日誌

附属中のできごと

第16回附属中学校・第80回高等学校入学式挙行される

「午後から雨」という予報で、曇天の下に葉桜になりかけた桜の木々もまだ薄桃の花を纏っていて、新入生を心待ちにしているかのような、そんな朝を迎えた4月10日(木)、泉ヶ丘では第16回附属中学校・第80回高等学校入学式が挙行されました。8時前に1年生教室に行ってみると、きれいに飾られ整然としていました。新入生の通る階段を3年生が朝から掃除をしてくれました。また、体育館前では受付のテント設営を2年生が手伝っていました。8時過ぎには、少しずつ新入生が登校し始めました。真新しい制服に身を包み、鞄を背負い、やや緊張した面持ちです。そんな新入生たちを、先輩になりたての2年生が、活き活きと受付の場所から教室まで案内していました。朝の会を済ませた2・3年生が会場の体育館に移動し、在校生と保護者の皆様、来賓の皆様、職員と揃ったところで、「新入生入場」の声と共に担任の杉田先生を先頭に附属中1年生が入場してきました。40名全員が自分の座席の前に立ち、揃って着座。続いて高校の新入生289名・7クラスが入場。最後の7組は、先日附属中を卒業した附属中13期生です。全員が顔を揃え、式は始まりました。開式のことば国歌斉唱の後、いよいよ入学許可宣言です。担任の先生の呼名に、新入生全員が「はい。」と大きな声で返事をして起立していきます。40名全員、よい返事ができ、校長先生から入学を許可されました。続いて校長式辞。校長先生は、「①自らの価値を見極め、他者のよさを認められる人になってほしい。②何事に対しても、果敢に真剣に取り組み行動する人になってほしい。」という希望を伝えられ、故郷の歌人・若山牧水の「けふもまた こころの鉦を打ち鳴らし 打ち鳴らしつつあくがれて行く」という歌を紹介され、真摯な気持ちで心の鉦を打ち鳴らそう、と締め括られました。PTA祝辞では会長の橋詰様が、泉ヶ丘の恵まれた環境を、高い志や主体的取組の姿勢、熱意、先輩達の姿など、人や心の面から話してくださり、3年後・6年後に充実した進路選択ができるよう頑張ってほしいとエールを贈ってくださいました。来賓紹介では新入生・在校生共に、わざわざ時間を割いてご来場いただいた来賓の方々の方を自然に向いて、返礼をしていました。祝電・祝詞は、多方面からお祝いの温かい言葉をいただきました。ありがとうございました。新入生代表宣誓では、附属中新入生代表は夏田啓介さんが務め、高校生の代表生徒と一緒に、交互に宣誓の言葉を述べました。堂々と立派な宣誓でした。その後、校歌斉唱があり、閉式のことばをもって入学式は終わりました。式の直後に行われた対面式では、附属中新入生を代表して池口泰樹さんが発表しました。これからの学校生活や授業・部活動・行事等に大きな期待を抱いていることと共に、先輩方への「よろしくお願いします」という気持ちがしっかりと伝わりました。対面式終了後、拍手の中を新入生は退場していきました。その後、学級に戻り、保護者と共に最初の学級活動が行われました。いよいよ始まる附属中での1年生としての生活。日々を大切に、これからチーム泉ヶ丘の一員として頑張っていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明日は入学式!~新1年生、待っています!

4月9日(水)2・3年生が明日の入学式の準備をしました。2年生は大専心(大清掃)のときに、1年生の教室や教室に向かう階段、近くのトイレなど大変きれいに掃除しました。3年生は7時間目に準備の時間があり、1年生の教室に教科書を運んだり、教室の飾り付けをしたり、配付物を配付してきれいに整えたり、下足室の準備をしたりと、どの生徒も笑顔で一生懸命に準備をしていました。明日入学してくる40名の1年生、泉ヶ丘生全員で心から入学を待っています!

 

 

