日誌

附属中のできごと

全国学力・学習状況調査がありました

4月18日(水)に、令和6年度全国学力・学習状況調査が実施され、3年生が調査を受けました。この調査は平成19年度(2007年度)から実施されている調査で、年度によっては英語や理科などが実施されることもあります。今年度は国語と数学の2教科の調査での実施。結果が出ると、全国のニュースなどでも取りあげられます。生徒個々にとっても、自分の学力・学習について、よく理解できている部分や実力がついている部分と、理解が不十分だったりもう少し努力が必要だったりする部分を知ることができます。3年生は、時間を一杯に使って、真剣に取り組んでいました。

 

1年生宿泊体験学習②

昼食後、まずは「御池ハイキング」です。御池までの往復6Km以上歩きました。いい天気でとても気持ち良かったです。みんな楽しそうに話をしながら歩いていました。途中、ヒルが足元などに付いていて大変でした。その後、「写真立て作り」を工作室で行いました。飾りの木々を拾ってきて、世界で一つだけの写真立てが出来上がりました。この後は、夕食とキャンプファイヤーです。

1年生宿泊体験学習①

今日から明日の1泊2日、御池青少年自然の家で1年生の宿泊体験学習が行われています。早朝の雨がウソのように青空が広がっています。

今日は、UMK「のびよ!みやざきっ子」でジェイミーさん達と一緒に活動しています。午前中は、入所式・オリエンテーション」「レクレーション」「昼食」でした。

これから、御池ハイキングに行ってきます!

1年生、御池宿泊体験学習に出発!

4月18日(木)朝、全員元気に顔をそろえた1年生は、40名で御池青少年自然の家に出発しました。朝のうちは雨が降っていましたが、天気予報によると好天に恵まれそうです。全員バスに乗り込み、見送りに出てくださった校長先生、高校の教頭先生、事務長、中学校職員に手を振って出発していきました。2日間の宿泊体験学習、学ぶことはたくさんあります。充実したもにになるよう、みんなで挑戦していきましょう!

 

 

日常の風景~思索の時間

新年度の慌ただしさも少しずつ落ち着き、学校では通常の授業が始まっています。本校では朝、8時20分から8時30分の10分間、「思索の時間」を設けています。机の上には本だけ。この10分間は静かに読書をします。本好き、図書館好きの生徒も多い本校です。この10分間を大切に、自分の興味・関心を高め、知恵や教養を広げたり深めたりしましょう。さまざまなジャンルの本に挑戦して欲しいと思います。4月17日(水)朝、各教室を覗くと、静かに読書していました。教室によっては図書委員が教室の前や後ろにいて、思索の時間の見守りをしているところもありました。

 

 

 

日常の風景~SETの時間

4月17日(火)7時間目SET(SELF EDUCATION TIME)がありました。自ら課題をみつけ、自主的に学習に取り組む時間です。先生方も3学年のフロアを回ってこられていました。質問がある場合は積極的に臨みましょう。この日、3年生は近く行われる全国学習状況調査のダブレットを用いて答えるための準備も行っていました。

 

 

台湾の生徒達と文通交流

令和6年3月末に、台湾の生徒達から手紙が届きました。本校のALTとして在籍していたJennifer(ジェニファー)先生が、昨年度の7月から台湾の学校で働かれています。今でも時々メールを通して泉ヶ丘の生徒のことを報告していましたが、台湾の生徒達と附属中の生徒の文通が出来たら素敵な活動になると意気投合し、1A(現2A)の生徒達に手紙を書いてもらいました。台湾からの手紙は春休み中に届きました。ちょうど、台湾で大きな地震がおこった前後で、Jennifer先生や生徒達の安否確認もしていました。Jennifer先生が働いている学校や生徒達には大きな被害がなくて安心しました。台湾は親日関係で有名ですが、台湾の学校でも日本文化を大切にしている活動をたくさん取り入れているようで、びっくりしました。附属中の生徒の手紙には、宮崎や都城の紹介なども英語で表現されていたので、今後もたくさんの交流が期待できそうです。

