日誌

附属中のできごと

3年生、ピアカウンセリングで学ぶ

1年、2年と発達段階にそった性教育を行っている本校ですが、3年生は、2月15日(木)6・7時間目、本校初の試みとして「ピアカウンセリング」の授業に臨みました。講師として来ていただいたのは、宮崎県立看護大学助産別科の学生の8名の学生の方々、同大学の濱嵜真由美先生山本眞海先生長友舞先生の3名の先生方です。最初に講話を聞きました。思春期のこころと体について、具体的な内容も含めたお話です。6~7名の6グループに分かれてのディスカッションでは、積極的な話し合いが行われていました。また、性感染症の広がり方を「水回し実験」で体験しました。1人の感染者から知らない間に広まってしまうということが大変よくわかりました。次の1時間は、体験活動が中心です。妊婦体験であったり、赤ちゃんの抱っこの仕方やおむつ交換などグループに分かれて実際に体験しました。授業の最後には、生徒を代表して松葉理桜さんがお礼の言葉を述べました。これから、大人として人生を歩んで行くに当たり、「生と性」は車の両輪のように共に在るものです。豊かな人生を送るために考えるべき大切なことを学べた2時間だったのではないでしょうか。お忙しい中、事前打ち合わせから授業当日までご協力いただいた方々、講師を務めてくださった方々に深くお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

   

     

   

立志式行われる

2月14日(水)、立志式の日。朝から1年生は先輩たちのために会場を準備しました。椅子を並べ長机を用意し白布を設え、少しずつ会場ができあがっていきます。一番末っ子の1年生ですが、何かできる仕事はないかと、大変積極的に動く姿があちらこちらに見られ、成長を感じました。手早く確実な仕事ぶりであっという間に会場ができあがりました。頼もしいです。

 

 

 午前中の授業を終え、昼食休憩・専心(清掃)の後、立志式を迎えました。立志式の開始が告げられると、会場はぴんと張り詰めた空気になりました。校長先生からは、「ノブレス・オブリージュ(noblesse  oblige)ー尊敬に値する立場にある人はそれにあう貢献をしていかなければならないー」という言葉を教えて頂きました。立志を迎え、徐々に大人としての行動が求められるようになる生徒たちに、失敗しても果敢に挑戦して、リーダーとして世界に貢献し、活躍する人になってほしいと締め括られました。いよいよ、式の中核となる、一人一人の「決意発表」。それぞれ自分で認(したた)めた色紙(しきし)を掲げ、壇上で決意の言葉を述べます。最初に、中田希來さんが立志を迎えた13期生の個性豊かで明るい元気な仲間と共にここまで成長してきたこと、そして、周りへの感謝を忘れず、自分の可能性を広げられるよう13期生全員で頑張っていきたい、と代表の決意の言葉と自分のひと文字を発表しました。中田さんに続き、全員が、これからどんな目標や夢を持って進みたいか、何を大切にしたいか等、個性豊かなひと文字とその所以(ゆえん)を堂々と発表しました。中核のもう一つ、「立志の誓い」では、平山笑里さん石窪大和さんが代表として全員をリードし、誓いの言葉を斉唱しました。「生徒から贈ることば」では、3年生の五十川杏彩さんが「失敗は成功の元」という言葉を例に引き、失敗があるから今日がある、ありのままの自分を受け入れてみよう、と温かい励ましの言葉を贈ってくれました。保護者から贈る言葉では、保護者代表の奥村様から、人生をゲームに例えるなら、という中学生にとってとても分かりやすい言葉たちで、「人生という名のゲームの攻略法」として二つのアドバイスを贈って頂きました。保護者との手紙交換では、2年生が保護者のところへ行き、手紙を交換する温かな交流もありました。校歌斉唱では、指揮・佐澤和奏さん 伴奏・石橋彩花さんで全員で心を込めて合唱による校歌を美しく響かせました。

 

 

 

 今年の記念講演は、宮崎花ふぶき一座宮田わかな様が講師を務めてくださいました。演題は「まちに笑顔の花が咲く~あなたのそばによりそいたい!」。小学校の先生になろうと思われていた宮田様がなぜチンドン屋になったのか、という人生の選択についてのお話の随所に、すばらしい師匠との出会いのこと、出会いやふれあいといったデジタルでは味わえないことのよさ、口蹄疫やコロナ禍等で辛い思いをされたこと、などその場その場で感じたこと学んだことを折り込んでくださり、会場中の人が笑顔で聴き入っていました。途中、2年生の増田陽さんがチンドン太鼓を実際に演奏してみる場面もあり、会場は大盛り上がりでした。宮田様の志である「人に笑顔と元気を与えること」をその場で実践して頂いたような、とても明るい楽しいお話を、ありがとうございました。また、生徒全員に手書きの「夢」というカードをプレゼントしていただきました。最後に生徒を代表して石橋彩花さんがお礼の言葉を述べ、青山桜咲さんが花束を贈呈しました。お忙しい中、講師を務めていただきプレゼントまで用意してくださった宮田様に心からお礼申し上げます。ありがとうございました。

式が終わった後、2年生全員で記念写真を撮りました。

 

 

 立志式は、14歳という大人へ向かう時期に、自らの志を立て、みんなの前で宣言し、それに向けてのさらなる努力の意欲を高める機会とする式です。大切なのはこれから。2年生は後2ヶ月もしないうちに中学校最高学年の3年生となります。一人一人が伸びゆくことはもちろん、附属中全体のトップリーダーとして全員で成長していってほしいと思います。

立志式リハーサル

2月13日(火)7時間目に、3学年そろっての立志式のリハーサルが行われました。全体リハーサル前に主役となる2年生は学年だけで練習を重ねています。1・3年生は、今年度は初参加の練習です。感染症等で、なかなか通常の形で行えなかったのですが、今年度は昨年度に引き続き、全員で実施することができます。リハーサルでは、全体の式の流れを確認しながら、立ったり座ったり礼のタイミングを合わせていきました。明日2月14日(水)午後はいよいよ本番です。主役の2年生はもちろん、全校で立志式を作り上げましょう!

