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受験を直前に控えた3年生から2年生へ、残り1年となった受験までの時間をどう過ごせばよいか(利用すれば良いか)アドバイスをする機会です。また、事前に2年生から3年生へ質問が伝えられており、それに3年生が丁寧に答えていきます。2会場(2・3年5組と2・3年6組)に分かれての実施で、それぞれのクラスのカラー(5組は対面式、6組は座談会方式)を存分に出した会となりました。3年生の話に真剣に耳を傾ける2年生の姿が印象的でした。
延岡共立病院の全面的なご協力のもと、今年度よりMS科1年生を対象とした医師体験研修を実施できることになりました。(1日6~7名の受け入れで、9日間実施していただきます。)午前中は、延岡共立病院の歴史や医療理念についての講話、その後ヘリポートを含む施設見学を行い、午後からは来観室から実際の手術の見学をすることが出来ました。生徒達は大興奮の様子で、医療従事者として地域に貢献することをあらためて決意する1日となりました。
①座学(講話) ②薬剤師による業務説明
③ヘリポート体験 ④診療放射線技師による業務説明
⑤実際の手術見学(来観室から)
8月18日(水)にオンラインで行われた第23回中国・四国・九州地区理数科高等学校課題研究発表大会において、メディカル・サイエンス科3年の物理班が各県代表の16校のうち最優秀賞を受賞しました。
研究テーマ:「五重塔から学ぶ耐震研究 ~南海トラフに備えるために~」
今年度、MS科では新たな取り組みとしてMS3(MS科special Saturday)を開催します。MS科の希望者を対象とした土曜講座(午前中)です。(今年度は、3回のみの試験的な実施になります。次回は9月予定)難関大や医学科の入試問題に取り組んだり、普段の生活(行事)では実施することが困難なことに取り組んだりする予定です。画像は、1時間の校長先生の講義(東大2次試験の過去問(第2問))と2・3時間目の各学年ごとの集中講座の様子です。
昨年12月25日(水)MS科2年生のポスターセッションが行われました。
物理・化学・生物・数学について各班が自ら研究テーマを設定し、4月から11月まで課題研究した内容をポスター形式で発表するものです。
審査の結果、最優秀賞は「数学で求める見やすい座席」、優秀賞は「じゃんけんポイポイ不敗法」に決まりました。
中学・高校の勉強は教科書の内容を学習する決まり切ったものですが、大学では課題解決型学習が要求されます。仮説を設定して検証することの大変さと面白さ、生徒たちの発想の豊かさや努力がよくわかる時間でした。
外部評価者としてご指導・ご助言をいただきました企業の方や大学の先生に感謝いたします。
また、参観していただいた中学生や保護者の方、ありがとうございました。
今年12月にも行いますので、またご参加をお願いいたします。
後半は、実験室へと移動し、甲斐久博准教授による、「ビタミンB1を光らせてみよう」の実験を行いました。実験器具の扱いに苦労する場面もありましたが、楽しそうに取り組んでいました。
この研修で、医学・薬学への関心が深まった生徒も多く、学習意欲の向上につながったようです。九州保健福祉大学の先生方、本当にありがとうございました。
11月9日、土曜講座の2,3限を使って九州大学訪問事業(出前講義)が行われました。
講師は九州大学工学部 物質科学工学科 清水 宗治 准教授
テーマは『大学で学ぶ有機化学 ~自在に分子をデザインして役に立つ色素を生み出す有機合成~』
前半の内容は伊都キャンパスに完全移転した九州大学の、施設の素晴らしさや学生数に対する教授陣の多様さ、学生たちが学問にサークル活動にキャンパスライフを謳歌している様子、
物質科学工学科で清水先生が生き生きと指導されている姿などを、画像や動画のわかりやすい紹介がありました。
後半は有機合成による色素の開発が、癌の治療や新商品の開発などに応用され、わたしたちの生活がいかに便利になるかの説明がありました。
質疑応答では発色の仕組みについてや、九大の学部に関するものなど活発に質問が出ました。
生徒代表の中田君が「この中から九州大学に進学し、ノーベル賞を取る者が出てきます」との力強い言葉がありました。
充実した講義を行っていただき、清水先生ありがとうございました。