令和7年度1学期始業の日~「考える」ことを大切に未来に向けて成長し続けよう~

4月9日(水)令和7年度の始業の日です。新しい年度になって学校全体が動き出すはじめの日。新たな気持ちで登校してくる在校生たちにとって、なんともいえないようなみずみずしい気持ちで迎えた朝ではないでしょうか。「新2年生」「新3年生」として本格的なスタートです。この日、最初に大専心で学校をきれいにした後、全校生徒体育館に集合し、新任式・始業式・全校集会が行われました。最初に新任式。先日、19名の先生方が泉ヶ丘を後にされ、寂しい思いをしていましたが、今回新たに23名の先生方をお迎えして、たいへん嬉しく思います。附属中所属の先生方は、宮﨑真司校長先生小松宏教頭先生甲斐亮平先生ですが、授業や部活動、係活動等で多くの先生方にお世話になることになります。続いて始業式。最初に校長先生からお話がありました。校長先生は、都城は薩摩の島津氏のルーツであることから、勇猛果敢で決してひるむことなくできることを探し、失敗しても立ち直り、ことを成し遂げる、そんな人々の嫡流である泉ヶ丘の生徒たちに、困難があっても乗り越えて「質実剛健」に進んでほしいと話してくださいました。校歌斉唱では、今年度初めての全校生徒による校歌が歌われました。続いて全校集会では、進路支援部の先生から、推薦入試について、模試について、課外について、今年度泉ヶ丘がどのような進み方をするか、大変分かりやすく明確に伝えてくださいました。また、生徒支援部の先生から、安心・安全な泉ヶ丘、そしてよりよい泉ヶ丘を、みんなで考えて、高みを目指していこう、というお話がありました。そして、学級担任や学年担当の先生の発表がありました。附属中学校では2年生・3年生の担任・副担任の先生方の発表がされ、生徒たちは温かい拍手を贈ってくれました。

 

 

 

続いて、場所を大会議室に移して、中学生集会が開かれました。最初に新しく見えられた教頭先生と甲斐先生が挨拶と抱負を述べてくださいました。続いて年度初めの生徒代表発表2年生・吉村颯馬さん3年生・仲井柊一さんが、自分自身の目標と、学級としての目標を、体験を通して発表しました。はじまりを大切に、みんなで積極的に頑張っていこうという気持ちが伝わってきました。教頭先生のお話では、未来を見据えながら「AI」ができること・できないことを例に、「考えて」いくことが大切であることを伝えてくださいました。生徒支援については藏満先生から、「質実剛健jr.」を再度確認しながら、これからもみんなでよりよくなるよう考え続けていくこと、他人を正当な理由にしないということなど、生活していくうえで、生きていくうえで大切なことを話していただきました。

 

 

 

 その後、2年・3年は学級に戻り、最初の学級活動。新担任の話、そして学級役員決定などを行いました。2年生も3年生もしっかりと先生の話を聞き、積極的に取り組もうという姿勢がうかがえる学級活動の様子でした。いよいよ始まった本年度の学校生活。一人一人がよりよく成長し、充実した生活を送ることができるよう、全員で頑張っていきましょう。

 

 

日常の風景~青と薄桃と赤

4月に入って曇り空の肌寒い日が続きましたが、4月7日(月)は朝からやわらかな青が空に広がり、その淵を薄桃の桜の花が飾っていました。寒さのためか、例年になく桜の花は長く咲いていて、玄関前のつつじの赤も目立ち始め、泉ヶ丘の春らしさが満ちています。玄関前のロータリーの役目を果たしている印象的な丸い木は、薄黄木犀の木。この木も、朝日を浴びて赤く輝いています。いろいろな色に彩られ9日の始業式、そして10日の入学式を待ちわびている泉ヶ丘でした。

 

 

新しい年度始まる

昨日、3月31日(月)。職員室を見回すと異動の先生方の机はきれいに片付いていました。それ以外の先生方の机周りも、年度替わりということもありきれいに整えられつつあり、いつもより職員室の空間が広く感じられました。もちろん、片付けのせいだけではなく、共に進んできた多くの先生方を見送った寂しさがそう感じさせていることは否めません。毎年のように繰り返される、年度替わりの学校の一風景です。そして、今日、4月1日(火)。新しい年度の始まりです。職員下足室には新しく赴任される先生方の名前が貼られ、職員室にも歓迎の言葉を綴った名前の紙が最初に座っていただく場所に置かれていました。新しく23名の先生方をお迎えし、また気持ちを新たに泉ヶ丘は前に進んでいきます。外は曇り空で小雨が降っています。花冷の中で、早い桜はもう散りかけ。少し遅い桜は、満開に咲き誇っていました。そのそばで、赤い椿の花はたくさんの花を咲かせていました。

昨年度1年間、「附属中のできごと」を読んでいただきありがとうございました。今年度も、またできるだけ新しい話題をお届けしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

 