 

 

 

久しぶりの日常の日々

2月19日(金)、高等学校の推薦入学者選抜検査に伴う3日間の自宅学習が明け、学校には久しぶりに生徒たちのにぎやかな声、元気な姿が見られました。何の変哲もないそこに在る泉ヶ丘の日常に、心安らぐ気持ちになりました。3日間何していた、との質問に「課題のページを割り振って、午前中にそのページを終わらせて、昼からはテスト勉強を…。」「ちょっと朝寝坊してしまって、夜更かしにもなり、生活のリズムが…。」「PC(タブレット・スマホ・ゲーム機等もあり)の画面を眺めながら…。」とさまざまな声が。それぞれの声の「…。」の部分は想像してみてください。生徒と笑いながら会話ができる、日常。報道で見聞きする被災地の様子を考えると、いかにこの「日常」が貴重で大切なものかしみじみと感じます。この日、7時間目には2年生だけの立志式の練習が行われました。明日からの3連休明け13日(火)には、全学年そろってのリハーサル、翌14日(水)が立志式となります。春が近いです。

    

中高一貫校ならでは~倍のありがたさ③

「倍のありがたさ」の3回目は、場所ではありません。すばらしい存在について。本校には全日制の中高、そして定時制の高校があるため、二人のALT(Assistant Language Teacher 外国語指導助手)の先生がいらっしゃいます。お二人ともアメリカからみえた、Brenda先(ブレンダ先生)Ellixis先生(エリクシス先生)です。二人常駐でいてくださるので、授業はもちろん、さまざまな行事や、休憩時間のおしゃべりなど、生徒たちはふれあいを深め、英語を身近に感じることができています。英検の面接なども相談に乗っていただいている生徒も!お二人は、季節にあわせた掲示板を作ってくださったり、生徒の日記を読んでくださったりと、とても生徒の近くにいてくださる、素敵な先生方です。とても恵まれていますね。

      

    【お二人のALTの先生】      【CーTime(コミュニケーションタイム)の授業風景】

 

中高一貫校ならでは~倍のありがたさ②

中高一貫校である本校には、複数の保健室が存在します。附属中学校保健室、高校保健室、そして時間帯が違うため利用することはないのですが、定時制高校の保健室もあります。この中で、附属中生が日々お世話になっているのが附属中学校の保健室です。毎日の健康観察から始まり、怪我や打撲のとき、体調不良のときなどいろいろなことで利用しています。水道におかれたハンドソープや消毒液の補充、お弁当時の台ふきの洗濯など衛生面でも気配りいただいています。ただ、出張など都合によって附属中保健室が閉まっているときも、本校には高校保健室がありますので、そちらで対応いただいています。高校保健室にはトイレットペーパー補充などもお世話になっています。附属中保健室に一人、高校保健室に二人の養護教諭の先生がいらっしゃいます。大変心強く、ありがたいことです。

 

    【附属中学校保健室】           【高校保健室】

中高一貫校ならでは~倍のありがたさ①

2月7日(水)に高等学校推薦入学者選抜検査が行われるため、在校生たちは自宅学習となっています。静かな校内です。こんな折りに、中高一貫校だからこそ享受できているありがたいことを幾つか紹介していきます。1回目として「二つある図書館」について。附属中学校は1年生の教室のすぐ隣に、中学生だけが利用できる「附属中図書館」があり、図書委員が昼休みに開館し運営しています。清泉会などの会議もここで行われます。それにプラスして、附属中生は高校図書館も利用できるのです。高校図書館は多くの蔵書をもち、古くから受け継がれた図書館で、司書の先生も常駐していらっしゃいます。高校図書館の利用は中学生もとても多く、積極的に利用しています。とても恵まれた環境です。

 

    【附属中図書館】            【高校図書館】

 

みやこんじょボランティアフェスティバル2024

2月4日(日)都城市中心市街地中核施設「Mallmall」みやこんじょボランティアフェスティバル2024が開催されました。このボランティアフェスティバルには市内中・高生がボランティアとして多く参加しています。本校からも1年生10名が参加しました。

多くのコーナーがあるなか、本校の生徒が担当させていただいたのは「ふれあい交流コーナー(紙芝居まねきねこの会、遊びの広場)」と「体験コーナー(eスポーツ体験)」でした。来場された方々に声を掛けたり、一緒に楽しんだり、紙芝居を読んであげたり。参加した生徒たちも笑顔になれた1日でした。

    

                                     

 

    

都城市小・中学生プレゼンコンテスト優秀賞!

2月3日(土)に「都城市小・中学生プレゼンコンテスト」がウエルネス交流プラザムジカホールで開催されました。これは一次審査を通過した小・中学校各5校の個人または団体がテーマ自由でプレゼンの技能等を競い合うコンテストです。どの学校も2〜5名の団体で出場する中、本校3年生の満永由師さんは唯一個人で出場し、一次審査を通過してきました。「環境にやさしい除草剤を作りたい‼︎」というテーマで、自分の研究成果を分かりやすく聴衆に伝えました。満永さんのプレゼンが終わった時、聴衆から「おーーー!」というドヨメキが起きるほど素晴らしい発表でした。結果は、2位にあたる優秀賞!おめでとうございます!

 

日常の風景~書道作品を鑑賞する

生徒下足室から教室へ向かう場所に、中学生の書道作品が高校生の作品と共に展示されていました。一つはJA共済小・中学生書道コンクール入賞作品。楷書「相互扶助」、行書「開拓精神」「崇高な理想」。もう一つは、第57回都三書写展の入賞作品です。いずれも行書で、「日光」「若緑」「不屈の精神」。墨跡鮮やかに、凜とした文字たち。前を通るとき、少し背筋が伸びるような、そんな気持ちになりました。

  

日常の風景~2月になりました

三寒四温とはよく言ったもので、ここのところ天気のよい寒い日と、天気のあまりよくない暖かい日が交互にやってくる、そんな季節となりました。2月の初日は雨。前日も天気があまりよくなく、校内の湿気は引かないままの2月1日です。校舎の外に出てみると、管理棟の外壁工事が終盤を迎えたようで、白くきれいになった校舎が一部見えるようになりました。まぶしい白い壁を目の前に、高校図書館前の梅の花が白い可憐な花を付けていました。雨の中、桜の木もその幹の中に、その根に、春の兆しをはらんで、芽を膨らませつつあります。暦の上でも今週土曜日は季節を分ける節分、その翌日は立春です。春が近づいています。

 

立志式に向けて~「一字」を認める(したためる)

本校では2月14日(水)に本年度の「立志式」を予定しています。それに向けて、2年生では様々な準備を進めているところです。1月31日(水)6・7時間目総合的な学習の時間に、式で披露する決意の一文字を、書道の先生の指導の下、筆を執ってそれぞれが認めました。最初に何枚か練習をしました。さすがに専門の先生の指導を3年間仰いでいますので、皆、上手です。練習で自信をつけて、いよいよ本番。色紙(しきし)を前にそれぞれ真剣な表情で筆をおろします。あとは慎重に筆を運ぶ生徒、勢いをつけ一気に書き上げる生徒、表情はいろいろです。何とか全員色紙が仕上がりました!立志式当日、この日書いた「一字」が披露されます。

  

 

生徒が先生に!~3年国語「文章を選んで、授業をしよう」

国語で学習すべき事項はほぼ終わっている3年生。そこで、3学期全班は、3年間の国語の学習の振り返りということで、五つの文章から複数を選び、それを比較しながら、テーマを決めて学級全体に授業をして、言いたいことを伝える、という学習を進めてきました。準備の時間は実質2時間でしたが、その間4人の班のメンバーで、テーマを決め、授業用のプレゼンを作り、授業の担当を決め、実践できるまでに作り上げることができました。1月31日(水)3時間目には三つの班の授業が行われました。どの班も、この3年間で培ってきたさまざまなことを取り入れていました。例えば「言葉」のもつ意味にこだわる、最後に一般化・抽象化を図る、既習の文章で学んだ内容を取り入れて深める、授業の途中で受けている生徒に互いに話し合わせる、等々。授業を聞きながら、こんな視点もあったのか、とか、上手なまとめだな、とか、驚かされたり感心したりする場面ばかりでした。残り7班の授業がますます楽しみです。

 

 

 

追記…2月1日(木)4時間目に授業の続きがありました。五つの班が授業を行いました。

 

 

 

 

追記…2月2日(金)1時間目に最後のふた班が授業を行いました。

  

 

税の作文「おじいちゃんの補助金」ラジオ収録

3年生満永由師さんが書いた税の作文「おじいちゃんの補助金」が南九州税理士会長賞を受賞しました。今日は、シティエフエム都城(FM76.4MHz)から放送収録に来ていただきました。本人が朗読した作文が、今週2月3日(土)午前11時からの放送で紹介されます。

英語本にふれよう!

