学校ニュース

2022年6月の記事一覧

「青いひも」が教えてくれたこと

ある学級の廊下にある雑巾がけに目が留まりました。洗濯ばさみにきちんと止められた二つ折りの雑巾。整然と並んで、使いやすそうです。

よく見ると、青いひもで区切ってありますね。私も長いこと学校で働いていますが、これは初めて見ました。一人一人の子ども達が後片付けしやすく、そして、次に使いやすくするための担任の先生のアイデアです。おそらく、担任する子ども達の顔を一人一人思い浮かべながら、作業をされたのだと思います。「きれいに片付けなさい!」と言うのは簡単ですが、このように一人ずつ区切ってあれば、どの子どもも片付けやすくなります。

なるほど、「どのようにすればよいか」を子ども達に具体的に示してあげることが大切なんですね。勉強になりました。

【担任の先生の思いとそれに応える子どもの心が見えますね】

【ふと校内を歩いていると・・・】

今日は朝からたくさん雨が降りました。今朝の1年生の靴箱の様子です。色とりどりの雨靴が並んでいますね。美術館のようで、何だかとても鮮やかだと思いませんか?

早口言葉ウォークラリー

「うちゅうで かいじゅう だちょうと やきゅう」

「きょうの きゅうしょく きゅうりと ぎゅうにゅう」

「としょしつで きんぎょの ほんよむ にんぎょひめ」

これらは、校内に掲示してある「早口言葉ウォークラリー」の一部です。

「読み」の基礎である「促音(小さい「つ」のある言葉)」「撥音(「ん」のある言葉)」「拗音(小さい「やゆよ」のある言葉)」「長音(のばす音のある言葉)」を利用した早口言葉です。

「読み」は学力の基盤。日常生活の中で、遊びを通して「読みの基礎」を自然に身に付けさせたい、伸ばしたい。そんな福島小の先生達のアイデアです。

たくましい!バナナの力

宮崎県最南端の串間市。南国の雰囲気を感じるバナナの木が我が福島小の一角に植えられています。

実は、去年11月、巨大なバナナの葉が教室へ入る光を遮っていたので、思い切って茎の根元から伐採しました。ところが、今では、写真のように青々とした葉を茂らせています。この夏でどこまで大きくなるのでしょうか。

たくましい生命力に驚かされます。 

「自律」と「協働」はこんな身近に

6月の全校朝会でタイトルについてのお話をしました。

〇「自律」とは、目標達成に向けて、自分をコントロールしながら、自ら判断し、実行すること。

 〇「協働」とは、同じ目標の達成に向けて共に力を合わせ、役割を分担して取り組むこと。さらに、成果を共に分かち合うこと。

子ども達には少し難しい意味かもしれませんが、このことについて今日発見した子ども達の姿です。

【自律】1年生の道徳の時間に、自分の考えを自分でまとめ、自分の言葉で発言している子ども。

難しい課題でも投げ出さないで、自分の気持ちと対話をしながら、やり遂げる。学校の中にはそういう活動が大小の差はあれ、無数にあります。そういった意味で、子ども達は学校で「自律」する力を少しずつ身に付けています。

もうひとつ、1年生教室前にあるアサガオ。種まきしてからずいぶん大きくなりました。このお世話も「自律」のひとつですね。アサガオの立場に立って、お水をどの程度あげたらよいかは、子ども達一人一人の判断によるもの。また、お世話は長い期間にわたります。すぐには成果は出ません。みんな目標達成して、きれいなアサガオの花を見たいですね。

【協働】6年総合、くしま学の時間です。串間の未来について考えています。「正解はこれ!」といったものはありません。子ども達がそれぞれの考えを持ち寄って、よりよい考えへと練り上げていく。創造する。私たち大人は、東日本大震災を経験し、これまでの常識が根底から覆ることを痛感しました。子ども達の未来はまさに先行き不透明。だから仲間と協働する力は、今後ますます大切だと考えます。

 協働についてもうひとつ。3年生では、学級で行うスポーツ大会を議題に話合い活動をしていました。とても身近な議題で話し合う子ども達ですが、これがとても重要なのです。自分の考えを自分の中で整理したり、友達の考えの意図を理解しようとしたり、異なる考えがあれば折り合いをつけようとしたり。話し合ったことを実行した後、その成果をみんなで分かち合う。未来を共に生きていこうとする態度へとつながる大切な力です。

同じ巣でも・・・

以前、似たようなお知らせをしたことがありますが、下の写真、何かが映っていますがわかりますか?そうです。お昼前、また、蜂の巣を発見、環境整備員さんの報告によるものです。すぐさま、市教育委員会へ連絡し、撤去していただくようにお願いしたところでした。

今年、今回で2例目。これから夏本番を迎えます。ますます注意しなければなりません。

一方、ツバメの巣です。立派な巣ですが、もう巣立ったのでしょうか?こちらの方は、いる気配がありません・・・。

学校支援訪問でした

 串間市教育委員会が主催する学校支援訪問がありました。串間市教育委員会から教育委員、指導監、指導主事、中部教育事務所から副主幹、指導主事の方々総計13名、そして、市内各学校から26名の参観者を迎えて、午前中、授業公開を行いました。

そして、午後には、指導主事の先生方と授業者が個別ミーティングを通して、本日の公開授業を振り返りました。福島小の先生方にとってこれまでの指導を振り返り、今後のさらなる授業改善につなぐ貴重な時間となりました。本日ご指導いただいたことは、また2学期に串間市教育委員会の方々に訪問していただき、確認等を行っていただく予定です。

校内研究でも引き続き、福島小の子ども達のために、授業改善に取り組んでいくことにしています。一丸となって頑張ります!

