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令和5年度 修了式

本日で、令和5年度の教育課程が修了しました。

1,2年生の代表生徒に修了証を授与。

その後、各学年の代表者が1年間を振り返って話をしてくれました。

1年代表 

 私は、3学期を振り返って、自分自身や学年全体での成長をとても強く感じました。私のクラスの1年2組はとても仲が良くおしゃべりなクラスです。1学期や2学期は朝の読書の時間での話し声がとても目立ち、先生に注意されることも多く、クラスとしての問題になりました。しかし、3学期に入ると気が引き締まり、以前よりも話し声の聞こえることが少なくなりました。これは、1学期、2学期を通しての一人一人の意識が変化した成果だと思います。これからも意識して続けていくことが大事だと感じました。しかし、3学期の終わりになって、クラスでは授業中での私語が課題になっています。来年度、2年生になる私たちの行動として、あまり良いものではないと考えます。だから、来年度からは新入生にとっていい先輩になれるよう考えて行動し、自分自身も普段の生活を見直して、改善していきたいと思いました。

 他にも学年総務で計画した学年集会では、来年度のクラス替えに向けて学年全体で仲を深めようということで、ゲームを行いました。当日には、設定時間よりも早く終わるという想定外のことが起きましたが、学年総務のメンバーで臨機応変に対応し、最終的にはとてもいい学年集会にすることができました。初めての学年総務としての仕事で、あまり経験をしたことが無かったため、計画も難しく、なかなか進みませんでしたが、当日、学年集会を成切させることができ、先生方にも良い評価をしてもらえてとても嬉しかったです。グループでの協調性や、精極的に行動するという大切なことも今回、計画などをしてみて学べたことだなと思いました。 

 私はこの3学期を振り返ると、勉強面だけでなく、生活面でも成長できていると感じる場面が多くありました。まだまだ残っている課題は多く、私が目指す先輩像とはほど遠いと感じます。今年は特に学んだことが多く、2年生になって活かせることもたくさんありました。新年度になったら、出来ていたことは当たり前に、出来ていなかったことは少しでも出来るよう意識して取り組み、春休みには、なまけすぎないように気をつけたいです。来年度も良いスタートがきれるよう頑張りたいです。

 2年代表 

 今日でこの学年が終わります。皆さんは自分が立てた目標を達成することができたでしょうか。私はこの3学期で多くのことを学び、成長することができたと思います。例えば私たち2年生は立志式があり、将来に向けての目標を定め、発表しました。普段は将来について考えることが少ないなか、しっかりと考えることができていたと思います。また、会場設営や準備で失敗した点もありましたが、一人一人が自分の役割を全うすることができました。そして、立志式での反省を生かした結果、卒業式の準備はとてもスムーズに進めることができました。指示を出す人も指示どおりに動く人もテキパキと行動できて、2年生全体が立志式の時よりもレベルアップしていると感じました。

 3年生は一番上の学年で、他学年のお手本となるべき学年です。だから、これまでの反省をしっかりと生かし、次につなげたいです。また、失敗するからこそ得られる成功もあると思います。失敗を恐れずに何事にもチャレンジしていきたいと思います。

生徒会代表 

 今日で3学期が終わります。本年度の生徒会では「密になれ~互いの心を通わせ思いをつなごう~」というスローガンをもとに様々な活動を行ってきました。

 本年度から校則検討委員会を立ち上げ、皆さんの意見をもとに校則の見直しを行いました。服装では、セーターやトレーナーだけ着用して校内活動が可能になったことや指定靴撤廃に、釣り紐の選択が可能になりました。他にも、カバン、髪型など、多くの校則を改善することができました。よって、私たち生徒の個性や考えを尊重しつつ、校内でのルールを守ることが必要です。これからも充実した学校生活が送れるよう日頃から身だしなみを整えていきましょう。

 スローガンを振り返ると、生徒会が中心となって互いの心を通わせる活動が二つ行われました。一つ目は募金活動です。一月一日に起こった能登半島地震の募金活動を行いました。募金活動を通して、一人の力は小さいけれど、生徒みんなで行動すると大きな力になることを知ることができました。この活動により、高千穂中が一つになり、能登半島の方々への思いやりの心、人としての暖かさを感じ、募金活動の大切さを知ることができました。

 二つ目は送別遠足です。生徒会が主体となって、今までお世話になった3年生へ感謝の気持ちを伝える行事となりました。企画から運営まですべて生徒会役員が中心となって行いました。一つの行事に何度も話し合い、時に意見がぶつかることもありましたが、それを成し遂げることの難しさを学びながらも、無事に成功できたのは、他の生徒会メンバー、先輩方生徒皆さんのおかげだと思います。レクリエーションを通して一つの目標に向かうことで、クラスを一致団結に導き、勝っても負けてもどのクラスも良い結果が残せたと思います。そのおかげで送別行事の最後には、3年生の先輩方に感謝の気持ちを述べていただけて、とてもうれしく感じました。また、卒業式では、皆さんのおかげで先輩方を最高の形で送り出したことができたと思います。本当にありがとうございました。