令和6年1月29日(月)7時間目、1Aの英語では中学図書室にある英語の本や絵本に慣れ親しむ時間にしました。まず、「Shark in the park」や「Five little monkeys jumping on the bed」の英語本を読み聞かせしました。やはり、読み聞かせとなると生徒たちは目を輝かせてくれます。日頃学習している文法事項などではなく、絵の世界と英語を結びつけるので、すんなりと英語を理解してくれているように感じました。そのあと、「MEGA-BEASTS」や「Alice’s Adventures in Wonderland」の仕掛け本を紹介し、生徒たちはダイナミックな絵本に感動していました。簡単な英語本の導入が終わったら、生徒たち自身で自分の興味がある英語本を手に取り読んでもらいました。もちろんわからない単語だらけかもしれませんが、多読することも大切ですので、30分間じっくりと英語本に触れてもらいました。司書の相良先生に先日購入していただいた「Magic Tree House」シリーズの絵本は、生徒たちも日本語バージョンで知っているようで、とても人気でした。

     

租税教室がありました

1月29日(月)3・4時間目に、3年生を対象とした租税教室が行われました。これは公益社団法人都城法人会青年部会が主催する租税教育活動の一環で、本校では毎年社会科の時間に行われています。今回は、様々な業種から16名の講師の方々が来てくださいました。内容は人生ゲームのようなゲーム形式で行われ、家を建てる、保険に入る、結婚する、子どもを産むなどの将来における選択を行った上で就職・転職を行い、収入に応じたライフプランを考えました。スタディタイムでは、給与明細の見方や税の種類、住宅ローン、教育費、国の財政状況、経営、企業の在り方、保険の役割、契約、SDGSなど将来生活を営む上で大切な知識を、講師の先生方が分かりやすく説明してくださいました。特に今年度は金融教育の内容も含まれており、iDeCoや新NISAといったワードも登場し、投資についての知識も得ることができました。

今回の活動を通して、税金が私たちの生活を支えていることということを知ることができました。また、会社を経営されている立場の方から直接経営についてのお話を聞くなどして働く意義や計画性の大切さを学び、キャリア教育としても貴重な体験になったかと思います。最後に、生徒を代表して江夏妃奈乃さんがお礼の言葉を述べました。

お忙しい中、講師を務めて下さったり、準備をしてくださったりした皆様、誠にありがとうございました。

1年生・福祉体験学習~高齢者施設に贈る花の寄せ植えの作成~

冬の澄んだ冷たい空気を纏い冴え冴えと輝いた夕べの満月の名残の残る空を見上げた1月26日(金)早朝。中学時代に感染症による行事への影響を受けた学年の一つである高校2年生が修学旅行に出発しました。同時に、この日は1年生の福祉体験学習の最後となる「花の移植体験学習」も行われるとあり、天気がよいことと、寒すぎないことを祈りつつの見送りとなりました。5・6時間目に行われた「花の移植体験学習」は、今年で4回目の実施となる福祉体験学習です。1年生はさまざまな福祉体験学習を重ねてきました。そして10月にその集大成として高齢者施設を訪問し学習させて頂きました。今回行ったのは、お世話になったそれぞれの施設の方々に心を込めて花の寄せ植えを贈ろう、という取組です。講師として来ていただいたのは、南九州大学環境園芸学科長江嗣朗先生、そして南九州大学の3年生・4年生の8名の学生の方々にも指導の協力を仰ぎました。5時間目は長江先生の授業。「花と人との関わり~花はヒトに必要か~」と題された先生の授業は、表情豊かに軽妙な語り口で生徒たちの心をぐんと掴んでいくのが伝わってきます。生徒たちも先生が仕掛けられた問いに答えようと一生懸命です。「なぜ高齢者施設に花を贈るの?」ということを花の不思議や花の来歴などをひもときながら考える場を与えてくださいました。続く6時間目は、寄せ植えづくりの実習です。実習に向けて、大学生の方々が5時間目のうちに外で準備をしてくださっていました。大学生の方々は、それぞれの班についてくださって、寄せ植えについて細かに指導して頂きながら楽しく実習に取り組みました。あちらこちらで大学生の方々と生徒たちの笑顔や笑い声が溢れ、心のこもったよい寄せ植えを作り上げることができました。後片付けも済んだ後、生徒を代表して井之上さくらさんがお礼の言葉を述べました。お忙しい中、多くの準備をしてくださり、手厚い指導をしていただいた、長江先生、大学生の方々、そして派遣くださった南九州大学に深く御礼申し上げます。ありがとうございました。寄せ植えは、近々各高齢者施設に届ける予定です。

 

 

 

 

 

 

  

化学部の出張授業第2弾

令和6年1月26日(金)の放課後、化学部の先輩方に実験を教えていただきました。今回は準備からサイエンス部員が活躍できる場を用意してくれていたので、みんな熱心に実験に取り組むことができました。テルミット反応という酸化還元反応の実験でした。燃焼する際の様子が面白いから、附属中生が興味をもってくれるのではないかと考えてくれていたようです。その意気込みを聞けただけでも、附属中生は感動していました。酸化鉄5gとアルミニウム2gを部長の附属中出身である大山先輩の手助けを借りながら、田中さんが丁寧に測りました。次に、重留さんが乳鉢で丁寧に混合し、長倉さんが、附属中出身の永野先輩と一緒にマグネシウムリボンを切りました。1回目の実験は思ったほど火の手があがらず、「なぜ?」かを検証したところ、濾紙を濡らしていないことが判明。すぐに、再挑戦。失敗を次の成功へと導くために考えるところが附属中生のいいところです。次は3000度の高温になり、酸化鉄を取り出すことがでるはずでしたが、取り出した小さな塊をハンマーでたたくと、粉々になってしまいました。残念ながら酸化鉄は取り出せませんでしたが、様々な反応が見られ、とても面白かったです。・・・結果、バケツに穴が開くということも驚きでした。実験後は、恒松さんが、「マグネシウムリボンを使った理由」を質問したり、とても有意義な時間となりました。ご協力いただいた、化学部のみなさん鳥取先生、ありがとうございました。

