日誌

附属中のできごと

1年生集団宿泊体験学習(1日目)

1年生は今日から御池青少年自然の家で2泊3日の宿泊体験学習を行います。

1日目の今日は、オリエンテーションの後、御池周辺を8.8kmハイキングしました。歩き疲れた様子もありましたが、級友と楽しく話しながら歩いている姿が印象的でした。みんなとても楽しそうです。夕食も美味しくいただきました。

第1回清泉会集会が行われました

「清泉会」というのは、「附属中学校の生徒会」です。本校は中高一貫校のため、高校と一緒に動く場合も多く、高校生と共に取り組む場合に「生徒会」、附属中学校だけの場合に「清泉会」と呼び分けて活動しています。入学式の二日後、4月13日(木)3時間目に、「第1回清泉会集会」が行われました。年度末から準備はしていましたが、学校が始まってすぐのことで、2・3年生の清泉会を中心としたメンバーのかげの努力あってこそできた集会でした。

今回の集会は1年生の歓迎と清泉会及び部活動の紹介が主な内容になりました。会場の義友会館入場の際は、最後に入ってきた1年生を2・3年生が拍手で迎えました。最初に執行部のメンバー「清泉会」の紹介をしました。1年生も学級組織がやっと決まったところですので、これからどのような活動があるのか、理解するのによい機会となりました。

 

 

 

続いて行われたのは、部活動紹介です。入部を楽しみにしている1年生も多くいます。部によっては昨年度末からどのような紹介を行うか話し合いや練習をして、この日に臨みました。デモンストレーションあり、服装の紹介あり、実演ありと、工夫を凝らしたバラエティに富んだ紹介となり、全校笑顔で見入っていました。さて、1年生はどの部を選ぶのでしょうか。まず、楽しく分かりやすい紹介をしてくれた2・3年生の先輩方に感謝して、自分をしっかりと見つめて入部する部活動を選んでいきましょう。

 

 

 

 

 

実はこの日も早朝から2・3年生の関係者はリハーサルを行っていました。本当にありがとうございました。 

 

FITSが行われました

「FITS」ー聞き慣れない言葉です。「ふぃっつ」と読みます。これは、「Fresh Izumigaoka Traininng System」の略で、「適応する」という意味がある「fit」にも掛け合わせて用いている泉ヶ丘独自の取組です。江戸時代の都城は、薩摩藩の領地で、この薩摩藩で伝統的に行われていた教育が「郷中教育」。6歳から25歳くらいまでの若者の間で行われていて、年上の者が年下の者を教え導いていくものです。泉ヶ丘の「FITS]は、この郷中教育の歴史も引き継いでいます。

本校でも4月13日(木)1・2時間目に「FITS」が行われました。2年生と1年生が10人前後のグループに分かれ、2年生が1年生に、学校生活、学習などさまざまなことを教え伝えていきます。2年生は1年生の緊張をほぐすように優しく笑顔で接していました。2時間目には校内を案内していきます。広い泉ヶ丘の校舎ですが、穏やかなひざしの中先輩からアドバイスを受けながらグループ毎に歩き、1年生の心もほぐれたのではないでしょうか。校内を歩いていたら、ちょうど3年生初めての化学の授業を受けている場面にも遭遇しました。1年生も2年生も3年生も、頑張っています。

 

 

 

 

 

1学期はじめの学活や総合

入学式の翌日4月12日(水)は、各学年・各学級、なかなか忙しい1日でした。2・3年生は始業の日に続いて実力テストが3時間行われ、それ以外の時間は学活総合的な学習の時間で、学級組織決定やこれからの総合的な学習の時間を見通した活動が行われていました。2年生は、13日に予定されているFITS(Fresh Izumigaoka Training System)の準備、7月に予定されている職場体験学習に向けての学習、SKTの準備。3年生は、5月に予定されている修学旅行の準備を始めたようです。そして入学式翌日の1年生学活の時間に自己紹介、オリエンテーション資料読み合わせ、学級組織決定、タブレットの設定など、1日中「初めて」のことが目白押しでした。そうそう、初めての中学校での教科の授業もありました。

