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【学校の様子】第2学期始業の日

 本日、令和5年8月28日(月)、2学期がスタートしました。前日のPTA奉仕作業のおかげで、校庭がスッキリし、期待以上に生徒の元気で爽やかな朝の挨拶で、夏休みの疲れもいつのまにかなくなり、2学期がとても楽しみになってきました。

 男子バレー部のサマーフレッシュ大会優勝を筆頭に、多くの表彰も行われ、地区秋季大会がますます期待できます。

 始業式では、4名の代表生徒が発表をしてくれました。

1年生代表 興梠妃菜 「2学期に頑張りたいこと」

 中学校に入学して、約5か月が過ぎました。1学期では、体育大会や生徒総会、期末テスト等があり、自分自身とても成長できたと思います。

 さて、今日から2学期が始まります。2学期には紅葉祭や生徒会役員選挙、ロードレース大会があります。たくさんの行事があるこの2学期で私が頑張りたいことは、紅葉祭で、クラスで気持ちを合わせて合唱することです。1年2組はとても元気で明るいクラスですが、全員で何かをする機会があまりありません。だから、クラスで気持ちがまとまらないことが多々あります。合唱は気持ちを合わせて歌わなければ人の心に響きません。紅葉祭の合唱で、クラスの気持ちを一つにしてクラスの一体感を深めたいです。

 また、2学期になると勉強がもっと難しくなります。1学期の期末テストでは思っていたような点数がとれず、とても悔しい思いをしました。だから、2学期では今日の授業で習ったことの復習と明日の授業で習う予習をしっかりしてテストに臨みたいと思います。1学期では復習はしていましたが、予習はしていませんでした。予習をすると授業中にその復習ができ、もっと授業に集中できると思います。だから、復習と予習をしっかりして、1学期の期末テストより、良い点数をとりたいです。

 他にも2学期には、ロードレース大会があります。私は小学生の頃からロードレース大会が好きではありません。長い距離を走るのはとてもきついからです。しかし、小さな目標でもつくって前向きに頑張ろうと思います。例えば、「そこまで頑張って走ろう」「坂を登り切ろう」等の目標を積み上げて、ポジティブに走って行こうと思います。そして、苦手なことでも諦めずに最後まで走りきりたいです。

 このように、2学期にはたくさんの行事があります。一つ一つの行事に一生懸命取り組み、楽しい2学期を過ごしたいです。

2年生代表 甲斐智也 「2学期を充実させるために」

 僕が2学期を迎えるにあたって、学年と自分自身で頑張りたいことをいくつか考えました。

 まずは学年のことです。僕のクラスでは、授業中の発表が少なく、特に1時間目の授業では、発表する機会があるにもかかわらずしない人がたくさんいます。そのため、先生から「元気がない!」「もっと声を出して・・・」等と言われることがありました。2学期では発表した回数を競うなどの工夫をして、少しでも多く発表する人が増えるように頑張りたいと思います。

 次に休み時間の在り方です。僕ら2年生は休み時間の移動教室で遅れてしまった日がありました。2学期では校時程が変わり、時計を見て行動する力が必要になるため、初めから自分たちで動いて、授業に間に合うようなクラスにしていきたいです。1学期に学年で頑張ることを話し合い、対策案をとりましたが、1学期中盤ということもあり、対策が上手くいったのか、改善した方が良いのか、まだ分からないため、2学期でしっかりと行っていきたいです。ただ、2学期になるとすぐに学級委員長を交代する時期になるため次の学級委員長がやりやすいようにし、しっかりと引き継ぎをしていきたいです。

  最後に、自分自身のことについてです。僕はこれまで夏休みに入ると、まだけっこう時間があると思って油断してしまい、あっという間に最終日が近くなって、慌てて宿題をしたという経験があります。そこで、今年は意識することで早く宿題を終わらせることができました。このように、今のうちから3年生への準備をしていきたいです。そして今、部活動でも2年生が主に動いています。他にも今後は私たち2年生が中心になって活動することが多くなるため、日頃から行動することを心掛けたいです。

 3年生ではテストや勉強も難しくなります。僕は勉強が苦手なので、今のうちからレベルの高い勉強ができるよう一つ一つの授業に集中したいです。そして、3年生になったとき、勉強面で困らないように今を頑張り、後で振り返ったときに成長したなと感じられるように心掛けたいです。

