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2026年3月の記事一覧

1年生で、数学科の研究授業が行われました。

 今回の単元は「データの活用」で、身近なペットボトルキャップを用いた実験とICTを融合させた授業の様子を報告します。
【研究授業レポート】キャップの「裏」が出る確率は? ICTで解き明かすデータの法則
今回の授業のめあては「キャップの裏の出やすさを調べよう」です。
1. 予想と実際の実験:10回の試行では?
まず、生徒たちはペットボトルキャップを投げたとき、「表・裏・横」がそれぞれどのくらいの割合で出るかを予想しました。その後、実際に一人ひとりが10回ずつキャップを投げ、その結果をリアルタイム集計ツール「slido」を使って共有しました。10回程度の試行では、結果に大きなばらつきがあることを、スプレッドシートに反映されたグラフを通して視覚的に確認しました。

 

 2. ICTシミュレーターによる「数万回」の仮想実験
手作業での実験には限界がありますが、ここからがICTの出番です。授業ではコンピュータによるシミュレーターを活用し、試行回数を数万回まで一気に増やしました。 回数が増えるにつれて、バラバラだった数値が一定の値へと近づいていく様子(大数の法則)がグラフでダイナミックに示されると、生徒たちからは驚きの声が上がりました。この活動を通して、不確定な事象の中にある規則性を直感的に理解することができました。

 

 3. 学びを日常生活へ
授業の終盤では、実験で導き出した「確率」の考え方が、日常生活における「降水確率」や「ゲームのガチャ」など、身近な場面で活用されていることを学びました。

 

生徒たちの様子
 1年の生徒たちは、難しい課題に対しても周囲と相談したり、分からない所を教え合ったりと、非常に前向きに取り組んでいました。ICT(Qubena、スプレッドシート、シミュレーター)を使いこなしながら、データを批判的に考察し、根拠を持って判断する力を養う貴重な時間となりました。
今回の授業を通して、数学が自分たちの生活に深く関わっていることを実感できたようです。今後もICTを効果的に活用し、主体的・対話的で深い学びを実現してまいります。