11月10日の日曜日、宮崎県教育研修センターにて「第9回科学の甲子園・宮崎県予選」が行われ、MS科2年生、MS科1年生、MS・普通科混成の3チームが参加しました。
物理・化学・生物・地学・数学・情報の筆記試験を2時間、学校で習っていない地学や、3年生で習う内容の難問に四苦八苦しながらも、チームで協力しながら解きました。
残念ながら入賞はなりませんでしたが、1年生にとっては来年こそはと意気込むことができ、
2年生にとっては大学の2次試験の雰囲気を垣間見ることが出来る貴重な経験になりました。
3月2日(土)に武道場で校内課題研究発表会を行いました。
これは1年間課題研究に取り組んだ2年生12班のうち上位2班が,1年生にむけて発表を行い,
その質疑応答の中で,来年度の課題研究に対するアドバイスを行うことを狙いとしています。
発表した2つの班は次のとおりです。
2つの班は3月14日(木)に宮崎大学で行われる県大会で上位入賞を狙います。
数学 あみだくじの確率
化学 天然物を原料としたガラス作り
1月24日(木)MS科研修が行われました。
まずは、薬学部の蒲生修治准教授の講義「医薬品開発の歴史から薬の有用性を実感する」という題目の講義を受けました。病気による死亡者数の推移のグラフを様々な観点から見ていくという、興味深いもので、高齢化との因果関係や、薬の歴史など、幅広い知識を得ることができたと思います。
次に、薬学部の大倉正道教授よる「組織・細胞の活動を光で見てみよう」という実験をしました。実験器具の扱いに苦労したり、大学レベルの実験内容に戸惑ったりする事もありましたが、生物や化学への知識を深めるよい機会となりました。
MS科には、薬学部志望者もたくさんいます。今回の研修を通して自己の進路を考えるよい機会となりました。
12月21日のLHRでメディカル・サイエンス科2・3年生が集会を行いました。
2年生が3年生に対して受験勉強に関する質問をぶつけ,3年生が答えるという形式です。
修学旅行が終わり「受験生0学期」を迎える2年生に、最も苦しい時期を過ごしている3年生が生の声を伝えました。
次のような Q & A が繰り広げられ、2・3年生ともに受験勉強への見識を高めたようです。
Q 携帯電話とのつきあい方はどうすればよいですか。
A1 利用時間制限アプリを活用して1日の利用時間を30分未満に設定した。
A2 バッテリーの残量目標を決め、例えば、朝100%なら夜寝る前に80%は残るように自制した。
Q 睡眠時間6時間を削って学習時間を確保するのと、睡眠時間6時間を確保して学習時間を制限するのはどちらがよいですか。
A クラスでアンケートを採った結果、睡眠時間を優先した方がよかった人は38人、学習時間を優先した人は4人でした。
11月29日(木)にMS科1年生を対象に、医師出前講義が実施されました。講師は本校OBで、延岡リハビリテーション病院副院長の山下靖宏先生です。
「天地腎~愛を掲げ義を貫く」というタイトルで、専門の腎臓の話から始まり、病気との向き合い方や医療の抱える問題、老いや死についてまで幅広い内容に触れ、後輩に向けて、熱いメッセージを送っていただきました。
お忙しい中ありがとうございました。
午前は,病棟,薬剤部,臨床検査部,リハビリテーション科の見学で始まり、その後本校OBの平田理事長の講話を聞かせていただきました。
午後は,救急救命法の講習を受けました。若いスタッフの方々が熱意を持って分かりやすく説明して下さいました。
普段触れることのできない病院の内部を見学し、医療の現場で日々奮闘される方々の話を直接耳にすることができ、大きな刺激を受けました。
7月21日(土)の土曜講座の2,3限目にメディカルサイエンス科1年生を対象に大学出前講座があり、九州大学工学研究院の教授 藤本 望 様よりご講演をいただきました。テーマは「私たちの生活とエネルギーの未来について」でした。
講義では、現在の私たちの生活とエネルギーに関する話から始まり、発電の話や原子力の話など、エネルギーに関する内容を多岐に渡ってご教授いただきました。現在のエネルギーの問題を考えようとした場合、現在に至るまでにエネルギーがどのように使われてきているのか、電気エネルギーといったエネルギーはどのようにつくられるのか、あるいは、太陽光といった新エネルギーにはどのような課題があるかなど、幅広く学ぶ必要があると感じました。
