では新しい物語「まいごのかぎ」の学習がスタートしました。この単元では、物語の登場人物がどんな気持ちで、どんな行動をしたのか、そして場面がどのように変わっていくのかを、一つ一つ丁寧に読み解いていきます。特に、登場人物の心の動きが、物語の中でどのように変化していくのか、みんなで深く考えていきます。

 1時間目は、「まいごのかぎ」という題名から、どんなお話が始まるのか想像する活動から始まりました。ペアになった友達と向かい合い、「きっと、大切な鍵をなくしちゃったお話かな?」「もしかしたら、なくした鍵が色々な冒険をするのかも!」と、目を輝かせながら互いの想像を膨らませていました。中には、「迷子になった鍵が、誰かの心を開く鍵になる話だったら素敵だね!」といった、物語への期待感あふれる声も聞こえてきました。

  

  

 その後、子どもたちはタブレットを手に取り、物語を読んでみてどんな感想をもったか、そしてこれからどんなことを学習してみたいかを、Googleフォームを使って一人ひとり入力しました。画面を真剣に見つめながら、時には笑顔で友達と頷き合う姿からは、新しい物語の世界への好奇心と、これから始まる学習への大きな期待が感じられました。物語の始まりと終わりを比べて、どんな発見があったのか、どんな疑問が生まれたのか。子どもたち一人ひとりの「なぜだろう?」「どうなるんだろう?」という気持ちを大切に、物語を深く読み進めていきたいと思います。次回の授業では、いよいよ物語の本文を読み進めます。「りいこ」がしょんぼり歩いていたのが、最後には嬉しそうに手を振るほどに気持ちが変化したその理由を、みんなで一緒に探っていくのが今から楽しみです。

  

6月16日(月) 電気の不思議に夢中!4年生 プロペラ実験で大発見

理科室では、4年生が「電気のはたらき」の学習に夢中です。この日は、乾電池とモーターを使ったプロペラ実験を通して、電気の奥深さを探究しました。前回の実験では、乾電池1個とモーターでプロペラの風が吹く向きが変わることから、「電気には流れる向きがあること」に子どもたちは気付きました。そして今回、子どもたちの知的好奇心はさらに刺激されることに。 今日の実験のテーマは、「乾電池の数を増やすと、プロペラの回る速さはどう変わるのか?」。実験を始める前に、まずは回路図に使う記号をしっかり学習しました。

   

 いよいよ実験スタート!乾電池1個で回っていたプロペラが、乾電池2個につなぎ変えると、なんと勢いよく回り出したのです!「おー!」「すごい速い!」と、子どもたちからは歓声が上がり、その生き生きとした表情は、まさに理科の楽しさを全身で感じている証拠でした。実験の様子は、タブレットを使って映像記録にも残しました。真剣な眼差しでプロペラを見つめる子、友だちと顔を見合わせて驚きを分かち合う子、それぞれの発見や感動が、映像の中に鮮やかに記録されています。

  

 その後も、記録した映像を振り返り、もう一度実験を撮影し直す子どもたちの様子も見られました。このように子どもたちの探究心は止まりません。乾電池の「並列つなぎ」と「直列つなぎ」の実験にも挑戦し、電気のつながり方によって、そのはたらきが変わることに気付いていきました。

  

 今回の「電気のはたらき」の学習は、乾電池につないだ物の様子や電流の大きさ、向きに着目し、それらを関係付けて調べる活動を通して、電気への理解を深めることを目的としています。また、これまでの学習や生活経験を基に、根拠のある予想や仮説を立て、主体的に問題解決に取り組む力を育む、貴重な時間となりました。子どもたちの「なぜ?」や「もっと知りたい!」という気持ちを大切に、これからも様々な理科の学習を進めていきます。 

  

 

 

6月13日(金) 1年生音楽「リズムにのって♪」~音と心で楽しむ音楽の時間~

 1年生の音楽室からは、いつも元気で楽しそうな音が聞こえてきます。 この日の授業は「はくにのってリズムをうとう」。みんなが大好きな歌「かたつむり」を使って、リズムに親しむ活動をしました。

 まずは、かたつむりに優しく呼びかけるような気持ちで、みんなで合唱。その後、「かたつむり」の3つのフレーズに合わせて、カスタネットやタンバリンでリズムを打ちます。「この歌詞には、どんなリズムが合うかな?」 「この音、いいね!」

  

 写真のように、グループの友達と顔を見合わせ、楽しそうに相談しながら、歌詞の雰囲気や気持ちにぴったりのリズムを工夫していました。タンバリンやカスタネットの軽やかな音が、子どもたちの歌声と重なり、教室は温かいハーモニーに包まれていました。