 来年度も生徒会一員として、3年生が築き上げてきた伝統をしっかり引き継ぎ、今まで以上により良い高千穂中にしていけるように努めたいと思います。

校長先生からのお話はこちらから R5_修了式.pdf

 

 

 

 

令和5年度 第77回卒業式

 副町長、町教育長をはじめ、計25名の来賓をお迎えし、盛大に卒業式を開催することができました。天候にも恵まれ、気温も高く、春の陽気が漂う過ごしやすい中で行われ、生徒の態度も非常に良く、心に残る落ち着いた式でした。卒業証書は、校長より、一人ずつ個人授与されました。

校長先生からの式辞はこちらからR5_卒業式式辞

在校生代表からの送辞

“・・・先輩方は、学校に新しい風を吹かせ、大きな変化をもたらせてくれました・・・”

卒業生代表からの答辞

“・・・校訓である「伝統の力」を在校生の皆さんにつなぎます。・・・”

卒業式の歌

と続きました。

卒業式の練習については、礼法や所作など、すべて生徒自らが主体的に取り組みました。集団行動については、日頃からしっかりできているので、安心して任せましたが、期待どおりにすばらしい態度で式に臨んでいました。今後のさらなる活躍を願っております。

卒業おめでとうございます

 今年も「高千穂地区保護司会の高千穂地区更生保護女性会のみなさんが作成した「しおり」を3年生への卒業記念にいただきました。私たち職員にも同じものをいただき、とても感謝しています。この団体は昭和35年に設立された団体のようで、「しおり」贈呈の取組は、今年で54年目になるとのことです。同じものが一つもない手作りの「しおり」には、高千穂町の草花がきれいに閉じ込められています。また、卒業後も「ふるさと高千穂を忘れないで」という、思いも込められています。ありがとうございました。

立志式

 2月8日(木)に立志式を実施しました。過去3年間はコロナ禍であったため、規模を縮小していましたが、今年度は、生徒主体の運営は継続しましたが、3年ぶりに来賓をお招きしました。

 生徒の進行により、校長式辞、及び町教育長戸敷二郎様、学校運営協議会会長甲斐勝朗様より、お祝いの言葉をいただきました。

校長式辞

「・・・立志を迎えた六七名の皆さん、おめでとうございます。この「立志」とは、将来の目標を定めてこれを成し遂げようと志すことであ り、このあと、皆さん一人一人が発表する抱負のことであります。そして、この「立志式」は皆さんのこれまでの成長とこれからの未来を祝福するために行うものであります。  

 儒教を説いた中国の孔子が「十五にして学に志す」と言うように、数え年十五歳を迎えた皆さんが、これからの自分の生き方を学び、身に付けていくという、新しい成長の出発点となる、大事な行事でもあります。『立志のしおり』を見させていただきましたが、皆さんの言葉一つ一つには、重みがあり、自分を見つめ、将来の夢や目標を実現するために、努力しようとする決意が感じられます。

 幕末から明治時代にかけて、「松下村塾」を開き、多くの歴史的人物を育てた吉田松陰は、「志をもて 気力を養え 知識を磨け 行動せよ」と言っております。この行動に必要なのが「気力を養うこと」と「知識を磨くこと」です。つまり、困難なことや大変なことに、自ら取り組むことが、「気力を養うこと」につながり、学校の授業でしっかり学ぶことが「知識を磨くこと」につながるということです。「夢は口に出した瞬間から叶う」という言葉があります。今日の立志式を機会に、ぜひとも 、自分が向かう目的を見つけ、将来への方向性を見定めてください。そして、自分を支える土台の基礎を築くために、自立した高千穂中生を目指して、新たな一歩を力強く踏み出すことを期待しています。

 新年早々、能登半島地震が発生しました。復興に向けて、一歩ずつ歩みをはじめています。被災された方々だけに限らず、日本はもとより世界の国々が、復興に貢献しようと手を差し伸べています。甚大な被害の前に人間の力はあまりにも小さい。けれど、どんなに時間がかかってもあきらめない心で必ずや復興を成し遂げることでしょう。皆さんの志も少しずつ、確実に育んでいくことで、本日の「立志の抱負」はより磨かれ、より大きな志へとつながっていきます。
 今後、ますます予測困難な時代がやってきます。高千穗町の宝と言われる皆さんが、その時代を力強く、たくましく生き抜くことができるよう、応援しています。皆さんの活躍のステージが、日本国内であろうと、はたまた世界であったとしても、皆さんの志の根幹は、皆さんの家族、そして、このふるさと高千穂にあります。“人生常に六十点 学びなくして成長あらず 志叶うまで挑戦”してください。皆さんの今後の活躍を祈っています・・・。」