    

印象的な木

入学式で、校長先生から「梅の木」と「楠の木」の話がありましたが、泉ヶ丘校内には印象的な木がいくつかあります。その一つが正門を入ってすぐ、車のロータリーの役割を果たしている丸い木。ずっと何の木だろう、と思いながら見つめていました。その日もその木の下で何気なく木を見上げていたら、ちょうど通りかかった高校の生物の先生から「薄黄木犀(うすぎもくせい)」という名前を教えていただきました。「木犀の中で、この木だけが実をつけるんですよ。」とも。よくよく見ると、本当に濃い紺色のような実がついています。調べてみると、銀木犀の変種で、花は9月~10月頃咲くようです。5月~6月頃に実が黒く熟すとのことで、私が見た実は熟した実ですね。花言葉は「気品・高潔」。質実剛健の意味にも繫がりますね。正門入ってすぐ、泉ヶ丘のその場所にとてもふさわしい木だと思いました。

 

定期戦応援練習に参加する

4月12日(金)6時間目定期戦応援練習が中高一緒に行われました。高校の応援リーダーが前に出て、最初に「さくらんぼ」の曲に乗せてダンスの練習をしました。リーダーの皆さんは「少し難しいのですが…」と言いながらとても分かりやすく優しく教えてくださいました。「もう一曲しますか?」との呼びかけに、中学生も多数が挙手していました。ということで、二曲目は「エル・クンパンチェロ」の曲に乗せたダンスを習いました。教え方が上手なのでしょう、どちらも中学生もすぐ覚え、最後は一緒に踊っていました。定期戦は4月24日(水)に実施予定です。中高一緒になって盛り上がっていきましょう!

 

 

 

中学高校部活動紹介~90秒チャレンジ!

多くの変化の時期を迎えている本校ですが、今年度初めての取り組みは高校の部活動紹介のときに中学校も参加するということ。4月12日(金)5時間目「部活動紹介 90秒チャレンジ!」が行われました。中高併せると38の部活動の紹介となりますので、一つの部活動にあたえられる時間はわずか90秒!進行役を務めた生徒会長が「90秒経つと強制退場となります。」と伝えて、中学校単独で行っている部活動から始まりました。最初に走って舞台に上がってきたのはサイエンス部で、ロボットの紹介など行いました。続いて男子テニス部。有名なアニメになぞらえて、楽しく紹介しました。女子テニス部・バドミントン部は、どんな活動をしているか具体的に伝えました。その後、多くの高校の部活動が歌を披露したり、パフォーマンスで盛り上げたり、実際に練習の一部を見せたり、服装でアピールしたり、入場を工夫したり、映像を使ったりとさまざまな工夫で紹介を重ねていきました。その中で美術部・書道部・吹奏楽部・男子バスケットボール部・女子バスケットボール部の紹介では、中学生が高校生と一緒に並んでアピールに加わったり、演奏したりしていて、高校生の先輩方に支えられながら頑張っている姿を、大変うれしく感じました。中学1年生は、清泉会対面式に続いて高校の部活動についても知ることができ、中高一貫校として「中学校のその先」を身近に感じることができたのではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

1年生、交通安全教室で学ぶ

本校進学に伴い、1年生は小学校までと違って遠距離を通学しなければならない人が多くいます。本校では入学してできるだけ早い時期に交通安全教室を実施しています。本年度も、4月12日(金)4時間目の学活の時間に、1年生対象に交通安全教室が行われました。最初に自転車置き場に全員で行き、付近の道路で気を付ける場所の説明を受け、ステッカーを貼りました。教室に帰って、映像資料で自転車での運転について学び、そのあとグループワークを行いました。内容は、自転車にかかわる交通標識を見分けるもの。見慣れているはずの標識ですが、いざ考えると迷うものもありました。交通安全を守ることは、命を守ることです。安全・安心に毎日を過ごせるよう、交通安全に気を付けて生活しましょう。

