日誌

附属中のできごと

かけがえのない「命」を大切に~性教育講話~

12月15日(木)6・7時間目に、3年生「性教育講話」を聞く機会に恵まれました。講師を務めていただいたのは、ほのか助産院の助産師・安藤直美様です。

今、14歳・15歳の3年生たち。今から14~15年前に「奇跡的な命の誕生」のもと、この世に生まれてきました。そして今こうして出会って、日々を当たり前のように過ごしています。しかし、安藤様のお話を聞きながら、それは本当に奇跡的なことだと心から感じさせられました。「命を授かること」「命が生まれてくること」「命が育つこと」どれも奇跡です。だからこそ、自分を大切に、相手を大切にしなければなりません。「性」とは、「心(りっしんべん)」+「生」からなる字です。心も体も大切にする、という意識を常にもちこれからを生きていってほしい、という思いが深く心に染みる講話でした。

これからいろいろな局面に遭い、悩むことや考えなければなならいこともあるかもしれません。そんなとき、今日のお話を思い出せば、自分を大切に、相手を大切に、命を大切にする選択をしていけるのではないかと思います。最後に生徒を代表して吉村悠良さんがお礼の言葉を述べました。

お忙しい中、心に残る授業をありがとうございました。

 

 

 

日常の風景 ~国語科と技術科のコラボ作品~

久しぶりに校内を回っていると、次のような掲示物が貼られていました。

修学旅行記、9月に行われた修学旅行で学んだことを、随筆、物語、報道文、紹介文など文章の種類を班ごとに選択・分担し、まとめたものです。

文章内容を国語の授業で考え、作成を技術の授業で行いました。

それぞれの作品が修学旅行で体験したことだけでなく、その後調べて分かったことを掲載するなどの工夫がされており、楽しく読み進めることができました。「楽しかった」だけで終わらせず、学びをつないでいくことは大事なことですね。

全国コンクール入選!

夏休みの課題として書いた作文ですが、さまざまなコンクール・コンテストに送ったところ、多くの入賞のお知らせをいただいています。もともと生徒自身の視野を広げると共に、自分に合うコンクールを見極める力、文章を書く力を少しでも高めてほしいと課している課題ですが、結果として入賞のお知らせをいただくと殊の外嬉しいものがあります。

12月3日(土)、東京・ホテルニューオータニにて、讀賣新聞社主催「第72回全国小・中学校作文コンクール」中央審査入賞者の表彰式が行われ、本校2年生松山柚乃花さんが見事入選を果たし、表彰を受けました。作文は、地域と自分との関わりを10枚を超える枚数に丁寧に綴った佳作です。松山さんが小さな頃から地域に支えられ成長してきたこと、これからも成長していくことが優しい筆致で書かれています。なお、後日、都城市役所を訪れ、市長に受賞の報告を行いました。

松山さん、おめでとうございます!これからも、自分の思いの丈を文章に綴ってください。

 

 

花の植栽体験がありました。

12月12日(月)、1年生による花の植栽体験が行われました。この活動はこれまで行ってきた福祉体験学習のまとめとして行われるものです。まず、南九州大学の長江教授から「花とヒトの関わりについて」というタイトルで講話を行っていただきました。長江教授は、多くの興味深い話をしてくださいました。その中で、国や宗教に関係なく亡くなった方に花を捧げるのは人間だけであることから「ヒトは本来、人のために何かしようとする優しい生き物」であることを挙げ、花は人の心を癒すことができる役に立つものであると述べられました。

講話の後は、南九州大学の学生と一緒に、花の植栽を行いました。生徒は長江教授からお話しいただいたことを踏まえ、楽しく活動しつつも心を込めて花の植栽を行いました。

生徒が植栽した鉢植えは、新型コロナ前までお世話になっていた高齢者福祉施設を中心に配布させていただく予定です。生徒が植栽した鉢植えが誰かのために役立てばよいと感じたところでした。

なお、今回の学習の実施に当たり、御協力いただいた長江教授、南九州大学の学生様、本当にありがとうございました。

医師会病院講話がありました

12月9日(金)5、6限目1,2年生を対象に医師会病院講話がありました。この講話は新型コロナ前まで実施していた都城市郡医師会病院での体験の代替活動として行うものです。

講師を務めてくださったのは、都城市郡医師会病院 医師で救急科の久保佳祐様薬剤師の石﨑寛大様のお二人です。

まずオープニングトークで先生方の簡単な自己紹介がありました。次に、薬剤師の石﨑様、医師の久保様の順に仕事内容や求められる力などについてお話を頂きました。具体的には、石﨑様から薬剤師の試験問題に関するクイズ、処方箋の確認(疑義照会)の重要性や処方指導について、久保様から救急科について動画での紹介、ドクターヘリやドクターカーの説明、宮崎県の医療状況について教えて頂きました。生徒達は真剣に、たくさんメモを取りながら聞いていました。また、「求められる力」については、お二方とも「コミュニケーション力」を挙げ、同じ医療に携わる仲間(チーム)として、良好な人間関係を築く力が必要であると述べられました。中学生の質問にも丁寧に答えてくださり、「今、中学生のうちにやっておいた方が良いことは何か?」という質問に対して石﨑様はとにかく勉強をしておくことで未来が切り拓ける。それから体力が必要。」、久保様は「自分の楽しいと思うこと(習い事や部活動)を通して、年上や年下の人と関わり、上手な人間関係を築く力を伸ばすことが必要。」と返答されていました。世界が誰かの仕事でできている限り、どんな仕事でもコミュニケーションを図ることが重要ということを学ぶことができました。最後に、生徒を代表して2年生永濵結愛さんが御礼の言葉を述べました。

本日は、お忙しい中にもかかわらず、講師を務めて下さった久保様、石﨑様、誠にありがとうございました。久保様が最後におっしゃった「宮崎県には医者が足りません。ぜひ仲間になって人々を助けましょう。」という言葉に心を動かされて、本校から医療に携わる人材が誕生し、医療現場で活躍してくれることを願っています。

なお、1月には医療機器の体験等を行う予定です。