そして、エネルギーを使い続けるには、科学技術の発展がますます重要であること、世界でエネルギーを考えていこうとした場合に、コミュニケーションツールとして英語が大切であることも教えていただきました。
これから、今回の講義を活かし、また新しいものへチャレンジしていきたいと思います。今回は、はるばる福岡から延岡高校のために、講義をして下さり、ありがとうございました。
お忙しい中研修を受け入れて下さった企業の皆様に感謝いたします。
(訪問先)
・富士シリシア化学株式会社
・東郷メディキット株式会社
・旭有機材工業株式会社
・旭化成マイクロシステム
・旭化成メディカル
14日メディカル・サイエンス科1年生が、宮崎県立延岡病院で清掃ボランティアを行いました。この活動は、毎年病院研修でお世話になっている県病院へ感謝の意を込めて毎年この時期に行っています。1時間半ほど草抜きや清掃をし、敷地がとてもきれいになりました。
病院研修も一生懸命頑張ります。
11月9日(木)2年生メディカル・サイエンス科全員と普通科の希望者を対象にサイエンス・ダイアログを行いました。この取り組みは、世界各国より日本の大学・研究機関等へ研究のために滞在している優秀な若手外国人研究者を、講師として迎え、自身の研究や出身国に関する講義を英語で行うプログラムです。延岡高校と日本学術振興会が連携して行っています。
大学や研究機関で活躍する若手研究者から、研究内容や経歴について英語で聞くという経験が、生徒たちに大きな刺激を与え、研究への関心や国際理解を深めることを目的としています。
今年は九州大学生体防御医学研究所で化学情報学を研究されているベレンジェ フランソワ博士(仏)をお招きしました。70分程度全て英語の講義を聴き、質疑応答を行いました。30分程度生徒も英語で質問し、質問が途切れることはありませんでした。
世界に羽ばたく研究者の卵として、県北地域の星になって欲しいですね。
~生徒の感想~
?フランスの説明や私生活、私達の将来についてのアドバイスも盛り込まれてとても面白かった。
?英語のみの講義が新鮮だった。
?英語を勉強しなければいけないということをひしひしと感じ、危機感を覚えました。
7月26日(水)第二回MS科生集会として、学年混合志望校別集会を行いました。
この集会では、MS科1年生から3年生を次のような11のグループに分け、志望校に応じた学習方法を主体的・対話的に深く学びました。
担当教員から入試システムについて簡単な説明のあと、5人程度の班別協議とポスターを作製し、ポスター発表を行いました。
3年生は受験の天王山といわれる夏休みに向けた覚悟を、1・2年生は受験勉強まっただ中の3年生徒語る対話する中で新たな気づきをそれぞれ得られたようです。
宮崎大学医学科
医学科(宮大以外)
旧帝大薬学部
国公立薬歯学部(旧帝大以外)
九州大学理系(医歯薬以外)
旧帝一神工理系(九大以外)
旧帝一神工文系
国公立文系
国公立理系
体育系
私立大学
最後に2年生の橋倉諒くんが「医師になるという縦の糸(志)に、経験や勉学といった横の糸しっかり織り込んでいきます。このような貴重な機会を作って頂きありがとうございました」とお礼の言葉を述べました。西郷病院のスタッフの皆様、県医療業務課の持永様、延岡市地域医療対策室の吉田様、有川様、生徒に声をかけてくださった患者の方に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。(MS科主任より)
沖田聖加、福井悠斗)がポスター発表部門でそれぞれ発表しました。ステージ発表部門(理数科系)において、本校は宮崎西高校に及ばず僅差で優秀賞となりましたが、すばらしい発表でした。また、ステージ発表の司会進行を常盤井佑太くん、柳田萌花さんが行いました。ステージ発表部門の上位は以下の2校です。
宮崎西「ヘルムホルツ共鳴器における形状と振動数関係」(物理)・・・最優秀賞
宮崎大宮「活性炭に硝酸イオンがくっつく。-酸処理の影響と中和滴定からみた性質-」(生物)・・・優秀賞
今回の大会より、場所を宮崎大学に移して理数系、文化系を交えた課題研究発表会となりました。大学の雰囲気を感じるだけでなく、他校の研究内容の発表を聞いたり、他校の生徒から質問を受けたりする中で、たくさん刺激を受けて有意義な一日を過ごすことができました。発表した生徒はご苦労様でした。MS科1年生の皆さん、来年度は最優秀賞目指して頑張りましょう!!
