日誌

附属中のできごと

11期生、爽やかに巣立つ~第11回卒業式~

雨の予報も出ていましたが、空を見上げると曇り空。遠くの山裾には途切れ途切れに白い雲。静かな卒業式の朝です。生徒たちの登校前、校内を歩いてみると、桜の花が数輪花を開き、それを言祝ぐようにうぐいすの鳴き声が響き渡ります。校内には式場へのアプローチに飾られた色とりどりの花鉢、赤い椿、白木蓮……。誰もいない3年生の教室。下級生が美しく整えてくれました。黒板アート、後ろの掲示板や廊下の飾り。下級生たちの先輩への思いが伝わってきます。3月17日(金)第11回卒業式。この春の佳き日、11期生40名は巣立ちの日を迎えました。

 

 

 

朝早くから多くの保護者の方々が足を運んでくださり、1・2年生の在校生共々、会場の義友会館で卒業生の入場を待ちました。9時28分。担任の先生に引率され、40名の卒業生が入場。式が始まりました。最初に卒業証書授与。数年ぶりに一人一人壇上に上がって証書授与が行われました。少し緊張した面持ちで証書を受け取るそれぞれの表情に、3年間の成長を感じました。

校長先生からは、「柔軟に対応できる力をさまざまな場面で身に付けてほしい」と、これからの変化の激しい社会を生き抜くために大切な言葉を贈っていただきました。来賓として中学校PTA会長から、「一期一会を大切に、今のこの瞬間を精一杯生きてほしい」と温かい言葉をいただきました。在校生代表送辞では、代表の2年生・冨吉創太さんが、3年生との思い出や3年生に対する思いを落ち着いた声で発表しました。卒業生代表答辞は小河由奈さん。「自分」という存在について、この3年間を振り返りながら、周りがあってこその自分であり、自分の周りや環境に感謝しつつ、さらに成長していきたいと、堂々と述べました。久しぶりの卒業式の歌は、都泉祭で歌った「予感」。久しぶりの全員での校歌は、最後の部分が合唱になっていました。歌のある卒業式に、新たな感動を覚えました。そして、卒業生退場。晴れやかな表情で3年生は巣立っていきました。

 

 

 

 

学級に戻り、3年生は最後の学活です。実行委員が楽しい企画を考え、笑いがたくさんある最後の学活となりました。

 

すばらしい卒業式がこうして挙行できたのも、保護者の方々、そして先生方、1・2年の在校生たちのお陰です。特に1・2年生の皆さんは準備から片付けまで一生懸命取り組んでくれました。本当にありがとうございました。答辞でも述べられていましたが、卒業生40名は、いただいたものを大切に、そしていつか誰かに贈ることができるよう日々努力していくことでしょう。これからが楽しみです。

少し泣きかけだった空も、退場の頃には少し日も射し、卒業式を見守ってくれました。

卒業式に向けてコサージュ作りに挑戦!

卒業式を二日後に控えた3月15日(水)6~7時間目に、3年生卒業式に自分の胸に付けるコサージュを生花で作成しました。その日、「朝早くから花材や用具の準備をするのだけれど…」と前日に呼びかけたところ、かなり早い時間だったにもかかわらず5、6名の生徒が手伝ってくれました。

迎えた6時間目。少し早めに全員がそろい、持ってくることになっていた、はさみ、ビニール袋、定規、どれも忘れものなしのようです。「必ず指示を聞いて作業すること・早い人に合わせて進めること・花を大切に丁寧に扱うこと・準備から片付けまで気を配ること」という約束事を確認して、早速作業に入りました。本格的なコサージュですので、花や葉っぱにワイヤリングをして束ねていきます。花や葉っぱにワイヤーを通すのには勇気がいります。みんな慎重に一生懸命取り組んでいました。仕上がったのは、デンファーレ・かすみ草・ゴッドセフィアナを花材としたトライアンギュラーコサージュです。生徒たちはみんなとても上手で、予定時間を少し余らせて終わることができました。

当日、生徒たちの胸を飾る生花の手作りコサージュにも注目してください。

 

 

清々しい卒業式を!~1・2年生、準備を頑張る

明日は附属中第11回卒業式。前日の3月16日(木)6・7時間目に、1・2年生全員で、心を込めて準備を行いました。会場づくりは主に2年生。そして、会場や3年生教室・階段・トイレなどの掃除を主に1年生が担いました。また、教室は美術部が中心となり黒板アートを計画し、見事な作品を仕上げています。お世話になった先輩のために、どの生徒も一生懸命、準備や掃除を楽しみながら取り組んでいました。また、普段できない場所の掃除を熱心に行う生徒、壇上や会場、そしてアプローチに並べた花鉢の花の状態に気を配る生徒など、「気働き」の効いた行動が随所に見られました。すばらしい後輩たちに見送られ、明日、40名の3年生が中学校を巣立ってゆきます。

 

 

 

 

卒業式予行がありました

3月16日(木)1・2限目卒業式の予行を行いました。本番のような緊張感の中で、それぞれの学年がそれぞれの思いを胸に予行に臨んでいた様子でした。3年生の真剣な表情、先輩を見る1・2年生の優しい目。素晴らしい予行練習でした。予行後は、3年生の表彰が行われ、午後は、在校生たちが素晴らしい式になるように一生懸命卒業式の準備をしていました。いよいよ明日は卒業式。一生の思い出に残る最高の卒業式になると思います。

3年生送別行事がありました

3月10日(金)3~6時間目3年生送別行事を行いました。これは清泉会執行部が主体的に企画・運営したもので、様々な活動を通して異学年交流を図ること、これまでお世話になった3年生に感謝の気持ちを伝えることを目的としています。

まず交流会1・2部では、事前にとったアンケートをもとに6ヶ所に分かれて将棋やオセロ、百人一首などを通して、普段関わることのないメンバー同士で交流を深めていました。

昼食の時間は、保体清泉会が設定したお弁当の日ということで、生徒が自作したお弁当をおいしそうに食べていました。「見せて~!」「すごい!」「全部自分で作りました!」といった声が上がっていました。

交流会3部では、事前のアンケートをもとにドッジボールやカードめくりやミニバレーを行いました。勝ち負けよりも楽しさを重視してプレーできていたようです。

最後にメッセージ集会を行いました。異学年5人ずつの計15人で構成された班を8つ作り、それぞれの会場で班長や説明係を中心に活動しました。ジェスチャーゲームやワードウルフなどのミニゲームを行って交流を深めた後、1・2年生から3年生へ、3年生から1・2年生へメッセージカードを渡しました。どの会場でも、3年生を中心に盛り上がり、非常によい雰囲気で終了しました。

今回の送別行事は、短い期間の中で企画・運営を行ってくれた清泉会執行部の努力により、土台ができあがり、それを快く手伝おうとする他の生徒たちが将棋やトランプなどの用具をわざわざもってきてくれたり、ゲームの司会進行をしてくれたりと全員が協力したことで実施することができました。