  

 授業の後半には、前回の復習として鍵盤ハーモニカの練習も行いました。拍を感じながら、一本一本の指に気持ちを込めて演奏する姿は、とても真剣そのもの。音楽に合わせて体を動かしたり、楽器の音色に耳を澄ませたり、友達と心を合わせたり。 1年生は、音やリズムの面白さを体いっぱいで感じながら、主体的に音楽活動を楽しむ姿を見せてくれています。

  

6月12日(木) 一枚の絵からタイムスリップ! ~6年生、大昔のくらしを探る~

  6年生の社会科で、いよいよ日本の歴史を学ぶ学習が始まりました。今回の授業のねらいは、歴史を学ぶ意味を考えながら、世の中が「むら」から「くに」へと変化したことを理解することです。学習の導入では、モニターに映し出された一枚の絵を手がかりに、大昔の人々のくらしを探りました。子どもたちは現代の生活と比べながら、 「着ているものは毛皮かな。」「これは一枚の布に首が出せるようにしただけの服かな。」(衣) 「木の実をとったり、狩りをしたりして食べていたんだ。」(食) 「穴を掘ったところに住んで、水辺で生活していたんだ。」(住) と、たくさんの発見をしていました。 

  

 さらに、使っていた道具(もり、おの、土器なと)や、人々の間にあまり貧富の差がなかった社会の様子など、鋭い視点で次々と気付きを見つけ出します。モニターの絵を指さしながら友達に説明したり、隣の席の子と「これは何だろう?」と相談したり、自信をもって「はい。」と手を挙げたり。子どもたち一人ひとりが主体的に考え、意欲的に学ぶ姿がたくさん見られました。

  

 一枚の絵から、これほど多くの情報を読み解き、大昔の人々の生活を自分たちの言葉でまとめ、発表する6年生。これからの歴史の学習で、どのように「むら」が「くに」へと発展していくのか、子どもたちの探究はますます深まっていきそうです。

  

6月11日(水) お子様の安全のために~急な天候悪化に伴う集団下校へのご理解・ご協力に感謝します~

菓子野小保護者の皆様

 10日(火)午後、下校時間帯に天候が急変し、激しい雷雨となりました。お子様方の安全確保のため、急遽、集団下校の対応をとらせていただきました。保護者の皆様の迅速なご理解とご協力に、心より感謝申し上げます。また、5時間目の学習が終了し1~3年生が下校した直後から、急に空が暗くなり、雷鳴がとどろき雨が降り始めました。下校途中であった児童の皆さんには、大変不安な思いをさせてしまいましたこと、心苦しく思っております。申し訳ありませんでした。校内にいた上学年の児童については、6時間目のクラブ活動が終了した後、先日実施したばかりの風水害の避難訓練を思い出し、落ち着いて行動することができました。そして、激しい雷雨が落ち着くまでの間、体育館ではそれぞれが持ってきた本で読書をしたり、今日の宿題に取り組んだりしながら、大変静かに待つことができました。いざという時の上級生の冷静な姿に、教職員一同、大変感心しました。今回の対応をしっかりと振り返り、今後は安全な下校ができるように活かしていきたいと思います。

  

6月10日(火) 5年生社会科『沖縄新聞』づくりに挑戦! ~タブレットで探る暖かい地域の暮らし~

 5年生の教室が、まるで新聞社の編集室のような熱気に包まれています。席に座ってキーボードを打つ子、友達と画面をのぞき込みながら相談する子、そして自分の考えを伝えるために立ち上がって話し合う子…。一人ひとりの手元にはタブレット端末があり、社会科の「暖かい地域のくらし」の学習のまとめとして、オリジナルの「沖縄新聞」の作成が活発に進められています。 

  

 今回の学習は、「気候や地形の特色と、人々のくらしや産業にはどのような関係があるのだろう。」という大きな問いからスタートしました。この問いの答えを探すべく、子どもたちは自分だけの「沖縄新聞」作りに取り掛かります。タブレットを巧みに使いこなし、沖縄の美しい海の写真や、おいしそうな料理の画像を検索しながら、記事の内容を考えます。その表情は真剣そのもの。まるで本物の新聞記者になったかのように、どうすれば沖縄の魅力がより多くの人に伝わるか、一生懸命に言葉を選び、レイアウトを工夫しています。 

  

新聞のテーマは、「沖縄の人気観光地ベスト10」「絶対食べたい!沖縄の料理ベスト5」家族旅行の思い出を綴った体験記 など、実に多彩です。もちろん、ただ楽しいだけではありません。「台風に備える家のつくり」や「暑さを乗り切る暮らしの知恵」といった、教科書で学んだ沖縄の気候と人々の暮らしの工夫との関わりを、調べた情報と結びつけて記事に落とし込んでいました。