 「立志の抱負」は、これからの目標を漢字で表現するというものでした。素晴らしかったのは、ステージへの機敏な移動とステージ上での堂々とした生徒の発表でした。来賓の方々からもたくさんのお褒めの言葉をいただきました。

 

その後、学級ごとの立志の誓いが行われました。

<1組 立志の誓い>

 ・ 強い心と体をもち、夢を叶えるために努力します

 ・ 周りへの敬意を忘れず、社会に貢献できる人になります

 ・ 前向きに挑戦し、友と切磋琢磨し高め合います

 <2組 立志の誓い>

 ・ 自分を信じて夢に向かって、大きな壁も乗り越えます

 ・ どんな困難があっても、初心を忘れず努力します

 ・ 思いやりの心をもって、切磋琢磨し、共に高め合っていきます

 休憩後の記念講演では、宮崎県キャリア教育支援センター トータルコーディネーターの水永正憲様より、「君たちはどう生きるか~君たちの未来は可能性に満ちている~」という演題で講話をいただきました。主な内容は下記のとおりです。

・ 自分にとっての幸せは何だろう

・ 正解がないのでなく、正解はいくつでもある

・ どんな自分になりたいのか

・ 誰かが、何かがあなたを待っている

・ 幸せは変わっていい

・ 自分にとって本当に大事なこと

 終始、聞く態度がよく、立派な立志式でした。第2学年のこれからの成長がとても楽しみです。 

 

給食感謝週間

 いつもおいしい給食を提供してくださっている調理員の皆さんに、日頃伝えられない感謝を伝えたいと生徒会役員が感謝状を授与しました。

調理員の皆様へ

「いつもおいしい給食をつくってくださり、ありがとうございます。給食時間が楽しみで、毎日の勉強も頑張ることができています。お弁当の日をとおして調理員さんのすごさを実感しました。暑い日も寒い日も私たちのために給食をつくってくださり、本当にありがとうございます。寒い日がまだまだ続きますが、これからもおいしい給食をよろしくお願いします。」

全校給食委員長 岩崎愛羽  副委員長 佐藤悠音

 

R6.1.30(火)全校集会(オンライン)校長の話

 麦ご飯、牛乳、豚肉の生姜焼き、呉汁、エネルギー764キロカロリー、タンパク質36グラム、塩分2.8グラム・・・ 

こう言えば何のことかおわかりですよね。そうです。これは、本日の給食の献立のことです。皆さんもご存じのとおり、1月24日から本日1月30日までは全国学校給食週間となっています。昨日の昼休み、全校給食委員長の岩崎愛羽さんと副委員長の佐藤悠音さんが、本校の給食調理員の皆さんに、感謝状を贈呈しました。

 文科省によると、日本の学校給食の発祥は、明治22年山形県鶴岡町(現在の鶴岡市)の私立忠愛小学校とされています。忠愛小学校というのは、経済的に余裕のない家庭の子供たちのためにお寺や宗派をこえてお坊さんたちがつくった学校で、都市部を中心に広まり、戦後の厳しい食糧事情を乗り越え、全国的に普及していきました。 現在は小学校でほぼ100%、中学校で90%を超える学校で給食が実施されています。校長先生はこれまで数々の学校に赴任をしてきましたが、高千穂中学校の給食は、トップレベルの味ではないかなと思います。先生は単身赴任をしていますので、給食はとても大切な食事でもあります。また、食材は令和3年度の全国平均で、地場産物が56.0%、国産食材においては89.0%(文科省より)となっているようで、本校では日本一の高千穂牛が使用されることもありますよね。そのときの給食は、まさに至福のひとときです。

 さて、学校給食にはですね、「学校給食衛生管理基準」が定められており、給食を提供するまでの過程において守るべき事項がいくつもあります。これらの基準をクリアした給食が、日々皆さんに提供される仕組みになっています。ちなみに検食というのがあり、検査の「検」に「食」べると書きますが、責任者である校長先生が、みなさんの給食開始30分前までに行い、調理した食品は調理後2時間以内に提供できるよう努めることなどのきまりがあります。

 我が国における学校給食は、明治22年に始まって以来、各地に広がっていきましたが、戦争の影響などによって中断されました。戦後、食糧難による生徒の栄養状態の悪化を背景に学校給食の再開を求める国民の声が高まるようになり、昭和22年1月から学校給食が再開され、昭和25年度から、学校給食による教育効果を促進する観点から、冬季休業と重ならない1月24日から1月30日までの1週間を「学校給食週間」としたとのことです(文科省より)。
 私たちの食生活を取り巻く環境が大きく変化し、偏った栄養摂取、肥満傾向など、健康状態について懸念される点が多く見られますが、学校給食は皆さんが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けるために重要な役割を果たしています。多少の好き嫌いはあるかも知れませんが、健康のために間食を目指して食べるようにしてください。今日もおいしい給食が待っていますので、しっかり勉強し、給食が当たり前ではなく、感謝していただくようにしましょう。