この経験が次年度に向けて、更に良い方向に働けばと感じました。

自然科学探究・卒業論文発表会を実施しました

3月3日(金)3・4限目に1年生の自然科学探究の代表者、3年生の卒業論文の代表者による発表会がありました。

1年生代表の恒松光太郎さん「なぜ水は水面から凍るのだろうか」というテーマで実験によって確かめ、そのメカニズムをモデルを使って説明していました。

3年生の発表では、次の4人が発表してくれました。

久保ひびきさん・・・「寝ぐせについて」という身近なテーマを科学的な観察や考察を交え、探究していました。

島本菜々子さん・・・「手指の菌の分離同定」というテーマで、コロナ禍で手洗いにどれくらいの効果があるのか疑問にもち、多様な実験を行いました。高い専門性が必要でしたが、最後は菌の特定まで行っていました。

二木結衣さん・・・「生分解性プラスチックの性質」で、事前調査で生分解性プラスチックを作る方法を知り、牛乳や豆乳、レモン汁、酢、クエン酸などの成分が影響していると考え、そのメカニズムについて探究していました。

友安航也さん・・「イシクラゲだけを駆除するには」というテーマで、他の植物を枯らすことなく、イシクラゲだけを枯らす方法を調査し、最終的にイシクラゲだけを弱めるにはレモン汁が効果的であることを見つけました。

また、田中未来さん「溶液の性質~水溶液の固体と液体による金属の変化~」というテーマで代表者に選出されていました。

最後に理科担当教諭から講評があり、「仮説が不十分だと実験がうまくいかないこと」「論文を時系列で書かないこと」など今後論文を作成する上で大切なことを教えてくださりました。

「課題発見力・課題解決力」は社会から求められる力の1つです。この経験を通して、子どもたちが探究のプロセスを学んでくれたら嬉しいです。

 

3年生有志、理数科学習会に参加する

3月4日(土)~5日(日)高校1・2年生、そして附属中3年生の希望者を対象にした「理数科春季学習会」が、南九州大学を会場として実施されました。講師を務めてくださるのは北九州予備校の先生方で、いずれも日々「受験」を意識して多くの学生等に対峙していらっしゃる方々です。附属中3年生からは6名の生徒が応用コースに参加しました。

二日間とも90分授業の一日4コマの講義が行われ、4日は数学・英語(2コマ)・古文、5日は英語・現代文・数学(2コマ)を受講しました。6名は、いちばん前に座席を確保し、集中して講義を受けていました。共通テストの問題の解説を聞きながら、ところどころに受験のノウハウや、エピソード、今から大切にしていくことなどの大切なお話も盛り込まれており、普段経験できないよい学習に臨めたようです。

3年生は、3年後には共通テストも終わり、多くの人が進路が決まっている頃となります。中学3年間あっという間だったでしょうが、高校3年間はもっと早く過ぎていく、と多くの先輩方が言っています。さまざまな機会を逃さず捉え、自分の糧としていきましょう。また、この学習会の実施にあたり、保護者の方の多くの協力を得ています。感謝しましょう。

 

  

附属中・高校全校での生徒総会

コロナ禍の中にあり、全校一堂に会しての開催ができなかった生徒総会が、3月2日(木)に実施されました。あまり時間がない中でしたが、各委員会からの年間活動報告、決算、予算の三つの審議がなされました。進行、議長選出、監査など、といった形式に則って行われる総会を3年生も含めて全員が初めて経験することになりました。来年度以降も行われていくであろう総会です。附属中生も、生徒会の会員として毎年参加します。そしていずれ全校の前に立って総会を運営する形で参加する人もいるでしょう。自分たちでつくりあげていく「生徒会」です。「清泉会」で積極的に活動している附属中生、高校生になっても積極的に活動してほしいと思います。

 

277名の先輩方を送る~第75回高校卒業式

体育館向こうの空がほんのりとあかね色に染まる朝。微かに暖かさを感じるのは3月になったからでしょうか。3月1日(水)第75回高等学校卒業式が行われ、277名の卒業生が学び舎を旅立っていきました。附属中学校の生徒は、本日は自宅学習日で、下足室前に卒業生に向けてのメッセージを掲示して感謝の思いを伝えました。

式では、最初に卒業証書授与が厳粛な雰囲気の中行われました。校長先生からは三つの言葉の贈り物がありました。「人権感覚をもちつづける 人との出会いを大切にする チャレンジ精神をもつ」ーどれもこれからの人生に大切な言葉です。答辞では、コロナ禍の中さまざまな影響を受けながらも勉学も行事も頑張ってきたこと、部活動で苦しいこともたくさんある中、仲間と共に壁を乗り越え多くの学び舎喜びを得られたこと、見守って応援せいてくれた家族への感謝の思いを、凜とした声で、会場中に思いを伝えました。また、久しぶりに卒業式で歌われる校歌にも感動を覚えました。

附属中の生徒たちは、式に参加こそできませんでしたが、心の中でお世話になった先輩方への感謝の気持ちを伝えてくれたことと思います。あと半月もすれば11期生である附属中3年生も卒業の日を迎えます。先輩方を見倣って、その日に向けて日々を大切に過ごしてほしいと思います。

 

 

 

3年生、総合的な探究の時間(高2)の学習成果発表会に参加する

2月も終盤。年度末が近づいてきて学習面でもまとめの時期を迎えています。先日の参観日で卒論発表会を終えた3年生は、2月24日(金)2時間目~5時間目に、高校2年生の総合的な探究の時間の学習のまとめとなる「学習成果発表会」に参加しました。最初に義友会館でオリエンテーションを受け、その意義や臨み方などを理解した上で、体育館に移動して、成果発表を参観します。体育館では72の発表ブースが設けられ、それぞれの場所でポスターセッションの形で8分間の発表と2分間の質疑応答がなされます。10分たったらまた別のブースに行き、発表を参観するを繰り返します。

普通科は郷土探究、理数科は理数探究と、分野は異なりますが、どれもとてもおもしろそうな内容です。全部で7つの発表を参観できます。3年生は1~4名程度で、興味ある分野であったり、知っている先輩の発表であったりを真剣に、また、楽しそうに参観していました。発表者には、3年生が1年生のときの附属中の先輩方もいて、交流を深めている場面も見られました。昼食休憩を挟んで、5時間目には教室でタブレットを用いて、評価とまとめ・感想の記入を行いました。

2年後には今の3年生がこの発表会に説明側として立つことになります。次に向けて、努力をしていきましょう。高校2年生の先輩方、参観させていただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

中学最後の参観日、3年生卒論発表会に臨む

2月22日(水)3年生にとっての中学校最後の参観日でした。この日、3年生は「卒論発表会」に取り組み、3年間のSKT(総合的な学習の時間・自然科学探究)での学習の成果を発表しました。コロナ禍の中で入学し、3年間にわたりさまざまな影響を受けてきた学年です。1年生・2年生時には保護者の前での発表は叶わなかったのですが今回、3年間で初めて保護者の前でSKTの成果を発表することができました。

この日は3会場に分かれ13名~14名ずつで、約7分間の持ち時間で発表しました。今回発表した内容は、2年次から2年間で研究を継続して行ったものです。発表内容もじっくりと時間をかけ、検証実験を何度も行うなど努力の成果が見られるものが多数ありました。また、発表も、原稿を見ることなく、指示棒を使って指し示すなど成長の跡が見られました。今回の発表から数名が選ばれて、3月3日(金)実施予定の附属中全体での「卒論発表会」に臨むことになります。