      

清泉会集会がありました

先週行われた学級討議・四者会・中央清泉会を経て、1月25日(木)7時間目清泉会集会が開かれました。今年度開かれる集会も残り少なくなってきました。日常の取組としては今年度最後となる旬間が始まります。旬間の目標達成を目指し、各委員長から発表された具体的対策に全員で主体的に取り組んでいきたいものです。また、今回の集会では、3学期に行われる「立志式」「卒業式」などを見据えて、挨拶や礼などをしっかりできるように、みんなで練習しました。保体清泉会の保健委員を代表して3年宮原瑛太さん松葉理桜さんからは、3月8日(金)に実施予定の「お弁当の日」についてのお知らせや紹介がありました。集会後に表彰・紹介も行われました。今回表彰・紹介されたのは以下のとおりです。

 

 〇 令和5年度宮崎県読書感想文コンクール   課題読書の部佳作 奥津至禮さん(2年)

 〇 第46回JA共済小・中学生書道コンクール 佳作(半紙の部) 小山田安里さん(1年)

                        佳作(半紙の部) 萬壽瑛那さん(1年)

                        佳作(条幅の部) 石橋彩花さん(2年)

                        佳作(半紙の部) 増田陽さん(2年)

 〇 令和5年度第2回実用英語検定合格者

 〇 令和5年度第2回漢字能力検定合格者

 

 

 

 

 

 

日常の風景~寒い一日

1月24日(水)。この冬最強寒波の到来ということで、朝から「寒い!」という生徒たちの声を聞くことしきり。能登地震の被災地にも雪と聞くと、心痛む思いです。めったに雪の降らない宮崎県ですが、3年生の廊下から眺めた高千穂峰はうっすら雪を頂いていました。生徒たちは1時間目から学力推移調査2日目に真剣に取り組んでいました。廊下には、先日紹介された英語で書かれた「Diary Winter Vacation」がどの学年も貼られています。それに並んで、国語の掲示物も。1年生は「『故事成語』で四コマ漫画」と題してカラフルな作品が貼られています。2年生は「討論を経て書いた意見文」、3年生は「全体会議を終えて書いた意見文」と、それぞれ「話すこと・聞くこと」から「書くこと」へと繫がる学習の成果が紹介されています。午後、総合的な学習は、どの学年も「自然科学探究」のまとめや発表準備に一生懸命取り組んでいました。教室は、そこまで寒さは感じられないのですが、廊下はかなり寒い環境です。そんな廊下で受験勉強に取り組んでいる高校3年生もいます。寒い一日はこうして過ぎていきました。

 

 

 

 

学力推移調査が始まりました

本校は、「学力推移調査」を年に2回受けています(1年生は1月の1回のみ)。「学力推移調査」とは、全国の中高一貫校を対象に行われる学力調査で、教科は国語・数学・英語の3教科、それに学習状況調査も行われます。毎回、分量や内容共に充実した手応えのある問題となっています。現在の自分の学力を量り、高校へとつなげていくために、どんな点が力がついていて、どんな点を復習しておくべきか、今後に活かせる調査です。GTZ(学力到達ゾーン)という指標も示されますので、そういった点も中高一貫校ならでは。本年度の2回目(1年生は1回目)の学力推移調査は1月23日(火)~25日(木)1時間目に行われます。1教科45分ですが、3年生の2回目は1教科60分となっています。初日の生徒たち、いずれも集中して真剣に調査に臨んでいました。

 

 

特別な中央清泉会

先日中央清泉会(生徒会)が開かれたばかりの清泉会執行部、週をまたいだ1月22日(月)7時間目に再び中央清泉会が開かれました。3学期に入り、12期生である現3年生の卒業が近づいてきました。3年生の卒業を前に、3学年一緒に活動し、気持ちよく3年生を送りだそうと、1・2年生を中心に集会やレクレーションを企画するために特別に行われる中央清泉会がこの日に行われたのです。まだ1月なのですが、本校の3学期は三回の入学者選抜検査、立志式、学年末テスト、自然科学探究の発表会、卒論発表会、2回の卒業式(中学・高校)と、予定や行事を重ねているうちにあっという間に過ぎていきます。今から準備しても慌ただしく過ぎていくことは必定。今回の会をきっかけに、計画的に企画・準備を進めていくことになります。今まで本当にお世話になった3年生のために、どんな企画が進むのか、とても楽しみです。

 

切ることとつくること~1年生技術の授業で

2学期途中から1年生は技術・家庭科の授業は技術分野の学習をしています。現在取り組んでいるのは木工製作。木の性質や木目のこと、のこぎり等の道具の使い方などをひととおり学習し、実際に木工作品をつくっています。飾り棚、本棚、引き出し状の棚など様々なものを多くの選択肢の中からそれぞれ選んで製作しています。1月18日(木)3・4時間目技術の授業を覗いてみると、2学期途中から取り組んでいるこの学習も、そろそろ大詰めです。仕上げにやすりをかけている人も。さて、どのような作品ができあがるでしょうか。生徒たちは安全に気をつけながら、互いに協力したり、教え合ったりしながら積極的に学習に臨んでいました。「切ることとつくること」は生きていくうえでとても基本的な人間らしい営みの一つです。DIY(Do  It  Yourself)という言葉も世の中に浸透しつつあります。自分でやる、その基礎を学べる技術分野の授業です。

  

 

 

英語検定に挑戦!

本校では資格取得も推奨しています。学校を準会場として、毎年、実用英語検定、漢字能力検定が行われています。1月19日(金)に本年度3回目の「実用英語検定」が実施されました。中高生が同時に受検しました。今回、中学生は2級~4級まで36人が受検しました。検定時間は級によって違いますが、1時間15分~2時間で、そのうち30分~40分はリスニングテストとなります。生徒たちは問題集に取り組んだり、対策特別授業を受けたり、質問に来たりして、準備を進めていました。よい結果に繫がりますように。

 

中央清泉会で話し合う

清泉会(生徒会)は、附属中学校生徒120名で組織する会ですが、その代表となる執行部が集まって話し合う会が中央清泉会です。10月から2年生がその屋台骨を引継ぎ、取組にも慣れてきました1月18日(木)7時間目に行われた中央清泉会では、そろそろ今年度の締めくくりに入ってくる旬間らしい対策が多く発表されていました。前回の反省を踏まえ、今回はどう改善していくか、各専門委員会で話し合った結果を執行部としてまとめ、統括して「みんながしっかりと取り組める」提案をつくりあげました。ここで話し合った結果が、1月25日(木)に行われる清泉会集会で発表され、実行されていきます。執行部以外の生徒たちは、各学級で自主学習をしています。いわゆるSETの時間です。教科の先生が回ってこられ、個別指導が行われることもあります。また、英語検定を受ける生徒たちは別室で指導も行われていました。

