日誌

附属中のできごと

合同体育~都泉祭に向けて

7月11日(金)2時間目に、1年生~3年生全校が同時に保健体育の授業に臨みました。合同体育です。7月に入り、来週からは特編授業も始まり、近づく夏休みにわくわくする人も増えてきました。本校の夏休みは比較的短く、7月28日(月)に1学期の終業の日を迎え、8月25日(月)には2学期が始まります。2学期に入るとすぐ、学校全体が「都泉祭」に向けての活動中心の日々となります。都泉祭・体育の部では、中学生全員リレー、中学生団技、中学生アトラクション、この三つは中学生だけの種目ですので、しっかりと準備をしておく必要があります。特に中学生アトラクションは、毎年3年生が中心となって、ダンスを振り付け、全校で披露しています。今年も、3年生ではダンス実行委員が立ち上がり、準備を進めています。今年度初の合同体育となったこの日、ダンス実行委員の挨拶もありました。これから、都泉祭体育の部に向けても、中学生全員力を合わせて頑張っていきましょう。

 

 

1年生自然科学探究出前授業~音について

7月9日(水)6・7時間目に、本年度初めての自然科学探究・出前授業が行われました。今回授業を受けたのは、1年生で、講師としておいでくださったのは宮崎大学名誉教授秋山博臣先生です。秋山先生は、開校当初から本校の自然科学探究・出前授業に関わってくださっています。テーマは近な物理学~音について、基本的な話と身の周りの題材を使った実験」。音は、「空気、水、金属などの振動が伝えられるもの」という定義を学び、ふんだんな演示実験に目を奪われながらの学びが続きました。実験は、多くが身のまわりにあるコップ、ひもといった身近なもので、とても親しみやすいです。「音の高さ」「音の強さ」「音色」という音の三要素も学びました。実際の音は、基本音に倍音が重なりながら複雑な音になっている、ということも分かりました。休憩時間には、様々な実験道具を実際に触らせていただき、みんな楽しそうです。バンジーチャイムに挑戦した人もいました。これから自然科学探究の研究を進めていく生徒たちにとって、身近な不思議に触れる貴重な時間 となりました。最後に生徒を代表して金澤結海さんがお礼の言葉を述べました。お忙しい中、授業をしてくださった秋山先生、本当にありがとうございました。

 

 

保健体育~水泳の授業

全国的に保健体育の水泳の授業が話題になっています。学校のプールの老朽化、管理、高温猛暑の気候などを鑑み、民間のプール施設を利用して授業をしたり、水泳の授業そのものを取りやめたり。本校には現在学校のプールがなく、開校当初から近くにある民間のプール施設等を利用して、1・2年生で水泳の授業を実施してきました。今年度も、7月9日(水)~10日(木)の二日間で、1・2学年それぞれ計6時間の水泳の授業が実施されました。初日の9日(水)は、午前中の2~4時間目が1年生、午後の5~7時間目が2年生が水泳の授業に臨みました。下足室前に集合し、交通安全に配慮しながら近くのプールに移動し、さっそく水泳の授業開始です。久しぶりの水泳とあって、まず水に慣れるところから。少しずつ感覚を取り戻しながら、実際に泳いでみます。今年は梅雨明けが早く、暑い日が続いていますので、とても気持ちよさそうです。途中、附属中の先生方も様子を見に来られていました。「泳げる」ということは、命を守ることにもつながります。水泳の授業を大切にしたいものです。明日、10日(木)は、午前中が2年生、午後が1年生の授業となります。

 

 

 

租税教室がありました

7月8日(火)3・4時間目3年生「租税教室」に臨みました。都城法人会の方々が14名、講師としてきてくださりました。3年生が自分の将来設計をする上でお金・税の関わりを考えることは避けては通ることができません。そのため、租税の種類や役割、収入に応じた生活の必要性、保険の役割、投資のリスクなど社会で生きる知識を学ぶことは大変意義深いことです。今回は、8人グループでそれぞれに講師の先生方がついてくださり「人生ゲーム」のような形態で、楽しみながら獲得することができました。また、休み時間には講師の先生方と自由に社会のことについて質問応答する姿が見られました。キャリア教育の視点から見ても有意義な時間を過ごすことが出来ていたように思います。租税教室終了後は生徒を代表して田中史恩さん前村柚菜さんがインタビューに答えていました。

貴重な体験をさせていただいた都城法人会の皆様に、心からお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

平和学習がありました

夏がやってくると「戦争」について考える機会が多くなります。今年度、本校では7月8日(火)5・6時間目「平和学習」が行われました。今年度、講師を務めてくださったのは、俳優・声優養成校「サラみやざき」の方々です。朗読劇「島ものがたり」を3人の朗読により演じてくださいました。「島ものがたり」は、1945年(昭和20年)5月2日の早朝に、延岡市の離島・島野浦で実際に起きた米軍による機銃掃射で命を落とし、重傷を負い、被害を受けた状況を、証言をもとに著した「島物語~太平洋戦争末期秘話・島野浦戦記」から制作した朗読劇です。サラみやざきの俳優さんによる朗読は、臨場感に溢れ、効果音も相まって、心に訴えかけるすばらしいものでした。ちょうど機銃掃射から発された赤い光を「赤いトウガラシが目の前を通っていった」と形容し、みんなで負傷者を助けようとした場面も具体的で、その真に迫る表現に、会場にいる全員が真剣に聞き入っていました。朗読劇が終わった後、「戦争が終わって80年。しかし、現在も戦争があっている状況。一人一人が、また、それぞれの家庭で、話してほしい。他人事ではなく興味をもって考えてほしい。」とお話がありました。最後に、生徒を代表して3年生田中史恩さんがお礼の言葉を述べました。サラみやざきの皆さん、すばらしい朗読劇をありがとうございました。

 

 

 

続いての時間は、ファミリーごと「平和な社会をつくるためにはどうすればいいのか」を考え、各ファミリーでまとめ、それぞれのファミリーが発表をしました。10ファミリーが発表した後、全体のまとめとして1年生日髙竜惺さんが「互いの意見を尊重すること」「暴力で解決しようとしないこと」と発表してくれました。10ファミリーが考えた意見は、校内の掲示板に掲示されます。異学年のファミリーで、よい考え合い、伝え合いができました。これから今回考えたことを、みんなで実践していきます。