「たった1人の6年生」 大窪小学校 6年 坂元 小柊
平成23年4月、ぼくは、大窪小に入学しました。入学生は、1人。ぼくだけでした。
それから、ぼくたちの学校は、毎年「1人だけの入学式」が続き、今年の4月、とうとう全校児童が、6人になってしまいました。だから、ぼくたちの学校は1年から6年までで3学級、どの学級も2人ずつです。ぼくは6年生になりました。
ぼくが、5年生の時は、6年生が4人いました。だから、6年生のことを毎日見ていてもそんなに大変そうに見えませんでした。しかし、たった1人の6年生の大変さは、ぼくの想像を超えるものでした。
高学年の仕事である、旗の揚げ下ろしは、毎日5年生と2人でしないといけなくなりました。
給食は、毎日、全校児童と先生方で、オレンジレストランという教室で食べます。給食当番は、3年生からしますが、1年間ずっと給食当番です。
昼休みは、ほとんどみんなで遊びます。下級生の遊べる遊びを考えて、遊ぶようにしています。
いろいろな行事の児童代表あいさつは、いつも6年生であるぼくがします。陸上教室の選手宣誓も、今年度は、大窪小の担当で、ぼくがしました。何かあるたびに、「えーっ、またぼく。」といつも思っていました。でも、2学期の終わりに、担任の先生から、
「三学期からあいさつを五年生にしてもらいます。」
と言われたとき、ぼくは、とっさに、
「ぼくがします。」
と言っていました。卒業までは、ぼくがやりたいと思ったからです。
卒業までのあと数ヶ月。たった1人の6年生としての責任をしっかり果たし、大窪小を卒業します。
1月24日(水)、中央調理場から調理員の福江洋美さんをお招きして、給食感謝集会を行いました。
始めに、給食委員会の2人が「背中をシャキットマン!姿勢を良くして給食を食べよう!」をテーマに、食事のマナーや食物の消化吸収についての発表をしました。
次に、福江さんから給食についてお話をしていただきました。低学年の背丈ほどもある大きなしゃもじ”スパテラ”という道具などを使って、約3000名分の給食を毎日作っていらっしゃることを伺って、みんなびっくりしました。大量の食材の処理は、機械も使うようですが手作業も多く、大変だなあと改めて思いました。
最後に、全校児童で書いたお礼の手紙を福江さんに贈呈しました。いつもおいしい給食をありがとうございます。これからも、お体に気をつけて、給食を作ってください。
本校では、朝の活動の時間や業間の時間に様々な活動を行っています。読み聞かせはもちろん、日南市が進めるキューブタイム、ボランティア、体力づくりタイム等、知・徳・体のバランスを考えた活動を計画しています。
1月15日(月)の業間は、計算向上タイムを実施しました。今回から、パソコン室で全員に個別指導が行えるように、校長先生や養護の先生等も加えた体制で実施することにしました。
始めに、百ます計算でウォーミングアップをして、それぞれの学年の内容のプリントを先生が一人一人ついて指導していきます。3月までに、しっかり「できる」ようになるまでみんなでがんばります。
1月12日(金)、朝から子どもたちの歓声が上がりました。運動場は真っ白、霜柱があちこちにできていました。校門掲示板のガラス窓に氷の結晶を見つけては、「きれい!」。プールの水が凍っているのを見つけては、先生たちに報告をしていました。
丁度、1・2年生は1時間目が生活科だったので、外で冬探しをしていました。霜柱を手にとって観察したり、プールの氷も触ったりしました。排水溝の鉄のフタにシューズがくっついて、びっくりしていました。
さすが子どもは風の子です。いくら寒くても元気よく外で楽しく遊べます。冷たい氷や霜柱を嬉しそうに扱う姿がとてもかわいいです。