 

 

1月の総合的な学習の時間は……

早いもので、1月も後半に突入しました。この調子では、あっという間に3学期が過ぎていきそうです。この時期の総合的な学習の時間は、どの学年も自然科学探究(SKT)の発表に向けて仕上げをしていく時間が多くなります。1月17日(水)午後にあった総合的な学習の時間は、各学年、それぞれの活動となりました。1年生はタブレットとにらめっこで、SKT発表に向けて、プレゼンテーションの準備をしたり、発表原稿を作ったり。2年生は、2月14日(水)に控える立志式に向けての準備や、SKTの中間発表準備に取り組んでいました。3年生は、卒論発表準備理数科生集会と、卒業に向けて、そして高校生活に向けて歩を進めています。総合的な学習の時間を充実させ、自分自身を高めていきましょう。

 

 

2年生 性教育講話

1月16日(火)7時間目2年生性教育講話を聞きました。講師を務めてくださったのは、ほのか助産院 安藤直美様です。毎年、本校で性教育講話をしてくださっています。

今回は、「今を生きる君たちへ~見つめてみよう!性と生~」というテーマで、「助産師の仕事」「命の誕生」「二次性徴」「プライベートゾーンやパーソナルスペース」「デートDV、性的合意」等について教えていただきました。その中で、「慮る」ことを大切にほしいというメッセージがありました。相手はどう思っているのか、相手のことを考え、大切にしてほしい。そのためには、正しい知識を持ち、お互いのことを知ることが大切です。このことは性に関する場面だけでなく、日常生活においても同様です。

「命を授かる奇跡」「元気に産まれてくる奇跡」「元気に育ってきた奇跡」この三つの奇跡があり、今のみなさんがいます。これからも自分の体のことを知り、命を守ることを大切にしていきたいですね。

最後に生徒を代表して、石橋彩花さんがお礼の言葉を伝えてくれました。お忙しいなか、貴重な講話をしてくださった安藤先生ありがとうございました。

 

 

   

 

1年生理科、静電気の授業に臨む

理科の授業ではたくさんの実験が行われます。1月12日(金)1時間目理科の時間は静電気の実験が行われました。冬になると誰しもどこかで静電気の被害(?)に遭っていることと思います。実験では 生徒たちは驚きながらも楽しそうに実験に臨んでいました。

 

四者会で話し合う

清泉会の活動の中に、四者会というものがあります。これは、各学年の各委員会で話し合った、各学級の振り返り事項、提案事項を共有し、まとめ、委員会の提案として練り上げる会です。出席するのは、それぞれの委員会の委員長3名と委員会担当の先生(総務委員会は少し人数が多くなります)。4人なので四者会です。1月16日(火)3時間目四者会が行われ、活発な討議がなされました。

 

 

Diary in Winter Vacation

 生徒達が冬休みに体験した出来事を英文で表現した「Diary in Winter Vacation」を掲示しました。今年の冬休みは様々な場所を家族や友達と訪れることができた生徒も多かったようです。楽しい時間を過ごした生徒の様子が伝わり、廊下が華やかになりました。3年生に上がるにつれ、表現の幅も広くなってきています。1年生も学習したばかりの過去形を上手に使って表現できていました。実体験を自分の言葉で表現できると、英語も面白くなってっくると思います。Cタイムの時間にも、エリクシス先生と冬休みに体験した事を発表することができました。これからも、英語を書くだけではなく、聴いたり、話したり、読んだりすることを通して学んでいこうと思います。

  

 

高校3年生、頑張れ!!

1月12日(金)、今日は高校3年生は、午前中の授業を終えて下校しました。明日1月13日(土)から14日(日)にかけて、「令和6年度大学入学共通テスト」が実施されるので、その受験準備のためです。高校3年生にとって、大きな一つの関門です。このテストが最初の大学合格に向けてのチャレンジになる人が多くいます。高校3年生の皆さん、これまで重ねてきた努力を、培ってきた力を、発揮しよう!明日の一日も、明後日の一日も、変わらぬ一日です。慌てることなく、高ぶることなく、愚直にそれらの日々を過ごしていきましょう!附属中120名の中学生たちも、心から応援しています!!

実力テスト行われる

3連休明けの1月9日(火)~10日(水)に、実力テストが行われました。1年生、2年生、3年生、それぞれがこれまでに身に付けた実力を量るテスト。冬休みの課題に、この実力テストの対策も兼ねた内容も出されていました。冬休みの勉強の成果が出せたでしょうか。同じ日に、高校1年生と2年生も実力テストが行われました。高校生の国・数・英はなんと110分のテストです。中学生は午前中にテストは終了して後は授業が行われましたが、高校生は9日は一日中テストでした。そうやって頑張る高校生の背中を間近に見られることも本校ならではです。テストが終わり、いよいよ3学期の授業が本格的に始まります。また、2週間後には学力推移調査(国・数・英)も行われます。短い3学期ですが、次の学年への準備の期間となります。一日一日を大切にして過ごしましょう。

 

 

令和6年度入学者選抜検査終わる

1月6日(土)に令和6年度の入学者選抜検査が行われました。当日、午前中に作文・適性検査Ⅰが、午後に面接が行われました。受検生のみなさんは緊張した面持ちで検査に臨んでいました。努力した成果を十分に発揮できたでしょうか。結果は後日発送されます。

3学期、始業の日

2024年は能登半島大地震、飛行機事故と、辛い心痛める幕開けとなりました。連日の報道を目にし耳にするにつけ、おめでとう、という言葉が素直に出てこないような気持ちもありましたが、1月初めの空はすっきりとした青空が多く見られ、新しい年、現実を受け止めながら、共に前に進んでいこうという思いも湧いてきました。本校は1月5日(金)3学期始業の日を迎えました.。短い冬休みでしたが、久しぶりに顔を合わせた生徒たちはにぎやかで、朝から談笑しながら宿題の提出に忙しそうでした。明日が本校(附属中)の入学者選抜検査となるため、11時過ぎには下校となる、やや短めの3学期初日です。始業式はオンラインで行われました。校長先生からは、分子生物学者の村上和雄さんの著書「「生命の暗号~あなたの遺伝子が目覚めるとき」という本を紹介していただきました。人は実際に働かせている遺伝子はもっているそれの5~10%に過ぎず、それ以外は眠った状態の遺伝子である、ということ。眠ったOffの状態の遺伝子を、Onにするには、①志を高くもつ ②感謝して生きる ③プラス発想 の三つが大切。前向きに元気に溌剌としていると、よい遺伝子はOnに、そうでない遺伝子はOffになる。校長先生は、今、大変な思いをしている人がいる中で、今、こうして3学期を迎えられることを幸せに思い、2024年の日々を前向きに溌剌と生きていきましょう、と締め括られました。続いて行われた全校集会では、進路指導の先生からは、青山学院大学の駅伝の監督の言を例にひきながら、人間性が高いことが何より大切というお話をしていただきました。生徒指導の先生からは、いじめをなくす、容儀をただす、交通安全に気をつけるという基本的で大切なことを話していただきました。最後に、生徒会長から制服改善の案について例を示しながら話がありました。その後、学級活動では、それぞれ学級代表の生徒が3学期の目標を発表しました。1年生・濱口槙之介さん2年生・石窪大和さん3年生・重留啓秀さん山口大輝さん児玉結音さん宮原瑛太さん今津聡真さん木塲寿臣さん井阪菜々子さんが自分を振り返り、これから何をしていきたいか、どう努力していきたいか自分らしく発表しました。2024年の学校スタートの日は、こうして明るく始まりました。しかし、これは普通ではなく、本当に幸せなことです。今苦しんでいる人たちに思いを馳せながら、同時に、自分事としてしっかりと考えながら、1日1日を大切に、大切に、共に前に進んでいきましょう。 

