日誌

附属中のできごと

SSH講演会と座談会~附属中生も熱心に参加しました

11月15日(金)5・6時間目に、中高生が一堂に会し、「SSH講演会」がありました。講師としておいでいただいたのは、宮崎県出身で、公益財団法人榊原記念財団附属榊原記念病院(東京都府中市)小児心臓血管外科・特任副委員長高橋幸宏先生です。小さな子どもの心臓の手術を数多く手がけられてきた高橋先生のもとを、多くの子どもたち、それも乳幼児や新生児が救いの手を求めて来ます。時間とのたたかいになることもしばしば。子ども、親御さん、手術チーム、仲間、そして執刀医……そこに大切な言葉として「緩和」があると話していただきました。先生のお話の中で、この「緩和」という言葉は何度も登場しました。みんなのなかにコミュニケーションや繋がりができて一つになってこそ一つの手術が行われ、命に向き合っていける、そう言ったお話は心に響きました。お話の途中で、高橋先生と患者家族の方々との交流や手術の様子のドキュメンタリーが流され、大変心打たれるものがありました。最後に質問コーナーがあり、附属中出身の高校の先輩方からも質問が積極的になされました。質問の返答として、話しの流れの中で「今、しっかり勉強をすることが大切」という言葉もいただきました。SSH講演会として、このような時間を中高生一緒に過ごせたことはとてもすばらしいことです。高橋先生、お忙しい中、有意義なお話をありがとうございました。

 

 

 

その日の放課後、高橋先生のご厚意で、希望者による高橋先生を囲んだ座談会も行われました。附属中からも、3年生石橋彩花さん竹本怜結心さん築地莉音さんの3人が参加させていただきました。全体で20名を越える参加者があり、生徒たちは高橋先生にさまざまな質問をしていました。医療系に進学したい生徒から、どのように子どもと接すればいいか、という質問が出たり、また、高校生活や大学生活はどのように過ごせばよいか、と進路・進学に関する質問が出たり、とみんな前向きで、居心地のいい空間がそこにありました。貴重な時間を割いてくださった、高橋先生に重ねて御礼申し上げます。