その後、理科室に場所を変えて、最後の学級懇談会が行われました。担任から現在の状況や、今後の日程、これから心がけていただきたいことなどお伝えしました。コロナ禍の中にあった3年間の学級懇談会も、なかなか教室で参観授業や懇談会が開けない状況の中ではありましたが、毎回多くの参加をいただきました。多くのご理解・ご協力に感謝いたします。ありがとうございました。

 

 

 

学年末テストが行われています

早いものでもう2月も半ばとなりました。本校では現在学年末テストの真っ最中です。2月15日(水)~17日(金)の3日間、生徒たちは、この1年の締めくくりの定期テストに真摯に臨んでいます。初日の15日は1・2年生は1教科のみのテストでしたが、3年生は科目数が多かったり、教科によっては前半・後半の二つに分けて実施されたりするため、初日から3教科行われました。少しゆとりのある校時程もうまく活用し、今の学年の総仕上げとして、全力で頑張ってほしいと思います。

また、15日のテスト終了後には来年度用の証明写真撮影も行われました。テスト初日を終えて少しほっとした表情で写真撮影に臨んでいました。

 

 

立志式、立志式記念講演がありました

2月10日(金)午後立志式が行われました。まず校長あいさつ統括の教頭先生が代読しました。その中で、「人権感覚をもち、自分の良心に忠実で思いやりをもって他人に接することが大切であること」と話されました。

次に、決意発表を2年生代表の小河夕莉さんが行い、「これまで私たちを支えてきてくださった方々への感謝の気持ちを忘れず、40人全員が光あふれるゴールに向かって走り続けたい」と力強く発表しました。決意発表には「かがやき」「光」という言葉がたくさん入っており、これから未来に羽ばたく自分たちに希望を与える発表となりました。その後、2年生が壇上で一人一人決意発表を行いました。どの生徒も堂々と発表していました。

次に、生徒代表の山内康聖さん永濵結愛さんの発声のもと、立志の誓いのことばを全員で復唱しました。

そして、先輩から贈る言葉として友安航也さんが行い、「何事もチャンスと捉えること」「物事の意図をよく考えること」について話をしてくれました。その後、保護者を代表して2年学年長様より、「周囲にいる人たちを頼りながら勇気をもって歩んで欲しい」という言葉を贈っていただきました。

立志式記念講演ではUMKテレビ宮崎アナウンサー柳田哲志様より、「将来を担う君たちに伝えたいこと」と題して講話をしていただきました。講話の中で柳田様は、自身の経験を振り返り、車椅子生活となる前と後で考え方が大きく変わったことをたくさん教えて下さいました。「多くの人に支えてもらって生きていること」「どんな時も下を向かず、前を向いて。ときどき足下を確認しながら前に進むこと」など心を震わせる言葉をたくさんいただきました。講演会終了後、生徒に感想を聞くと「胸が熱くなった」という答えが返ってきました。最後に、生徒を代表して重留啓秀さんがお礼の言葉を述べ、新原詩乃さんが花束を贈呈しました。

全体を通して、明日への活力や希望にあふれる立志式となりました。参加してくださった2年生保護者の皆様、講師を務めて下さった柳田様、大変ありがとうございました。

 

立志式に向けて

2月10日(金)に実施予定の立志式。それに向けて2年生は一生懸命準備を進めています。以前お知らせしたとおり、決意の一文字を認めた色紙は完成しています。6日(月)にはしおりをそれぞれが製本、リハーサルも、8日(水)には2年生だけで、9日(木)には全校生徒で行いました。マスクをしたままではありますが、感染症対策を行いながら、初めて校歌を歌うための練習もしました。10日(金)当日は、朝から1年生が先輩のために会場設営を行ってくれました。立志式、待ち遠しく感じます。

 

 

第6回清泉会集会がありました

1月30日(月)7時間目清泉会集会がありました。内容は、中央清泉会の報告(11~1月旬間の具体的に対する振り返り、1~3月旬間目標、1~3月旬間目標に対する具体的対策)、保健委員による「弁当の日」に関する発表、式典に向けての礼法指導、会長の話でした。特に、「弁当の日」に関する発表では、旬な野菜のクイズを交えながらスライドで分かりやすく説明してくれました。保健委員が実際に弁当を作り、その感想を発表した際には「弁当づくりの大変さ」や「毎日作ってくれる保護者への感謝」の言葉が多く挙げられていました。また、式典に向けての礼法指導は、「立志式や卒業式が近いため実施した方がよい」という生徒の提案で行われました。模範演技とスライドを使って説明し、学年ごとに礼を実践し、作法の確認を行いました。清泉会集会後は、書道や科学の甲子園の表彰、漢字検定・英語検定の合格者の紹介がありました。検定合格に向けて頑張った人が非常に多く、多くの人の名前が呼ばれていました。

3学期は0学期。次の学年に向けての準備期間ですので、子どもたちには後悔しない過ごし方をしてほしいものです。

 

県庁訪問・医療体験活動 ②BSJ訪問編

1月26日(木)1、2年生県庁訪問・医療体験活動を行いました。宮崎県庁と佐土原にあるBSJ(ボストンサイエンティフィックジャパン)を、各学年で交互に訪問しました。

BSJ訪問では、まず講師の先生が会社概要の説明を行い、BSJは医療系器具の製造等を行う外資系企業であること、トラブルが起きた時の対応を体験的に学ぶことができることを知りました。生徒達はスライドを見つめ、必死にメモをとっていました。

次に、実際に製造しているペースメーカーなどの器具の説明を受けた後、器具を使用した様々な体験活動を行いました。動脈硬化でつまった血管に器具を通して風船のように膨らませたり、人工ダイヤモンドのドリルが先端についた器具でカルシウムを削ったりしました。他にも、体内のガンや異物を内視鏡で確認し、切除したり取り除いたりする体験をしました。子どもたちは真剣な表情で器具を操作し、疑問に思ったことがあれば質問するなどして理解を深めていました。

BSJでの体験を通して、医療系の進路を希望する生徒は「実際にお医者さんが使っている器具を使えてよかった。」「緊張感があった。」と話していました。また、まだ将来の夢が決まっていない生徒も「今回の体験を通して視野が広がった。」と話していました。

宮崎県庁訪問編はこちらをクリック⇒県庁訪問・医療体験活動 ①宮崎県庁訪問編

  

  

  

県庁訪問・医療体験活動 ①宮崎県庁訪問編

1月26日(木)1、2年生県庁訪問・医療体験活動を行いました。宮崎県庁と佐土原にあるBSJ(ボストンサイエンティフィックジャパン)を、各学年で交互に訪問しました。

宮崎県庁訪問では、まず防災庁舎を訪れ、災害対策本部の中枢である総合対策部室を見学しました。広い部屋に巨大なモニターがあり震度7の揺れにも耐えるときいて生徒達は驚いていました。そこで講師の先生から説明があり、総合対策部室が南海トラフ等の自然災害に備えて被災状況を確認し、避難や医療提供を迅速に行うために、普段から準備を行っていることを学習しました。

次に、宮崎県議会を見学し、実際に県議会議員が使用しているイスに座りながら、ガイドの方から議場の説明を受けました。普段座ることのできない議長や知事の席などに座ることができた生徒達は大変満足そうでした。