 

 

 

 

 

 

7期生「はたちの集い」催される

高校を卒業して約2年の7期生たちが、久しぶりに泉ヶ丘にやってきました。1月3日(水)午後義友会において、令和5年度はたちの集いが挙行されました。7期生の代表生徒と保護者からなる実行委員会が中心となって催されたこの会に、多くの卒業生が参加し、二十歳を迎える決意を新たにしました。会場設営・撤収、司会進行、開式・閉式のことば、謝辞、アトラクション等、卒業生が前面に出ての会で、出席した卒業生たちも、整然としたすばらしい隣席態度、さすが泉ヶ丘、と感銘を覚えました。市教育長・児玉晴男様からは、式辞の中で、「自分自身が満たされ幸せであること」の大切さ、そうあることが争いのない社会に繫がっていく、という温かい励ましの言葉をいただきました。篠田校長先生からは、後輩の頑張りを伝えていただくと共に、自分を信じ、失敗を恐れず挑戦する勇気をもつこと、周りとの繋がりを大切にすることを実践していってほしいとお話がありました。さらに、中1~中3の3年間担任として共に歩んでくださった冨田先生からは、中学3年のときに書いた「目標達成表」を手に、夢や目標をもち、絆を大切に、諦めず進んでほしい、無駄なことなんて何一つないのだ、と力強いエールをいただきました。卒業生の後ろには多くの保護者の方々、両サイドには、中学時代・高校時代に関わってくださった先生方が出席され、温かく見守っていました。卒業生たちは、これからそれぞれの道をさらに前へと進んでいきます。2024年の幕開けから心痛める出来事が連日伝えられ、予測のつかない混沌とした社会が待ち受けるのかと幾ばくかの不安を抱かざるを得なかったのですが、二十歳を迎える彼らの健康な明るい笑顔を見て、新たな希望が湧いた1月3日でした。

 

 

2024年(令和6年)、明けましておめでとうございます。

2024年(令和6年)がやってきました。あけましておめでとうございます。「うさぎ」からバトンを引き継いだのは「たつ」。辰年は、昇り龍ということばもあるように、活力旺盛になり成長していく年と言われています。泉ヶ丘附属中も、生徒たちも、職員も、そして泉ヶ丘全体も、ぐんぐん成長する年にしたいと思います。今年もどうぞよろしくお願いします。

2023年(令和5年)、ありがとうございました。

2023年が終わろうとしています。2023年の干支はぴょんぴょん跳ねるうさぎ。飛躍・向上の年とも、新しいことを始めるのに最適な年とも、積み重ねが実る年とも言われますが、いかがだったでしょうか。泉ヶ丘附属中は、うさぎの如く優しく穏やかに周りを思いやりながら日々を生活する生徒たちを、また、ジャンプ一番ここぞという場面で集中して力を発揮する生徒たちを、さまざまな場面で目にすることができた成長の1年だったように思います。これも、保護者の方々、地域の方々の支えがあってこそのこと。2023年、本当にありがとうございました。来年2024年も、どうぞよろしくお願い申しあげます。

科学の甲子園Jr.全国大会2位を県教育長に報告!

以前お知らせしました(12月11日)が、「第11回科学の甲子園ジュニア全国大会」で全国2位に輝いた宮崎県チーム(本校2年生・奥村知史さん新増淳さん増田陽さんと、宮崎西高附属中2年生3人)が、12月26日(火)午後宮崎県庁を訪れ、県教育長・黒木淳一郎先生入賞を報告しました。黒木教育長から、「おめでとうございます。今回の経験が皆さんをたくましく成長させてくれています。」とねぎらいとお褒めの言葉をいただきました。宮崎県チームの6人は少し緊張しながらも、みんな誇らしげな様子で、これから未来に向けて、さらに頑張っていこうという意欲に溢れていました。なお、このときの様子が12月27日付の宮崎日日新聞に記事として掲載されました。

高校生文化部のクリスマスイベント

校舎内に美しい歌声が響き出しました。12月22日(金)の午後のことです。歌声に引き寄せられるように足を運ぶと、生徒下足室前で、音楽部による合唱が披露されていました。中にはサンタの格好やトナカイの角をつけて扮装している生徒や先生も。これは文化部恒例のイベントで、2学期終業の日には校舎内のあちらこちらで演奏や演技を披露してくれます。今年は音楽部の合唱を皮切りに、中庭でダンス部吹奏楽部、高校図書館で演劇部が素敵なステージを提供してくれました。中には、0年生制度(中学3年生が夏以降に許可を得て高校の部活動に特別に参加するシステム)で部活動を行っている中学3年生が出場している部もありました。13:00前には全ての学級が帰りの会を終えていましたので、それから後に残っていた中学生たちも、観客として歌や音楽や演技・演奏を楽しんでいました。ちょっとしたプレゼントがある場合もあり、みんな笑顔になっていました。文化部の先輩方、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