慌ただしい年度初めですが、嬉しいのは、緊張感の中にも笑顔があることです。1年生は慣れないことばかりで大変でしょうが、一歩一歩進んでいきましょう。

 

 

第14回入学式~厳粛に、晴れやかに、希望に満ちて~

古来から伝わる言い方をすれば、4月11日(火)は、泉ヶ丘にとって「ハレの日」(お祭りや行事をお祝いをする特別な日)と言えるでしょう。折しも天気も晴れ。4月11日(火)に、本校の第14回入学式が挙行されました。昨日準備をしてくれた3年生も、当日案内係を引き受けてくれた2年生も、1年生の入学を心待ちにしていました。2年生の案内係の生徒たちは、教室までのルートの要所に立ち、丁寧に案内をしていました。教室では担任の藏満先生がにこやかに出迎えていました。

いよいよ入学式本番。担任の先生に続いて、40名の新入生がゆっくりとした歩調で体育館の中央を歩いて入場してきました。入学許可宣言では、担任の先生の呼名に大きな声で「はい。」と返事をしている人が多くいました。校長先生からは次のような言葉がありました。「伝統ある泉ヶ丘で縁あって集いみんなでスタートできることの喜びと共に、このスタートは自分の力だけでなく多くの他者に支えられていることに気付いてほしい。世阿弥は『風姿花伝』で『離見の見』(りけんのけん)『目前心後』(もくぜんしんご)ということを言っている。見えないけれど自分に添えられたいくつもの優しい手を自覚し、客観的に自分を見ることが大切。」新入生にとって新しい言葉との出会いとなった人も多いと思います。心にしっかり留め、「質実剛健」を胸に頑張っていこうと改めて決意できたのではないでしょうか。

新入生宣誓では新入生代表の前迫奏亜さんが、高校生の新入生代表と一緒に、交互に先生の言葉を述べました。堂々とした宣誓で、新入生の気持ちが会場全体に伝わりました。

入学式に続いて、本年度久しぶりに行われたのが対面式です。在校生が全員出席しましたので、以前行われていた形で入学式当日に対面式が実施できました。新入生全員が後ろを向いて在校生と相対し、高校生代表の歓迎の言葉を受けました。新入生からは、大渡健慈さんが代表で在校生に対面式のお礼と、これから挑んでいきたいこと、分からないことを教えていただきたいというお願いなど、しっかりとした言葉で述べていました。

天気がよくて何よりだったのは、中庭での写真撮影。学級の集合写真と共に、保護者も入っての記念写真も撮影できました。(新入生の保護者の皆様、ご協力ありがとうございました)

学級では1年生40名と、保護者の皆様も入っていただき、学級担任の最初の話がありました。「環境が人をつくる」「お互いにたたえあおう」という言葉は、大切にしていきたいですね。

こうしてすばらしい入学式が挙行できたのも、多くの見えない優しい手がそこにあったからです。そのことに感謝しながら、120名になった附属中生全員で、前進していきましょう。

保護者の皆様、本日はお忙しい中、入学式に参加していただきありがとうございました。これからどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

入学式準備~1年生の入学を心待ちにしています!

昨年度3月に40名の卒業生が巣立ち、寂しい思いをしていましたが、明日は待ちに待った入学式。4月10日(月)7時間目3年生1年生を迎える準備をしました。教科書を運んだり、名前シールを貼ったり、掃除をしたりと、仕事を見つけてはてきぱきと動く3年生を見ていると、本当に頼もしく感じます。入学式会場の体育館は、高校の先輩方が準備万端整えてくれました。ここ数年はコロナ禍で出席者を押さえて行っていた入学式ですが、今回は感染症対策を十分に行った上で、全校生徒参加しての入学式を久しぶりに挙行することになりました。

放課後、きちんと整えられた1年A組の教室、そして整然と椅子が並べられた体育館を見て、明日の入学式が本当に待ち遠しく感じました。新入生の皆さん、明日、待っています!