2月6日(月)にMS科1,2年生による課題研究発表会(2年生から1年生への引き継ぎ会)が行われ、司会の2年生伊東龍斗くんと柳田夏那さんの進行により、進められました。12月に行われたポスターセッションで最優秀賞に輝いた化学班の「Hurry Hotterと魔法の化学式(じゅもん)」と優秀賞の物理班「グラグラ!?グラスハープの真実」の2班がプレゼン形式で発表しました。発表した2年生からは、引き継ぎ事項として「週1時間の限られた時間しかないので、土日や夏休みをうまく利用すること」「実験するときは、全員集まってみんなで理解しあうこと、失敗したデータもとっておくとまとめに使える」「自分がわからないことはプレゼンするときに困るので絶対聞いて理解しておく」「チームワークが大切だと実感した。研究を楽しむことが大事です」などのアドバイスがありました。また、1年生からも「テーマ設定が大事だと話しがあったのですが、2年生になるまでにやっておくことはありますか?」と質問があり、丁寧に2年生が答えていました。成長したね2年生!
最後に教頭先生から、「昨年の中国・四国・九州地区課題研究発表大会に出場した化学班の発表の様子を、短くまとめて中学生の学校説明会で紹介しています。ぜひ、3月14日の県大会で、また代表になれるようがんばってほしいと」と激励の言葉を頂きました。
2年生の皆さん、ご苦労様でした。司会進行もすばらしく、スムーズに会が流れていきました。1年生の皆さん、来年度のポスターセッション、2年生を超えられるよう期待しています!!(MS科主任より)
ご指導頂いた下堂薗先生、山崎先生をはじめサポートいただいた皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました。(MS科主任より)
12月14日(水)、20日(火)の2回に分けて、MS科1年生83名と普通科の希望者13名を加えた計96名でインターンシップ研修を県立延岡病院で行いました。柳邊院長のあいさつ、本校卒業生である産婦人科・周産期科の山内医長、循環器内科の黒木医長の講話があり、やりがいをもって仕事をすることや延岡の医師・医療従事者不足のお話などがありました。
施設見学では、4つのグループに分かれて、普段は見ることのできない現場を目のあたりにし、真剣な眼差しで説明を聞いていました。臨床検査部では、血液、尿、便などをそれぞれの基準をもとにして異常がないのかを調べるところです。また、病理細胞検査の所では、実際の臓器を見せて頂き、体にできた腫瘍などを調べるという説明を受けました。その他、細菌検査や心電図・脳波・超音波検査のことなど説明して頂きました、他にも放射線科、薬剤科、臨床工学科、救急センターで、貴重な体験させて頂きました。見学の後、寺尾副院長から「チーム医療の大切さ、医療資源の偏在などについて」のお話を頂きました。研修の最後に14日は後藤太陽くんが「医師や看護師だけでなくたくさんの職種があったこと。これから目標に向かって頑張ろうと思いました」、20日は井出恵悟くんが「検査して治療するだけでなく、患者の気持ちになって医療活動をすることが大切だと学びました」とお礼の言葉を述べました。
この県病院インターンシップは今年で6回目です。このような研修を受けた生徒たちが近い将来県北地区の医療を支える人材になってくれることを期待しています。
柳邊院長先生をはじめスタッフの皆様、本当にありがとうございました。(MS科主任より)
12月6日(火)にMS科1年の7名が延岡市医師会病院にて、2回目の手術見学を体験してきました。医療現場の雰囲気に生徒たちは緊張した様子でした。落合院長の講話ではご自身の体験談や、今回行う胆嚢摘出手術の概要についてお話をいただきました。前回の手術は途中から開腹手術に変更になりましたが、今回は順調に進められたようです。テレビ等で目にするあの光景が実際に目の前で体験できる貴重な機会でした。医師、看護師の方々のチームワークがすばらしく、その技術、医療を支えるテクノロジーの高さに感銘を受けていた様子でした。
手術後のお話では、セカンドオピニオンという考え方があり、患者は、ご自身の治療法についてよりよい方法を探すことができることや、医療資源について、宮崎には、医師は多いが延岡には少ないなどといった医療の現場でのお話もありました。生徒からは「リスクの高い手術の時は、患者さんにどのような声かけをするのか」、「手術には精神力だけでなく体力も必要だと感じました。先生は学生時代から何かやられていましたか」、「医師になった後の学びにはどのようなものがありますか」などの質問がでました。
最後に岩室心汰くんが「貴重な場を設けてくださり、ますます医療に対する興味を持ちました。先生の手術前、手術中、手術後の切り替えが大変勉強になりました」とお礼の言葉を述べました。落合先生をはじめ、病院スタッフの皆様、貴重な経験を2回も実施して頂きありがとうございました。そして何よりも見学を了承して頂いた患者の方に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
