日誌

附属中のできごと

1年生・福祉体験学習~高齢者施設に贈る花の寄せ植えの作成~

冬の澄んだ冷たい空気を纏い冴え冴えと輝いた夕べの満月の名残の残る空を見上げた1月26日(金)早朝。中学時代に感染症による行事への影響を受けた学年の一つである高校2年生が修学旅行に出発しました。同時に、この日は1年生の福祉体験学習の最後となる「花の移植体験学習」も行われるとあり、天気がよいことと、寒すぎないことを祈りつつの見送りとなりました。5・6時間目に行われた「花の移植体験学習」は、今年で4回目の実施となる福祉体験学習です。1年生はさまざまな福祉体験学習を重ねてきました。そして10月にその集大成として高齢者施設を訪問し学習させて頂きました。今回行ったのは、お世話になったそれぞれの施設の方々に心を込めて花の寄せ植えを贈ろう、という取組です。講師として来ていただいたのは、南九州大学環境園芸学科長江嗣朗先生、そして南九州大学の3年生・4年生の8名の学生の方々にも指導の協力を仰ぎました。5時間目は長江先生の授業。「花と人との関わり~花はヒトに必要か~」と題された先生の授業は、表情豊かに軽妙な語り口で生徒たちの心をぐんと掴んでいくのが伝わってきます。生徒たちも先生が仕掛けられた問いに答えようと一生懸命です。「なぜ高齢者施設に花を贈るの?」ということを花の不思議や花の来歴などをひもときながら考える場を与えてくださいました。続く6時間目は、寄せ植えづくりの実習です。実習に向けて、大学生の方々が5時間目のうちに外で準備をしてくださっていました。大学生の方々は、それぞれの班についてくださって、寄せ植えについて細かに指導して頂きながら楽しく実習に取り組みました。あちらこちらで大学生の方々と生徒たちの笑顔や笑い声が溢れ、心のこもったよい寄せ植えを作り上げることができました。後片付けも済んだ後、生徒を代表して井之上さくらさんがお礼の言葉を述べました。お忙しい中、多くの準備をしてくださり、手厚い指導をしていただいた、長江先生、大学生の方々、そして派遣くださった南九州大学に深く御礼申し上げます。ありがとうございました。寄せ植えは、近々各高齢者施設に届ける予定です。

 

 

 

 

 

 

  

化学部の出張授業第2弾

令和6年1月26日(金)の放課後、化学部の先輩方に実験を教えていただきました。今回は準備からサイエンス部員が活躍できる場を用意してくれていたので、みんな熱心に実験に取り組むことができました。テルミット反応という酸化還元反応の実験でした。燃焼する際の様子が面白いから、附属中生が興味をもってくれるのではないかと考えてくれていたようです。その意気込みを聞けただけでも、附属中生は感動していました。酸化鉄5gとアルミニウム2gを部長の附属中出身である大山先輩の手助けを借りながら、田中さんが丁寧に測りました。次に、重留さんが乳鉢で丁寧に混合し、長倉さんが、附属中出身の永野先輩と一緒にマグネシウムリボンを切りました。1回目の実験は思ったほど火の手があがらず、「なぜ?」かを検証したところ、濾紙を濡らしていないことが判明。すぐに、再挑戦。失敗を次の成功へと導くために考えるところが附属中生のいいところです。次は3000度の高温になり、酸化鉄を取り出すことがでるはずでしたが、取り出した小さな塊をハンマーでたたくと、粉々になってしまいました。残念ながら酸化鉄は取り出せませんでしたが、様々な反応が見られ、とても面白かったです。・・・結果、バケツに穴が開くということも驚きでした。実験後は、恒松さんが、「マグネシウムリボンを使った理由」を質問したり、とても有意義な時間となりました。ご協力いただいた、化学部のみなさん鳥取先生、ありがとうございました。

      

清泉会集会がありました

先週行われた学級討議・四者会・中央清泉会を経て、1月25日(木)7時間目清泉会集会が開かれました。今年度開かれる集会も残り少なくなってきました。日常の取組としては今年度最後となる旬間が始まります。旬間の目標達成を目指し、各委員長から発表された具体的対策に全員で主体的に取り組んでいきたいものです。また、今回の集会では、3学期に行われる「立志式」「卒業式」などを見据えて、挨拶や礼などをしっかりできるように、みんなで練習しました。保体清泉会の保健委員を代表して3年宮原瑛太さん松葉理桜さんからは、3月8日(金)に実施予定の「お弁当の日」についてのお知らせや紹介がありました。集会後に表彰・紹介も行われました。今回表彰・紹介されたのは以下のとおりです。

 

 〇 令和5年度宮崎県読書感想文コンクール   課題読書の部佳作 奥津至禮さん(2年)

 〇 第46回JA共済小・中学生書道コンクール 佳作(半紙の部) 小山田安里さん(1年)

                        佳作(半紙の部) 萬壽瑛那さん(1年)

                        佳作(条幅の部) 石橋彩花さん(2年)

                        佳作(半紙の部) 増田陽さん(2年)

 〇 令和5年度第2回実用英語検定合格者

 〇 令和5年度第2回漢字能力検定合格者

 

 

 

 

 

 

日常の風景~寒い一日

1月24日(水)。この冬最強寒波の到来ということで、朝から「寒い!」という生徒たちの声を聞くことしきり。能登地震の被災地にも雪と聞くと、心痛む思いです。めったに雪の降らない宮崎県ですが、3年生の廊下から眺めた高千穂峰はうっすら雪を頂いていました。生徒たちは1時間目から学力推移調査2日目に真剣に取り組んでいました。廊下には、先日紹介された英語で書かれた「Diary Winter Vacation」がどの学年も貼られています。それに並んで、国語の掲示物も。1年生は「『故事成語』で四コマ漫画」と題してカラフルな作品が貼られています。2年生は「討論を経て書いた意見文」、3年生は「全体会議を終えて書いた意見文」と、それぞれ「話すこと・聞くこと」から「書くこと」へと繫がる学習の成果が紹介されています。午後、総合的な学習は、どの学年も「自然科学探究」のまとめや発表準備に一生懸命取り組んでいました。教室は、そこまで寒さは感じられないのですが、廊下はかなり寒い環境です。そんな廊下で受験勉強に取り組んでいる高校3年生もいます。寒い一日はこうして過ぎていきました。