 

 

 

清泉会対面式がありました

4月12日(金)3時間目清泉会対面式が行われました。先に義友会館に整列した2・3年生が、入場してきた1年生を拍手で迎えました。最初に清泉会紹介を清泉会執行部の各委員長が行いました。それぞれの委員会活動内容や係についてコンパクトに分かりやすく説明を行いました。続いて、部活動紹介が行われました。実は2・3年生は昨年度末に最初の打ち合わせがあってからこの日まで、どのような発表にするか一生懸命考えてきました。美術部は絵の上達の度合を実際の絵で示しました。サイエンス部は、実際作ったロボットを試運転して見せました。バドミントン部は、試合着や練習着の様々を示し、練習の様子も見せました。女子テニス部は、演劇仕立てで振り付けもありぜひテニス部へと勧誘しました。吹奏楽部は、映像を交えながら高校生と一緒に活動できるよさを紹介しました。男子テニス部は、お笑い仕立てで話す二人の話に合わせてさまざまな振りをつけて紹介しました。男子バスケットボール部は、部員の仲のよさや高校生と一緒の練習などを紹介しました。書道部は、実際の作品や映像で書道パフォーマンスの作品を見せ、活動の充実ぶりを紹介しました。女子バスケットボール部は試合着や練習着を実際に着て前に立ち、初心者でも大丈夫と呼びかけました。どの部も例年にも増して工夫しており、素晴らしい発表でした。1年生は、それぞれの部活動への意欲や興味関心が大変高まったのではないかと思います。今回の対面式に向けて、清泉会執行部を中心に一生懸命準備しました。当日朝も早く登校し、リハーサルを行っていました。執行部の皆さん、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

第1回理数科生集会開かれる

4月12日(金)1時間目第1回理数科生集会が開かれました。中学3年生は、この理数科生集会をはじめ、理数科講演会や課題研究発表会・学習会など、理数科や高校の行事に年間を通じで何回も参加する機会を設けられています。理数科での学習、高校生活、さらにその先の大学生活について早くから学ぶ機会を得られる、中高一貫校ならではのよさといえます。この日は、3年生からのメッセージ、中学3年・1年・2年の代表者の目標発表、2年生・3年生による昨年度の活動報告という内容で実施されました。最初に高校3年生2人は、時間の使い方や勉強面でのアドバイス、文武連動、積極的に挑戦することの大切さなど大切なことを話してくださいました。「忙しいからを理由や言い訳にしない」「スマホとの向き合い方」「模試の復習の大切さ」「隙間時間の有効活用」など、具体的ですぐ役立ちそうなことばかりでした。中学3年生代表新増淳さんで、昨年度までに悔しい思いをした挑戦について語り、これから未来を見つめて今できる努力をしていきたい、と堂々と発表しました。高校1年生は、SSHでの学びに期待を膨らませ、自主的な学習や部活動との両立、係活動への意欲などを新鮮な様子で話し、高校2年生は、自分自身の今までの生活や弱点を振り返り「勉強中心の生活をする」ということを決め、自分の中で割合を決めながら、抱く不安も「自分を見つめられている証拠」とポジティブに捉えて努力していきたいと決意を込めて話してくれました。その後、理数探究基礎、理数科での行事、留学体験や、課題研究などについて、何が行われるのか、どのように体験に向かい、どんなことが得られたか、5人の高2高3の先輩方が話してくださいました。今回の集会で発表をしてくれた高校生には附属中出身の先輩方が多くいました。2年後、3年後の姿を体感することができたのではなでしょうか。中学3年生は、理数科0学年生とも言えます。残された中学生活の1年間、先を見つめながら努力していきましょう。

 

 

 

