学校の様子とお知らせ

2024年7月の記事一覧

カラペハリエ(前半)

 「カラペハリエ」とは、NPO法人「みんなちがうからおもしろい」が行っている活動の一環です。「カラペ」とは、絵の具で自由に色や模様をつけた紙のことを指します。この「カラペ」を使って、みんなでシェアしながら貼り絵を作るのが「カラペ貼り絵」です。この活動は、個々の違いを尊重し、みんなが自分の色を出し合って調和することを目指しています。年齢や文化、性別に関係なく、誰でも参加できるワークショップが開催されており、自由でカラフルな創作の時間を楽しむことができます。

 今回、NPO法人「みんなちがうからおもしろい」から、カラペハリエ公認オーガナイザーの橋口亜里紗さんを招いて「カラペハリエ」のワークショップを行いました。

 

 今回のテーマは、「オリジナルの海の世界を作ろう」なので、貼り絵で自分の考えた海の世界を表現していきます。

 

 まず最初に貼り絵に使う紙を作っていきます。紙には、いろいろな道具で色が着けてあります。スポンジやフォーク、筆やカップなど、色を着けるための道具を選んで、色つけ開始です。

 

 自分の思うがままに色を着けていきます。とても楽しい時間です。

 

 講師の先生からいろいろな色をもらいます。

 

 ひとりで2~3枚の紙を仕上げていきます。作業に集中して、子どもたちもだんだん無口になります。

 紙を作る作業が終わったら、この後いよいよ貼り絵を作る作業になります。

 後半へ続く・・・

はかせタイム

 吉之元小では、学期ごとに「はかせタイム」とういう時間を設定して、全校児童がその学期に学習したことをプレゼンテーションソフトを使ってまとめ、博士となって発表するというものです。

 

 発表の後は、発表を聞いていた児童から必ず感想をもらいます。

 

 2年生は、「あったらいいな こんなもの」という内容で、自分で考えた「あったらいいもの」を絵に表し、クイズにして発表しました。

 

 3年生は、「本で知ったことをクイズにしよう」という内容で、一人ずつ自分が読んだおすすめの本の中から問題を作って出題しました。

 

 4年生は、「国語科の授業で学んだこと」という内容で、国語で学習した単元の「思いやりのデザイン」について学習したことを発表しました。

 

 6年生は、「社会科の授業で学んだこと」という内容で、奈良の大仏について学習したことを2人で協力して発表しました。

 

 発表の後の感想を述べ合う場面では、発表のよかったところを全員が発表して、お互いに良さを認め合うことができました。2学期の「はかせタイム」もとても楽しみです。

It was a wonderful time and we got to hear some great presentations.

※発表の様子の一部をInstagramで公開していますので、下記のリンクを御利用ください。

    吉之元小トモダチふやそうプロジェクト(公式Instagram)

交通安全運動

 7時30分から県道31号線の吉之元小への入り口近くで交通安全運動を行いました。

 

 交通安全運動には、折田代地区公民館長の田畑利紀さん、田野地区公民館長の古江健一さんと本校職員、児童が参加しました。子どもたちは、通り過ぎる車に挨拶をして、交通安全をアピールしていました。 毎月10日は「県民交通安全の日」になっているそうなので、改めて、交通安全への意識を高めることができました。

To all drivers, please drive safely.

 

ブラインド型避難訓練(後半)

 ブラインド型の避難訓練の後は、「VR消火訓練シミュレーター」を使った消火訓練の体験を行いました。「VR」とは、「Virtual Reality(バーチャルリアリティ)」の略で、「仮想現実」とも呼ばれています。具体的には、専用のゴーグルを使って人間の視界を覆うように360°の映像を映すことで、実際にその空間にいるような感覚を得られる技術です。

 

 体験者は、ゴーグルをつけ、消化器を持って準備します。ゴーグルの中には、火災現場の映像が映し出され、手に持っている消火器を操作すると、映像の中で火が消せるようになっています。ちなみにゴーグル内の映像は、大型テレビに映し出されているので、全員で見ることができます。

 

 職員と6年生が体験を行いました。消化器を使う際には、ほうきで掃くようにノズルを動かしますが、画面上でも掃く動作を正しくするときちんと消えます。

 

 「VR消火訓練シミュレーター」を使った消火訓練の体験の後、煙の中を移動する体験を全員で行いました。煙が充満した部屋では、1m先も見えないほど視界が悪く、煙の怖さを実感することができました。

 

 煙体験の後、訓練に参加したALTのジェイク先生や子どもたちが訓練の感想を述べました。

 

 最後に北消防署の立野署長より、避難訓練や安全意識の大切さについてお話がありました。そして、児童を代表して6年生がお礼の言葉を述べて、避難訓練は、無事に終了しました。

 本当に貴重な体験をすることができました。準備や実施に携わっていただいた都城市北消防署のみなさん、ありがとうございました。

 

※避難訓練の動画をInstagramで公開していますので、下記のリンクを御利用ください。

    吉之元小トモダチふやそうプロジェクト(公式Instagram)

ブラインド型避難訓練(前半)

 ブラインド型避難訓練とは、事前に訓練の進行やシナリオを与えず、想定のみ与える実践的な訓練です。訓練参加者は、火災や負傷者の発生場所を知らされず、その場の判断で臨機応変に対応することに挑戦します。今回、そのブラインド型避難訓練を吉之元小学校で実施しました。県内でも初めてだそうです。実施に当たっては、都城市北消防署の立野署長をはじめ14名の署員の方に来ていただきました。

 

 はじめに火災報知器や火災受信機などの消防設備について学びました。

  

 次に実際に119番に電話をかけて「映像伝送システム」の体験をしました。通報した人の携帯から現場の映像を送って、出動している隊員に直ちに情報が共有されるというシステムです。

 そして、いよいよブラインド型避難訓練開始です。子どもたちと職員は、普段生活している場所に戻り訓練の開始を待ちます。しかし、いつ、どの場所で出火するのかは知らされていないので、非常ベルが鳴った瞬間は、とても緊張しました。

 

 出火場所は、保健室でしたが本物の火災のように煙が充満していてすごく臨場感がありました。初期消火や避難の様子については、消防隊員のみなさんにいろいろと評価していただきました。決められたシナリオで進む訓練ではないので、やりながらいろいろな問題点を発見することができました。

 

 運動場へ避難した後、煙の中を安全に避難する方法を体験しました。姿勢を低くして、視界が利かないので壁を触りながら移動しました。子どもたちは、煙によって視界が利かない大変さを実際に体験することができました。ちなみにこの煙は、全く煙たくなく、吸い込んでも無害な煙です。煙には、バニラの香りが付けてあるそうで、かすかに匂いました。

 後半へ続く・・・