離任式~先生方、お世話になりました

5月か6月かと思わせるような暖かさで一気に開いた桜の花は、泉ヶ丘を美しく彩っています。3月28日(金)、本校では離任式が行われました。お世話になった先生方が、新しい場所で新たにさまざまな児童・生徒たちのために働かれることになりました。9時半から体育館で開かれた離任式では、19名の離任される先生方が順にそれぞれの想いを生徒たちに向けて話してくださいました。その後、附属中生全員(卒業した3年生も含む)が大会議室に集合し、附属中でのお別れの会が開かれました。附属中職員で今回異動されるのは、篠田俊彦校長先生、大峯隆史教頭先生上石直人先生です。大峯教頭先生・上石先生は大会議室に来てくださり、多くの思い出と感謝の思いを伝えてくださいました。生徒たちからはそれぞれに各学級毎に書いた寄せ書きが贈られました。最後にくす玉が割られ、紙吹雪の中をお二人の先生は本校に別れを告げられました。それ以外にも、附属中で授業を持ってくださっていた高校の先生にも異動される先生がいらっしゃいました。この1年、附属中と深く関わっていただいた先生方は以下の通りの異動となりました。

〇 篠田俊彦校長先生       宮崎県教育委員会教育政策課・宮崎大学客員教授

〇 大峯隆史教頭先生       宮崎県教育委員会義務教育課

〇 上石直人先生(数学)     宮崎市教育委員会

〇 立塚揮之先生(英語)     宮崎大宮高等学校

〇 西川亮太先生(保体)     宮崎南高等学校

〇 天神敬太先生(保体)     小林高等学校

〇 武永和子様(事務・購買部)  ご退職

先生方、本当にありがとうございました。お体に気をつけられ、新しい地でそれぞれご尽力ください。附属中一同、先生方からの教えを大切に、頑張っていきます。

 

 

 

 

 

 

 

ありがとう、中学図書室!

SSH指定校となり、細分化された手厚い授業が行われることになった都城泉ヶ丘高校。そのため、授業する教室が不足する事態となり、やむなく中学図書室をセミナー教室として使わざるを得なくなりました。開校以来15年間、教室ひとつ分を中学図書室として使ってきた附属中でしたが、3学期終わりから春休みにかけて附属中開校で特別に予算化され設置された書架、机、カウンターなど全てを運び出し、今は生徒用机椅子が搬入され、普通教室となったもと中学図書室です。ふりかえってみると、中学図書室は附属中にはとても貴重な場所でした。昼休みに開館し、中学図書委員がカウンター業務を行い、三々五々訪れる中学生たちはゆっくりと中で読書や勉強に取り組んでいました。本校は中高一貫校なので、多くの場所は中高同じように使えるのですが、後輩である中学生たちは先輩優先の意識もあるため、中学生が優先的に何の気兼ねもなく使える空調の効いた唯一の部屋でもありました。図書室としては、中学生向きの本が集められ、自然科学探究の論文集や漢和辞典もひとクラス分も備えられていましたので、授業や総合的な学習の時間で利用されてきました。中学生の自然科学探究の発表そのものやリハーサルの場所でもありました。清泉会の本格的立ち上げから話し合いや各中学行事の準備の場所としても有効活用されてきました。教育相談の場所、三者面談の場所、会議の場所、行事の際の更衣の場所としても大活躍してきました。数年前、コロナ禍のため十分な送別行事ができなかったとき、図書室に桜の木をつくり、3年生一人一人にメッセージを書いてサプライズとしたのを懐かしく思い出します。また、百人一首大会前は文化清泉会の企画で全ての学年の希望者が放課後に百人一首を練習し、実力を磨いた場所でもありました。運び出された本は図書館(今までの高校図書館)に全て運び込み、机や書架などの用具は校内・校外で有効活用していきます。これから、セミナー教室として充実した学習が行われる場所となります。新しいセミナー教室は、もとは中学図書室としてたくさんの思いがこもった場所であったこと、感謝の気持ちを込めてここに記しておきたいと思います。

入学予定者説明会開かれる

先日宮崎での開花宣言が行われましたが、ここのところの暖かさで一気に開花した桜の花。本校でも学校周りの桜がずいぶん花を開いていました。桜という春の象徴に見守られながら、3月26日(水)午後令和7年度入学予定者説明会が開かれました。保護者と一緒に次々と受付を済ませる入学予定者たちは、1月の入学者選抜検査・合格発表、そして多くの小学校で昨日開かれた卒業式を経て、晴れやかな表情でした。説明会では、司会進行を1年生志田奈南さんが務めました。本校教頭の挨拶の後、本校教育活動について、学習・進路面について、生活面について、学校納入金・物品販売についての説明がありました。本校の教育活動についての説明は、1年生江夏千彩紀さん・川本更さんが行いました。途中に、1年生鵜木飛佑さん自然科学探究の発表もありました。「蟻の力の大きさ」というテーマで、活き活きと発表していました。また、保健面のこと、部活動のこと、入学式について等の諸連絡があり、会は終わりました。先日40名の卒業生が高校へと旅立った後、寂しさを感じていた本校ですが、40名の晴れやかな表情の入学予定者たちの姿を見て、4月の入学の日が楽しみになりました。入学予定者の皆さん、未来へ向けて準備をする充実した春休みを過ごしてください。待っています!

