日誌

子どもたちや学校の様子

伝え合い、学び合う学習を目指して。

 今日は、本年度第2回の学校支援訪問でした。北部教育事務所と町教育委員会から2名の先生をお迎えし、5校時に5年生の算数の授業を参観していただきました。

 今日の学習内容は、平行四辺形の面積の求め方で、「面積の求め方をいろいろ考えよう」というめあてでした。既に習っている三角形や四角形をもとにして平行四辺形の面積を求めます。そして、その考え方を友だちに伝え合うという活動がポイントでした。

 子どもたちは、担任から渡された平行四辺形の図に、対角線を引いて2つの三角形に分けたり、四角形と三角形に分けたりして、面積を求める式を立て、解いていきました。とても真剣に集中して考えました。短い時間の中で三つほど考えた子もいました。

次に、自分の考えをいろいろな友だちに説明していきました。自由にペアになり、互いに説明し合ったら、また次の友だちを見付けて説明していきます。

最後に、4人の子どもたちが、全員の前で考えを説明しました。緊張しながらも、はっきりした声で、筋道立てて伝えることができました。

今日の学習をもとに、次の時間は、平行四辺形の面積を求める「公式」を導き出す学習に進みます。公式の意味を理解するための大切な今日の学習でした。

9月まで5年生は、6年生との複式指導での算数でしたが、10月から支援の先生が配置され、学級担任による単式指導となりました。伝え合いに重点を置いた指導ができるようになったのはそれからで、まだ日も浅いながら、今日は子どもたちもしっかり伝えよう、学び合おうという姿が見られました。これからが、とても楽しみな5年生です。

  授業後、今日の授業についての事後研究会を行いました。子どもたちの伝え合い、学び合う力の向上や全員が「分かる・できる」授業づくりなど、押方小の子どもたちの学力アップにつなげるためのアイディアやヒントもたくさん出されました。ご指導やご助言をいただいたことに感謝し、更に学び合う「やかたの子」が育つよう、チーム押方小で取り組んでいきます。
  
☆ いろいろな考え方ができましたね。そして、それを友だちにしっかり伝えようと、とても頑張っていました。授業が終わった後のみんなの笑顔が、それを物語っていましたよ!

地域の工場や加工場を見学しています!

 今、3年生は、社会科の「工場の仕事」の学習で、押方地域にある工場や加工場の見学をしています。

 先週9日(木)には、「ひやくしようや」さんで、自家製の漬け物や栗を使った商品などについて、作り方や販売の工夫などいろいろ調べました。

 今日は、「高千穂酒造」さん。焼酎工場の見学に行ってきました。

 大きなタンクや機械が並ぶ工場で、①焼酎の原料となる米や麦などを蒸し、麹や酵母を混ぜて発酵させ、蒸留して焼酎ができるまで、②できた焼酎を瓶やパックに詰め、箱詰めされる工程、③箱詰めされた焼酎を出荷する倉庫、そして最後に、④焼酎かすや排水の処理、など、実際に見せていただきながら、係の方から詳しく説明していただきました。

 蒸して軟らかくなった原料を触らせていただいたり、麹や酵母によってぶつぶつと泡を出して焼酎のもとが発酵している様子を見せていただいたりもしました。初めて知ることや驚きがたくさんありました。

 押方地域でも、いろいろな物が作られ、売られています。おいしくて安全なものを作るための工夫やいろいろな人に味わってもらうための工夫など、工場で働く人たちの工夫や願いなどについて、たくさんの学びがあるようです。子どもたちのたくさんの疑問や質問にも丁寧に答えてくださいました。

 今月末には、「藤﨑食品」さんで「こんにゃく作り」について学んでくる予定です。どうぞ、よろしくお願いいたします。 

  「百聞は一見にしかず」で、実際に地域に出かけて学ぶことで、押方地域のものやこと、人に直接触れ、そのよさや素晴らしさに気付き、豊かな心の育成にもつながっていきます。お忙しい中、快く見学にご協力をいただいた皆様に、心より感謝いたします。
  
☆ 押方地域でもいろいろな工場で様々な物が作られていますね。どれもおいしく、県内外からもたくさん注文があるようです。20歳になったら、押方地区で作られるおいしい焼酎もぜひ味わってくださいね!