 

 

 

令和5年度1学期がスタートしました

先週続いた桜流しの雨も止んで、週末からはお日様が顔を出し、4月10日(月)は心地よい春の出発にふさわしい一日となりました。泉ヶ丘では今日から令和5年度の1学期がスタートしました。ひと学年ずつ進級した新2年生新3年生のみなさんは、これから始まる1年間に希望を膨らませ新たな一歩を踏み出したことと思います。明日迎える新1年生と一緒に、120名の力を合わせて頑張っていきましょう。

3月末に16名の先生方を送り出し、寂しい思いをしていたところですが、今日は新任式があり、新たに16名の先生方をお迎えし、学校全体が一気に華やいだように感じます。これからさまざまな場面でお世話になっていきます。その中でも中学校に深く関わっていただく先生方は、篠田俊彦校長先生大峯隆史教頭先生上石直人先生の3名の先生方です。先生方、どうぞよろしくお願いします。

始業式では、校長先生は、「春は今までうまくいかなかったことなどもいったんリセットして、みんなで同時に新しい気持ちで進んでいけるとき。今日からみんなで頑張っていこう。」という新鮮な言葉を投げかけられ、その後、一つの寓話を話されました。真剣に聞く生徒たち。寓話からどのようなことを考えたでしょうか。保護者の方は、ぜひ生徒たちからどのような寓話だったか聞いてほしいと思います。

その後行われた中学生集会では、まず新任の先生方(教頭先生・上石先生)の紹介とあいさつがありました。先生方と過ごすこれからの日々がとても楽しみです。続いて、新2年生代表・堀真広さんと新3年生代表・冨吉創太さんの決意発表がありました。何にでも積極的に挑戦し、係活動・行事・学面・部活動などめりはりをつけ全力で頑張っていこうという意気込みが感じられる発表でした。教頭先生は、「一点一画」という言葉を紹介され、手を抜かずにやり抜くことの大切さを話してくださいました。生徒指導担当の先生からは、命を大切に、健康で活力ある心の状態で、周りの状況を気にかけよう、という大切な基礎・土台についてのお話がありました。

いよいよスタートしました。これからどのように変化し成長し充実していくか、泉ヶ丘附属中の令和5年度は楽しみでいっぱいです。

 

 

 

令和5年度の始まり

今年度、4月1日は土曜日。泉ヶ丘では4月1日(土)先生方の出勤日にして区切りよくスタートしました。新しい先生方もお迎えし、新年度を始めるべく、多くの会議や打合せが行われました。「新しい」という言葉に職員一同胸を弾ませながら過ごした一日となりました。先日「満開」が宣言された桜や、花壇の隅っこに咲いていたたんぽぽの花も、新しい一日を喜んでいるようでした。10日(月)の始業の日が楽しみです。

 

日常の風景~花曇りの中の桜~

離任式を終え、学校には生徒もほとんどおらず、静かに時が流れています。

校内を歩いてみると、花曇りの中、桜の花が満開を迎えようとしていました。

本校は至るところに桜などの植物が植えられ、四季を感じることができます。

来年度も四季の彩りを感じながら、生徒達は勉強に、部活動にと有意義な時間を過ごしてくれることでしょう。

 

 

この記事をもって、令和4年度のホームページ更新は終了となります。閲覧いただいた方々、本当にありがとうございます。令和5年度も高校ホームページ共々、よろしくお願いいたします。

 

離任式~先生方、ありがとうございました

始まりがあれば終わりは必ずやってくるものです。満開の桜の下、都城泉ヶ丘高校・附属中学校では、3月29日(水)離任式が行われました。今回、泉ヶ丘全体で16名の先生方が離任されることになりました。その中でも、久保田校長先生川添教頭先生長崎先生の3名は、特に附属中生がさまざまな面で日々お世話になった先生方です。先生方と歩んできた数年の歳月は、附属中生にとって宝物のような日々でした。4月から先生方とすぐにお会いできない寂しさが募りますが、離任される先生方は、泉ヶ丘附属中生と一緒に歩んだ道のりを心に刻んで、新天地でまたすばらしい活躍をされることでしょう。先生方、本当にありがとうございました。附属中生は、先生方の教えを胸に、頑張っていきます。