 

 

 

科学の甲子園に向けて……

毎年、科学の甲子園や科学の甲子園ジュニアに積極的に参加し、成果をあげている本校。春休みのとある一日、希望者が集まって、科学の甲子園・科学の甲子園ジュニアに向けて勉強会をしました。試作問題に中学生・高校生がチャレンジし、順位を競います。集まった希望者たちは、話し合いながら真剣に、そして楽しそうに取り組んでいました。来年度の大会が楽しみです。

 

 

 

「白水会」から寄付を頂きました。ありがとうございます。

本日、「白水会(はくすいかい)」から石川様と中元様が来校され、本校に寄付金を贈呈されました。「白水会」とは、都城市役所職員で構成された本校OB会です。毎年、このように後輩(本校生徒)に寄付を頂いております。大切に使わせて頂きます。ありがとうございます。

日常の風景~桜がほころび始めました…

3月24日(月)、雨上がりの校内を散歩していると桜の花が咲いているのを発見!校内で一番早く桜が咲くのは図書館前の図書館に一番近い桜の木です。写真に収めようと図書館前の階段を上がって見てみると、可愛い鳥が2羽、あちこち枝を変えながらいっしんに蜜を吸っていました。さて何の鳥か……写真を拡大してみると、メジロ。調べてみると、メジロは桜の花の蜜が大好物のようです。春休み中の生徒たちより早く桜の花を楽しんでいました。春ですね。

 

春休みGlobal Studies Programスタート

令和7年3月24日(月)~28日(金)まで、いずみ会館で「春休みGlobal Studies Program」を実施しています。附属中生からは7名、泉ヶ丘高校からは21名、その他宮崎西、都城西からの生徒を含め、総勢34名が参加しています。世界の様々な国から様々な専門分野を学ぶ優秀な外国人学生がグループリーダーとして参加し、グループディスカッションを中心に英語を使ってコミュニケーションをとっていきます。様々なバックグランドを持つ外国人学生との交流により多様性を体感し、世界を広げることができるとてもいいプログラムになっています。少人数グループでのプレゼンテーションでグループごとにSDGsに関連した課題を解決していきます。

 最初は、不安そうな感じでしたが、参加した生徒はみんなとてもいい表情で、堂々と自分のことを英語で表現できていました。うらやましい限りです。5日間のカリキュラムで、大きく成長することと思います。

   

 

第22回吹奏楽部定期演奏会開かれる

3月23日(日)13:30から、都城市総合文化ホール大ホールにて、第22回都城泉ヶ丘高等学校・附属中学校吹奏楽部第22回定期演奏会が開かれ、600名を超える観衆が、吹奏楽部の奏でる音楽を楽しみました。中学生の部員である、3年(卒業生)・平山笑里さん、福留叶望さん1年・大浜凜桜さん、大村夏穂さんもこの会に向けて熱心に練習を積んできました。指揮を務めてくださったのは部活動指導員の教山了悟先生です。第1部は吹奏楽コンクールで披露してきた曲や過去の課題曲等を中核に演奏されました。コンクールに向けて磨いた曲は仕上がりも素晴らしく、聴き応え十分でした。第1部最後の「千と千尋の神隠し」からのメドレーは、知っている人も多く、小さな子どもたちも楽しんでいました。第2部はソロやアンサンブルのステージでした。附属中出身の先輩も出演し、素晴らしい調べを奏でていました。第3部は衣装を変えてさまざまなジャンルの親しみやすい曲を披露しました。「銀河鉄道999」など宇宙が舞台のアニメソングメドレー、Mrs.GREEN APPIEメドレー、4名のカラフル衣装の魔女が登場して盛り上げた「おジャ魔女カーニバル」、東日本大震災のチャリティー企画としてアレンジされた「春よ、来い」、各パートの聞きどころが散りばめられたカーペンターズのメドレー。会場にはペンライトも配られ、華やかで楽しい雰囲気の中、ときに元気よく、ときにしっとりと、吹奏楽の調べが響き渡りました。アンコール曲も披露され、2時間あまりの会は終わりました。この会のため、保護者の皆様や地域の方々など多数の方々の協力をいただいたことにも感謝申し上げます。吹奏楽部の皆さん、これからもさらに美しい調べを届けられるよう、頑張ってください!