「第25回町民のつどい」で歌いました。

 11日土曜日、町武道館で、「第25回町民のつどい」が開催されました。

開会行事の「はじめの歌」では、毎回、町内のコーラスグループと小学生が一緒に合唱することになっているようで、今回は、輪番で押方小の子どもたちに合唱への協力依頼がきました。

 当日は、高千穂町内の2つのコーラスグループ「コーラス高千穂きらきら星」「高千穂町老人クラブホオジロコーラスグループ」と押方小4~6年生23名が、「町歌」と「もみじ」を合唱しました。

 一緒に合唱するのは当日が初めてで、大人の方の方が人数も多く声量もあるため、子どもたちの声がかき消されそうなくらいでしたが、大人の方々と声を合わせてきれいなハーモニーを届けようと、大勢の町民の前で精一杯頑張ることができました。

 ところで、この合唱を迎えるにあたり、当日の指揮者で、3つのコーラスグループの指導をしていらっしゃる町内在住の興梠純一さんが押方小に2回来校され、4~6年生のために事前の出前指導をしてくださいました。たった2時間でしたが、子どもたちをリラックスさせながら、おもしろおかしく頭声的な発声法を指導してくださり、子どもたちの歌声もみるみる変わってきました。さすがでした。短時間での成長に、私たち教員も、その専門性を生かした指導に多くを学ぶことができました。

 たくさんの町民の皆さんの前で、貴重な体験をさせていただいた4~6年生でした。
  

☆ 興梠先生から合唱の時の発声を教えていただきました。校歌や月の歌など、日頃歌う機会にも、ぜひ習った歌声で歌いましょう!そして、もっともっと美しくきれいな歌声が響く押方小にしてくださいね!興梠純一先生、ありがとうございました!


地域の高齢者とふれあいました!

 今日、「ふれあい交流会」を実施しました。地域の高齢者25名の皆様が来校してくださり、子どもたちにいろいろと教えてくださいました。

 1・2年生は、「昔の遊び」。あやとりやメンコ、お手玉、羽子板、紙飛行機など、おばあちゃん方と一緒にいろいろな昔の遊びを楽しみました。

 3・4年生は、「竹とんぼ作り」と「おじゃみ作り」に分かれました。おじいちゃん方から小刀やのこぎりなどの使い方を習いながら、慣れない手つきで難しい竹とんぼ作りに挑戦しました。おばあちゃん方からは、針と糸を使って縫い方を教わり、ハギレを袋状に縫って数珠玉を詰め、おじゃみを完成させました。できあがった竹とんぼを飛ばしてみたり、たくさんのおじゃみを抱えたりして、とてもうれしそうでした。

 5・6年生は、夜神楽の神庭に飾られる「えりもの」という紙切り飾りの作成です。型紙に合わせて美濃紙をカッターで切っていきますが、切り方にもコツがあり、丁寧にアドバイスしていただきました。細かな部分もあり根気のいる作業で、時間内に仕上がらなかった子どもたちもいたようですが、高千穂の伝統に触れられ、よい体験となりました。

 終わりの会の後、子どもたち全員が、おじいちゃん、おばあちゃん方一人一人とお礼の気持ちを込めて握手をして、交流会が終わりました。

 高齢者の知恵や技術に触れ、高齢者から学ぶことをとおして、子どもたちの感謝の気持ちや思いやりの心の育成にもつながるよい機会となりました。「地域と共にある学校づくり」のために、今後とも「やかたの子」、そして押方小へのご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。
 
 
  
☆ とても楽しく交流できました。いつまでもお元気で!そして、また、来年も押方小へいらしてください!お忙しい中、本当にありがとうございました。

最高の演奏ができました!

 今日は、「高千穂町教育文化祭『子ども音楽フェスティバル』」でした。会場の高千穂町自然休養村管理センターのメインホールには、高千穂町内小・中学校の代表の子どもたち約300名が集まりました。

 押方小の出番直前、「緊張するー!」っと、高学年の子どもたちがつぶやいていました。

 そして、いよいよプログラム4番、押方小の出演のアナウンスが入り、合奏の隊形に整列。はじめに、4年生2名が、堂々と学校紹介をしました。

 そして1曲目、合奏「Y.M.C.A(ヤングマン)」です。なんと会場で観ている他校の子どもたちが、押方小の合奏に合わせて「Y!.M!.C!.A!」の振り付けや手拍子をしてくれました。とてもうれしかったです。後半、押方小の子どもたちも「Y!.M!.C!.A!」と元気な声で大きく振り付けすると、会場からも大きな歓声と拍手が沸き起こりました。

 続く、斉唱「海の声」は、打って変わって静かな曲です。初めの10小節は、5年生伴奏の美しいソロピアノに、箱にあずきを入れた手作りの楽器で1年生が波の音を表してイントロに被せ、3~5年生4名の透き通る歌声で始まりました。11小節目から全校での斉唱になり、サビでは、精一杯の声で歌詞に込められた思いや心を会場の皆さんに伝えました。最後も静かにピアノと波の音で締めくくりました。

 全てが終わって会場から再び大きな拍手をもらった子どもたちの顔には、やり遂げた達成感や満足感、そして終わってホッとした笑顔が輝いていました。

 閉会式では、講評の先生から、「合奏では、楽器の掛け合いもよく、リズムもしっかり取れていました。振り付けで会場も盛り上がりました。斉唱は、全校のみんなの心が一つになっていました。歌声からも波の音が聞こえそうで、優しい気持ちになりました。」ととてもうれしい言葉をいただきました。

 これまで練習を頑張ってきた成果を十二分に発揮できた演奏で、本当に心まで笑顔になりました。押方小「やかたの子」の姿は、やっぱり最高でした!
  
