学校の今

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MS科1・2年 東大大学出前講義

MS科1~2年生を対象とした大学出前講義(東大)を行いました。 東京大学大学院新領域創成科学研究科から木村慎吾教授をお迎えして、『ウナギとマグロの大回遊~持続的資源の利用』というタイトルでご講演をしていただきました。ウナギの養殖が盛んな宮崎には講演で2回来県されているそうですが、延岡は初めてということでした。

 木村先生は、8月まで船に乗って南太平洋の方へ30日ほど調査に行かれていたようです。クロマグロは約1000万粒の卵を産むけど、幼魚は26℃位の海水温度でないと生きられないそうで、±変わると死んだり成長が止まったりすること。ウナギの生態については、謎な部分が多かったのですが、木村先生たちの調査もあって、日本のウナギはマリアナ諸島の海域で産卵し、そこから黒潮に乗って日本までやってくることが解明されてきました。しかし、近年、河川の護岸工事や地球温暖化の影響もあってウナギの成魚、稚魚ともに減少しているようです。シラスウナギの漁獲量はエルニーニョ現象が発生すると減少するなど、地球規模で起こる海洋気象現象がマグロやウナギなどの海洋回遊魚に大きな影響を受けることがわかりました。また、先生のお薦めは、あなごのレプトセファルス幼生で握った寿司、「のれそれ」だそうです。ぜひ、カウンターのあるお寿司屋さんで食べてみたいですね。

 最後に2年生の石川聡一郎くんが生徒を代表して「社会に向けた視点が増え、今やっている課題研究にも生かしていきます」とお礼の言葉を述べました。先生のお話は、ユーモアを交えながら、身近な食材であるマグロやウナギの生態を、非常に興味をそそる内容でした。ウナギやマグロが私たちの食卓から消えないことを願っています。本当にありがとうございました。(MS科主任より)


人権教育

昨日、1・2年生は人権教育が行われました。
人種差別や部落差別について、映像やグループ学習などで考えを深めました。
グループ学習では、どのクラスも積極的に意見が交わされていました。

第4回杜のセミナー

28日金曜日に、第4回杜のセミナー(母親学級)が実施されました。
今回は、進路指導主事による、進路情報や大学入試に関する講話でした。
40名を越える保護者の方々が、とても熱心に参加されていました!

スケアード・ストレート交通安全教室

昨日、スケアード・ストレート交通安全教室が本校で行われました。
「スケアード・ストレート」とは、恐怖を直視するという意味だそうです。実際にプロのスタントマンたちが交通事故を再現しながら、危険な運転や注意すべき場面などを具体的に教えて下さいました。事故の再現は、目を覆いたくなるくらいとても恐ろしく、生徒も職員も、普段の自転車や車の運転をもっと注意深く、慎重にしなければならないと、改めて感じました。