2学期終了!よき年末年始をお迎えください

12月22日(金、全国でこの冬最大の寒波到来と気象予報士が告げるこの日、本校は2学期終業の日を迎えました。最初に、大専心(大掃除)です。日頃使っている場所や、普段行き届かない箇所を一生懸命掃除しました。中にはワックスをかける場所もあり、モップをもって時間いっぱい取り組んでいました。続いて終業式校長先生は、最近聞かれたノーベル生理学・医学賞を受賞された山中伸弥先生の講演から泉ヶ丘生に伝えたいこと分かりやすく話してくださいました。具体的に言うと「生き方」の話です。山中先生がなぜ研究者となって、研究を進めているのか、その根源的なこと。アメリカに留学した折に師事したロバート・マレリー教授が教えてくださった「生きていくときのモットーはVW(Vision Work Hardー明確な目標を掲げて一生懸命働く)だ!」という言葉。会話できる英語を学び、海外に行くことのすばらしさ。科学技術大学院大学で院生勧誘にあたったとき、VWの真価が問われたこと。異分野の人との交流が非常に大切なこと。若さとは力でありリスクを恐れないことということ。また、現在京都大学iPS細胞研究所准教授の小田裕香子先生からの進路選択の上で大切な抄録も伝えてくださいました。どれも、これから進路を選び、未来を切り開いていく生徒たちにとって金言となるような内容でした。そして校歌を全員で1番だけ歌いました。その後、高校3年生に向けての共通テスト壮行式が行われました。1月13日(土)~14日(日)に実施される共通テストを控える高校3年生へ、校長先生生徒会長からの激励の言葉が贈られ、高校3年生からの感謝と決意の言葉を聞きました。そして、活きのよい応援団の応援に合わせて、みんなで一斉に拍手!高校3年生、ぜひ頑張ってほしいと思います。それから中学生は義友会館に移動し、中学生集会が行われました。最初に2学期を振り返って各学年代表生徒が発表を行いました。1年生重留悠吾さん2年生平山笑里さん3年生西畑宗一郎さんが、それぞれ行事、係、学習、部活動など自分たちが取り組んだことと、日頃から大切にしていること、締めくくりとなる3学期に向けてどう取り組んでいくかを堂々と発表しました。中でも最上級生である西畑さんは、劇作家で詩人のサミュエル・ベケットさんの「何度でも挑戦しろ。失敗してもまた挑戦すればいい。今度はもっとうまく失敗しろ。」という言葉を紹介してくれ、会場全体を唸らせました。教頭先生は、2学期様々な面で頑張ってきたみなさんにお疲れ様とありがとうの言葉を最初に伝えてくださいました。中学生の活躍が光り輝いていたことを嬉しそうに語られ、今現在上り調子の人も、そうではない人もいるでしょうが、上り坂あれば必ず下り坂もある、下った後には必ず楽しいときがやってくる、そしてその途中にはまさか、ということもあるけれど、そういったことを考えながら、今の時間を大切に、よい年末年始を送ってください、と話されました。最後に、表彰・紹介も行われました。以下、今回表彰・紹介された人たちです。

〇 令和5年度ジュニア中学生冬季大会(バドミントン競技・都城市)  

             第3位 池田愛佳さん(1年) 前迫奏亜さん(1年)

〇 令和5年度税についての中学生の作文

             南九州税理士会長賞        満永由師さん(3年)

             都城税務署長賞          重留啓秀さん(3年)

             宮崎県租税教育推進中央協議会銅賞 今津聡真さん(3年) 坂元希成さん(3年)

             都城地区租税教育推進協議会銅賞  松元ひかりさん(3年)

〇 令和5年度サイエンスコンクールプレゼンテーション  最優秀賞 満永由師さん(3年)

〇 第11回科学の甲子園ジュニア全国大会 総合成績2位 宮崎県代表チーム

             日本理科教育振興協会賞  科学技術振興機構理事長賞

                  奥村知史さん(2年) 新増淳さん(2年) 増田陽さん(2年)

〇 令和5年度明るい選挙標語書道展  特選  石橋彩花さん(2年)

〇 第21回「新聞」感想文コンクール 優秀賞 石橋彩花さん(2年)

〇 第48回「小さな親切」作文コンクール  入選  大形ららさん(3年)

〇 第61回中学生作文コンクール  都道府県別賞  宮崎県2等  前迫奏亜さん(1年)

〇 第73回全国小・中学校作文コンクール中央審査  読売新聞社賞  小山田安里さん(1年)

〇 第73回全国小・中学校作文コンクール都道府県審査

            最優秀賞  小山田安里さん(1年)   優秀賞   上杉紗南さん(1年)

            佳作    竹中一莉さん(1年)  前畑杏さん(2年)  江夏妃奈乃さん(3年)

                  松元ひかりさん(3年)  山元紗羽さん(3年)

すばらしい賞、おめでとうございます。泉附の底力の一端をまざまざと見た気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                     

             

             

百人一首大会、中学生大健闘!

12月21日(木)、午前中に3時間の授業を済ませ、昼食を食べ、4~7時間目中1~高2まで総当たり「百人一首大会」が開催されました。中学生も、この日に向けて約20日間、練習を重ねてきました。1年生は、札の並べ方、ルール、決まり字、構え方など、本当に基礎の部分から入り、ようやくこの日を迎えました。2、3年生にいろいろな場面で教えてもらうこともたくさんありました。2年生は文化清泉会の中心を担う学年として、そして3年生は部活動をしている人もそう多くないため、放課後の練習などは中学生の中心となって「百人一首」を推進してくれました。この日、まず午前中に高校の先輩方ふたクラスが体育館の設営を担ってくれました。全ての畳や札の設置をし、札の確認をし、畳の消毒もしてくれました。大会ができるのも、こういった陰の力あってこそです。

 

3時間目の授業が終わり、早めの昼食を取った後、ジャージに着替えていよいよ大会です。各学級A~Dの四つの班に分かれていて、各学級が4箇所のブースで相手を変えながら3試合行います。1年生は相手は全て先輩方。2年生・3年生もその多くが高校生との対決となります。「難波津に……」と序歌が始まると会場全体が静まりかえり、一気に百人一首の世界に没入します。一枚取る毎に悲喜交々。だんだん枚数が少なくなると、接戦の対戦をみんなで固唾をのんで見守りました。わーっと湧き上がる歓声!体育館のあちらこちらで学級の輪ができていました。いや、「輪」もできていたのですが、「和」もできていたように感じました。勝って喜び、負けて悔しがり、「でも、また、次頑張ろう!」「よく頑張ったー!すごい」とお互いを褒め称え励ます声が聞こえました。3試合終わって、みんなで片付けを協力し、迎えた成績発表。上位6学級が表彰されます。何と、優勝3年A組5位1年A組6位2年A組という、3学年とも上位6学級に入るという快挙!それぞれ発表の度に歓声が上がりました。特に3年生の優勝発表のときは、3年生はもちろんのこと、1年生・2年生も相好を崩し、一斉に拍手!中学生の絆を感じました。よく頑張ってきた文化清泉会のみんな、そして各学級の係のみんなの嬉しそうな顔を誇らしく思いました。こうして、みんなで力を合わせて泉ヶ丘の伝統が繫がっていきます。中学生の皆さんもその繋がりの大切な一つ一つの輪です。輪が繫がって泉ヶ丘に和が広がります。この伝統は、来年、再来年と続いていきます。これからも、泉ヶ丘が一つになって頑張っていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