3年生代表 甲斐耕太郎 「夏休みの振り返りと二学期の目標」

 皆さんは、夏休みをどのように過ごしましたか。私は中学校最後の夏休みを勉強はもちろん、仲間と楽しく過ごすことや生活習慣を乱さないことを自分で決めて頑張りました。 

 勉強では、まず、課題を早く終わらせ、9月の実力テストに向けて努力しました。高千穂高校で開催された夏季特別講習に参加し、苦手な応用問題を高校生や塾の先生に丁寧に教えてもらいました。また、過去問を繰り返し解き、分からないところを家族や友人に確認し工夫しながら勉強をしました。

 次に生活習慣では、早寝早起きを心掛けました。具体的に時間を決めて努力しましたが、なかなか計画どおりに過ごすことが出来ませんでした。私は自分にあまい部分があるので、これからは、もっと自分に厳しくしていきたいです。もう一つ、生活習慣で頑張ったことがあります。それは、毎日、外に出て体を動かすということです。私は部活を辞めてから体を動かす機会が極端に減りました。中学生最後の夏休みでもあったので、なるべく外に出て体を動かしました。友人を誘い好きなバスケットボールをして汗を流し、思い出もたくさんつくることが出来ました。

 最後に、2学期の目標について話そうと思います。

 一つ目は、紅葉祭の合唱コンクールでクラスのみんなと協力し合い、体育大会のように心を一つにして悔いの残らない結果を残すことです。私は合唱コンクールで賞をとったことがないので最後の合唱コンクールで賞をとってみたいです。これまで以上に、素晴らしい紅葉祭にしていきましょう。

 二つ目は、勉強です。受験生として山場となる2学期が始まります。自分に合った受験までの学習の計画をしっかり立て計画的に勉強に取り組みたいです。そして、日々の授業でも一学期に引き続き授業態度を良くし積極的に発表し友人や先生に相談しながら学力を向上させ、必ず志望校に合格できるようにしたいです。

 2学期は、勉強面でも生活面でも、気を引き締め、しっかり目標を達成させ、受験生として自覚をもって生活したいと思います。そして、高千穂中でよかった、このクラスでよかったと笑顔で卒業できるよう、中身の濃い充実した2学期を過ごしたいです。

生徒会代表 中尾 咲楽 「2学期に向けて」 

 皆さん夏休みは楽しかったでしょうか。今日からいよいよ2学期が始まります。2学期は一番長い学期で色々な行事があり、3年生にとっては受験前のとても大切な時期となります。これから忙しい日々が続くと思うので、まだ疲れが残っていたり生活リズムが乱れていたりする人は自分をうまくコントロールし体調を整え、学校生活に一生懸命励めるようにしましょう。

 1学期は新しい先生方や1年生が入学し、慣れないことも多い中、協力し合いながら体育大会や生徒総等、全ての行事に精一杯取り組みました。一つ一つの行事をみんなで乗り越えることで、学級、学年そして高千穂中全体での一体感が出てきて、何事にも取り組みやすい良い雰囲気が出来てきたと感じます。

 9月21日(木)には「生徒会選挙・立会演説会」が行われます。これは立候補者の演説を聞き、これからの高千穂中を担う者としてふさわしいと思う人に投票するものです。皆さんの一票でこれからの学校生活が変わります。真剣に考え、今後の高千穂中を私たちの力で築いていきましょう。

 さらに10月に入るとすぐに紅葉祭が行われます。今年も一クラス一曲合唱を行います。朝の会を中心に、合唱の練習をすると思うので、日々の積み重ねを大切にし、本番で納得のいく発表ができるよう、頑張りましょう。

 どの行事も中心となる委員会の方々が、積極的に準備や片付けに取り組んでくれます。しかしその委員会の人達だけが動くのではなく周りの人達でサポートし合いながら、みんなで一つの行事をつくっていく、そんな学校にしていきたいと思います。これから勉強に部活と大変な日々が続くと思いますが、行事にも全校生徒で全力で取り組み、高千穂中を更に盛り上げていきましょう。

 