 

 

 

合格体験発表会がありました

春休みに入ってすの3月21日(金)に、理数科生集会「合格体験発表会」が開かれました。例年、中学3年生も全員参加していますので、卒業式から1週間後にあたるこの日、卒業生は登校し会に参加しました。また、今年度初めて、中学1・2年生にも声をかけ、1年生10名、2年生7名の希望者が参加しました。4時間目(11:45~12:35)に義友会館で開かれた「合格体験発表会」では、この春合格を勝ち得た6名の先輩方の話を聞くことができました。中には1年間の浪人生活を経て目標達成を果たした先輩の話もありました。医学部・理学部・工学部に進学される先輩方に加え、国際社会学部や、文科三類(東京大学の人文科学)に進学される先輩もいて、理数科での学びはは理系のみならず幅広い分野に対応できるということも改めて知ることができました。話していただいた内容は、先輩によって、また進む予定の大学によって異なっていましたが、共通する部分も多くありました。

  ① 毎日の授業や小テスト、教科書などを大切にし、分からないことは必ず解決し積み残さない。

  ② 部活動、行事等に積極的に臨み、大変でも両立する術を身に付け、困難なことをやり遂げた自信をもつ。

  ③ スマホやテレビなどのメディアは、集中力を削ぐ、行き詰まったときの逃げ道にしてしまうので、きちんとコントロールする。

  ④ 生活習慣をしっかりとし、自分なりのルーティンをつくり、学校を休まず健康に毎日を過ごす。

  ⑤ 支え合う友達とのコミュニケーションを大切に、切磋琢磨し、励まし合いながら共に乗り越えていく。

  ⑥ 志望校への情熱をもち、通る大学よりも行きたい大学を目指し続ける。推薦で不合格でも、現役で不合格でも、マイナスな気持ちになる必要はない。

会の途中では、熱心にメモを取る生徒もいました。また、全体会でも、会の終了後も質問の時間があり、積極的に質問にする姿が見られました。これらの姿勢一つをとってもチャンスを自分のものにしいこうという気持ちが現れていました。お忙しい中、貴重な話を聞かせてくださった6名の先輩方、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

3学期終業の日・本年度修了の日

ここのところ曇り空と小雨が続き、春の足音がはっきりと聞こえるようになってきました。今朝の東雲は、オレンジ色に薄く色づき鮮やかです。3月19日(水)本校は3学期の終業の日、そして本年度の修了の日を迎えました。朝の会を済ませた後は約1時間の大専心(大清掃)。いつもの担当区域で、普段できないような場所をきれいに掃除しました。場所によってはワックスかけも行いました。また、卒業した3年生が担当していた場所を代わって掃除してくれた人もいました。大専心終了後は体育館に移動し、中高生一同に会して3学期終業式が行われました。最初に総括教頭先生からお話がありました。人と人との関係の質を上げるのは「コミュニケーション」である、というお話から、二つの質問をされました。「今年度あなたは上手くコミュニケーションが取れましたか?」「あなたは普段コミュニケーションを取るときに何を意識していますか?」生徒たちは、近くの人と話しながら答えを伝えています。途中、中学生や高校生にもマイクを向けて聞かれていました。例えば運動にしても、勉強にしても、結果を求めようと思ったらコミュニケーション能力が大切であるから、コミュニケーションを取りながら楽しみながら学び続けることをしていきましょう、と話していただきました。校歌を全員で歌った後、全校集会が行われました。進路支援部の先生からは、今年度の受験の現在までの報告が最初にあり、卒業生・浪人生が大変頑張って目標を達成しつつあることを伝えていただきました。また、春休みの過ごし方について、附属中生に向けて、自分の興味ある分野について学んだり、本を読んだりして充実したものにしてほしいと話していただきました。続いて生徒支援部からは、附属中の生徒支援部の市橋先生から、中高生に向けて、「憧れられる先輩」でいてほしい、という話をしていただきました。

 

 