 

 

 

 

新入生説明会を行いました

3月24日(金)の午後から、新入生説明会を大会議室で行いました。まず、教頭先生から、附属中学校出身者が東京大学をはじめとする難関大学に多数合格したこと、現在の附属中学生が勉強を一生懸命頑張っていることや科学の甲子園ジュニア、G7農相サミットキッズプレスプロジェクトなど、多方面で活躍していることが伝えられました。

次に、教務主任の先生から学校の概要が伝えられ、その中で自然科学探究の模範例として、生徒を代表して恒松光太郎さんが発表を行いました。その後は、学習面、生活面、事務的な内容、保健面、部活動面について各担当より説明がありました。新入生はどの説明も真剣な態度で聞いており、大変意欲的な姿勢でした。

新入生の皆さん。本校が掲げる質実剛健に近づけるように先輩や仲間とともに切磋琢磨して一緒に頑張りましょう。

新学期に向けて教室移動

3年生が卒業して1週間。ひと学年いないだけでなんとなく寂しい感じの附属中ですが、1週間前には数輪しか咲いていなかった桜の花もずいぶん開き、正面玄関脇のつつじの赤い花も目立つようになってきました。春爛漫の風情が心を温かくします。3月24日(金)午前中スプリングセミナーがあり、1・2年生は自学に取り組みました。2時間のSET(Self Education Time)の後、1年生は2年生のフロアに、2年生は3年生のフロアに、それぞれの机と椅子を持って教室移動をしました。まず、1年生が3年生の机・椅子を1年生のフロアに下ろし、空いた3年生の教室に2年生が移動。その後、1年生が空いた2年生の教室に移動するという流れです。机・椅子の外にもタブレットや学級の用具なども移動する必要があります。生徒たちは、何かできる仕事はないかと率先して動いていて頼もしい限りです。みんなで協力し、新しい年度に向けての準備ができつつあります。

 

 

 

お知らせ

3月24日付けの宮崎日日新聞で、本校の築地泉樹さん大形ららさん増田陽さんが記者として取材しとりまとめたG7農相会合みやざき キッズプレスプロジェクトの記事が掲載されました。農業とICT、食、祭りのつながりがよくまとめられた記事となっておりますので、ぜひとも御覧ください。

これまでの記事はコチラ→G7農相会合みやざき キッズプレスプロジェクト 始動!

3学期終業式がありました

3月23日(木)3学期終業式が、数年ぶりに高校生と合同で行われました。

まず校長先生の話は、WBCの村上選手の話題から「努力は報われること」「辛いときこそ応援する人がいること」「チーム一丸となることの重要性」「忠恕の心とチャレンジ精神をもつこと」について話がありました。その後、全校生徒で校歌を歌い、閉式となりました。

次に、全校集会が行われ、進路指導担当の先生が実業家のローランドさんの「センスがないから成功できた。センスがないからここまで努力できた」という言葉を紹介し、早いうちから勉学に励むように助言されました。次に、生徒指導担当の先生が、自身のフルマラソン挑戦の経験から「逆算して考えること」「周りの人に感謝すること」の重要性について話されました。また、みんなで楽しく次年度を迎えられるようにしましょうと話されていました。

その後、義勇会館にて修了式を行いました。修了証書授与式では、1年生40名、2年生40名全員が無事に各学年の課程を修了することができました。その後、生徒を代表して、坂元希成さん増田陽さんが3学期の反省を述べました。「学校での休み時間の使い方がよくなかった」「この生活への慣れから少しずつ誘惑に負けて勉強をおろそかにした」などの課題を解決するために、4月からは気持ちを新たに頑張りたいと述べていました。教頭先生の話では、WBCの栗山監督の著書のタイトルにもなっている、幕末の武士 橋本左内の「稚心を去る」という言葉を紹介し、子供っぽい心を捨て去り、4月に入学する後輩たちの手本として、本校の校訓である質実剛健を目指してほしいと話されました。

