日誌

附属中のできごと

第16回附属中学校・第80回高等学校入学式挙行される

「午後から雨」という予報で、曇天の下に葉桜になりかけた桜の木々もまだ薄桃の花を纏っていて、新入生を心待ちにしているかのような、そんな朝を迎えた4月10日(木)、泉ヶ丘では第16回附属中学校・第80回高等学校入学式が挙行されました。8時前に1年生教室に行ってみると、きれいに飾られ整然としていました。新入生の通る階段を3年生が朝から掃除をしてくれました。また、体育館前では受付のテント設営を2年生が手伝っていました。8時過ぎには、少しずつ新入生が登校し始めました。真新しい制服に身を包み、鞄を背負い、やや緊張した面持ちです。そんな新入生たちを、先輩になりたての2年生が、活き活きと受付の場所から教室まで案内していました。朝の会を済ませた2・3年生が会場の体育館に移動し、在校生と保護者の皆様、来賓の皆様、職員と揃ったところで、「新入生入場」の声と共に担任の杉田先生を先頭に附属中1年生が入場してきました。40名全員が自分の座席の前に立ち、揃って着座。続いて高校の新入生289名・7クラスが入場。最後の7組は、先日附属中を卒業した附属中13期生です。全員が顔を揃え、式は始まりました。開式のことば国歌斉唱の後、いよいよ入学許可宣言です。担任の先生の呼名に、新入生全員が「はい。」と大きな声で返事をして起立していきます。40名全員、よい返事ができ、校長先生から入学を許可されました。続いて校長式辞。校長先生は、「①自らの価値を見極め、他者のよさを認められる人になってほしい。②何事に対しても、果敢に真剣に取り組み行動する人になってほしい。」という希望を伝えられ、故郷の歌人・若山牧水の「けふもまた こころの鉦を打ち鳴らし 打ち鳴らしつつあくがれて行く」という歌を紹介され、真摯な気持ちで心の鉦を打ち鳴らそう、と締め括られました。PTA祝辞では会長の橋詰様が、泉ヶ丘の恵まれた環境を、高い志や主体的取組の姿勢、熱意、先輩達の姿など、人や心の面から話してくださり、3年後・6年後に充実した進路選択ができるよう頑張ってほしいとエールを贈ってくださいました。来賓紹介では新入生・在校生共に、わざわざ時間を割いてご来場いただいた来賓の方々の方を自然に向いて、返礼をしていました。祝電・祝詞は、多方面からお祝いの温かい言葉をいただきました。ありがとうございました。新入生代表宣誓では、附属中新入生代表は夏田啓介さんが務め、高校生の代表生徒と一緒に、交互に宣誓の言葉を述べました。堂々と立派な宣誓でした。その後、校歌斉唱があり、閉式のことばをもって入学式は終わりました。式の直後に行われた対面式では、附属中新入生を代表して池口泰樹さんが発表しました。これからの学校生活や授業・部活動・行事等に大きな期待を抱いていることと共に、先輩方への「よろしくお願いします」という気持ちがしっかりと伝わりました。対面式終了後、拍手の中を新入生は退場していきました。その後、学級に戻り、保護者と共に最初の学級活動が行われました。いよいよ始まる附属中での1年生としての生活。日々を大切に、これからチーム泉ヶ丘の一員として頑張っていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明日は入学式!~新1年生、待っています!

4月9日(水)2・3年生が明日の入学式の準備をしました。2年生は大専心(大清掃)のときに、1年生の教室や教室に向かう階段、近くのトイレなど大変きれいに掃除しました。3年生は7時間目に準備の時間があり、1年生の教室に教科書を運んだり、教室の飾り付けをしたり、配付物を配付してきれいに整えたり、下足室の準備をしたりと、どの生徒も笑顔で一生懸命に準備をしていました。明日入学してくる40名の1年生、泉ヶ丘生全員で心から入学を待っています!