そして、知事が記者会見を行う講堂を見学したり、大理石でできた玄関で化石探しをしたりしました。

最後に、県庁5号館の説明を受けました。10カ月かけて建物ごと70mも動かしたことに生徒達はびっくりしていました。

見学終了後、生徒に感想をきくと「綿密な計画や準備があるからこそ県民の安全が守られているんだなと思った。」と話していました。

BSJ訪問編はコチラをクリック⇒ 県庁訪問・医療体験活動 ②BSJ訪問編 

  

  

  

立志式に向けて

毎年3学期に行われている第2学年の立志式。本年度は2月10日(金)午後に実施される予定です。あとひと学期で3年生を迎える2年生たちにとって、これからの目標や志を立て、前に進んでいこうという意味でも一つの節目として大切にしたい式です。2年生は、1月半ばから、この立志式に向けての学習や準備に取りかかっています。1月25日(水)6時間目総合的な学習の時間には、高校の書道の先生のご指導の下、それぞれの決意を込めた漢字一文字を色紙(しきし)に筆で書くことに挑戦しました。普段の書写の時間で一生懸命学んでいる生徒たちですので、それぞれの思いを込めた一文字が立派にできあがりました。当日はその色紙を披露しながら決意の言葉を述べる予定です。楽しみです。

 

 

 

G7宮崎農業大臣会合キッズプレスプロジェクト、始動!

来年度4月に、宮崎市でG7宮崎農業大臣会合が開催されます。この度、その会合に向けてG7宮崎農業大臣会合推進協議会と宮崎日日新聞社の共同主催で、「G7宮崎農業大臣会合キッズプレスプロジェクト(G7KPP)」が実施されることになりました。この会合を一つのきっかけとして、「農」「食」「文化」「自然」等の郷土の魅力再発見や、食の安全保障・生産性の向上・持続可能性等の課題を、小・中学生の代表が取材したり新聞記事を執筆したりする事業です。

今回、本校も県内5校の協力校の一つとなり、本校生徒3名がキッズプレス(こども記者)として参加することになりました。1月23日(月)宮崎日日新聞社の編集局長様、読者室担当様が本校を来校してくださり、校長先生立ち会いの下、校長室でそれぞれ任命証を交付されました。本校のキッズプレスは、2年生築地泉樹さん大形ららさん1年生増田陽さん。三人とも厳粛な面持ちで任命証等を受け取っていました。この日は交付式の後、新聞づくりの講習も受け、いよいよ取材が始まります。県の代表として、また本校の代表として、ぜひ頑張ってほしいと思います。

 

 

※交付式の様子は、令和5年1月24日の宮崎日日新聞に掲載されました。

学力推移調査が始まりました

1月23日(月)より学力推移調査が始まりました。この調査は全国の中高一貫校が受験するもので、1年生にとっては今年度初めて、2・3年生にとっては2回目となります。今の自分と全国の比較ができる絶好の機会です。ぜひベストを尽くしてほしいものです。

 

第6回中央清泉会が行われました

1月19日(木)7限目23日(月)朝の時間第6回中央清泉会が行われました。内容は、11月~1月旬間の各清泉会の具体的対策に対する振り返り1~3月旬間の各清泉会の旬間目標に対する具体的対策案の発表でした。振り返りの場面では、前回の反省を生かし、主観で評価するのではなく、アンケートを実施し、数値による客観的な振り返りを行いました。すると、例えばポスターを作成しての呼びかけは実施しやすいが、効果としては薄い」など、具体的対策にどれくらいの効果があったのかを確認することができ、どのような対策であるべきかについて慎重に議論することができました。また、各清泉会の具体的対策に対して、質疑応答を繰り返し、具体的な流れや配慮事項について確認することができました。メモの取り方や発言の内容も成長を感じるものでした。

現体制最後の具体的対策を通して、すべての生徒が楽しく学校生活を送れるようになるといいです。

理数科生集会でお話を聞く

3年生は年間を通して高校理数科行事に参加し、理数科0年生としての意識を高めていくことができます。1月18日(水)7時間目に、理数科生集会がオンラインで行われました。今回は、共通テストを終えたばかりの高校理数科3年生のお二人の担任の先生から貴重なお話を聞くことができました。先生方からは、次のようなお話がありました。

① 「実行力」「継続力」「精神力」の大切さ

  人から話を聞いたり教えてもらったりしたことを、自分で実行に移せること。「これをやろう!」と決めたことを続けられること。実行に移しやりつづけたことを自分のエネルギーに変えられること。実行し、継続し、実現するための内なる力を出せるかどうかが大切なことです。

② 自分の力で一歩を踏み出さないと上がっていくはずがない

  何もしないで上がっていくほど甘いものではない。何もしない人がいると、集団としての力も上がっていかない。

 〇 生活習慣を身に付けること。

 〇 受け身ではなく能動的になること。

 〇 当たり前のことを当たり前にやること。

お二人の先生のお話を伺いながら、現在の中学校生活の中で先生方が言われていることと同じだと感じた生徒もいたようでした。また、「うまくいかなかった受験生たちの例」として、「勉強時間が不足している」「居眠りをする」「提出物が出ない」「宿題を写して済ませる」「自己採点でミスをする」「スマホやメール、ゲームに時間を奪われている」など、基本的な学習習慣がおろそかになっている例を挙げられました。今、目の前の自分自身をしっかり見つめ直し、大切にしなければ「大学受験」という大きな目標もかすんでしまうということなのだと感じました。

来週は2・3年生にとっては今年度2回目の、1年生にとっては初めての学力推移調査があります。

3年生はもちろん、1・2年生も今」を大切にして、地道に努力していってほしいものです。

 

 

 

日常の風景~年が明けて~

久しぶりに校内を回ると、掲示物などが変わっていました。

新年らしく、書道の作品が飾られていました。また、高校部活動の本年度の意気込みが色紙に書かれていた作品もありました。中学生にとっては、どのような部活動があり、どのような活動をしようとしているのかがよく分かります。

歩みを進めていくと美術の作品があり、更にその奥には「あなたと仲良しのユガミンは?」というタイトルの掲示物がありました。養護教諭の先生が、生徒の心と体のフォローを行うことを目的として、その時の生徒の状況に応じて毎月掲示物を張り替えてくださっています。

廊下に配置されている書籍コーナーも内容が変わりました。今月は大学入試を意識した書籍が多いようです。

中学生も数年後の自分のことを考えて、ぜひ手に取ってほしいものです。

3学期始業式がありました。

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

1月6日(金)に、3学期始業式がリモートで行われました。

まず、校長先生のお話がありました。校長先生は、「置かれた場所で咲きなさい」という本で有名な渡辺和子さんの「自分に1つでいいから何かを課すことが、自分らしさをつくる一番の近道」という言葉を紹介されました。目標に向かって努力することは大切であること、努力とは失敗を繰り返すことであり、努力は決して裏切らないと信じ、くじけないことについて話されました。また、今年は耳の長い兎の年ということで、周囲の意見に耳を傾けて、思いやりをもって接すること、マスク着用を厳守し、健康で楽しい一年にすることの2点についても話されました。

その後、校歌傾聴があり、全校集会に移りました。進路指導担当の先生からはテストのとらえ方と健康を意識することの必要性について話がありました。生徒指導担当の先生からは3学期は人の良さを見つけられる3カ月としてほしいという話がありました。