 作業に詰まった時や、新しいアイデアが欲しい時、子どもたちは自然に席を立ち、友達のもとへ向かいます。「この写真、どうやって入れるの?」「その見出し、面白いね!」そんな会話が教室のあちらこちらから聞こえてくる光景は、温かい学び合いの空間そのものです。わからないことは教え合い、互いのよいところを認め合う。この「他者参照(学び合い)」を通して、一人ひとりの考えがより豊かに、そして深まっていきます。

  

6月9日(月) 頼もしいお兄さん、お姉さんと一緒に! ~2・5年ペアで新体力テスト~

 先週から、子どもたちの体力・運動能力を調査する「新体力テスト」が始まりました。2年生と5年生がペアになり、体育館と校庭で各種目に挑戦です。上級生として下級生を優しくリードする5年生の姿と、その応援に応えようと一生懸命になる2年生の姿が、あちこちで輝いていました。

  

 校庭で行われた「ソフトボール投げ」では、まず5年生がお手本を見せながら、投げ方のコツを優しく伝えます。「もっと肘を上げてごらん」「遠くを見て投げるといいよ!」。投げ終わった2年生が「どうだった?」と不安げに振り返ると、ボールをキャッチした5年生が「上手!その調子!」と笑顔でボールを返します。心強いアドバイスと励ましに、2年生は安心して、のびのびと腕を振っていました。

  

 体育館では「反復横とび」に挑戦です。ここでは、5年生が計測係として、ペアの2年生の横につき、跳んだ回数を数えます。しかし、その役割はただ数えるだけではありません。「がんばれ!」「あと10秒だよ!」「速い速い!」5年生から送られるリズミカルな声援が、最高の応援歌になります。その声に後押しされるように、2年生のステップはどんどん軽快に、そして力強くなっていきました。一人で挑戦する時以上の力が発揮されているのが、見ているこちらにも伝わってきます。

  

 今回のペア活動は、5年生にとっては下級生を思いやり、優しく導くリーダーシップを育む機会となり、2年生にとっては頼もしいお兄さん、お姉さんの存在を間近に感じる素晴らしい機会となったことでしょう。5年生の「魔法の応援」を力に変えて、2年生は自己ベストを目指します。

  

6月6日(金) めざせ!かんさつ名人 ~2年生、自分の野菜とじっくり向き合う国語の時間~

 生活科の時間に愛情を込めて育てている、自分だけの特別な野菜。2年生の子どもたちは今、国語の「かんさつ名人になろう」の学習で、その野菜たちの成長の様子を、より詳しく、いきいきと伝えるための観察日記づくりに挑戦しています。 まずは、教室で育てている野菜のそばへ行き、観察メモをとります。「花の色は?」「葉っぱの形は?」「実の大きさは、自分の指と比べてどれくらいかな?」と、五感を使いながら、小さな変化も見逃さないように記録しました。そして、ただ日記を書くだけで終わりじゃないのが「かんさつ名人」への道。名人になるための「5つの視点」を使って、自分の書いた文章を推敲していきます。

  

  

 まさに、かんさつ名人のたまごが、自分の文章と真剣に向き合っている瞬間です。赤鉛筆を手に、お手本やチェックポイントが書かれたプリントと自分の文章を何度も見比べ、「もっと良い言葉はないかな」「先生が教えてくれたポイントはクリアできているかな」と、聞こえてきそうなほどの集中力で推敲を進めていました。

【名人になるための5つの視点】①日づけ、曜日、天気は書いたかな? ②「なにを」かんさつしたか、はっきりわかるかな? ③「葉は」「実は」など、主語を書いて、分かりやすくなっているかな? ④「~みたいだ」「~のようだ」を使って、様子をくわしく表現できたかな? ⑤「~に気がつきました」「~を見つけました」で、発見したことを伝えているかな?

  

 より良い表現にしようと、一生懸命に言葉を探す意欲が教室にあふれていました。見直しが終わると、今度は友達と観察日記の読み合いです。「〇〇さんのミニトマト、もうこんなに赤くなってるんだ!」「この表現、おもしろいね!」と、互いの発見や工夫に感心しきり。友達の日記を読むことで、新しい視点や素敵な言葉を見つけ、自分の観察のヒントにもなったようです。

  

 よく見て、考えて、言葉で表現する。そして、伝え合う。この学習を通して、子どもたちは物事を深く観察する力と、豊かに表現する楽しさを体感しています。夏野菜の成長と共に、2年生の「かんさつ名人」たちの学びも、ぐんぐん伸びています。