それから中学生は大会議室に移動して、本年度の修了式、そして本年度最後の中学生集会が行われました。修了式では、2年生、1年生の順に全員返事をして起立し、2年生代表安藤結貴さん1年生代表赤峰大斗さんが前に出て、教頭先生から修了証を受け取りました。2年生・1年生とも、全員1年間のそれぞれの学びが修了したことになります。おめでとうございます。続いて行われた中学生集会では、最初に生徒の発表がありました。1年生代表江夏千彩紀さん2年生代表長倉史拓さん。この1年間を振り返り、頑張ってきたこと、上手くいかなかったことをそれぞれ挙げ、さらにこれから成長していきたいという決意が伝わりました。続いて、教頭先生からお話がありました。この1年間の生徒みんなの頑張りに「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えられ、「コツコツ」を武器にしよう、と話していただきました。ちょうど1年間のゴールを迎えたところですが、ゴールラインはスタートライン、自分のやりたいこと、目標目指して、自分を追い込まずゆっくりと頑張ろう、と話された言葉は心に響きました。生活面については生徒支援部市橋先生から、高校生・中学生とも、きちんと守るべきことは守ること、と再度伝えられ、春休み中、気分をリセットして新学期に臨みましょう、と話されました。学習面については、担当の杉田先生から、泉附の生徒=「自走」する生徒として、主体的に学びに向かうことや、三点固定(決まった時間に「起きる」「寝る」「勉強を始める」)を大切に、と話していただきました。保健面からは養護教諭岩本先生から、春休みは三点固定のリズムある生活を送ることと、この1年間頑張った自分を褒めましょう、と話していただきました。

 

 

 

 

最後に、表彰・紹介が行われました。今回も以下のとおり多くの生徒が表彰を受けました。

〇 第12回科学の甲子園ジュニア全国大会 第6位 重留悠吾さん 田中史恩さん 平峯楓士さん(2年)

〇 京都Scienceチャレンジ「ペーパーローラーコースターコンテスト」

     第2位 大西琉生さん 小山田安里さん 長倉史拓さん(2年)

       第3位 重留悠吾さん 田中史恩さん 平峯楓士さん(2年)

                 第4位 川本更さん 永田佳翔さん 前田桜佑さん 政野煌月さん(1年)

〇 令和6年度都城市教育委員会精励賞 

     科学の甲子園ジュニア全国大会出場・ジャイアントキリングチーム 重留悠吾さん 田中史恩さん 平峯楓士さん(2年)

〇 第23回日本ジュニア数学オリンピック 地区優秀賞(九州) 平峯楓士さん(2年)

〇 第4回宮崎県中学生グローアップバドミントン大会 ダブルスの部 第3位 安藤結貴さん・上杉紗南さん(2年)

                                 第3位 池田愛佳さん・前迫奏亜さん(2年)

〇 令和6年度体力賞(新体力テスト総合評価A判定)

     安藤結貴さん 内田陽菜さん 後藤稟子さん 重留悠吾さん 隅夏波さん 前迫奏亜さん 前村柚奈さん 萬壽瑛那さん(2年)

     中原みなりさん 西野友徠さん 外薗一華さん(2年)

〇 第47回JA共済書道コンクール 佳作(条幅の部) 井上結月さん(2年)

〇 第58回都三書写展 入賞 志田奈南さん 西野友徠さん(1年) 安藤結貴さん 瓦田佳子さん(2年)

〇 第74回宮崎県教育書道展 金賞(風信紙の部) 瓦田佳子さん(2年)

〇 第51回動物の作文コンクール 入選 政野煌月さん(1年) 柳田栞佑さん(2年)

〇 令和6年度第30回宮崎県中学校作文コンクール 中学1年の部3席 築地咲樹さん(1年)

                         中学2年の部1席 上杉紗南さん(2年)

〇 第1回地球さんご賞都城作文コンクール 佳作 赤峰大斗さん(1年)

〇 文字力テスト年間優秀者表彰(年間平均10点)

     大久保蛍光さん 北村隼人さん(1年)

     井手湊人さん 上杉紗南さん 小山田安里さん 後藤稟子さん 隅夏波さん(2年)

  文字力テスト年間優良者表彰(年間平均9.95以上)

     飯山結月さん 瓦田佳子さん 前迫奏亜さん 吉岡果胡さん(2年)

また、漢字能力検定・実用英語検定の合格者も紹介されました。おめでとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     

 

県立高校合格者発表

3月18日(火)午前9時、各県立高校で合格者発表が行われました。本校でも9時に合格者の受検番号が掲示板に張り出され、歓声が上がりました。夢が叶い、合格を手にした受検生の皆さん、合格おめでとうございます。今回の合格者は、先日卒業したばかりの本校第13期生と同学年になります。さまざまな個性をもった素晴らしい新入生たちとともに、卒業生40名もぐんと成長して欲しいと思います。先日の立志式でのお話にもありましたが、高校への入学はほんの入口。ここからまた一歩一歩、広がる未来へ歩き出していきましょう。

 