次に、各学年で服装容儀を確認後、各学級で代表生徒が3学期の抱負を述べました。

来週は実力テストが行われるので、それぞれが勉強の成果を発揮して素晴らしいスタートを切れるようにして欲しいです。

 

2学期終業の日

12月23日(金)に、2学期終業式が行われました。

朝の会終了後、大掃除があり、普段できない場所の掃除やワックスがけを行いました。どの生徒も時間いっぱい頑張っていました。

次にリモートで終業式が始まり、まず校長先生のお話がありました。校長先生は、3年ぶりに東京に行くことができた中学校の修学旅行、都泉祭や体育祭、百人一首を振り返り、伝統を引き継ぎつつも新しい泉ヶ丘の飛躍を祈願されました。また、高校3年生はいよいよ共通テスト直前ということで、冬に油断しないように心掛け、自分を信じてみんなで乗り切りましょうという思いを話してくださいました。その後、全校集会があり、高校の高校の先生方ら「目標となる友達を見つけ切磋琢磨すること。」「人それぞれ感じ方が違う。感謝と謙虚な気持ちをもつこと。リスクの見積もり力を高め、常に逆算して危機予測を行うこと。自分と他者を大事にしてください。」というお話がありました。

次に中学生集会が行われました。初めに、奥津至禮さん新原詩乃さん田村紘大さんが2学期を振り返り、これから取り組んでいきたいことを発表しました。その後、教頭先生からのお話がありました。教頭先生は、「この2学期は附属中学校の生徒が県・全国レベルで活躍し、大変誇らしい。」と伝えた後、あるマンガに出てくる言葉「自分でつかんだ答えは一生忘れない」という言葉を紹介され、2学期に引き続き、3学期も主体的に考え、自分事として行動してほしいと話されました。その後、生徒指導主事の先生から冬休みの心得を、学習担当の先生からBoys, be ambitious!(青年たちよ、大志を抱け!)を引き合いに目標をしっかり持って学習することを、保健主事の先生から自分を客観的に見て健康を守る重要性についてお話がありました。その後学級で学級担任の話を聞いた生徒たちは、元気よく教室を後にしていました。

3学期も生徒たちが元気に登校してきてくれることを職員一同願っています。

 

第25回 校内百人一首大会がありました

12月22日(木)4~7限目に、中学生高校2年生百人一首大会が行われました。

放課後3年生の教室で練習をしたり、国語で百人一首テストや他学年との練習試合をしたりして、どの学年もお互いに高め合い本日に臨みました。

試合前は、最後の確認をしたり、励ましあったりして賑やかな雰囲気でしたが、いざ札を並べて3分間の暗記タイムが始まると、体育館には誰もいないかのような静けさが訪れ、静寂の中必死で目の前の札を確認する姿がありました。その後、相手と読み手に礼を行い、試合が始まりました。句が読まれるたびに、静けさの中にある熱気が高まるのを感じ、特に残り数枚の接戦ともなると、思わず歓喜の声が飛び出してしまうような緊張感ある試合が展開されました。

最終成績は、優勝2-6、準優勝2-7、3位3A、4位2Aでした。附属中学校出身の高校生の頑張りも見ることができました。校種・学年を超えて、大いに盛り上がった行事となりました。

最後に、畳を体育館に運び入れるなど会場の準備をしてくれた高校生の皆さん、運営をしてくださった高校の先生方、ありがとうございました。

 

花の植栽体験 その後

12月12日(月)花の植栽体験で、1年生が植栽した花の鉢植えを、新型コロナ前にお世話になっていた高齢者福祉施設に届けました。

「きれい!かわいい!」「利用者さんが楽しみにされています」「クリスマスツリーみたいでいいねぇ」といううれしい感想をいただきました。中には、昨年度お届けした鉢植えを大切に育ててくださっている施設もあり、更にうれしい気持ちになりました。

長江教授から教わった「花は人の役に立つ」という言葉は、花をもらった人だけでなく、花の鉢植えを作った人も幸せにするという意味も込められているのかもしれませんね。

花を受け取っていただいた高齢者福祉施設の方々、本当にありがとうございました。

かけがえのない「命」を大切に~性教育講話~

12月15日(木)6・7時間目に、3年生「性教育講話」を聞く機会に恵まれました。講師を務めていただいたのは、ほのか助産院の助産師・安藤直美様です。

今、14歳・15歳の3年生たち。今から14~15年前に「奇跡的な命の誕生」のもと、この世に生まれてきました。そして今こうして出会って、日々を当たり前のように過ごしています。しかし、安藤様のお話を聞きながら、それは本当に奇跡的なことだと心から感じさせられました。「命を授かること」「命が生まれてくること」「命が育つこと」どれも奇跡です。だからこそ、自分を大切に、相手を大切にしなければなりません。「性」とは、「心(りっしんべん)」+「生」からなる字です。心も体も大切にする、という意識を常にもちこれからを生きていってほしい、という思いが深く心に染みる講話でした。

これからいろいろな局面に遭い、悩むことや考えなければなならいこともあるかもしれません。そんなとき、今日のお話を思い出せば、自分を大切に、相手を大切に、命を大切にする選択をしていけるのではないかと思います。最後に生徒を代表して吉村悠良さんがお礼の言葉を述べました。

お忙しい中、心に残る授業をありがとうございました。

 

 

 

日常の風景 ~国語科と技術科のコラボ作品~

久しぶりに校内を回っていると、次のような掲示物が貼られていました。

修学旅行記、9月に行われた修学旅行で学んだことを、随筆、物語、報道文、紹介文など文章の種類を班ごとに選択・分担し、まとめたものです。

文章内容を国語の授業で考え、作成を技術の授業で行いました。

それぞれの作品が修学旅行で体験したことだけでなく、その後調べて分かったことを掲載するなどの工夫がされており、楽しく読み進めることができました。「楽しかった」だけで終わらせず、学びをつないでいくことは大事なことですね。

全国コンクール入選!

夏休みの課題として書いた作文ですが、さまざまなコンクール・コンテストに送ったところ、多くの入賞のお知らせをいただいています。もともと生徒自身の視野を広げると共に、自分に合うコンクールを見極める力、文章を書く力を少しでも高めてほしいと課している課題ですが、結果として入賞のお知らせをいただくと殊の外嬉しいものがあります。

12月3日(土)、東京・ホテルニューオータニにて、讀賣新聞社主催「第72回全国小・中学校作文コンクール」中央審査入賞者の表彰式が行われ、本校2年生松山柚乃花さんが見事入選を果たし、表彰を受けました。作文は、地域と自分との関わりを10枚を超える枚数に丁寧に綴った佳作です。松山さんが小さな頃から地域に支えられ成長してきたこと、これからも成長していくことが優しい筆致で書かれています。なお、後日、都城市役所を訪れ、市長に受賞の報告を行いました。

松山さん、おめでとうございます!これからも、自分の思いの丈を文章に綴ってください。

 

 