FITS~Fresh Izumigaoka Training System~でサポート

毎年度恒例、2年生による新1年生へのサポートシステムである「FITS」が、今年度も4月12日(金)1・2時間目に実施されました。FITSとは、「Fresh Izumigaoka Training System」の四つの単語の頭文字をとった名前です。単語のfitには「適応する」という意味もあるため、新1年生が早く学校に慣れることができるように、という意味も込められています。このサポートシステムは、薩摩藩(江戸時代の都城は薩摩藩島津氏の領地でした)に伝統として受け継がれていた「郷中教育」(6歳~25歳くらいの若者が互いに協力して学んだり鍛錬したりする教育)の流れをくむものでもあります。新1年生の入学を心待ちにしていた2年生は、前日にしっかりと打ち合わせをし、この日を迎えました。1・2年生合同で12班に分かれ、自己紹介から始まり、学習面について、生活面についてなど、さまざまなことを確認していきました。最初は緊張気味の人もいましたが、少しずつ笑い声も聞かれ、和やかに進んでいきます。後半は校内案内で、広い泉ヶ丘の校舎を案内し、それぞれに場所について説明していました。2年生、先輩らしい姿が見られ頼もしく感じました。1年生、少しでも早く学校に慣れ、楽しい泉ヶ丘生活を送ってほしいと思います。

 

 

 

 

  

 

入学式翌日の附属中~学活・総合・集会~

朝、校門近くに立っていると、たくさんの中高の新1年生が元気よく登校してきました。新しい鞄や制服がとても新鮮に映ります。こうして始まった入学式翌日4月2日(木)の附属中は、さまざまな授業や活動が行われました。1年生学活からスタート。教室を覗いてみると、ちょうど自己紹介の最中で、とても和やかに楽しそうに拍手と共に進んでいました。1年生は特に盛りだくさんで、御池宿泊研修の話し合いや、組織決め学級目標決めなどたくさんの内容に取り組んでいました。2年生総合的な学習の時間は、職場体験学習の事前学習の時間でした。6月末の実施に向けて、いよいよ具体的に動き出す、その準備をしていました。3年生総合的な学習の時間は、修学旅行実行委員会が進行をしながら、修学旅行に向けての説明や話し合いが行われていました。3年生の修学旅行は5月半ば。早速いろいろと取りかからなければなりません。6時間目には大会議室で中学生集会が行われました。昨年度から校則の見直しを進めてきた本校ですが、昨年度の清泉会(生徒会)執行部を中心に、先生方、保護者の方も一緒に練り上げてきた「質実剛健Jr.」についての発表と説明を清泉会生活委員長の3年黒葛原漣さんが丁寧に行いました。最後に清泉会会長の3年・中田希來さんが、「(高校に進学して実際は中学校の校則は関係のない)現高校1年の先輩方も一緒になって、一生懸命考えました。皆さんの意見も反映していると思います。だからこそ、みんなで作り上げたこのルールをみんなで守っていきましょう。」と話しました。新1年生の新しい風。そして、新しく示された「質実剛健Jr.」が巻き起こす新しい風。その風に乗って、よりよき未来に向けて舞い上がりたい、そう思いました。

 

 

 

 

 

 

第15回入学式~ようこそ泉ヶ丘へ~

やさしい薄青色の空とやわらかな陽光が泉ヶ丘全体を包んでいる4月10日(水)の朝。8時近くなり、だんだんと新入生の姿が増えてきます。さんざめく体育館前、少し緊張気味の生徒もいます。新1年生2年生が案内して教室に向かいました。2年生もとても嬉しそうです。

 