第13回卒業式挙行される

少し雨模様の曇り空でしたが、朝登校してきた生徒たちそれぞれの表情は晴れやかでした。1・2年生は、登校してきてすぐ設営の確認や清掃、ビアノの練習などして、大きな行事の縁の下の力持ちとなって率先して取り組んでいました。そんな朝を迎えた3月14日(金)第13回卒業式が行われました。附属中第13期生40名は全員出席で入場を待ちます。9時30分、担任の市橋先生を先頭に、厳かに入場しました。最初に卒業証書授与。40名ひとりひとりに卒業証書が授与されました。担任の呼名に大きな返事をして、順に壇上に上がり証書が授与されます。40名どの生徒も大きな声で返事ができ、所作もすばらしく、よい卒業証書授与となりました。学校長式辞では、次のような話がありました。①自分の可能性を決めつけない ②答えのない世界で考える力を育てる ③他者と繫がる力を大切にする この三つを忘れずに自分らしい道を歩んでほしい、ということです。義務教育である中学校を卒業しいよいよ高校生となる卒業生達にとって、高校生活のみならず、それから先の人生においても、ずっと大切にしたいことを伝えていただきました。続いて附属中学校PTA会長二見康之様から祝辞をいただきました。やわらかな語り口でご自分の経験談を交えながら、「人生いいことばかりじゃない。いいときもあれば悪いときもある。そんなとき、自分をどんな姿勢にもっていくことができるかが肝要。できるのは自分自身。自分の目標を揺るがせることなく、毎日頑張っていくことが大切。」「失敗したとしてもそこから学ぶことはたくさんあるので、決してくさらず、諦めることなく、今からできることに取り組んでいこう。」と話していただきました。最後に贈る言葉として「人生の本舞台は常に将来にある」と卒業生の未来を言祝いでいただきました。記念品贈呈では、在校生代表の2年生・隅夏波さんから卒業生代表の中田希來さんに記念品が贈られました。在校生送辞の代表は2年生・大渡健慈さん。自分たち(2年生)の入学時から、学校生活や清泉会、部活動を通して様々な面で優しく教え導いてくれたことへの感謝、明るく元気で一生懸命な3年生が学校の礎を築いてくれている実感とそれへの憧れ、そして自分たちもそうなることを目指し頑張っていくという決意。自然で力強い言葉で卒業生への想いを述べました。最後に式辞紙を閉じ、3年生を真っ直ぐ見つめ、「先輩方、ご卒業おめでとうございます。」と堂々と伝え、送辞を締め括りました。続いて卒業生答辞。代表は平山笑里さん。個性豊かで賑やか・元気な40人のそれぞの心に少しずつ共通する想いが増えていった、その過程を、合唱や百人一首大会などを例に挙げながら落ち着いた声で述べていきました。そして、後輩へ、先生方へ、家族への想いを心を込めて伝えました。最後に、将来、違う場所にいたとしても泉ヶ丘で培った日々が私たちを繋いでくれる、それぞれの個性を大切に共に歩んでいこう、と呼びかけました。13期生の3年間を思い浮かべ心が温かくなると共に、感謝と希望に溢れた素晴らしい答辞でした。卒業式の歌「手紙」。指揮は黒葛原漣さん、伴奏は石橋彩花さんが務めました。やや静かに始まり徐々に盛り上がり、美しいハーモニーが、力強くも繊細な歌声が、会場中に響き渡りました。送辞、答辞、合唱の一連の流れの中で、涙する卒業生も多くいました。歌い終わった後、思わず会場から拍手が湧き上がりました。最後の校歌の伴奏(最初の国歌斉唱の伴奏も)は2年生・瓦田佳子さんが務めました。校歌は全校生徒での合唱となり、美しい校歌でした。卒業生退場では、万雷の拍手を浴びながら、みんな晴れやかな顔で卒業式会場を後にしました。

 

 

 

 

 

卒業式が終わった後、卒業生は大会議室で保護者も入り、最後の学活を行いました。卒業生のプロジェクト委員会の卒業関係担当の生徒たちが中心になって計画した時間で、保護者の協力も多くいただきました。担任の先生からひとりひとり再度卒業証書を手渡され、全員がひと言コメントを述べていきました。何度も笑いが広がる楽しい時間でした。その後、お世話になった中学校の先生方へ全員からコメント集と花を贈ってくれました。それぞれの先生方からも感謝の言葉とコメントがあり、温かい雰囲気が会場に流れました。先生方全員と13期生全員の写真撮影のあと、卒業生がつくるアーチの下を先生方がくぐって会場を後にしました。卒業生の最後の学活の時間と並行して1・2年生は会場の片付けを手際よく行いました。13期生40名、そして在校生80名、先生方、保護者の方々、みんなでつくりあげた素晴らしい卒業式でした。それら全てに感謝したいと思います。ありがとうございました。13期生の未来に、幸多からんことを!