花の植栽体験がありました。

12月12日(月)、1年生による花の植栽体験が行われました。この活動はこれまで行ってきた福祉体験学習のまとめとして行われるものです。まず、南九州大学の長江教授から「花とヒトの関わりについて」というタイトルで講話を行っていただきました。長江教授は、多くの興味深い話をしてくださいました。その中で、国や宗教に関係なく亡くなった方に花を捧げるのは人間だけであることから「ヒトは本来、人のために何かしようとする優しい生き物」であることを挙げ、花は人の心を癒すことができる役に立つものであると述べられました。

講話の後は、南九州大学の学生と一緒に、花の植栽を行いました。生徒は長江教授からお話しいただいたことを踏まえ、楽しく活動しつつも心を込めて花の植栽を行いました。

生徒が植栽した鉢植えは、新型コロナ前までお世話になっていた高齢者福祉施設を中心に配布させていただく予定です。生徒が植栽した鉢植えが誰かのために役立てばよいと感じたところでした。

なお、今回の学習の実施に当たり、御協力いただいた長江教授、南九州大学の学生様、本当にありがとうございました。

医師会病院講話がありました

12月9日(金)5、6限目1,2年生を対象に医師会病院講話がありました。この講話は新型コロナ前まで実施していた都城市郡医師会病院での体験の代替活動として行うものです。

講師を務めてくださったのは、都城市郡医師会病院 医師で救急科の久保佳祐様薬剤師の石﨑寛大様のお二人です。

まずオープニングトークで先生方の簡単な自己紹介がありました。次に、薬剤師の石﨑様、医師の久保様の順に仕事内容や求められる力などについてお話を頂きました。具体的には、石﨑様から薬剤師の試験問題に関するクイズ、処方箋の確認(疑義照会)の重要性や処方指導について、久保様から救急科について動画での紹介、ドクターヘリやドクターカーの説明、宮崎県の医療状況について教えて頂きました。生徒達は真剣に、たくさんメモを取りながら聞いていました。また、「求められる力」については、お二方とも「コミュニケーション力」を挙げ、同じ医療に携わる仲間(チーム)として、良好な人間関係を築く力が必要であると述べられました。中学生の質問にも丁寧に答えてくださり、「今、中学生のうちにやっておいた方が良いことは何か?」という質問に対して石﨑様はとにかく勉強をしておくことで未来が切り拓ける。それから体力が必要。」、久保様は「自分の楽しいと思うこと(習い事や部活動)を通して、年上や年下の人と関わり、上手な人間関係を築く力を伸ばすことが必要。」と返答されていました。世界が誰かの仕事でできている限り、どんな仕事でもコミュニケーションを図ることが重要ということを学ぶことができました。最後に、生徒を代表して2年生永濵結愛さんが御礼の言葉を述べました。

本日は、お忙しい中にもかかわらず、講師を務めて下さった久保様、石﨑様、誠にありがとうございました。久保様が最後におっしゃった「宮崎県には医者が足りません。ぜひ仲間になって人々を助けましょう。」という言葉に心を動かされて、本校から医療に携わる人材が誕生し、医療現場で活躍してくれることを願っています。

なお、1月には医療機器の体験等を行う予定です。

都城市役所・都城市議会訪問記

3年生では、社会科で公民分野を学習します。地方自治、首長と地方議会の関係性、住民の政治参加など、身近な政治についても学びます。また、今年度3年生は1学期終わりの総合的な学習の時間に、デザイン思考を用いて、北諸・西諸地域について「駅前商店街がもっとにぎやかになったらいいな」「JR吉都線をもっと利用してもらえるといいな」「北諸・西諸が安心して移住できる地域だといいな」という三つの観点から考え、自分たちで案を考えました。

そういった学習を踏まえ、3年生は自分たちで実際に見て、聞いて、質問して、体感しまとめる学習として、12月9日(金)4~6時間目「都城市役所・市議会訪問」に臨みました。最初に、総合政策課から「吉都線利用」「移住促進」について、次に商工政策課から「中心市街地活性化」について、最後にふるさと産業推進局から「ふるさと納税」について、具体的な数値などを示していただき、実際の都城市での取組を説明していただきました。1学期から考えてきたことの実際を聞いたり質問したりすることができ、生徒たちは大変勉強になり、また納得もできた様子でした。

続いて都城市議会の一般質問を傍聴させていただきました。厳粛な議場で進められる答弁を実際に見聞きする体験は、地方自治について考えるよい機会でした。生徒たちは静かに真剣に傍聴し、見入っていました。あと3年もすると3年生は選挙権が得られます。政治を、より身近に感じられたのではないでしょうか。

最後に生徒を代表してお礼の言葉を立川由奈さんが述べました。

お忙しい中、今回の訪問をコーディネイトしていただいた都城市役所秘書広報課の方々、そして、説明していただいた各課の方々、議会事務局の方々、携わっていただいた全ての方々にお礼申し上げます。本当にありがとうございました。これからの学習に更に生かしていきたいと思います。

 

 

 

 

快挙!

12月9日(金)に宮崎県庁で、全国中学生人権作文コンテスト宮崎県大会の表彰式が行われ、本校の鵜木さらさん最優秀賞を受賞しました。

受賞者を代表して、鵜木さんがお礼の言葉を述べました。自分が書いた作文の内容を踏まえ、身近にある人権に関することにどう接していけばよいかを力強く述べていました。なお、鵜木さんの作品は令和4年12月10日の宮崎日日新聞でも掲載されています。

おめでとうございました。

全国で頑張りました!

この週末は、本校の生徒が全国各地で頑張りました。

12月2日(金)から4日(日)にかけて、兵庫県で行われた第10回科学の甲子園ジュニア全国大会において、宮崎県代表(宮崎西高等学校附属中学校との合同チーム)として出場していた西畑宗一郎さん重留啓秀さん弓削匡平さん総合成績第4位に入賞しました。宮崎県としては3年ぶりの入賞となります。

出場した3人は他校の生徒との交流がもてたこと、入賞できたことがうれしかったようです。

大会の様子は当面の間、動画配信等で見ることができます。

配信先はコチラ(外部リンクに接続します。)→第10回科学の甲子園ジュニア全国大会

 3人ともおめでとうございます。

応援、お願いします! ~第10回科学の甲子園ジュニア全国大会~

本日12月2日(金)から4日(日)にかけて、第10回科学の甲子園ジュニア全国大会が兵庫県で行われます。

本校からも3名の生徒が宮崎県代表として出場しています。

出発前から入念な準備をしておりました。雰囲気を楽しみながら自分のベストを尽くしてほしいものです。

大会の様子はライブ配信で見ることができます。

お時間がありましたら、応援をしていただければと思います。

ライブ配信はこちらから見ることができます(外部リンクに接続します。) →第10回科学の甲子園ジュニア

本年度3回目の参観日

12月1日(木)の午後、本年度3回目の参観日がありました。

1年では社会、2年では国語の参観授業が行われました。多くの保護者の方に参観いただき、生徒も普段以上に頑張っていたようです。3年生は進路講演会が行われました。講演会では、ベネッセコーポレーションの長義幸様が、大学入試を見据えた、今後の学習の在り方を分かりやすく話していただきました。

授業参観の合間に、生徒の作品を観覧する保護者の方もいました。故事成語を4コマ漫画で表した作品を興味深く見ていらっしゃいました。

※実施に当たっては、検温、マスクの着用依頼、消毒・換気の徹底を行いました。

泉附生、頑張っています ~表彰が行われました~

先日の集会の後、表彰が行われました。今回表彰を受けた生徒の皆さんは次の通りです。

第46回宮崎県中学校秋季体育大会(ホームページで紹介済)