表彰が行われた後、最後に、2年の江夏妃奈乃さんがコロナで中止となってしまった妻ヶ丘地区意見発表会で発表する予定だった内容を発表しました。自身にとって身近な「発酵食品」の魅力をSDGsの観点も交えながら堂々と発表しました。

その後、教室に戻り、最後の学活が行われ、通知表の配付を行いました。

4月からはいよいよ新学年です。明日はスプリングセミナーがありますが、生徒の皆さんはやり残したことがあれば春休みのうちにやりとげ、新たなスタートを切ってほしいと思います。

年度末の大専心

3月23日(木)、菜種梅雨という名称に思わず頷いてしまうようなしとしと雨の3学期終業の日です。カラッとした冬晴れの日々とはうってかわって、湿度をはらんだ空気が校舎内をしっとりと濡らしていました。そんな中、終業式・修了式前の「大専心(大掃除)」が行われました。湿度のためワックスがけができず、普段の専心活動をより丁寧に、行き届いていないところを見つけて、一生懸命取り組みました。一年間お世話になった場所。それぞれの場所もどこか嬉しそうに輝いて見えました。

 

 

 

附属中出身の高校1年の先輩方、ありがとうございました~中3高1語る会

11期生の卒業式から数日が経とうとしています。卒業生が卒業式を迎える前日に次のようなことが行われました。

3月16日(木)4時間目に、「附属中3年生・附属中出身高校1年生が語る会」が開かれました。これは、1年6組担任の先生の発案、そして3年学級担任の強い希望があり実施されました。

4時間目。大会議室に来てくれた1年6組のメンバーは、1年前に附属中を巣立った懐かしい面々です。どの生徒もぐんと成長し、高校生らしさが全身から感じられました。最初に4人の高校生から話してもらいました。「いきたい大学ややりたいこと等、目標になることがあると、モチベーションが上がる」「1教科でもいいから春休みに予習・復習をする」「進度が早い教科もあるので、春休みに少しでも単語を覚える、問題集をやるなど進めておく」「学習のサポートになるものを利用したり、ラジオ講座を聞いたりするなど工夫する」「宿題は完璧にしていくことは義務づけたうえで、自分独自の勉強を工夫する」「授業中に完全に理解する努力を怠らない」など、本当に今から高校生になる中3生にとってためになる内容を話してくれました。その後、中学生2~3名と高校生2~3名の5~6名程度のグループに分かれ、座談会が開かれました。身近な先輩方から学習面・生活面のお話を聞くことができ、中学3年生にとって、とても貴重な時間となりました。

中高一貫校ならではのとてもすばらしい会となりました。中学3年生は、今日伺った話を胸に、来たるべき高校生活へのイメージが湧き、やる気も起き、向上心をもって高校生活をスタートできると思います。1年6組の皆さん、そして1年6組の担任の先生に心から感謝したいと思います。

 

 

 

11期生、爽やかに巣立つ~第11回卒業式~

雨の予報も出ていましたが、空を見上げると曇り空。遠くの山裾には途切れ途切れに白い雲。静かな卒業式の朝です。生徒たちの登校前、校内を歩いてみると、桜の花が数輪花を開き、それを言祝ぐようにうぐいすの鳴き声が響き渡ります。校内には式場へのアプローチに飾られた色とりどりの花鉢、赤い椿、白木蓮……。誰もいない3年生の教室。下級生が美しく整えてくれました。黒板アート、後ろの掲示板や廊下の飾り。下級生たちの先輩への思いが伝わってきます。3月17日(金)第11回卒業式。この春の佳き日、11期生40名は巣立ちの日を迎えました。

 

 

 

朝早くから多くの保護者の方々が足を運んでくださり、1・2年生の在校生共々、会場の義友会館で卒業生の入場を待ちました。9時28分。担任の先生に引率され、40名の卒業生が入場。式が始まりました。最初に卒業証書授与。数年ぶりに一人一人壇上に上がって証書授与が行われました。少し緊張した面持ちで証書を受け取るそれぞれの表情に、3年間の成長を感じました。

