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ご指導頂いた下堂薗先生、山崎先生をはじめサポートいただいた皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました。(MS科主任より)
12月14日(水)、20日(火)の2回に分けて、MS科1年生83名と普通科の希望者13名を加えた計96名でインターンシップ研修を県立延岡病院で行いました。柳邊院長のあいさつ、本校卒業生である産婦人科・周産期科の山内医長、循環器内科の黒木医長の講話があり、やりがいをもって仕事をすることや延岡の医師・医療従事者不足のお話などがありました。
施設見学では、4つのグループに分かれて、普段は見ることのできない現場を目のあたりにし、真剣な眼差しで説明を聞いていました。臨床検査部では、血液、尿、便などをそれぞれの基準をもとにして異常がないのかを調べるところです。また、病理細胞検査の所では、実際の臓器を見せて頂き、体にできた腫瘍などを調べるという説明を受けました。その他、細菌検査や心電図・脳波・超音波検査のことなど説明して頂きました、他にも放射線科、薬剤科、臨床工学科、救急センターで、貴重な体験させて頂きました。見学の後、寺尾副院長から「チーム医療の大切さ、医療資源の偏在などについて」のお話を頂きました。研修の最後に14日は後藤太陽くんが「医師や看護師だけでなくたくさんの職種があったこと。これから目標に向かって頑張ろうと思いました」、20日は井出恵悟くんが「検査して治療するだけでなく、患者の気持ちになって医療活動をすることが大切だと学びました」とお礼の言葉を述べました。
この県病院インターンシップは今年で6回目です。このような研修を受けた生徒たちが近い将来県北地区の医療を支える人材になってくれることを期待しています。
柳邊院長先生をはじめスタッフの皆様、本当にありがとうございました。(MS科主任より)
12月6日(火)にMS科1年の7名が延岡市医師会病院にて、2回目の手術見学を体験してきました。医療現場の雰囲気に生徒たちは緊張した様子でした。落合院長の講話ではご自身の体験談や、今回行う胆嚢摘出手術の概要についてお話をいただきました。前回の手術は途中から開腹手術に変更になりましたが、今回は順調に進められたようです。テレビ等で目にするあの光景が実際に目の前で体験できる貴重な機会でした。医師、看護師の方々のチームワークがすばらしく、その技術、医療を支えるテクノロジーの高さに感銘を受けていた様子でした。
手術後のお話では、セカンドオピニオンという考え方があり、患者は、ご自身の治療法についてよりよい方法を探すことができることや、医療資源について、宮崎には、医師は多いが延岡には少ないなどといった医療の現場でのお話もありました。生徒からは「リスクの高い手術の時は、患者さんにどのような声かけをするのか」、「手術には精神力だけでなく体力も必要だと感じました。先生は学生時代から何かやられていましたか」、「医師になった後の学びにはどのようなものがありますか」などの質問がでました。
最後に岩室心汰くんが「貴重な場を設けてくださり、ますます医療に対する興味を持ちました。先生の手術前、手術中、手術後の切り替えが大変勉強になりました」とお礼の言葉を述べました。落合先生をはじめ、病院スタッフの皆様、貴重な経験を2回も実施して頂きありがとうございました。そして何よりも見学を了承して頂いた患者の方に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
(MS科主任より)
木村先生は、8月まで船に乗って南太平洋の方へ30日ほど調査に行かれていたようです。クロマグロは約1000万粒の卵を産むけど、幼魚は26℃位の海水温度でないと生きられないそうで、±1℃変わると死んだり成長が止まったりすること。ウナギの生態については、謎な部分が多かったのですが、木村先生たちの調査もあって、日本のウナギはマリアナ諸島の海域で産卵し、そこから黒潮に乗って日本までやってくることが解明されてきました。しかし、近年、河川の護岸工事や地球温暖化の影響もあってウナギの成魚、稚魚ともに減少しているようです。シラスウナギの漁獲量はエルニーニョ現象が発生すると減少するなど、地球規模で起こる海洋気象現象がマグロやウナギなどの海洋回遊魚に大きな影響を受けることがわかりました。また、先生のお薦めは、あなごのレプトセファルス幼生で握った寿司、「のれそれ」だそうです。ぜひ、カウンターのあるお寿司屋さんで食べてみたいですね。
最後に2年生の石川聡一郎くんが生徒を代表して「社会に向けた視点が増え、今やっている課題研究にも生かしていきます」とお礼の言葉を述べました。先生のお話は、ユーモアを交えながら、身近な食材であるマグロやウナギの生態を、非常に興味をそそる内容でした。ウナギやマグロが私たちの食卓から消えないことを願っています。本当にありがとうございました。(MS科主任より)
10月18日(火)にMS科1年の7名が延岡市医師会病院にて、手術見学を体験してきました。はじめに落合院長による「腹腔鏡下胆嚢摘出手術」についての説明があり、これからは、「腹腔鏡手術」が主流となっていくというお話がありました。そのあと、それぞれが手術着に着替えて手術室に入りました。生徒達はテレビの中でしか見たことのない光景が目の前にあり緊張していたようです。また、途中で、胆のうと大腸との癒着が激しく、開腹手術に切り替わったようで、その現場を目の当たりにしててきぱきと作業を進めていくスタッフの方々に関していたようです。2時間40分にも及ぶ手術となり、集中力や体力もいる仕事だなと感じたようです。生徒の感想に「医師の技術と現代医療の素晴らしさに驚きました」「手術器具の多さと使い分け、コミュニケーションに感心した」「益々将来は医療の仕事に関わりたい。そして将来は延岡で働きたい」「将来医療関係の道へ進み、多くの人のために働きたい」などの感想がありました。
最後に瀧本和博くんがお礼の言葉を述べ、貴重な体験を終えました。落合院長をはじめ、病院スタッフの皆様、そして何よりも見学を了承して頂いた患者の方に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。(MS科主任より)
MS科1年が、毎年2学期にインターンシップ研修でお世話になるお礼として、県立延岡病院周辺の除草作業を実施しています。6月の予定でしたが昨年に続き、今年も雨で順延になり、10月15日(土)に実施しました。この日は秋晴れの天候に恵まれ、5組と6組二手に分かれ、駐車場周辺や植え込み、街路樹付近の除草作業を約1時間行い、ビニール袋20袋分の草取りができました。みんな、協力して黙々と作業を行っていました。(MS科主任より)
9月30日(金)、MS科の1年生を対象とした大学出前講義(九大)を行いました。MS科以外にも15名の参加がありました。九州大学工学部総合理工学研究院エネルギー科学科の深田 智教授をお迎えして「水素エネルギーと原子力エネルギー」というタイトルで講演をいただきました。
はじめに九州大学工学部及びエネルギー科学科の説明がありました。1次エネルギーと2次エネルギーの違いでは、実は水素は2次エネルギーに分類されるなど高校生に理解しやすいよう話しをされました。その後の「原子力融合エネルギー」や「水素エネルギー」についての話しに入ると1年生にとってはまだ難しい内容のようでしたが、2,3年生には授業で学習した内容とつながり、また、将来進みたい分野でもある生徒にとっては、すごく面白かったようで、講演後も深田先生に時間の限り質問をしていました。工学部を希望している生徒にとっては、具体的な目標がみえてきたのではないでしょうか。1年生にとっては初めての大学出前講義で、モチベーションを高める絶好の機会になったと思います。
エネルギー問題や環境問題の克服は、私たち人類にとって大切な課題であり、その解決のため、様々な研究が進んでいます。将来、そのような分野の研究に携わる人がこの講演を聞いた中から出てきてほしいと願っています。深田先生ありがとうございました。
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