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2025年11月の記事一覧

11月26日 伝承活動【ひえつき節】

 今年度3回目のひえつき節練習です。今日も黒木忠さんと宮本マス子さんに子どもたちへのご指導をお願いしました。

 この時期になると体育館は冷え込みが厳しいため、今回は音楽室で練習を行いました。

 普段よりも空間が狭くなったことで、子どもたちの声がよく響き、お互いの声を聞き取りやすくなったようです。そのおかげで、子どもたちもいつも以上に声が出しやすく、「いつもよりも上手に歌えている気がする」と、手応えを感じている様子でした。

 忠さんとマス子さんも、子どもたちの唄を褒めてくださった上で、民謡特有の節回しや抑揚について、個々人に合わせた熱心な指導をしてくださいました。

 子どもたちは、地域の名人から直接指導を受ける貴重な機会を通して、椎葉に伝わる大切な唄への理解を深めています。あらためて、ぜいたくな時間だなあと感じたところです。

 この練習で培った自信と歌声を、次は、2月の学習発表会の場で堂々と響かせてくれることを楽しみにしています。

11月21日 消防団のお仕事見学

 3年生の社会科の学習の一環として、消防団のお仕事見学を行うことができました。

 椎葉村では、地域に暮らす方々が、自分たちの地区の安全を守るために消防団として活動されています。

 子どもたちは、日頃はなかなか知る機会のない消防団の役割や活動内容について、熱心に説明を聞きました。地域に密着した消防団の活動は、自分たちの安全が身近な人々の支えによって守られていることを実感する貴重な機会となりました。

 たまたまこの日は、各家庭の防火管理状況について調査を行う「かまど検査」の日でした。

 子どもたちは、消防団の皆さんが実際に各家庭を回り、火の元の安全を確認されていることも初めて知ったようで驚いていました。

 火災を未然に防ぐための地道な活動の重要性や、地域全体の防災意識を高めるための消防団の役割について、肌で感じることができたようです。

11月20日 ICT支援員訪問

 不土野小学校のICT活用状況を確認するため、ICT支援員のみなさんが来校されました。

 今年度途中に導入されたChromebookが、授業や日常の学習の中でどのように活用されているかを詳しく見ていただきました。

 子どもたちがタブレット操作に順応している様子や、先生方が授業でデジタルツールを効果的に活用している具体的な事例を紹介し、日頃の取組について情報共有を行いました。

 支援員のみなさんからは、子どもたちのさらなる学習効果を高めるための、Chromebookの具体的な活用方法についてアドバイスをいただきました。

 特に、ドリル学習や情報収集だけでなく、協働的な学習や表現活動におけるChromebookの機能の活用について、具体的な指導案やツールの紹介があり、職員一同、今後の指導に活かすためのヒントを得ることができました。

11月17日 読み聞かせ

 先日、子どもたちが楽しみにしていた読み聞かせの時間が設けられました。今回は、椎葉村立図書館から、本の楽しさを届けてくださる「飛び出す司書」さんが来校してくださいました。

 「飛び出す司書」という名の通り、図書館から飛び出して学校へ足を運んでくださった司書さんは、たくさんの魅力的な絵本や物語を持ってきてくださいました。

 選んでくださった本は、どれも子どもたちの想像力を刺激し、心を惹きつけるものばかり。子どもたちは、司書さんの温かく豊かな語り口にすぐに引き込まれ、物語の世界に夢中になっていました。

 

 いつも以上に静かな包まれた教室や図書室では、子どもたちが目を輝かせ、耳を澄まして物語に集中している様子が伺えました。ユーモラスな場面では笑い声が上がり、感動的な場面ではじっと聞き入るなど、豊かな感情を育む貴重な時間となりました。

 読書の秋にふさわしい、心豊かな時間を過ごすことができました。この読み聞かせを通じて、子どもたちが本への興味をさらに深め、図書館をもっと身近に感じてくれることを願っています。

11月21日 不土野の秋

 椎葉村にもいよいよ本格的な冬の気配が訪れ、朝晩の冷え込みが一段と厳しくなってきました。子どもたちも厚着をして登校する姿が見られるようになりました。

 この厳しい冷え込みが、木々の葉を鮮やかに染め上げています。学校にあるイチョウの木は、その葉がみるみるうちに鮮やかな黄金色に色づき始めました。

 現在の色付き具合から判断すると、ちょうど今週末が最高の見頃になるのではないでしょうか。澄み切った秋の青空を背景に、太陽の光を浴びてキラキラと輝くイチョウの葉の姿は、訪れる人々の目を楽しませてくれる、この季節ならではの美しい景色です。