☆ 他の小学校の3年生、4年生、そして中学生のお兄さん、お姉さん方の演奏も、とても素晴らしかったですね。学ぶところの多い音楽フェスティバルでした。

明日をお楽しみに!

 明日11月2日(木)に、高千穂町内小・中学校の子どもたちによる「子ども音楽フェスティバル」が、高千穂町自然休養村管理センターで開催されます。

 本年度、押方小は、全校児童42名で参加することになり、1学期から少しずつ練習を始めてきました。そして、運動会の練習とも並行しながら、9月からは合同練習も開始し、運動会終了後からは、週2回程度行ってきました。

 今日は、明日の本番を控え、朝の活動から1校時にかけて、最後の全体練習でした。これまでの練習では、途中で音やリズムがずれてきたり、子どもたちの表情が冴えなかったりしていましたが、最後の練習では、音やリズムのずれもほぼなくなり、元気な笑顔もいっぱいになりました。

 明日は、プログラム4番で出演します。1年生から6年生まで、全校児童で出演するのは、小学校では押方小だけです。元気あふれる合奏「ヤングマン(Y.M.C.A)」と、きれいな斉唱「海の声」を、みんなで心を一つにして演奏します。お時間の都合がつかれる保護者の方、地域の皆様、ぜひ、子どもたちの一生懸命に頑張る姿をご覧になってください。
  

☆ 1年生から6年生まで、そして、音楽や楽器が得意な人もそうでない人も、これまで一生懸命練習してきました。明日は、笑顔で楽しんで演奏します。ぜひ、観に来て下さい!

丸いでっかいおいもがごろごろと!

 先週の5・6年生の稲刈りに続き、今日は、3・4校時に、1・2年生が生活科で育ててきたサツマイモのいもほりを行いました。

 5月中旬に苗の植え付けをし、その後、雨が降らず苗が枯れてしまったこともありますが、それでも1・2年生は、水やりや草取り、観察などを続けながら、ようやく今日を迎えました。

 はじめに、イモのつるをはぎ、畝のマルチをはぐ体験をしました。

 そして、いよいよいもほり。掘ってみると、あっちこっちから「かぼちゃみたい!」、「でけー!」、「すごーい!」と歓声が。本当にかぼちゃみたいな形で、子どもたちの顔くらいでっかいおいもがたくさん採れました。一般的な形や大きさのものが少ないくらいでした。

 畑の周りの草刈りや電柵撤去、つる切りなど、今日も9名の地域の方々が、子どもたちのために協力してくださいました。その場で、芋のつるを使ってきれいなネックレスを作ってみせてくださった方もおられ、子どもたちも教えてもらいながら作っていました。いろいろと教えていただき、本当にありがとうございました。感謝!感謝!!です。

 1・2年生が掘った今日のサツマイモは、「いもパーティー」で料理し、協力していただいた皆さんにも振る舞う予定です。また、給食にも出されて、全校の子どもたちや先生方に食べてもらう予定です。はぎ取ったつるでは、クリスマスリースを作る計画だそうで、まだまだ楽しみが続きます。

 さて、今回採れたかぼちゃのようなサツマイモには、地域の方も「なんでじゃろかい?」と不思議がっておられました。インターネットで調べると、どうも苗の植え方が原因??かもしれません。来年に向けての課題となりました。
  
☆ みんなの顔くらいでっかく重たいおいもがたくさんとれましたね!早く食べたいですね。おいしい芋料理を作って、協力してくださった方々にもごちそうしてくださいね!

