日誌

附属中のできごと

日常の風景~6月になりました

6月です。九州南部地方も梅雨に入りました。どんよりとした曇り空の合間からほんのり覗く青空を見つけては、少しほっとする日々。また、蒸し暑さも日に日に増してきて、夏服姿の生徒たちを多く目にするようになりました。6月の校内散歩。下足室にはたくさんの傘。雨が続きますからね。階段を上がっていくと、1年生の廊下には、国語の作品「私の好きな詩」が貼られていました。昔から愛されている詩から最近の歌の歌詞までバラエティに富んでいます。2年生の廊下には「私の枕草子」。清少納言のように、何かのテーマに沿って四つの季節の特徴を個性豊かに書いています。3年生の廊下には、「School Trip to Tokyo」と題した英語の旅行記が貼られています。英語の長文もなかなかのもの。写真もうまく取り込んで、わかりやすくしている人もいます。階段を降りて中学校保健室前に行くと、2年生が技術の「栽培」の授業で育てているベビーリーフの鉢植えが並んでいました。芽を出しているものも、そうでないものも。これから大きく育つことでしょう。6月の花というと紫陽花が浮かんできます。校内にないかな、と歩いてみると、理科室の前にありました。この花は、以前自然科学探究で花の色について出前授業をしてくださった先生からいただいた花だとお聞きしました。雨を受けてみずみずしく美しい花を開いていました。勉強に部活にさらに忙しくなる中学生たち。純粋な心で、みずみずしく大きく育て、と思ったことでした。

 

 

 

 

感謝、尊敬、邁進、最後まで堂々と~第74回都城地区総合体育大会激励会

5月30日(火)4時間目に、「第74回都城地区総合体育大会激励会」が行われました。3年生にとっていよいよ最後の地区大会となります。地区大会に出場する部活動や個人種目の人たちは、みんなユニフォームに着替え義友会館の前方に整列し、生徒たちと相対する形で始まりました。最初に教頭先生から、「こうして大会で戦えることに感謝の気持ちをもつこと、相手に対する尊敬の念をもつこと」という人として大切なことを話していただきました。続いて各部の決意表明。それぞれの部、種目、これまで努力してきたことを精一杯出したい、と力強く決意を語ってくれました。生徒代表からは、「邁進」という言葉で激励を受けました。邁進とは「芯をもってがむしゃらに突き進む」の意。不安や焦り、緊張もあるでしょうが、それぞれの学年の立場で精一杯頑張り、楽しんでほしいとエールが贈られました。最後に選手宣誓。代表のバドミントン部キャプテンの坂元希成さんが、「日頃の努力の成果を十二分に発揮し、仲間を信じ、最後まで堂々と戦う」と力強く述べ、みんなから盛大な拍手が贈られました。5月31日(水)~6月12日(月)にかけてさまざまな場所で行われる地区総合体育大会。選手の皆さん、頑張ってください。応援しています。

 

 

 

 

日常の風景~自分を磨く~

本校には「SET」という時間が折に触れあります。「Self Education Time」の頭文字を取って名付けられた時間です。「自走できる生徒」めざして、生徒自ら学ぶ学び方を身に付ける時間です。5月25日(木)7時間目SET」が実施されました。1年生から3年生まで、どの学年も静かに自学に励んでいました。この時間は、先生への質問も可能です。自らを磨くことを大切にできる生徒は、これからぐんと伸びていきます。

また、各学年の掲示板には、国語生徒作品が掲示されていました。授業で習ったことをもとに、発展学習としてその成果を発表する場となっています。1年生「漢字の部首」をひとりずつ担当して発表。2年生「人物の魅力」を文章化し発表。3年生「作品の批評」を文章化し発表していました。これも、自分を磨くことの一つです。

 

 

 

教育実習生 頑張っています!

今年も教育実習生がたくさん来てくれることになっています。現在、保健室に田中あさひ先生が来てくれています。都城泉ヶ丘高等学校を卒業した先輩です。6/9までの4週間という比較的に長い期間ですが、毎日頑張ってくれています。

先日は、掲示物の作成を頑張っていました。歯科検診のときに歯医者さんがおっしゃる言葉などを分かりやすくまとめています。昨年度は病院に看護実習も経験されていることもあり、養護教諭を目指していたり、看護師を目指している在学生から色々と質問も受けているようです。

キャリア探究~2年生、大学を探訪する

5月24日(水)午後、先週の自然科学探究での学習に続いて、今週もキャリア探究の学習の一環として南九州大学を訪れました。「大学探訪」というプログラムで、大学で講義を受けたり、体験学習をさせていただいたりすることを通して、上級学校の理解を深め、進学意欲や探究心を高めようというねらいで例年行っています。

南九州大学を訪れると、最初に環境園芸学部の中野光議先生から講義をしていただきました。「淡水域の生物多様性」というテーマでの講義です。私たちの身近にある淡水域(河川・池・田んぼなど)に生息する生物のこと、淡水域から受ける恩恵、そして淡水域の危機など、環境や地球について深く考えることができました。その後、二つの班に分かれて、「水辺ビオトープで水生生物の調査」「ヒーリングガーデンで陸上生物の調査」を体験しました。捕虫網やバケツなどを手に、楽しそうに、また興味深そうに捕まえた生物を見つめていました。最後に、生徒を代表して堀真広さんがお礼の言葉を述べました。

お忙しい中、丁寧な講義と体験学習の準備から実施までたい行っていただいた中野先生をはじめ職員の方々、そして快く生徒たちを受け入れていただいた南九州大学に心からお礼申し上げます。ありがとうございました。