日誌

附属中のできごと

東進Global English Camp

台風のため実施が危ぶまれましたが、無事に本日8月10日(水)~13日(日)までの日程で東進Global English Campが本校会議室を中心とした場所で行われています。初日の今日は自己紹介から始まりました。附属中からは3A天本紡希さん、石井葵さん、江夏妃奈乃さん、松山柚乃花さんの4名が参加しています。休み時間も含め、全て英語表現となりますが、各グループに所属している5名の学生コーチの方々がとてもやさしく応答してくださり、とても和やかな雰囲気でのスタートとなりました。4日間の日程で、世界から見た日本、地球の現状、これからの世界のために自分が何ができるのかを英語の表現を通して考えていきます。学生コーチのリーダーはオックスフォード大学出身のWaycott先生で、大学では日本語を専攻しているそうです。4日間のEnglish Campでさらに英語で表現することの楽しさを感じてもらえたら良いと思います。

     

日常の風景~夏休みの部活動

暑い中ですが、夏休みの部活動に汗を流している生徒たちがいます。この日は、男女バスケットボール部、バドミントン部、女子テニス部、美術部が活動していました。女子テニス部は三股のコートを借りての練習です。書道部は中学生はお休みでしたが、附属中出身の先輩など高校生が活動していました。昨今の気温は35度超えもしょっちゅう聞かれるくらい高温になりがちですので、熱中症に配慮しながらの練習や準備・稽古になります。給水や休憩を挟んで一生懸命取り組む生徒たち。今後の大会・コンクールでの成果に繫がっていくことと思います。

 

 

日常の風景~8月はじめ、静かな学校です

毎日暑いです。夏休みに入った学校。先日は高校のオープンスクールが開かれ、参加する大勢の中学生の姿、ボランティアで活躍する高校生の先輩方の姿で賑わっていた学校ですが、今日はとても静かです。暑い中、部活動を頑張る中高生の姿がちらほら。学校に来て、渡り廊下や大会議室で勉強に集中する人もいます。久しぶりに校内を散歩してみると、生徒で溢れている日常では気づかないいろいろなところに目がいきます。中学生の下足室、きれいに並んだスリッパ。ほとんど靴がないので、夏休みなんだと実感させられます。中庭はきれいに整備され、ふと見るとのんびりと鳥が散歩していました。高校図書館前には百合の花がひっそりと咲いていました。体育館は女子バスケットボール部の練習中で、声が外まで響いています。校舎のほうに戻ってくる途中、また花を発見。プランターに3種類の花が咲いていました。8月の学校はいつもよりゆったりと時間が過ぎているように感じました。

 

 

 

1学期終業の日~よい夏休みにしよう~

7月は各地で豪雨で登下校を心配した日があったかと思えば、後半は猛暑続きで熱中症を心配する日々でした。そんな7月もあと少しで終わり。いよいよ夏真っ盛りの8月を迎えます。月28日(金)、本校は1学期の終業の日を迎えました。4月の進級・入学から約4ヶ月。生徒一人一人が若葉からだんだん緑を色濃く宿すようになった木々の葉のように、成長の色を見せました。感染症の落ち着きに伴い、多くの体験活動や学校行事が従前に近い形で行われた充実した1学期。1年生は宿泊体験学習、2年生は職場体験学習、3年生は5月の修学旅行と、行えた大きな活動や行事を紹介するだけでも本校の充実した学習が滞りなく進められていることを実感します。