 先日も、ライダーの方が何人か足を止めて、この景色を写真に収めていました。

 子どもたちも、ブランコの回りに舞い落ちる黄金色の葉のじゅうたんを踏みしめたり、葉の色の変化に気付いたりして、秋の深まりを感じていることでしょう。

 自然の色が織りなすこの美しい風景は、子どもたちの感性を豊かに育んでくれます。

 不土野小では、この美しいイチョウの葉を使った「イチョウアート」の活動なども計画されています。

 ぜひ、この素晴らしい景色を目に焼き付けにお越しください。

 毎日、イチョウの葉をせっせと集めてくださっている学校用務員さんがいらっしゃいます。感謝しかありません!ありがとうございます。

11月13日 おもちゃまつりへようこそ

 この日のために低学年の子どもたちが一生懸命作った、温かい手作りおもちゃがたくさん並びました。 

【かいじゅう玉入れ】大きなかいじゅうの口めがけて玉を投げる、大人気の玉入れ。

【ボウリング】ペットボトルなどで作られた手作りボウリング。

【羽子板】日本の伝統的な遊びを楽しむことができる羽子板。

【楽器】ギターとドラムまで登場。

 子どもたちの創意工夫あふれるおもちゃで、参加者全員が温かくて楽しい時間を過ごすことができました。

 低学年の子どもたちは、おもちゃの作り方を説明したり、遊び方を優しく教えてあげたりと、立派にお祭りのお兄さんお姉さん役を務めました。

 自分たちが作ったおもちゃで他の学年の子や先生が楽しんでいる姿を見て、企画することの喜びや、優しさを伝える大切さを学んだことでしょう。

11月10日 山村留学体験

 先日、宮崎市内から2年生の男の子が、不土野小学校へ山村留学体験に来てくれました。

 不土野小の子どもたちは、新しい友達との出会いに朝から大喜び。転入生を迎えるような温かい雰囲気で一日を過ごしました。

 体育の授業でじゃ、一緒に体を動かしてすぐに打ち解け、汗を流しながら交流を深めました。

算数の複式授業:不土野小学校ならではの複式授業も体験。少人数ならではのきめ細やかな学習環境を体験してもらいました。

 みんなで給食を食べた後は、子どもたちが最近夢中になっているドミノ遊び。新しい友達もすぐに輪に入り、楽しい時間を共有しました。

 あっという間に時間は過ぎ、別れの時が来ると、涙を流すシーンも見られました。短い時間でしたが、それだけ深く心を通わせ、濃密な時間を過ごせた証拠でしょう。

 

 山村留学体験に来てくれた男の子にとって、そして不土野小の子どもたちにとっても、お互いの生活や気持ちにふれ合った、忘れられない貴重な体験になったことと思います。

 またいつか、この不土野小学校で再会できる日を楽しみにしています。

11月5日 ふれあい参観日

 11月5日(火)のふれあい参観日では、地域の方々や保護者の皆様との交流活動がとても盛り上がりました。 

 4名の子どもたちで、20名ほどのお客様をおもてなしします。

 まずは、全員による小咄・落語の披露。今年は平家祭りのやまびこ発表会での披露はありませんが、そこはちびっこ落語の不土野っ子たちです。会場を沸かせていましたよ。

 今年の交流活動では、様々な遊びを通して、親睦を深めました。子どもたちの手作りボウリング、玉入れ遊びで、大人も子どもも一緒に体を動かし、楽しいひとときを過ごしました。

 

 特に、子どもたちが一生懸命に作ったペットボトルボウリングは、手作りの温かさが伝わり、大きな人気を集めました。みんなでピンが倒れるたびに歓声を上げ、笑顔があふれていました。

 この日、全員参加で大きく盛り上がったのがドミノ大会です。全部で1000ピースのドミノを、参加者全員で並べました。

 「心を一つに」という言葉がぴったりのとてもあたたかい時間となりました。途中、意図せず倒してしまったり、うまくいかなかったりする場面もありましたが、前向きな声を掛けないながらなんとか並べきることができました。全部倒しきったあとは、自然に大きな拍手と歓声が沸き起こりました。

  交流活動の後は、みんなで一緒に「ふれあい給食」の時間です。

 普段は先生や友達と食べる給食ですが、この日は地域の方々や保護者の方々と食卓を囲み、いつもとは違う楽しい雰囲気の中で食事をしました。温かい会話が弾み、子どもたちにとっても思い出深い給食となりました。

 この「ふれあい給食」の実施にあたり、美味しい給食を提供してくださった尾向小学校給食室の先生方のご協力に心より感謝申し上げます。

 お帰りの際には、手作りのガチャマシーンから出てきたカプセルの番号を見て、お土産を持ち帰っていただきました。中身は、子どもたちが作った、オリジナルプラバンキーホルダーです。

 今回の参観日を通して、子どもたちは地域の方々との温かい交流の中で、思いやりの心や協力することの大切さを改めて学びました。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。