陸上競技 男子共通800m 第2位 山口 大輝さん

柔道 男子個人 60kg級   第2位 天神凜之介さん

交通安全・地域安全作文

交通安全の部 最優秀賞  冨吉 創太さん 優秀賞  石井 葵さん

税についての作文コンクール

中学生の部 宮崎県租税教育推進中央協議会 銅賞 谷山 心絵さん

中学生の部 都城北諸県地区納税貯蓄組合連合会 都城税務局署長賞 永野 凜太さん

中学生の部 都城地区租税教育推進協議会 銀賞 吉村 悠良 さん小野 あさひさん 銅賞 鵜木 さらさん

令和4年度サイエンスコンクール県審査

優良賞 島本 菜々子さん二木 結衣さん(地区審査では共に特選)

都城市・三股町サイエンスコンクール

金賞 友安 航也さん

県民俳句大会 ジュニアの部

田上比呂美 選 特選 瓦田 城一郎さん、入選 丸岡 誠礼さん

服部修一 選 入選 島本 菜々子さん

都城市読書感想文コンクール

課題読書の部 入賞 奥津 至禮さん(※県審査)、自由読書の部 入選 坂元 希成さん新原 詩乃さん

表彰を受けた皆さん、おめでとうございました。

なお、この他にも表彰の報告をたくさん受けており、後日、紹介する予定です。

高校の先輩を見習い、泉附生も頑張っています。

期末テストが始まりました

3年生は11月28日(月)から、1・2年生は11月29日(火)から期末テストが始まりました。

2学期最後のテストということもあり、どの生徒も気合いが入っているようでした。

期末テストは明日11月30日(水)まで行われます。まずは今回のテストにしっかりと取り組んでほしいものです。また、将来の目標のことを考えると、定期テストは1つの通過点です。今回、自分で振り返ったことを今後に活かしてほしいと思います。

校内持久走記録会がありました

11月25日(金)5、6限目校内持久走記録会がありました。天候に恵まれ、晴れ渡る空の下での開催となりました。内容は、本校運動場及び体育館の外周を、男子は3000m、女子は2000m走り、そのタイムを記録しました。今日までに生徒たちは、体力の向上と自己記録の更新のために、体育の授業で何度も同じコースを走ってきました。それぞれの思いを胸に、校長先生、教頭先生のスターターピストルによる合図で、一斉に走り出しました。どの生徒も必死に走り、応援にも熱が入っていました。普段見ることのできない、他の誰でもなく自分と真摯に向き合い、今の自分を超えていこうとする生徒たちの姿に、深く心が動かされました。生徒たちのこれまでの「積み重ね」が現れた校内持久走記録会でした。

今日まで一生懸命頑張った生徒の皆さん、大変お疲れ様でした。また、応援してくださった保護者の皆様、ありがとうございました。

第5回清泉会集会がありました。

11月24日(木)7時間目第5回清泉会集会がありました。内容は、中央清泉会の報告(前期旬間の具体的に対する振り返り、今期旬間目標、旬間目標に対する具体的対策)、1・3年生による福祉体験活動の発表、服のチカラプロジェクトの報告、会長の話でした。特に、福祉体験活動の発表では、1・3年生それぞれが体験の内容を、実演を交えながら分かりやすく、楽しく発表してくれました。「福祉体験」を通して、幼児や高齢者の実情を理解し、それに応じた対応をとることの難しさや大切さを改めて学ぶことができたようです。服の力プロジェクトの報告では、代表者が「最終的に1212枚の服を集めることができたのは、保護者や生徒の皆さんの協力のおかげです。ありがとうございました。」と感謝の意を述べていました。最後に、会長である冨吉さんから、「一人一人が自分の仕事に責任をもって頑張りましょう。」という言葉がありました。

この集会や様々な活動や体験を通して、一人一人が自己を見つめ、成長するきっかけとしてくれたら嬉しいです。

服のチカラプロジェクト、発送完了!

4月に清泉会執行部の総意の下、FIRST RETAILINGが取り組んでいる届けよう!服のチカラプロジェクト」に応募し、見事当選。それから11月末の今まで実行委員会を中心に「子ども服の古着を集めよう!」と一生懸命活動してきました。なかなか服が集まらず苦戦した日も、回収箱から溢れんばかりの服に大喜びした日も、高校生に回収を呼びかけようと緊張しながら高校生の教室に足を向けた日も、どれも附属中生徒たちの大切な足跡。その足跡と熱い思いを全て詰め込んで、1212枚、計12箱の古着たち11月22日11時に運送会社のトラックに乗せられて旅立ちました。不思議と「1」と「2」という二つの数字に見守られたような今回の取組。附属中全校生徒120名という小さな学校ですが、全てものごとは「1」や「2」といった小さなところから始まります。私たち泉ヶ丘附属中生は、泉の源なのではないでしょうか。小さなことからでも一歩を踏み出し、よりよき流れへと変える努力をしていく。1212枚は他の同様の取組をしている大規模な学校からすれば僅かな枚数かもしれません。しかし、1212枚は私たちの源です。コロナ禍の下、「できることを精一杯」と頑張ってきた足跡と熱い思いは、きっと難民の子どもたちに届くと思います。

高校生のみなさん、保護者の方々、先生方、多くのお力添えをいただきました。本当にありがとうございました。

 

 

これまでの取組の様子はコチラ

令和4年9月3日更新分 都泉祭での呼びかけ

令和4月10月6日更新分 服のチカラプロジェクト実行委員会から~保護者の皆様へ~

令和4年11月8日更新分 服のチカラプロジェクト~発送準備に入りました!

県教育委員会の先生が授業を見に来られました

11月14日(月)18日(金)に、県教育委員会の先生が数学英語の授業を見に来られました。

数学では、「二次方程式」の単元で、学習問題を自分で考えて二次方程式を用いて解く学習が行われました。この単元は通常中学3年で取り扱いますが、本校では中学2年で学習します。学習内容を先取りし、後でじっくり復習する時間を確保するのは中高一貫校である本校ならではの特色です。

また、英語では、動画を見て、その内容を現在進行形を用いて、相手に伝えるというペア学習を行いました。生徒は楽しそうで、知っている英単語・英文を用いて相手に伝えようとしていました。 

先週に引き続き、今回も中学校の他教科の先生が参観しました。生徒の皆さんが更に学力を高められるように先生達も頑張っています。

第5回中央清泉会がありました

11月17日(木)の7時間目第5回中央清泉会が行われました。まず10月~11月旬間の各清泉会の具体的対策に対する振り返りを行いました。どの清泉会でも一定の成果がありましたが、課題も見つかりました。また、活動をただ行うだけでなく、この活動でどのような効果が得られたのか、アンケートなどを用いて評価することの大事さを学びました。次に、11月~1月旬間目標に対する具体的対策を発表しました。「旧ポスターの取り扱いをどうするか」「朝の会・帰りの会で行う活動が飽和状態となっているためどのように整理するか」といった話題が中心となり、時間いっぱい話し合いました。

