学校の今

カテゴリ:MS科

県立延岡病院インターンシップ研修 MS科1年他

 12月10日(木)、MS科1年生42名と普通科の希望者18名を加えた60名でインターンシップ研修を県立延岡病院で行いました。当日はあいにくの雨となりました。柳邊院長のあいさつ、本校OGでもある産婦人科・周産期科の山内綾医長の後輩への講話があり、やりがいをもって仕事をすることや延岡の医師・医療従事者不足のお話などがありました。

施設見学では、4つのグループに分かれて、普段は見ることのできない現場を目のあたりにし、真剣な眼差しで説明を聞いていました。薬剤部では高額な薬や医療用の麻薬があること、看護師と薬剤師とが一つひとつ丁寧に確認しながら薬を確かめていること、放射線科では高額なMRIや放射線治療の機器など普段見ることができない現場を体験させて頂きました。寺尾副院長の講話の後は、「この病院はなぜ2次医療が中心なのか」など質問が沢山でました。最後に髙田乃愛さんが「医師や看護師だけでなくたくさんの職種があったこと。これから目標に向かって頑張ろうと思いました」とお礼の言葉を述べました。

 この県病院インターンシップは今年で5回目です。このような研修を受けた生徒たちが近い将来県北地区の医療を支える人材になってくれることを期待しています。

 柳邊院長先生をはじめスタッフの皆様、本当にありがとうございました。

サイエンスダイアログ

12月1日(火)にMS科の2年84名と1年生2名、3年生1名が、東京大学工学系研究科・機械工学専攻 人間医工学研究のMs.Katie.R.Ryan(ケイティ・ライアン)博士先生の「引張応力および静水圧下における培養細胞の力学刺激受容の時空間的解析」をテーマとした講義を受講しました。イギリス出身で文化の話しでは、「イギリスは曇りの日が多くて、宮崎は青空がすばらしい」「各国の数の数え方の違い」「イギリスで人気の食べ物」などの話がありました。研究の内容は細胞生物学の分野で「人間とチンパンジーの遺伝子は98.8%一致し、バナナの遺伝子とも50%一致する」などすべて英語での講義でしたが、ケイティ先生がスライドで写真や図を示しながら話されたので概ね理解でき、生徒はイメージしやすかったのでは。これから大学で学んだり、研究したりしていくには英語でのコミュニケーションは大事であると実感したと思います。最後に永田和己くんが、英語でお礼の言葉を述べました。ケイティ先生も、講義の内容を概ね理解してもらえたようで、大満足で帰られました。また機会があれば来てくださいね。ありがとうございました。


宮大医学部出前講義

 11月26日(木)にMS科の1年84名と希望者13名が、宮崎大学医学部第一内科の山下靖宏先生を招いて、「腎性案内」というテーマの講義を受講しました。山下先生は本校のOBで、前半は「腎臓には多量の血が流れていること」「検尿の大切さ」「慢性腎臓病(CKD)は国民病で8人に1人がかかっていること」「日本の透析技術は世界一である」など腎臓の話、後半は「高校時代、負けず嫌いで毎日5時間以上勉強していた」など高校時代の話しや研修医時代の話しを交えながら、ユーモアたっぷり、あっという間の100分でした。最後に「他人と比べるのではなく、過去の自分より成長できていることの方が大事です」という後輩へのメッセージを頂きました。最後に深田琉生くんがが、お礼の言葉を述べました。期末試験が終わった後でしたが、さらに自分の夢に向かって頑張ろうと思ったのではないでしょうか。山下先生、講演本当にありがとうございました。


医師会病院(手術見学)にいってきました!!

 11月10日(火)にMS科1年の7名が延岡市医師会病院にて、2回目の手術見学を体験してきました。医療現場の雰囲気に生徒たちは緊張した様子でした。落合院長の講話ではご自身の体験談や、今回行う胆嚢摘出手術の概要についてお話をいただきました。だんだんと緊張もほぐれたのか熱心に耳を傾け、いろいろな分野・領域での医療を知ることで、また一つ将来の視野が広がっていたように思います。

さて、いよいよ手術の見学に移りました。ほぐれた緊張が手術着に袖を通すとまた一段と増して戻ってきました。テレビで目にするあの光景が本人たちの目の前で行われています。病院の先生、看護師の方々の一挙手一投足に固唾をのみながら、医療の現場を垣間見ることができました。テレビで見る場面、テレビでは見られない場面を目にすることができ、先生方の技術、医療を支えるテクノロジーの高さに感銘を受けていた様子でした。

それぞれに目指す医師像、医療像は異なります。「スーツドクターになりたい」、「私は、小児科医を目指しています。」などと答えていました。今回の体験で「医者は遠い存在であったが、近い存在になった。」「頑張ったら、私も慣れるかなと思った。」「小さい道具で小さな内臓を扱っているところがすごいと思った。」等の感想がありました。

最後に正野滉大くんがお礼の言葉を述べました。落合先生をはじめ、病院スタッフの皆様、2回も実施して頂き、貴重な経験をありがとうございました。そして何よりも見学を了承して頂いた患者の方に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。


試行錯誤

 延岡高校MS科の2年生が毎年取り組んでいる課題研究。理科と数学の分野でテーマを決めて各班ごとに様々な研究に取り組んでいます。
 実験をし、データをとり、考察し、頭を抱える。どのような研究内容になるのか楽しみです。