教室では担任・副担任の先生が待っています。1年生は入場の仕方や入学式の流れ、その後の活動等の説明を受け、体育館前に移動して待機。「新入生入場」の声と吹奏楽部の演奏にのって中学1年生を先頭に入場し、会場は一斉に拍手。いよいよ第15回入学式が、高校第79回入学式と共に始まりました。呼名点呼では、担任の先生の呼名に対し、どの生徒も元気よく返事をし、起立していきました。校長先生が中学生40名、高校生284名の入学の許可をされ、計324名がはれて泉ヶ丘の一員となりました。校長先生の式辞。125年の歴史と伝統のある泉ヶ丘で、今年の入学生はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)1期生という新たな歴史を刻む生徒たちとなること。キーワードは「探究心」と「レジリエンス」。さまざまな体験を五感で捉え、培った知識や技能を応用し、しなやかに折れない心で未来に向けてひるむことなく挑んでいってほしいこと。そしてそれは「見えないけれどいくつもの優しい手」が添えられてきてできたことで、これからもその手が支えてくれていることに感謝の気持ちを忘れず、今度は自分自身が誰かを支え誰かを思いやる「優しい手」の持ち主、真の大人になろうということ。最後に、校内からいつも生徒を見守っている二つの木を紹介され、冬でも花を咲かせる梅の木のように困難に負けず強い意思をもち学問に挑む(レジリエンス)心をもち、長い年月をかけて生長していく楠の木のように、生涯にわたって学び続けていく(探究心)姿勢で毎日を充実させ未来を切り開く人として成長してほしいと結ばれました。新入生代表宣誓では、中学生代表の築地咲樹さんが高校生代表と一緒に息を合わせて堂々と宣誓しました。入学式を終えて、次は対面式です。新入生と在校生が向き合って、生徒会長が歓迎の言葉を、中学生代表の久保瑛尊さんと高校生代表が、それぞれ挨拶を述べました。久保さんは自分の今の気持ちやこれからの学びへの思い、先輩方への言葉などしっかりした言葉で発表しました。

 

 

 

入学式が終わり、退場してほっとした表情の1年生たちは、中庭で写真撮影。保護者も入った写真もあり、和やかな雰囲気でした。その後、学級で最初の学活。先生方の紹介、学級開き……。「学級全員にとって居心地のいい場所」をつくっていこうという先生の思いが学級に広がり、学級は温かい優しい空気に満ちていました。新入生の皆さん、今日から泉ヶ丘の一員です。みんなで「優しい手」をもって一緒に進んでいきましょう。

 

 

 

入学式に備えて3年生が準備~1年生の入学を心待ちにしています!

4月9日(火)の始業の日は一日の日程が盛りだくさん。新任式や始業式・中学生集会などが終わった後は、学活が行われ、2・3年生学級組織等の係決めに取りかかっていました。3年生7時間目1年生の入学準備を行いました。教室に教科書類を運んだり、配付物を机の上に設えたり、名前のシールを貼ったり、黒板や後ろの掲示板、廊下の窓を飾ったり、一生懸命働きました。みんな、仕事をしながら笑顔です。協力してあっという間に準備終了。それも、大専心(大清掃)のときに速く済んだ2・3年生が、教室を清掃したり靴箱近辺を清掃したりしてくれたことが大きな助けになりました。明日は、2年生案内係を務めてくれます。2年生も3年生も1年生の入学を心待ちにしています。体育館に行ってみると、高校生が出席人数の多い入学式会場を手際よく作り上げてくれていました。見えないところで働いてくださる先輩方に感謝したいと思います。その会場を使い、明日の宣誓や対面式の挨拶のリハーサルも行われました。中高生の4人の代表の発表も楽しみです。泉ヶ丘全体で新入生を待っています!

 

 

 

 

 

2024年度(令和6年度)のスタート!~新たな未来へ~

天気予報は午後から晴れ。予想を上回り、10時を回る頃にはよい天気になりました。明日からはしばらく好天が続くようです。雨降って地固まる。その地面から、活き活きとしたみずみずしい新たな芽が天に向かって伸びゆこうとしています。今日は始業の日。生徒たちにとっての新たな年度、新たな学年の始まりの日です。昨年度末に決定をみた、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の一年目。日々積み重ねる毎日にすべきこととして何か目に見えて大きな変化があるわけではないのですが、学びを重ねていくうちに、指定による恩恵をさまざまな場面で受けていくことでしょう。「ハイスクール」と名のつく指定ですが、中学生もともに恩恵にあずかれるのは、附属中ならではのよさです。4月9日(火)。7時前後から生徒たちが少しずつ登校する姿を見せ、学校らしいにぎやかさが戻ってきました。まず大専心(大清掃)で、自分たちのスタートの場を、そして明日入学してくる1年生を思って学校をきれいにしました。続いて体育館に移動して新任式がありました。先日14名の先生が旅立たれて寂しかった学校ですが、新たに18名もの先生方が赴任され、喜びも一入です。中学校所属、または中学生に授業をしてくださる先生は次の3人の先生です。