1年生、性教育講話に臨む

12月19日(火)7時間目学級活動の時間1年生「性教育講話」を聞きました。講師を務めてくださったのは、都城医療センターで助産師をされている萬壽裕子様です。「性教育は『いのち』の話」であることを最初に伝えてくださり、「りっしんべんのついた『性』をなんとなく恥ずかしいととらえていませんか。」と投げかけてくださいました。中学1年生は、12歳~13歳。思春期真っ只中です。男性、女性、二つの性について、それぞれ興味もあり、理解したいという思いもある時期です。男性の特徴、女性の特徴、それぞれ二次性徴でどのように変化していくかということ。いのちが生まれるとはどういうことかということ。途中で体の仕組みをエプロンで実際に体験してみたり、大きな布の袋を使って生まれてみる体験をしてみたり。ときどき笑いも交えながら、みんな真剣に話に聞き入っていました。「いらない『生命』はない 不必要な『存在』はない 生きていれば十分すばらしい」「『性』とは 心が生まれる 心を生かす 生まれながらに持っている心」「『性』がなければ『生(生命)』は生まれない 『心』がなければ『性』は成り立たない」。お話を伺いながら、こうして生命を得て、家族、みんなと出会って、生きていることはなんてすばらしいことなのだろうと感じました。最後に、生徒を代表して萬壽瑛那さんがお礼の言葉を述べました。お忙しい中に講師を務めてくださいました萬壽様、そして、派遣くださいました都城医療センターに、心から御礼申し上げます。時宜を得たすばらしい学びをありがとうございました。

  

 

 

寒かったり、暑かったりの12月

驚くほど暑く、宮崎県の何カ所か「夏日」だった先週の日々。打って変わって週明けはぐんと寒くなりました。12月とは思えない気候が続き、体調を整えるのがなかなか大変です。2学期も今週末までとなったのですが、インフルエンザの流行も続いており、体調管理に万全を期してほしいと思っています。場面に応じて、マスク着用も心がけてください。21日(木)は百人一首大会を予定しています。1年~3年まで、日々練習に励んでいるようです。放課後の練習会もあと2回ほど計画されています。高校の先輩方にどれだけ対抗できるか、楽しみです。そして22日(金)は2学期終業の日を迎えます。2023年の締めくくり、みんなで心を落ち着けて迎えたいと思います。

 

※ 義友会館で行った1年VS3年合同練習の様子です。3年生強い!しかし1年生も腕を上げていますね。換気を十分に行い実施しました。

Cタイムでクリスマスレッスン

2Aと1Aでは一足先にクリスマスレッスンを行いました。ALTのブレンダ先生が、学年のレベルに応じた英語活動を毎年考えてくれます。2年生は、クリスマスの歴史をクイズ形式でグループで考えました。ブレンダ先生も驚くくらい、クリスマスに関する知識を知っている生徒もいて、とても盛り上がりました。1Aではサンタクロースが無事にプレゼントを世界中に届けられるかという物語形式の活動をしました。クラス全体でサンタクロースの活動に一喜一憂し、生徒達の純粋な反応がとても良かったです。日本とは違うクリスマスの考え方にふれ、より世界を知るきっかけとなりました。

     

2年生、大学調べ発表会後半!

12月6日(水)に前半が行われた2年生キャリア探究・大学調べ発表は、12月13日(水)6~7時間目に後半がが行われました。生徒たちが調べて発表している大学は、県内から九州、全国、そして海外もあります。生徒たちの視野は広く、大きな夢をもっていることに、改めて嬉しくなります。そして、夢を実現すべく、今回の授業がこれからの日々を大切に過ごして行かなければというきっかけになれば、と心から思います。2年生は2月に立志式も控えています。夢に向かって、決意をもって臨んでほしいと思います。

 

 

百人一首合同練習&組み合わせ抽選会!

12月13日(水)は、短縮授業だったため、文化清泉会企画・放課後の「百人一首合同練習」に比較的長く時間を割くことができました。部活動優先のため、なかなか参加できない人もいるのですが、熱心に参加する生徒が全学年に渡っています。そして、異学年で対戦しながら実力をためています。文化清泉会の各学年の長が中心となり、百人一首に一日の長がある3年生がさりげなくいろいろな場面でリードしてくれて、楽しく学んでいるようです。また、この日は組み合わせ抽選会も行われました。各学級の各チームが、どこのクラスのどのチームと対戦するのか決まりました。代表でくじを引いた人たちは、その結果をもって、明日、各学級で報告する予定です。いよいよ迫ってきました。頑張りましょう。

 

 

 

英語で百人一首

 12月に入ってから、附属中全体で、12月21日(木)に行われる百人一首大会に向けて盛り上がっています。今日は3Aの英語の時間に、英語で百人一首に取り組みました。まず、百人一首の歴史を簡単な英文で把握し、「Whack a Waka 百人イングリッシュ」という百人一首が英訳されているカードを使って、グループで読み手を決めてから、カードとりに挑戦しました。読みカードの英文は、詩的な翻訳がなされており、カードに描かれている挿絵も風情を楽しめ、日本文化を再発見できるようになっています。1年生の頃から親しんできた百人一首なので、全員が全ての句を覚えている(?)3年生にとっては、英語に訳されていても、かなり理解できていたようでした。読み札も英語で書かれており、苦労していましたが、読まれた英語を想像しながら楽しく、取り札をとっていました。

     

市議会傍聴、市役所訪問に行ってきました。

令和5年12月11日(月)に3Aの生徒達が市役所を訪問し、議会傍聴と市政の取り組みについての質問の回答を聞きに行きました。

 議会傍聴では、神脇清照(青雲)さんが1宿泊業・飲食業関連支援策、2婚活事業について、3ふるさと納税について質問され、それに対する答弁の場面を傍聴することができました。実際にここで話し合わせれていることが、市政に反映され、自分たちの未来につながることになることをひしひしと肌で感じたようでした。

 次に、事前に都城市のHPや市議会だより等を参考にしながら、考えた質問を市役所に届けていたので、その回答を聞かせていただきました。総合政策課の野間さん、人口減少対策課の満永さん、総合政策部 国スポ・障スポ準備課の天神さん、商工政策課の芝さんが各課で取り組んでいる施策を丁寧にわかりやすく説明してくださり、3Aの生徒達が考えたたくさんの質問に全て答えてくださっていました。本当に、ありがたかったです。

 最後は、議会で写真撮影をし、3Aを代表して甲斐綾華さんが御礼の挨拶をさせていただきました。未来の都城市を担う大切な一場面を勉強できたこの時間を今後に生かして欲しいと思います。

 今回の訪問に際し、お世話になった市役所の皆様、心より御礼申し上げます。

     

第73回全国小中学校作文コンクールで全国第2位!

11月14日(火)読売新聞宮崎版に報じられた「第73回全国小・中学校作文コンクール」で宮崎県で最優秀賞をとった1年小山田安里さんの作文「平和の証」は、県代表として全国審査に進んでいたのですが、この度、全国で第2位となる「讀賣新聞社賞」の受賞が決定しました。12月2日(土)ホテルニューオータニで行われた全国表彰式に、小山田さんが出席し、表彰を受けてきました。この作文コンクールは伝統あるコンクールの一つで、やや長編の読み応えのある佳作が入賞しています。式には高円宮久子妃殿下も出席され、お話がありました。小山田さんは、緊張の中にも晴れやかで堂々とした態度でステージでの表彰に臨みました。小山田さん、おめでとうございます!なお、表彰式に臨む直前に受けたインタビューの様子が、12月7日(木)の読売新聞宮崎版に掲載されました。