学校ニュース

2022年6月の記事一覧

「自律」と「協働」はこんな身近に

6月の全校朝会でタイトルについてのお話をしました。

〇「自律」とは、目標達成に向けて、自分をコントロールしながら、自ら判断し、実行すること。

 〇「協働」とは、同じ目標の達成に向けて共に力を合わせ、役割を分担して取り組むこと。さらに、成果を共に分かち合うこと。

子ども達には少し難しい意味かもしれませんが、このことについて今日発見した子ども達の姿です。

【自律】1年生の道徳の時間に、自分の考えを自分でまとめ、自分の言葉で発言している子ども。

難しい課題でも投げ出さないで、自分の気持ちと対話をしながら、やり遂げる。学校の中にはそういう活動が大小の差はあれ、無数にあります。そういった意味で、子ども達は学校で「自律」する力を少しずつ身に付けています。

もうひとつ、1年生教室前にあるアサガオ。種まきしてからずいぶん大きくなりました。このお世話も「自律」のひとつですね。アサガオの立場に立って、お水をどの程度あげたらよいかは、子ども達一人一人の判断によるもの。また、お世話は長い期間にわたります。すぐには成果は出ません。みんな目標達成して、きれいなアサガオの花を見たいですね。

【協働】6年総合、くしま学の時間です。串間の未来について考えています。「正解はこれ!」といったものはありません。子ども達がそれぞれの考えを持ち寄って、よりよい考えへと練り上げていく。創造する。私たち大人は、東日本大震災を経験し、これまでの常識が根底から覆ることを痛感しました。子ども達の未来はまさに先行き不透明。だから仲間と協働する力は、今後ますます大切だと考えます。

 協働についてもうひとつ。3年生では、学級で行うスポーツ大会を議題に話合い活動をしていました。とても身近な議題で話し合う子ども達ですが、これがとても重要なのです。自分の考えを自分の中で整理したり、友達の考えの意図を理解しようとしたり、異なる考えがあれば折り合いをつけようとしたり。話し合ったことを実行した後、その成果をみんなで分かち合う。未来を共に生きていこうとする態度へとつながる大切な力です。