 

 

 

 

 

卒業式準備、1・2年生ありがとう!

3月13日(木)3・4時間目に、卒業式の準備1・2年生が一生懸命取り組みました。2年生を中心にあっという間に会場に椅子や机を並べ、ステージ上もみんなで協力して国旗や校旗を掛けたり、演題を準備したり、それぞれが仕事を見つけて動いています。1年生は会場周りや3年生の教室、下足室など丁寧に掃除してくれました。また、美術部を中心に黒板を飾り付けてくれました。1・2年生の皆さん、ありがとう。明日はよい卒業式を迎えられそうです。

 

 

 

 

卒業式予行練習がありました

3月13日(木)1・2校時に、卒業式予行が行われました。予行に先立ち、2年生が練習会場を朝から設営してくれました。3年生は複数回の練習はありましたが、1・2年生は予行が2回目の練習となります。式の進行に沿って、証書授与も一人ずつ行い、記念品贈呈や送辞・答辞・卒業式の歌・校歌とひととおり行いました。注意すべきことなどを伝えて、明日の卒業式をよい式にしようと、生徒全員の心も一つになったように思います。予行の後には、3年生の表彰がたくさん行われました。多くの生徒が表彰を受け、誇らしく感じました。

  

 

 

 

 

 

 

 

おこなわれた3年生の表彰・紹介は次のとおりです。

〇 令和6年度都城市小・中学生プレゼンコンテスト 優秀賞 恒松光太郎さん

〇 妻ヶ丘地区善行児童・生徒表彰  善行生徒 恒松光太郎さん

〇 第47回JA共済書道コンクール 銀賞(半紙の部) 増田陽さん

                 銅賞(条幅の部) 石橋彩花さん

〇 第74回宮崎県教育書道展 特選・宮崎ブーゲンビリア空港賞(風信紙の部) 石橋彩花さん

〇 令和6年度第30回宮崎県中学校作文コンクール 中学3年信3席 柳田桜子さん

〇 令和6年度心の輪を広げる体験作文 全国佳作 原村茉華さん

〇 第49回「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクール

   作文の部第3部優秀賞(全国)・JA宮崎中央会会長賞(宮崎県) 堀真広さん

〇 JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト2024 国内機関長賞 青山桜咲さん

〇 第23回日本ジュニア数学オリンピック 地区優秀賞(九州) 増田陽さん

〇 文字力テスト年間優秀者表彰(年間平均10点)

   青山桜咲さん 石橋彩花さん 奥村知史さん 新増淳さん 竹本怜結心さん 恒松光太郎さん

   中田希來さん 新原友葉さん 真方芯さん 増田陽さん

  文字力テスト年優良者表彰(年間平均9.95以上)

   奥津至禮さん 下沖由依さん 瀬口佳蓮さん 種子田壮志さん 黒葛原漣さん 原村茉華さん

   日野あかりさん 三重野泰雅さん

〇 令和6年度体力賞(新体力テスト総合評価A判定)

   青山桜咲さん 佐澤和奏さん 下沖由依さん 新増淳さん 中原唯正さん 中村桜之介さん

   平山笑里さん 三重野泰雅さん 柳田桜子さん 山崎真侍さん

また、漢字能力検定・実用英語検定の合格者も紹介されました。 

                              

 

 

沖縄科学技術大学院大学(OIST)研修3日目

令和7年3月12日(水)の最終日は、沖縄県立向陽高等学校を訪問させていただきました。向陽高校は、今年度より「地域の自然や素材を活用し探究の過程を身につけ、国内外に発信できる Well-Being に繋がる科学人材の育成」のテーマでスーパーサイエンスハイクール(SSH)の第Ⅱ期をスタートさせたそうです。 大変お忙しい中、本校生徒たちのために、素晴らしい生徒の発表を準備してくださいました。

 「What will the performance of egg plaster be like?」(卵殻から漆喰を作る)という化学分野の研究テーマで発表したグループは、先日台湾で発表し、英語でのプレゼン、質疑応答を経験したばかりとのことでした。自分たちの研究を世界へ発信するためには英語は欠かせないということも学ぶことができました。「シークワーサの消臭効果」(化学)、「光走性と電気走性によるミミズの反応」(生物)、「N隠し」(数学)全てのプレゼンに対して、研修に訪れた9名全員がそれぞれ質疑応答に参加できたことも収穫だったと思います。帰りのバスの中でもずっと研究内容についての議論をしていたほどでした。向陽高校の先生方、生徒のみなさん本当にありがとうございました。今後も様々な交流ができることを期待しています。