小学校最高の思い出をお土産に。

 今日は、修学旅行最終日。今朝も元気に最後の1日を迎えました。

 最終日の今日は、荒尾市の「三井グリーンランド」。これまで、押方小4人組で行動することも多かったようですが、今日は、今回友だちになった他校の子どもたちと仲良く一緒に遊具で遊び、たっぷり自由行動を楽しみました。

 楽しかった旅も終わり、結団式を行った「あそ望の郷」で5校の6年生は解団し、それぞれの学校毎に別れて帰路につきました。押方小の子どもたちも、夕方5時過ぎに、出発したチェーン着脱所に、無事元気に戻りました。3日間天気も最高で、誰一人体調を崩すこともなく、本当に楽しい2泊3日だったようで、買い物したお土産を手に疲れた様子もなくニコニコとバスを降りてきました。

 今夜は、楽しかったお土産話を家族にいっぱい語ってくださいね!疲れたことでしょうからゆっくり休んで、また、週明けに下級生や先生方にもお土産話を聞かせて下さい。3日間、本当にお疲れ様でした。

 今回の修学旅行にあたり、お世話になった添乗員さん、バスの運転手さん、バスガイドさん、見学施設やホテルの担当者の方々、そして、計画や準備、ご指導いただいた高千穂町内各小学校の先生方、保護者の皆様など、全ての皆様に御礼を申しあげます。本当に、ありがとうございました。
  
☆ 夢から現実に引き戻された感じで、まだまだずーっと、みんなと楽しい旅行がしたかったでしょうね。3日間の思い出は、一生の宝物となりますよ!学んだことを残り半年の小学校生活に生かしてください!

修学旅行2日目、友だちもたくさん増えました!

 修学旅行2日目、子どもたちは、朝も全員元気にホテルを出発しました。

 2日目は、まず、今回の修学旅行のメインでもある班別自主研修です。長崎駅前をスタートし、各班で計画した見学場所を徒歩や電車を利用しながら移動し、約3時間かけてゴールの最終研修場所である大浦天主堂を目指します。各班は3~4校の混成6~7人で編成されています。10月10日に実施した児童打合せ会で、班毎に見学場所や移動方法について計画してきました。計画通りに大浦天主堂にたどりついたかな?

 午後は、佐賀県に入り、吉野ヶ里遺跡の見学です。我が国最大の弥生時代の遺跡で、社会科の教科書にも出ており、子どもたちは、稲作の始まりや「ムラ」「クニ」の形成などについて学習しています。復元された集落の跡や発掘品の数々などから、古代の人たちのくらしぶりに思いをはせたことでしょう。

 そして、予定通りに全員無事にホテルに到着しました。今日の宿泊は、熊本県玉名市のホテルです。他校の友だちと2日間過ごして、今夜は夕べよりさらに子どもたちの会話や交流が進むことでしょう。マナーやきまりをきちんと守って、明日も楽しい修学旅行最終日となるように心がけてください。今日も最高の修学旅行日和で、よかったですね!
  
☆ 班別自主研修もあって、押方小の4人組も他校の仲間ととても仲良く過ごし、絆も深められたようです。

有意義な合同学習会でした。

 25日(水)、1~4年生は、高千穂小学校との合同学習会でした。

 10時過ぎに高千穂小に到着して、各学級で自己紹介などをした後、3校時から給食、昼休み、5校時まで高千穂小の子どもたちと一緒に過ごしました。

 高千穂小は各学年とも2学級あるため、押方小の子どもたちは、1・2年生は2名と3名、3年生は3名と4名、4年生は4名と5名に分かれて、各学級に入らせてもらいました。30名近い高千穂小の子どもたちの中に押方小は少ない人数で入ることになり、慣れない環境に、初めは不安や緊張で「借りてきた猫」状態の様子も見られました。

 しかし、高千穂小の先生に授業していただいたり、押方小の自分たちの担任の先生が授業したりする中で、次第に子どもたちは互いの心の距離も縮まってきたようで、給食や昼休み時間には、仲良く会話したり、一緒に元気いっぱい遊んだり過ごしたりする姿も見られるようになりました。

 高千穂小の友だちも増えて、また、大人数の中に入ることへの自信もちょっぴり付いたのでしょうか。押方小に戻ってきた時には、みんなニコニコ笑顔で、「楽しかった」という表情をしていました。

いつも少人数で過ごす小規模校の子どもたちは、大人数や異なる環境の中では、どうしても尻込みをしてしまい、初対面の人に積極的に声かけできなかったり、いつもの自分が表現できなかったりする傾向があります。将来、社会に出るときに必要なコミュニケーション能力を育てる上でもとても有意義な交流学習会です。中学校では一緒になる子どもたちです。早い段階から互いに交流をしておくことで、中学校生活もスムーズにスタートできることでしょう。

 高千穂小の先生方、そして子どもたちには、大変お世話になりました。ありがとうございました。来年もまた、よろしくお願いいたします。
  
  

☆ たくさんの高千穂小のお友だちと楽しい思い出ができて、よかったですね。また来年をお楽しみに!

☆ 5年生は、今日は学校でお留守番。給食は、いつもの教室でなくホールで先生方と楽しく食べましたよ!