日誌

附属中のできごと

中央清泉会でレクレーションの打合せ

2月15日(木)5時間目に、中央清泉会が開かれました。今回の中央清泉会は、1月22日(月)に行われたものとおなじで、通常の内容ではなく、3年生の送別行事のための準備や打合せの時間として設定されたものです。例年より早く取り組んでいますので、順調に進んでいるようです。しっかり話し合い、全校生徒で共に楽しめるような、そんな時間を作り出そうと頑張っている執行部のメンバーです。

 

3年生、ピアカウンセリングで学ぶ

1年、2年と発達段階にそった性教育を行っている本校ですが、3年生は、2月15日(木)6・7時間目、本校初の試みとして「ピアカウンセリング」の授業に臨みました。講師として来ていただいたのは、宮崎県立看護大学助産別科の学生の8名の学生の方々、同大学の濱嵜真由美先生山本眞海先生長友舞先生の3名の先生方です。最初に講話を聞きました。思春期のこころと体について、具体的な内容も含めたお話です。6~7名の6グループに分かれてのディスカッションでは、積極的な話し合いが行われていました。また、性感染症の広がり方を「水回し実験」で体験しました。1人の感染者から知らない間に広まってしまうということが大変よくわかりました。次の1時間は、体験活動が中心です。妊婦体験であったり、赤ちゃんの抱っこの仕方やおむつ交換などグループに分かれて実際に体験しました。授業の最後には、生徒を代表して松葉理桜さんがお礼の言葉を述べました。これから、大人として人生を歩んで行くに当たり、「生と性」は車の両輪のように共に在るものです。豊かな人生を送るために考えるべき大切なことを学べた2時間だったのではないでしょうか。お忙しい中、事前打ち合わせから授業当日までご協力いただいた方々、講師を務めてくださった方々に深くお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

   

     

   

立志式行われる

2月14日(水)、立志式の日。朝から1年生は先輩たちのために会場を準備しました。椅子を並べ長机を用意し白布を設え、少しずつ会場ができあがっていきます。一番末っ子の1年生ですが、何かできる仕事はないかと、大変積極的に動く姿があちらこちらに見られ、成長を感じました。手早く確実な仕事ぶりであっという間に会場ができあがりました。頼もしいです。

 

 

 午前中の授業を終え、昼食休憩・専心(清掃)の後、立志式を迎えました。立志式の開始が告げられると、会場はぴんと張り詰めた空気になりました。校長先生からは、「ノブレス・オブリージュ(noblesse  oblige)ー尊敬に値する立場にある人はそれにあう貢献をしていかなければならないー」という言葉を教えて頂きました。立志を迎え、徐々に大人としての行動が求められるようになる生徒たちに、失敗しても果敢に挑戦して、リーダーとして世界に貢献し、活躍する人になってほしいと締め括られました。いよいよ、式の中核となる、一人一人の「決意発表」。それぞれ自分で認(したた)めた色紙(しきし)を掲げ、壇上で決意の言葉を述べます。最初に、中田希來さんが立志を迎えた13期生の個性豊かで明るい元気な仲間と共にここまで成長してきたこと、そして、周りへの感謝を忘れず、自分の可能性を広げられるよう13期生全員で頑張っていきたい、と代表の決意の言葉と自分のひと文字を発表しました。中田さんに続き、全員が、これからどんな目標や夢を持って進みたいか、何を大切にしたいか等、個性豊かなひと文字とその所以(ゆえん)を堂々と発表しました。中核のもう一つ、「立志の誓い」では、平山笑里さん石窪大和さんが代表として全員をリードし、誓いの言葉を斉唱しました。「生徒から贈ることば」では、3年生の五十川杏彩さんが「失敗は成功の元」という言葉を例に引き、失敗があるから今日がある、ありのままの自分を受け入れてみよう、と温かい励ましの言葉を贈ってくれました。保護者から贈る言葉では、保護者代表の奥村様から、人生をゲームに例えるなら、という中学生にとってとても分かりやすい言葉たちで、「人生という名のゲームの攻略法」として二つのアドバイスを贈って頂きました。保護者との手紙交換では、2年生が保護者のところへ行き、手紙を交換する温かな交流もありました。校歌斉唱では、指揮・佐澤和奏さん 伴奏・石橋彩花さんで全員で心を込めて合唱による校歌を美しく響かせました。

 

 

 

 今年の記念講演は、宮崎花ふぶき一座宮田わかな様が講師を務めてくださいました。演題は「まちに笑顔の花が咲く~あなたのそばによりそいたい!」。小学校の先生になろうと思われていた宮田様がなぜチンドン屋になったのか、という人生の選択についてのお話の随所に、すばらしい師匠との出会いのこと、出会いやふれあいといったデジタルでは味わえないことのよさ、口蹄疫やコロナ禍等で辛い思いをされたこと、などその場その場で感じたこと学んだことを折り込んでくださり、会場中の人が笑顔で聴き入っていました。途中、2年生の増田陽さんがチンドン太鼓を実際に演奏してみる場面もあり、会場は大盛り上がりでした。宮田様の志である「人に笑顔と元気を与えること」をその場で実践して頂いたような、とても明るい楽しいお話を、ありがとうございました。また、生徒全員に手書きの「夢」というカードをプレゼントしていただきました。最後に生徒を代表して石橋彩花さんがお礼の言葉を述べ、青山桜咲さんが花束を贈呈しました。お忙しい中、講師を務めていただきプレゼントまで用意してくださった宮田様に心からお礼申し上げます。ありがとうございました。

式が終わった後、2年生全員で記念写真を撮りました。

 

 

 立志式は、14歳という大人へ向かう時期に、自らの志を立て、みんなの前で宣言し、それに向けてのさらなる努力の意欲を高める機会とする式です。大切なのはこれから。2年生は後2ヶ月もしないうちに中学校最高学年の3年生となります。一人一人が伸びゆくことはもちろん、附属中全体のトップリーダーとして全員で成長していってほしいと思います。

立志式リハーサル

2月13日(火)7時間目に、3学年そろっての立志式のリハーサルが行われました。全体リハーサル前に主役となる2年生は学年だけで練習を重ねています。1・3年生は、今年度は初参加の練習です。感染症等で、なかなか通常の形で行えなかったのですが、今年度は昨年度に引き続き、全員で実施することができます。リハーサルでは、全体の式の流れを確認しながら、立ったり座ったり礼のタイミングを合わせていきました。明日2月14日(水)午後はいよいよ本番です。主役の2年生はもちろん、全校で立志式を作り上げましょう!

 

 

 

久しぶりの日常の日々

2月19日(金)、高等学校の推薦入学者選抜検査に伴う3日間の自宅学習が明け、学校には久しぶりに生徒たちのにぎやかな声、元気な姿が見られました。何の変哲もないそこに在る泉ヶ丘の日常に、心安らぐ気持ちになりました。3日間何していた、との質問に「課題のページを割り振って、午前中にそのページを終わらせて、昼からはテスト勉強を…。」「ちょっと朝寝坊してしまって、夜更かしにもなり、生活のリズムが…。」「PC(タブレット・スマホ・ゲーム機等もあり)の画面を眺めながら…。」とさまざまな声が。それぞれの声の「…。」の部分は想像してみてください。生徒と笑いながら会話ができる、日常。報道で見聞きする被災地の様子を考えると、いかにこの「日常」が貴重で大切なものかしみじみと感じます。この日、7時間目には2年生だけの立志式の練習が行われました。明日からの3連休明け13日(火)には、全学年そろってのリハーサル、翌14日(水)が立志式となります。春が近いです。