   杉田和代先生(数学)…高崎中学校から赴任されました

   堀内賢治先生(美術)…宮崎西高校から赴任されました

   常盤井咲也加先生(中学校事務)…小林小学校から赴任されました

また、係活動や部活動で今後お世話になる先生方もいらっしゃると思います。先生方、どうぞよろしくお願いいたします。

 

新任式に続いて、一学期始業式校長先生は、一年前にお話しくださった「ワシの子」のお話をさらに深めて話してくださいました。題して「ワシの子にもの申す」。自分がワシの子とも知らず、ニワトリだと思い込み、ただ大空を飛ぶワシに憧れるだけのワシの子に対して「どうすれば飛べるのだろうか」と探究せず、「自分は飛べない」と諦めるだけで挑戦してみようとしないのか、と疑問を投げかけられました。そのうえで、「泉の生徒たちは、みんなすごい才能をもつワシの子」だけれど、まだ十分に覚醒しきっていない状態だから、これから「探究心」を伸ばし、「レジリエンス」を強くしてみんなで一緒に成長し、未来に向かって伸びていこう、と話されました。その後全員で今年度初めての校歌を歌いました。

 

中学生は場所を移動して中学生集会を開き、改めて新任の先生のお話を聞き、歓迎の拍手でお迎えしました。続いて新学期の抱負を、2年生代表・黒木颯斗さん3年生代表・下沖由依さんが発表しました。それぞれ今までの自分を振り返り、どう変えていくか、どう挑戦していくかをしっかりと前を見つめて述べました。教頭先生からは「夢中になろう」と自分が本当に好きで夢中になって取り組むことを追い求めていくすばらしさを話していただきました。生徒支援部の先生は、「いのちを大切に 心身共に健康に 周りを思いやる」といった基礎・土台の上に、主体的に挑戦してほしいということ、学習担当の先生は、「未来を拓く探究心とレジリエンス」を育むために授業や課題についてどう取り組み改善していくかということを話してくださいました。

 

 

  

新しい年度、きらきらと輝くやる気に満ちた表情の生徒たちを見ると、これから先の泉ヶ丘がますます楽しみになってきました。学級写真撮影を終えた帰り道に見た、義友会館横の木の青葉がまぶしく輝いていました。

 

変わらぬ姿

春休みは、途中に年度替わりを迎え、異動もあり、移動や変化が多い毎日が過ぎていきます。しかし変わらぬ姿もあります。管理棟と教室棟の間にある自習コーナーで自主的に勉強に励む中高生の姿があることです。泉ヶ丘ならではの変わらぬ姿。春休みの課題に取り組んだり、前学年の復習をしたり、新しい学年に向けてのリズムを作ったり……。また、中学図書室近くにあるNIEコーナーの新聞も、登校してきている生徒が自主的に取り替えてくれています。自走できる生徒の一面を見た気がしました。

 

 

山の上から

4月2日(火)、学校では新年度に向けて会議や打合せ、職員室の整理整頓などさまざまなことが行われた一日でした。そんな中、学校にメールが届きました.。山の上から。新年度の遠足に向けて下見登山をしてくださっている先生方からです。昼過ぎまでは天候もまあまあで、送られてきた写真を見ると、すばらしい自然の風景とともに「眺めは最高」との言葉が。学校でも多くの仕事がある中、貴重な時間を割いて山に出かけてくださった先生方に感謝です。