最近、ICTを活用し始めたことで、話合いに使える時間が増えましたが、毎回50分では終わらないような密度の濃い話合いが行われています。

真剣に話し合う姿を見て、泉ヶ丘附属中学校の規律ある豊かな学校生活は、このような中央清泉会での議論と協力しようとしてくれる附属中学校の生徒たちの上に成り立っているといっても過言ではないと思いました。

2年生、職業講話で学ぶ

11月16日(水)6・7時間目2年生職業講話で貴重なお話を聞く機会に恵まれました。10月28日(金)のキャリアチャレンジデイでは、宮崎から遠く離れた地に本拠地のある四つの企業の講師の方から「意志・能力・役割」や「SDGs」の視点を中心にオンラインでさまざまなお話を伺い、生徒たちから質問をすることができました。今回は地元・都城に拠点を置き、県内はもとより、日本や世界を視野に入れながら仕事に取り組まれている地元の二つの企業の講師の方からお話を伺うことができました。お話し下さった企業は、ヤマエ食品工業株式会社株式会社橋詰家具の2社です。生徒たちは、キャリアチャレンジデイでの質疑の経験を活かし、ホームページで調べたり、班で話し合ったりして、質問を練ってきました。

今回は、40名の生徒たちは20名ずつにわかれてお話を聞きました。

ヤマエ食品工業株式会社からは江夏啓人様が講師として来校下さいました。江夏様はご自分の職業人生を披露して下さり、折々に学んだことが、今の仕事にも活かされていることを伝えて下さいました。また、地域貢献についても、さまざまな機会に、地域の人たちに会社のことや食品のことなど伝える場を設けていらっしゃることがよく分かりました。ヤマエ食品の商品が日本はもとより世界で愛されているのは、会社の方々の、よいものを作り広めるという精神があってのことだと感じられました。

株式会社橋詰家具からは橋詰和弘様が講師として来校下さいました。お話を伺って印象に残ったのは「クスノキ」の家具。全国では家具の多くが外材を使うのに対し、橋詰家具ではクスノキの家具が中核をなしているそうです。なかなかクスノキを家具の材料として扱えない中、集中力を高め、リラックス効果もあるクスノキの家具を多く作っておられることは、社是である「秀作創造」にも繋がるのだなと感じられました。また、植林活動で社会貢献をされているというお話も心に響きました。

それぞれの場で、代表の生徒や聞いてみたいことがある生徒たちが積極的に質問を行いました。最初の質問者の質問から質問の輪が広がっていく場面も見られ、職業講話で伺った内容をより深められたと思います。キャリアチャレンジデイからの学びが次へと繋がりましたね。

最後に生徒を代表して、天本紡希さん甲斐綾華さんがお礼の言葉を述べました。

お忙しい中、講師をお引き受け下さった江夏様、橋詰様、そしてご協力いただいたヤマエ食品工業株式会社様、株式会社橋詰家具様に深くお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

1年生、百人一首事始め

本校では、12月に毎年行われている百人一首大会に、中高生が共に参加し、源平戦の勝負を繰り広げます。昨年度は、コロナ禍にあったため、配慮を重ね、規模を縮小して実施しました。中学生も1年生から3年生まで参加し、戦いに挑みました。

さて、今年度。1年生は4月入学後から暗記を始め、勉強を重ねてきました。11月16日(水)国語の時間を続けて2時間設定し、「源平戦」に臨む心構えから挨拶の仕方、札の置き方、取り方、構え、勝敗の決め方など細かな作法を学び、初めて試合を実践してみました。はじめはおそるおそるでしたが、だんだん慣れてきた1年生たち。最後には1枚を巡って厳しい戦いに挑んでいる組もありました。

今のところ、12月末に百人一首大会が行われる予定です。それに向けて、しっかりと百人一首を勉強し、暗誦し、学級みんなで取り組んでいきましょう!もちろん、2年生・3年生も負けずに頑張りましょう!

 

 

 

県教育委員会の先生が授業を見に来られました

11月8日(火)11日(金)に、県教育委員会の先生が理科と社会の授業を見に来られました。

理科では、「電池とイオン」の単元で、金属ごとのイオンのなりやすさの違いを実験・考察する授業が行われました。また、社会では、「近代国家の建設」という題材で、アメリカの南北戦争がなぜ行ったのかを議論する授業が行われました。

生徒はどちらの授業でもタブレットを活用していました。短時間で自分の考えを整理し、キーボードで入力するのは難しそうに見えましたが、スムーズに活動を行っていました。

授業には、県教育委員会の先生だけではなく、高校の先生附属中の他教科の先生も参観しました。

中高関係なく気軽に授業を参観できるのは、中高一貫校の強みであると改めて感じさせられました。 

3年生、福祉交流体験学習発表会で発表!

11月9日(水)6時間目3年生の総合的な学習の時間は、先週まとめた「福祉交流体験学習の保育園・こども園ごとの発表会」を1時間で行いました。短い準備期間でしたが、さすが3年生です。園ごとに5分の発表を立派に仕上げていました。生徒たちは、この学習の目的にあわせて自分たちが学んだことをまとめたり、園の一日の生活にあわせて発表したり、園の特徴を紹介したりとさまざまな切り口で発表を行っていました。また、素直でかわいい元気いっぱいの子どもたちのことはもちろん、自分たちが育てられてきたことへの感謝や、保育士さんの大変さや大切さにも触れたものも多く、よい学びをさせていただいたと肌で感じられました。さらに、お忙しい時間を割いてインタビューさせていただいた内容は、みんなで共有できました。この中から代表が選ばれ、11月17日(木)7時間目の清泉会集会で発表することになります。みんなの思いを乗せて、よい発表になるといいなと思います。

 

 

 

 

 

2年生、職業講話に向けて準備を進める

11月9日(水)6・7時間目2年生総合的な学習の時間は、キャリアチャレンジデイを経て、いよいよ舞台を地元に移し、地元の企業の講師から講話をいただき、質問を行うという取組の準備をしました。11月16日(水)、二つの地元企業から講師をお招きし、働くこと、仕事についてなど、お話を伺うことになっています。この日の授業では、20人ずつ二つに分かれ、さらに小さな班を作って企業について調べたり、質問を考えたりしました。

キャリアチャレンジデイでの体験をさらに発展させ、自分たちの未来に活かしていきたいですね。

 

 

第2回理数科講演会、イギリスからリモートで!

11月9日(水)7時間目3年生第2回理数科講演会に参加しました。今回は、イギリスからリモートで講演が行われました。演題は「脳のシミュレーション~人間のように考える人工知能を目指して」。講演をしていただいたのは、東京大学で研究をされている小林亮太先生です。先生は「脳の中で起きていること、社会の中で起きていることを数式化する」という理数モデリングの研究をなさっています。もともと高校時代に興味をもたれていた「人間の体の仕組みや病気を数学を使って調べることができないか」ということが出発点となり、現在の研究に至っているのだそうです。数式を使って表すことで、実験をしなくても予測できたり、設計・制御することができたりと、さまざまな可能性が広がります。先生は、もともとは理数系の学問から入っていったのですが、今は文系的な分野も大いに関わっているとのことで、多くの分野が絡み合って研究は進んでいくのだと、改めて感じられました。理数的な内容から進路についてまで、意義深いお話をいただきました。ありがとうございました。