さて、終業の日。最初に行われたのは大専心(大清掃)です。50分間かけて普段行き届かないところまで掃除をしました。教室などはワックスをかけるので時間がかかります。どの場所も、普段使っていることへのお礼の気持ちを込めて取り組みました。続いて終業式。感染症や熱中症に配慮して、オンライン形式で実施し、生徒は教室から参加しました。校長先生は、人のキャリア形成の8割を占める「偶然の出来事や幸運な出会い」をキャッチするための五つの行動ポイントを教えてくださいました。①好奇心 ②楽観性 ③柔軟性 ④持続性 ⑤冒険心 以上の五つです。特に③と④を取りあげられ、こだわりすぎず広い視野で見つめ、失敗に臆病にならず成長に欠かせないものとして自然に受け止めていく、こういった考え方や姿勢を大切にしてほしい、と話されました。(生徒には話された内容のプリントが配付されていますので、保護者の方も是非ご覧ください) 続いて中学生集会1年生・井手湊人さん、2年生・中田希來さん、3年生・冨吉創太さんが、それぞれ学年を代表して1学期を振り返りました。3人とも、学習面や生活面、部活動、清泉会活動などを通して、継続していきたいところ、改善すべきところを率直に発表してくれました。教頭先生からは、よく頑張った1学期をほめていただき、この夏休みに気をつけてほしいこと、心がけてほしいことを二つ話されました。ひとつは「慣性」ー今の状態を保とうとする性質ーについて。皆さんは1学期、日々活動していました。夏休みになり、動いているものが一回とまってしまったら再び動き出すのは大変なことです。夏休みを上手く過ごし、2学期スタートに大きなエネルギーが必要な状態にならないようにということ。もう一つは「安全第一」。これは、水の安全・交通安全・心の安全、すべて含めて大切なことです。2学期に全員そろってスタートしましょう、と呼びかけられました。集会の最後には、1学期の表彰や伝達も行われました。終業の日の最後は学級活動で、それぞれの学級で通知表をもらい、そっと覗いたり、友達と談笑したりする姿が見られました。

よい夏休みにしよう~表題に示した言葉は、生徒個々で違った意味がもてると思います。「宿題をしっかりやる」「1日の過ごし方をきちんとする」「できなかったこと(学習・生活・部活…)に取り組む」「ゆとりの時間をもつ」……。まだまだ挙げられるでしょう。好奇心をもち、柔軟に、持続させ、2学期を元気にスタートできるパワーを大切に。そして、それぞれが今より少し成長できる夏休みにしてほしいと思います。次に登校するのは8月17日(木)のサマーセミナーのとき。17日~18日二日間で実力テストが行われます。みんなで元気な顔がそろうのを楽しみにしています。

 

 

 

 

平和について考え続けましょう~平和学習

暑い暑い夏……日本に住まう人であれば、夏は「戦争」と切り離しては考えられない季節でもあります。今から78年前の8月15日、日本の終戦の日。それに先立つ8月6日と8月9日は広島と長崎が原爆の被害を受けた日。沖縄戦、東京大空襲。そして宮崎でも空襲があり、赤江飛行場から飛行機が戦争へと飛び立っていったのです。私たちは、毎夏「戦争」について思いを致すことをしたい、と思います。7月27日(木)3・4時間目に、「平和学習」が行われました。今年度はオフィスM・A・Tプロダクション朗読劇「蒼天の向こうへ」を鑑賞し、戦争・平和について考えました。「蒼天の向こうへ」は宮崎・延岡出身の黒木國雄少尉とそのお父様である肇(はじめ)さんの実話を元に構成された朗読劇です。朗読劇での主人公は「やすお」。陸軍士官学校から後に航空隊に配属された「やすお」が知覧の特攻基地から飛び立った前後の話が、回想を盛り込みながら分かりやすく伝えられます。演者の方々の熱のこもった朗読に、会場全体が引き込まれていきました。どの生徒も真剣です。劇が終わり、誰からともなく一斉に拍手が起こり、生徒の心に響いたことが肌で感じられました。最後に伝えてくださった、「戦争は78年前。体験者から直接話を伺うのが難しくなってきている。だからこそ、『戦争』について興味をもち、戦争がなぜ起こったのか、なぜ戦争をしなければならなかったのか、調べてほしい、話してほしい。」という言葉は、大切なメッセージです。最後に生徒を代表して3年生小河夕莉さんが御礼の言葉を述べました。

世界を見れば「戦争」「紛争」が終わる兆しがなかなか見えません。みなさんも、この夏に「戦争」について新聞や本を読んだり、調べてみたり、家族で話してみたりしてほしいと思います。まず、今回の「蒼天の向こうへ」を見て聞いて考えたことを、家族に伝えてください。なお、この「平和学習」の様子が7月27日(木)16:50からのMRTテレビ「Check!」で放送されます。お時間がある方は是非ご覧ください。