学校の今

学校の今

宮大医学部出前講義

 11月26日(木)にMS科の1年84名と希望者13名が、宮崎大学医学部第一内科の山下靖宏先生を招いて、「腎性案内」というテーマの講義を受講しました。山下先生は本校のOBで、前半は「腎臓には多量の血が流れていること」「検尿の大切さ」「慢性腎臓病(CKD)は国民病で8人に1人がかかっていること」「日本の透析技術は世界一である」など腎臓の話、後半は「高校時代、負けず嫌いで毎日5時間以上勉強していた」など高校時代の話しや研修医時代の話しを交えながら、ユーモアたっぷり、あっという間の100分でした。最後に「他人と比べるのではなく、過去の自分より成長できていることの方が大事です」という後輩へのメッセージを頂きました。最後に深田琉生くんがが、お礼の言葉を述べました。期末試験が終わった後でしたが、さらに自分の夢に向かって頑張ろうと思ったのではないでしょうか。山下先生、講演本当にありがとうございました。


医師会病院(手術見学)にいってきました!!

 11月10日(火)にMS科1年の7名が延岡市医師会病院にて、2回目の手術見学を体験してきました。医療現場の雰囲気に生徒たちは緊張した様子でした。落合院長の講話ではご自身の体験談や、今回行う胆嚢摘出手術の概要についてお話をいただきました。だんだんと緊張もほぐれたのか熱心に耳を傾け、いろいろな分野・領域での医療を知ることで、また一つ将来の視野が広がっていたように思います。

さて、いよいよ手術の見学に移りました。ほぐれた緊張が手術着に袖を通すとまた一段と増して戻ってきました。テレビで目にするあの光景が本人たちの目の前で行われています。病院の先生、看護師の方々の一挙手一投足に固唾をのみながら、医療の現場を垣間見ることができました。テレビで見る場面、テレビでは見られない場面を目にすることができ、先生方の技術、医療を支えるテクノロジーの高さに感銘を受けていた様子でした。

それぞれに目指す医師像、医療像は異なります。「スーツドクターになりたい」、「私は、小児科医を目指しています。」などと答えていました。今回の体験で「医者は遠い存在であったが、近い存在になった。」「頑張ったら、私も慣れるかなと思った。」「小さい道具で小さな内臓を扱っているところがすごいと思った。」等の感想がありました。

最後に正野滉大くんがお礼の言葉を述べました。落合先生をはじめ、病院スタッフの皆様、2回も実施して頂き、貴重な経験をありがとうございました。そして何よりも見学を了承して頂いた患者の方に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。


人権学習講演会

 本日人権学習の一貫で九州保健福祉大学の先生の講演を1年生、2年生が視聴しました。タイトルは「伝いえよう、あなたの良さ、わたしの良さ!」。
 自分とのつきあう方法、他人とつきあう方法を考えさせられる講演となりました。

試行錯誤

 延岡高校MS科の2年生が毎年取り組んでいる課題研究。理科と数学の分野でテーマを決めて各班ごとに様々な研究に取り組んでいます。
 実験をし、データをとり、考察し、頭を抱える。どのような研究内容になるのか楽しみです。

東大大学出前講義 (10月28日)

MS科1~2年生を対象とした大学出前講義(東大)を行いました。 東京大学大学院新領域創成科学研究科から小紫公也教授をお迎えして、『未来のロケット推進』というタイトルでご講演をいただきました。

 人類が本格的に宇宙に活動範囲を広げるには、宇宙輸送コストの大幅な削減が不可欠であり、そこで、地上から電磁ビームによってエネルギーを供給し飛翔する未来の宇宙推進の原理、現状、将来展望について解説されました。生徒からは「200気圧は地球上では体験できるのですか」「人間は宇宙のどこまで行けるのですか」「宇宙に普通の人が行くにはどんな訓練をすればよいのですか」など沢山質問が出ました。最後にフロンティアという言葉を使って、「君たちにはまだまだ未開拓の学問を開拓していってほしい」というメッセージを頂きました。

  生徒代表お礼の言葉では、2年生の築地駿世くんが「陸の孤島宮崎県延岡市へよく来ていただきました。わたしも目標とするところに東大がありますので、覚えておいてください」と述べました。

 小紫先生は講義以外にも延岡を知ろうと宮崎空港から高速バスで来られ、バス停から歩いて延岡高校まで来られました。また、ネットで調べて「桝元」に行って昼食をとられたそうです。講義後、鮎梁を見せて、ホテルに着いてからは、今山大師まで登られたそうです。短い時間でしたが、延岡を満喫して帰京されました。本当にありがとうございました。