各先生方の本日の授業の様子は、以下の写真のとおりです。

【1の1 算数】

【1の2 算数】

【1の3 国語】

【1の4 算数】

【2の1 算数】

【2の2 道徳】

【2の3 本日は事情により実施できませんでした。】

【2の4 算数】

【3の1 道徳】

【3の2 外国語活動】

【3の3 算数】

【4の1 国語】

【4の2 国語】

【4の3 国語】

【5の1 社会】

【5の2 道徳】

【5の3 国語】

【6の1 算数】

【6の2 体育】

【6の3 国語】

【たんぽぽ 算数】

【少人数】

【通級指導教室】

【音楽専科】

【理科専科】

【保健室】

雨の日は読書がいいね

先日、南九州もいよいよ梅雨入りしました。串間市も昨日から今日にかけてずっと雨が降り続いています。

さて、今日は、串間市立図書館から2名の職員の方が来校されました。

市立図書館の方々には、日頃から移動図書館で子ども達のために数えきれないほどたくさんの本を届けていただいています。いつもありがとうございます。

今日の来校日は、福島小の希望のあったクラスの子ども達に直接、図書利用やお勧めの本などを教えていただいたり、その他、新刊図書の受け入れ、図書室整備などをしていただくためのものです。(1学期に2回、夏休み中に1回来校予定です。)

窓外では雨がシトシトと降る中、3時間目の図書室は、3年生が楽しく本に親しむ様子が見られました。現代社会は、パソコン、タブレット、スマホなど、デジタル画面を目にする機会が多くなりましが、このように、紙の色彩や紙に印字された活字にふれる機会もとても大切だと思います。

雨の日には雨の日の過ごし方を身に付けてほしいこの季節、本を読むのには絶好のチャンスですね!

【市立図書館の皆様、いつもありがとうございます】

毎日の給食時間はこのように

毎日4校時終わりの11時50分から12時過ぎの間、職員室前のろうかでは、各学級の給食当番さんが手分けしてその日の給食を運んでくれている様子を見ることができます。

福小ルールでは、当番の皆さんは、職員室前で必ず一度立ち止まって、みんながそろっていることを確かめてから、教室へ移動しています。

その日の給食を持って、教室へ向かう子ども達。福小のろうかはけっこう長いのですが、このように毎日、お友達と力を合わせて運んでくれています。

ある教室で担任の先生が、下の写真のように、子どもからの相談を受けていました。その日の体調によっては、食べられる量が変わってきますよね。そんな子どものオーダーに寄り添って、丁寧に対応している担任の先生の姿がとても印象的でした。

1年生の給食は、5年生と6年生が準備してくれています。下の写真は、今日も立派に役目を果たして、教室へ戻っていく5年生の後ろ姿。その姿、かっこいいですよ!お疲れ様でした!

1年生のある学級。今日もおいしくいただきましたね!

同じ時間、放送室では、給食時間の放送を頑張ってくれている放送委員会の子ども達。黙食が始まって久しくなりますが、このようにして毎日の放送に取り組んでいる子ども達がいることで、黙食でも充実した時間になっています。いつもありがとう!

給食終わりには、下の写真のように整列した当番さんが次々にコンテナ室へ食器や食缶などを運んできてくれます。手際がいいです。

給食コンテナの回収時刻は決まっているので、毎日、限られた短い時間で片付けをしなければなりません。

このようにコンテナへ収納していきます。

全ての片付けが終わると、再び、こうして並んで教室へ帰っていきます。今日も無事に終わりましたね。当番さん、ありがとう!ご苦労様でした!

 

非行防止教室~4年生が学びました

現在、「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」が施行されています。もうご存知のことだと思いますが、この法律は、サーバーの管理者、インターネット関連の事業者、そして、保護者が一体となって、子ども達を守るための法律です。インターネットはとても便利ですが、有害な情報や犯罪に巻き込まれる危険性があるのも現実です。子どもの使用に際してはフィルタリングをかけるなどして子ども達の安全を守ること、私達大人の義務だと言えます。また、自分のことを自分で守っていく力は、これからを生きる子ども達にとって身に付けさせたい大切な力のひとつです。

そういった背景から、4年生で「非行防止教室」としてインターネット関連の問題について考える学習を行いました。専門の方を講師としてお呼びして、例えば、SNSのライン上での会話のトラブルやゲームの課金など、具体的な場面でくわしく学びました。

日常生活でやらないことは、インターネット上でもやらないこと。ルールをきちんと守って正しく利用すること。

子ども達のとても身近な存在となっているスマートフォンやパソコン、タブレット。ご家庭でのルールはきちんと理解されているか、話題にされるのもよいです。これからも大切な子どもをネットトラブルや犯罪から守りましょう!

熱い思いで学んでいます!

福小には本年度2名の新規採用の先生方がいます。ちょうどこの時間は校内研修で、指導担当の先生の前で、道徳の模擬授業に取り組んでいました。模擬授業とは、子ども達がその場にいるようにシュミレーションしながら、授業の流れを検証したり修正したりすることです。

本年度1年間は、このように指導担当の先生や校外の研修でも多くの学びを得ることになると期待しています。福小みんなで支えますよ!