校長先生からのお話は以下のとおりです。

 おはようございます。1学期の終業式はコロナや熱中症対策で、オンラインでの実施でしたね。そのとき私もコロナに感染していましたので、こうやってみなさんと会うのも久しぶりとなります。国内では様々な事故が相次ぎ、心配していましたが、本校では大きな事故やけがもなく、今日みなさんの元気な顔を見ることができてとてもうれしく思います。

 さて、いよいよ2学期が始まりました。先ほど4名の代表生徒が発表してくれました。ありがとうございました。

~生徒代表2学期の抱負に関する講評(各発表参照のこと)~

 2学期は3年生の進路学習がいよいよ本格化します。自分ことですので、まずは、自分自身でしっかり考えてください。そして、先生方の指導をしっかり受けて、悔いのないようにしていきましょう。中体連の秋季大会もありますね。1,2年生で参加する大会です。目標は考えていますか。それでは、その目標を達成するためにどのように日々の練習に参加すればよいか、考えてみましたか。2学期の学校行事としては「紅葉祭」があります。中心は合唱コンクールになると思いますが、クラスの一員として、どうすべきがしっかり考えて、行動してください。 

 さて、これからみなさんに2つのことをお話しします。

 1つ目です。みなさんは「自主性」と「主体性」との違いがわかりますか?自分でちょっと考えてみてください。「自主性」とは、自らが率先して行動することです。 一度言われたり教えられたりしたことを他人から言われる前に、率先して行動できるという意味合いがあります。「主体性」とは、自分で考え、判断して行動することで、多くは責任をともないます。この点について、みなさんの可能性と関連付けると、「自主性」は、言われたり、教えられたりしたことをすることですので、最高が100%になります。それに比べて「主体性」は自分で考えることから始まるわけですから、可能性は無限大だと思います。社会に出ると「考えて」行動しなければならないことが、今以上にどんどん多くなると思います。ですから、みなさんは、様々な「やるべきこと」一つ一つについて、まずはしっかり自分で「考えて」ください。そして、自分で「判断」して、その後、「良かれ」と思ったことをやると自分で「決断」して行動しましょう。もちろん途中で誰かに相談するのも構いませんが、最終的には自分で行うことです。

 次に2つ目ですが、「信用」と「信頼」の違いはいかがですか。「信用」は条件付きで信じること。「信頼」は無条件で信じることだと思います。先生はこの「信頼」をお薦めします。人には誰でも何らかの欠点や弱点があるものです。ですから、それをいじめにつながるようなきっかけにするのではなく、それらをすべてひっくるめて、その人の存在そのものをすべて認め、尊重する雰囲気をつくってください。人としての最低限のプライドはもってくださいね。また、このことに限らず、心配なことや不安なことがあったら、すぐに相談してください。担任以外の先生でも構いません。一人で抱え込まないようにしてください。

 今日から行事の多い2学期が始まります。いろいろな関わりがあります。何事もまずは自分でしっかり考え、判断し、決断して行動するように意識しましょう。充実した2学期にしてください。終わります。

不審者対応避難訓練

 不審者が学校に侵入した時を想定して、教師が生徒を混乱させず、安全な場所へ避難誘導をしたり、不審者への具体的な対応ができるようにしたりすることをねらいとして、高千穂警察署職員3名の方々を講師として招聘し、実施しました。

 1年生の教室に移動し、授業担当の職員、職員室待機職員、生徒役等に分かれ、訓練しました。

 本番さながらの不審者役(警察署の方)に訓練そのものにも緊張感があふれ、有意義な研修ができたのではないかと思います。不審者役の制圧にも、つい熱が入り、窓ガラスを破損させてしまう場面もありましたが、ケガもなく、一安心したところです。

 不審者が刃物を所持しているという想定で、実際に警察署や教育委員会へ連絡をする等、限りなく本番に近い状態で行いました。

 後半は、会場を体育館に移し、さすまたの使用方法について学習しました。最優先は生徒の身の安全を確保することです。できればこういう事件が発生しないことが一番よいのですが・・・。

