日誌

附属中のできごと

防災避難訓練がありました

雨で順延になっていた「防災避難訓練」が、6月23日(金)6時間目終了後に行われました。地震がおこった後に火災が発生した、という想定での訓練でした。今年度は「自習」に地震が起こったという設定でしたので、放送の指示に従って理事を中心に生徒主体で避難することに。「避難を開始してください」という放送後、すぐに生徒たちは避難してきました。頭をファイルなどで覆いながら小走りでの避難です。中学生は1年生から3年生まで、無事、避難をし終え、報告もしっかりとできました。校長先生からは「『同調性のバイアス』や『正常性のバイアス』は、普段の生活ではとてもいい役割をするが、災害の際には邪魔してしまうことがある。これくらいだったら大丈夫、みんながするから大丈夫、という安心感は、危険につながる場合があることを認識し、危機管理意識をもってください。まず自分の身を守る行動を取ってください。」という話がありました。

現在梅雨のまっただ中にあり、雨による災害も近年頻発しています。地震、火事、豪雨などの災害はいつ何時起こるか分かりません。学校にいるとき、家庭にいるときだけではなく、さまざまな状況のとき、「自分はどのように行動すればよいか」考えていきましょう。

 

 

1年生、医療講話を聞く~キャリア探究~

6月20日(火)7時間目に、1年生医療体験学習「医療講話」の時間を設け、現場で働く医師の方のお話を聞きました。本校生徒が本校を受検した理由として、「医療従事者」となって多くの人の役に立ちたいと考えたから、というものも毎年多くあります。ですから、生徒たちはこの医療講話を楽しみにしていました。この日、講師としておいでくださったのは、都城市郡医師会病院に勤務されている久保佳祐先生です。先生は、医師として働きだして8年。救急医療を専門として、人々の命と向き合う日々を送られています。「救急医って何をするの?」という素朴な疑問に対し、あらゆる場面での危機的対応に携わること、ドクターカーやドクターヘリで出動することもあること、初期診療や救命救急医療を行うこと、災害医療の場に赴くことなど、本当に多くの場面で働いていらっしゃることが分かりました。中でも難しいのが「判断と決断」。命に関わる場面での判断や決断ですので、迅速に行うことが求められます。本当に大変なお仕事をされているのだなと痛感しました。当然、やりがいも苦労も共に在るそうですが、状況の悪い患者さんを救命でき、患者さんやその家族に明るい笑顔が戻ったときは本当に嬉しいとおっしゃっていました。先生のお話から、宮崎県には救急医がまだまだ不足している状況であることも伝わってきました。先生が歩んでこられた道のりで出会われたすばらしい仲間たちと共に宮崎県の医療に尽くしていただいていることに感銘を受けました。生徒たちには、今の学校生活を楽しみ悔いのない日々を送ること、この環境で生活できていることに対し周りへの感謝の気持ちを忘れないことというメッセージを贈ってくださいました。最後に生徒を代表して瓦田佳子さんが御礼の言葉を述べました。

お忙しい中、時間を割いてお話しくださいました久保先生、多くの準備をしてくださいました都城市郡医師会病院の皆様に深く御礼申し上げます。ありがとうございました。

 

 

1年生、「音」について学ぶ!

1年生の今週は、本校ならではの学習が目白押しです。多彩な学びの今週の締めくくりは、6月16日(金)5・6時間目自然科学探究の出前授業でした。講師としておいでいただいたのは、宮崎大学教育学部・秋山博臣先生です。テーマは「音について 基本的な話と身のまわりの題材を使った実験」です。日々、何気なく聞いている「音」ですが、「空気、水、金属などの振動が伝えられるもの」であるという基本的な学びから入りました。先生は、途中にふんだんな演示実験を用意してくださり、その多くが身のまわりにあるコップやひも、木、鉄、アルミなどの道具を利用した実験です。思いもかけない音が出て、生徒たちからはどよめきや歓声、拍手も起こりました。音の三要素(音の高さ・音の強さ・音色)なども教えていただき、実際の音は基本音に倍音が重なってでき、だんだん複雑な音になっていくということを、画面に写された波形で確認もできました。休憩時間には、さまざまな実験道具を実際に触らせていただきみんな実に楽しそうに音と戯れていました。また、北郷尚大さん平峯楓士さんがバンジーチャイムに挑戦し、よく知った曲のメロディーが流れ、みんなで拍手しました。今から自然科学探究に取り組んでいく生徒たちにとって、身の回りの不思議に触れる刺激的な時間となりました。最後に生徒を代表して上杉紗南さんがお礼の言葉を述べました。

お忙しい中、多くの準備をしていただき楽しい授業をしてくださいました秋山先生、本当にありがとうございました。また、派遣していただきました宮崎大学に心からお礼申し上げます。

 

 

 

 

中央清泉会が開かれました

先日の学級討議・四者会を経て、6月15日(木)7時間目に、中央清泉会が開かれました。清泉会(附属中生徒会)執行部が一堂に会し、これまでの旬間の振り返りと、次の旬間の目標に対する具体策について、意見を交換し、よりよくなるように練り上げました。次の旬間には都泉祭も控えています。また、大変暑くなる時期でもあります。8月には宮崎県人権啓発強調月間も迎えます。そういったことも踏まえて、たくさんのよい意見が出されました。今回話し合った結果は、22日(木)に予定されている清泉会集会で発表されます。

 

2A企業・大学探訪記

6月14日(水)に、2Aの生徒たちはキャリア探究の校外体験学習「企業・大学探訪」を実施しました。

午前中には、霧島酒造株式会社「霧島ファクトリーガーデン」、午後には「宮崎大学医学部」にバスで移動し、それぞれ講話や工場見学をさせていただきました。

霧島ファクトリーガーデンでは、霧島ホールディングス企画計画室の江夏様から、本格焼酎国内シェアNo.1の霧島酒造の創業から100年以上に至るこれまでの歩み、企業理念や今後の戦略など興味深い講話をいただいた後、工場見学をさせていただきました。南九州産さつまいもを原料とした本格焼酎「霧島」を、日本にとどまらず世界へ展開していこうとする地元企業を誇らしく感じられ、今後の活躍に期待させられました。見学の最後には生徒を代表して石橋彩花さんがお礼の言葉を伝え、午前の企業探訪を無事に終えました。

 

 

 

 

 

 

宮崎大学医学部では、宮崎大学医学部教授であり副学長の澤口様から、宮崎県を医療で支える宮崎大学医学部の医師育成の現状や実際の臨床について詳細に説明していただきました。また、わくわくするような夢を大きく育むために、興味あることに熱中し積極的にチャレンジすることの大切さなどを説いてくださり、中学生からのキャリア形成につなげる大きなヒントを与えてくださいました。後半に計画していただいていたドクターヘリの見学は、緊急出動要請の関係で実施できませんでしたが、2Aの生徒にとって有意義な時間を過ごすことができました。講話の最後には生徒を代表して中田希來さんがお礼の言葉を伝え、宮崎大学医学部探訪を無事に終えることができました。