 

 

令和7年度1学期始業の日~「考える」ことを大切に未来に向けて成長し続けよう~

4月9日(水)令和7年度の始業の日です。新しい年度になって学校全体が動き出すはじめの日。新たな気持ちで登校してくる在校生たちにとって、なんともいえないようなみずみずしい気持ちで迎えた朝ではないでしょうか。「新2年生」「新3年生」として本格的なスタートです。この日、最初に大専心で学校をきれいにした後、全校生徒体育館に集合し、新任式・始業式・全校集会が行われました。最初に新任式。先日、19名の先生方が泉ヶ丘を後にされ、寂しい思いをしていましたが、今回新たに23名の先生方をお迎えして、たいへん嬉しく思います。附属中所属の先生方は、宮﨑真司校長先生小松宏教頭先生甲斐亮平先生ですが、授業や部活動、係活動等で多くの先生方にお世話になることになります。続いて始業式。最初に校長先生からお話がありました。校長先生は、都城は薩摩の島津氏のルーツであることから、勇猛果敢で決してひるむことなくできることを探し、失敗しても立ち直り、ことを成し遂げる、そんな人々の嫡流である泉ヶ丘の生徒たちに、困難があっても乗り越えて「質実剛健」に進んでほしいと話してくださいました。校歌斉唱では、今年度初めての全校生徒による校歌が歌われました。続いて全校集会では、進路支援部の先生から、推薦入試について、模試について、課外について、今年度泉ヶ丘がどのような進み方をするか、大変分かりやすく明確に伝えてくださいました。また、生徒支援部の先生から、安心・安全な泉ヶ丘、そしてよりよい泉ヶ丘を、みんなで考えて、高みを目指していこう、というお話がありました。そして、学級担任や学年担当の先生の発表がありました。附属中学校では2年生・3年生の担任・副担任の先生方の発表がされ、生徒たちは温かい拍手を贈ってくれました。

 

 

 

続いて、場所を大会議室に移して、中学生集会が開かれました。最初に新しく見えられた教頭先生と甲斐先生が挨拶と抱負を述べてくださいました。続いて年度初めの生徒代表発表2年生・吉村颯馬さん3年生・仲井柊一さんが、自分自身の目標と、学級としての目標を、体験を通して発表しました。はじまりを大切に、みんなで積極的に頑張っていこうという気持ちが伝わってきました。教頭先生のお話では、未来を見据えながら「AI」ができること・できないことを例に、「考えて」いくことが大切であることを伝えてくださいました。生徒支援については藏満先生から、「質実剛健jr.」を再度確認しながら、これからもみんなでよりよくなるよう考え続けていくこと、他人を正当な理由にしないということなど、生活していくうえで、生きていくうえで大切なことを話していただきました。

 

 

 

 その後、2年・3年は学級に戻り、最初の学級活動。新担任の話、そして学級役員決定などを行いました。2年生も3年生もしっかりと先生の話を聞き、積極的に取り組もうという姿勢がうかがえる学級活動の様子でした。いよいよ始まった本年度の学校生活。一人一人がよりよく成長し、充実した生活を送ることができるよう、全員で頑張っていきましょう。

 

 

日常の風景~青と薄桃と赤

4月に入って曇り空の肌寒い日が続きましたが、4月7日(月)は朝からやわらかな青が空に広がり、その淵を薄桃の桜の花が飾っていました。寒さのためか、例年になく桜の花は長く咲いていて、玄関前のつつじの赤も目立ち始め、泉ヶ丘の春らしさが満ちています。玄関前のロータリーの役目を果たしている印象的な丸い木は、薄黄木犀の木。この木も、朝日を浴びて赤く輝いています。いろいろな色に彩られ9日の始業式、そして10日の入学式を待ちわびている泉ヶ丘でした。

 

 

新しい年度始まる

昨日、3月31日(月)。職員室を見回すと異動の先生方の机はきれいに片付いていました。それ以外の先生方の机周りも、年度替わりということもありきれいに整えられつつあり、いつもより職員室の空間が広く感じられました。もちろん、片付けのせいだけではなく、共に進んできた多くの先生方を見送った寂しさがそう感じさせていることは否めません。毎年のように繰り返される、年度替わりの学校の一風景です。そして、今日、4月1日(火)。新しい年度の始まりです。職員下足室には新しく赴任される先生方の名前が貼られ、職員室にも歓迎の言葉を綴った名前の紙が最初に座っていただく場所に置かれていました。新しく23名の先生方をお迎えし、また気持ちを新たに泉ヶ丘は前に進んでいきます。外は曇り空で小雨が降っています。花冷の中で、早い桜はもう散りかけ。少し遅い桜は、満開に咲き誇っていました。そのそばで、赤い椿の花はたくさんの花を咲かせていました。

昨年度1年間、「附属中のできごと」を読んでいただきありがとうございました。今年度も、またできるだけ新しい話題をお届けしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。