校長先生からは、「柔軟に対応できる力をさまざまな場面で身に付けてほしい」と、これからの変化の激しい社会を生き抜くために大切な言葉を贈っていただきました。来賓として中学校PTA会長から、「一期一会を大切に、今のこの瞬間を精一杯生きてほしい」と温かい言葉をいただきました。在校生代表送辞では、代表の2年生・冨吉創太さんが、3年生との思い出や3年生に対する思いを落ち着いた声で発表しました。卒業生代表答辞は小河由奈さん。「自分」という存在について、この3年間を振り返りながら、周りがあってこその自分であり、自分の周りや環境に感謝しつつ、さらに成長していきたいと、堂々と述べました。久しぶりの卒業式の歌は、都泉祭で歌った「予感」。久しぶりの全員での校歌は、最後の部分が合唱になっていました。歌のある卒業式に、新たな感動を覚えました。そして、卒業生退場。晴れやかな表情で3年生は巣立っていきました。

 

 

 

 

学級に戻り、3年生は最後の学活です。実行委員が楽しい企画を考え、笑いがたくさんある最後の学活となりました。

 

すばらしい卒業式がこうして挙行できたのも、保護者の方々、そして先生方、1・2年の在校生たちのお陰です。特に1・2年生の皆さんは準備から片付けまで一生懸命取り組んでくれました。本当にありがとうございました。答辞でも述べられていましたが、卒業生40名は、いただいたものを大切に、そしていつか誰かに贈ることができるよう日々努力していくことでしょう。これからが楽しみです。

少し泣きかけだった空も、退場の頃には少し日も射し、卒業式を見守ってくれました。

清々しい卒業式を!~1・2年生、準備を頑張る

明日は附属中第11回卒業式。前日の3月16日(木)6・7時間目に、1・2年生全員で、心を込めて準備を行いました。会場づくりは主に2年生。そして、会場や3年生教室・階段・トイレなどの掃除を主に1年生が担いました。また、教室は美術部が中心となり黒板アートを計画し、見事な作品を仕上げています。お世話になった先輩のために、どの生徒も一生懸命、準備や掃除を楽しみながら取り組んでいました。また、普段できない場所の掃除を熱心に行う生徒、壇上や会場、そしてアプローチに並べた花鉢の花の状態に気を配る生徒など、「気働き」の効いた行動が随所に見られました。すばらしい後輩たちに見送られ、明日、40名の3年生が中学校を巣立ってゆきます。

 

 

 

 

卒業式に向けてコサージュ作りに挑戦!

卒業式を二日後に控えた3月15日(水)6~7時間目に、3年生卒業式に自分の胸に付けるコサージュを生花で作成しました。その日、「朝早くから花材や用具の準備をするのだけれど…」と前日に呼びかけたところ、かなり早い時間だったにもかかわらず5、6名の生徒が手伝ってくれました。

迎えた6時間目。少し早めに全員がそろい、持ってくることになっていた、はさみ、ビニール袋、定規、どれも忘れものなしのようです。「必ず指示を聞いて作業すること・早い人に合わせて進めること・花を大切に丁寧に扱うこと・準備から片付けまで気を配ること」という約束事を確認して、早速作業に入りました。本格的なコサージュですので、花や葉っぱにワイヤリングをして束ねていきます。花や葉っぱにワイヤーを通すのには勇気がいります。みんな慎重に一生懸命取り組んでいました。仕上がったのは、デンファーレ・かすみ草・ゴッドセフィアナを花材としたトライアンギュラーコサージュです。生徒たちはみんなとても上手で、予定時間を少し余らせて終わることができました。

当日、生徒たちの胸を飾る生花の手作りコサージュにも注目してください。

 

 

卒業式予行がありました

3月16日(木)1・2限目卒業式の予行を行いました。本番のような緊張感の中で、それぞれの学年がそれぞれの思いを胸に予行に臨んでいた様子でした。3年生の真剣な表情、先輩を見る1・2年生の優しい目。素晴らしい予行練習でした。予行後は、3年生の表彰が行われ、午後は、在校生たちが素晴らしい式になるように一生懸命卒業式の準備をしていました。いよいよ明日は卒業式。一生の思い出に残る最高の卒業式になると思います。