 いよいよ来週から、2学期がスタートします。始業の日に子どもたちの元気な姿が見られることを楽しみにしております。

命の大切さを考える講演会

 7月5日(水)の午後、「命の大切さを考える講演会」を実施しました。これは、本校の教育目標である「心豊かで知性にあふれ、たくましく伸びる生徒の育成」を具現化していくため、自分・他人の命を守る、大切にする重要性を理解させることをねらいとしています。

 今年の講師は、岩倉ひとみ先生でした。看護師として勤務後、IT関係の民間企業に就職し、宮崎市内の小学校で情報アドバイザーとして勤務の後、現在は、飲食業を営むという異色の経歴の持ち主です。

 看護師の資格を生かした「生命誕生」の話から始まり、岩倉先生のお子様の「誕生秘話」、先生ご自身の学生時代の「体験談」、「命の大切さ」等について話をしてくださいました。

 生徒会から、

「今日は僕たちのために命の大切さについて講話をしていただきありがとうございました。この講話を聞いて、僕たちの生活を見直すきっかけになりました。相手の受け取り方次第で、自分はそう思っていなくてもいじめになってしまうと思うので、言葉や行動をしっかり気を付けて生活していきたいです。今日は本当にありがとうございました。」御礼の言葉をお伝えしました。なお、生徒の感想文については、後日、岩倉先生へ届けるように計画しています。

学校から、あらためて御礼の連絡を差し上げたところ、以下の返答をいただきましたので紹介します。

 

岩倉です。

昨日は大変お世話になりました。

貴重な経験をさせて頂き感謝申し上げます。

講演時間が長引いてしまったことなど帰途に一人反省会をしておりました。

帰宅してから仕事の準備をして仕事をし、先程まで爆睡しておりました

~中略~

余談ですが、高千穂中学校の生徒さん達の話を聞いて頷く姿を夢でみました。とても素直な生徒さんで気持ちよく講演をさせていただくことができました。

あらためてありがとうございました。

岩倉 ひとみ

 

 以前にも紹介しましたが、本校では、子供たちが互いに思いやり、助け合い、支え合いながら人間関係を育むピア・サポート活動に取り組むことで、人権感覚を向上させ、いじめや不登校等の未然防止を図っています。本校が、子供たちにとって安心安全な楽しい学校になるよう、これからも努力していきます。

6月 全校集会

 6月の全校集会で、地区中学校総合体育大会の表彰を行いました。団体優勝こそ減ってしまいましたが、入賞者が多く、壇上での表彰は1位の生徒に限定させていただきました。そして、県大会や新たな目標に向けて次のような話をしました。

およそ3年ぶりに、コロナ禍による制約が何もなく、大会が開催されました。先生は可能な限りみなさんの試合を見てきました。残念ながら、多くの優勝旗を手放すことになってしまいましたが、それぞれ全力を出し切れたのであれば、十分なのではと思います。

さて、『徒然草』という随筆がありますが、その中に「二つの矢」という話がありますので、紹介します。

「初心の人、二つの矢を持つことなかれ。後(あと)の矢をたのみて、始めの矢になおざりの心あり。毎度ただ後(あと)の矢なく、この一矢にさだまるべしと思え。」

これを現代語に訳すと

「初心者が二本の矢を持ってはいけない。なぜなら、次の矢があるからと、一本目の矢に気合いが入らなくなるからです。いつでも一本目の矢で決めようと思いなさい。」という意味だそうです。

この話は部活動の毎日の練習につながる内容です。「今日は少し手を抜こう、明日の練習でがんばればいいさ。」そんな甘い気持ちで取り組んでいる人は、残念ながら、なかなか成長できません。「今の練習が大事だぞ。これをがんばれば、きっと大会で力が出せる。」そういう気持ちで取り組む人は、一歩一歩確実に成長します。次の大会に向けて、心の準備ができていますか?どうしたら自分の力を生かすことができるか、その見通しがたっていますか?顧問の先生やコーチの言葉をどれだけ信じて最後の練習に集中して取り組めるか・・・。そこに大会で力が出せるかどうかの分かれ目があります。仲間を信じ、自分を信じ、迷いのない、精一杯のパフォーマンスができるといいなと思います。またこの話は、部活動が終了してしまった生徒にも当てはまる言葉です。結果をしっかりと受け止めることができましたか。新たな目標をたてましたか。みなさんの活躍と成長を心から期待しています。