(MS科主任より)
木村先生は、8月まで船に乗って南太平洋の方へ30日ほど調査に行かれていたようです。クロマグロは約1000万粒の卵を産むけど、幼魚は26℃位の海水温度でないと生きられないそうで、±1℃変わると死んだり成長が止まったりすること。ウナギの生態については、謎な部分が多かったのですが、木村先生たちの調査もあって、日本のウナギはマリアナ諸島の海域で産卵し、そこから黒潮に乗って日本までやってくることが解明されてきました。しかし、近年、河川の護岸工事や地球温暖化の影響もあってウナギの成魚、稚魚ともに減少しているようです。シラスウナギの漁獲量はエルニーニョ現象が発生すると減少するなど、地球規模で起こる海洋気象現象がマグロやウナギなどの海洋回遊魚に大きな影響を受けることがわかりました。また、先生のお薦めは、あなごのレプトセファルス幼生で握った寿司、「のれそれ」だそうです。ぜひ、カウンターのあるお寿司屋さんで食べてみたいですね。
最後に2年生の石川聡一郎くんが生徒を代表して「社会に向けた視点が増え、今やっている課題研究にも生かしていきます」とお礼の言葉を述べました。先生のお話は、ユーモアを交えながら、身近な食材であるマグロやウナギの生態を、非常に興味をそそる内容でした。ウナギやマグロが私たちの食卓から消えないことを願っています。本当にありがとうございました。(MS科主任より)
10月18日(火)にMS科1年の7名が延岡市医師会病院にて、手術見学を体験してきました。はじめに落合院長による「腹腔鏡下胆嚢摘出手術」についての説明があり、これからは、「腹腔鏡手術」が主流となっていくというお話がありました。そのあと、それぞれが手術着に着替えて手術室に入りました。生徒達はテレビの中でしか見たことのない光景が目の前にあり緊張していたようです。また、途中で、胆のうと大腸との癒着が激しく、開腹手術に切り替わったようで、その現場を目の当たりにしててきぱきと作業を進めていくスタッフの方々に関していたようです。2時間40分にも及ぶ手術となり、集中力や体力もいる仕事だなと感じたようです。生徒の感想に「医師の技術と現代医療の素晴らしさに驚きました」「手術器具の多さと使い分け、コミュニケーションに感心した」「益々将来は医療の仕事に関わりたい。そして将来は延岡で働きたい」「将来医療関係の道へ進み、多くの人のために働きたい」などの感想がありました。
最後に瀧本和博くんがお礼の言葉を述べ、貴重な体験を終えました。落合院長をはじめ、病院スタッフの皆様、そして何よりも見学を了承して頂いた患者の方に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。(MS科主任より)
MS科1年が、毎年2学期にインターンシップ研修でお世話になるお礼として、県立延岡病院周辺の除草作業を実施しています。6月の予定でしたが昨年に続き、今年も雨で順延になり、10月15日(土)に実施しました。この日は秋晴れの天候に恵まれ、5組と6組二手に分かれ、駐車場周辺や植え込み、街路樹付近の除草作業を約1時間行い、ビニール袋20袋分の草取りができました。みんな、協力して黙々と作業を行っていました。(MS科主任より)
9月30日(金)、MS科の1年生を対象とした大学出前講義(九大)を行いました。MS科以外にも15名の参加がありました。九州大学工学部総合理工学研究院エネルギー科学科の深田 智教授をお迎えして「水素エネルギーと原子力エネルギー」というタイトルで講演をいただきました。
はじめに九州大学工学部及びエネルギー科学科の説明がありました。1次エネルギーと2次エネルギーの違いでは、実は水素は2次エネルギーに分類されるなど高校生に理解しやすいよう話しをされました。その後の「原子力融合エネルギー」や「水素エネルギー」についての話しに入ると1年生にとってはまだ難しい内容のようでしたが、2,3年生には授業で学習した内容とつながり、また、将来進みたい分野でもある生徒にとっては、すごく面白かったようで、講演後も深田先生に時間の限り質問をしていました。工学部を希望している生徒にとっては、具体的な目標がみえてきたのではないでしょうか。1年生にとっては初めての大学出前講義で、モチベーションを高める絶好の機会になったと思います。
エネルギー問題や環境問題の克服は、私たち人類にとって大切な課題であり、その解決のため、様々な研究が進んでいます。将来、そのような分野の研究に携わる人がこの講演を聞いた中から出てきてほしいと願っています。深田先生ありがとうございました。
8月26日に将来医療系の仕事を目指すMS科1年の29名が平田東九州病院にインターンシップに出かけました。最初の平田理事長の講話では、医療に対する思いを篤く語ってもらいました。その他、施設見学、救命法講習等を行いました。理事長からは、「良い医療を目指すためには」「命の定義とは」という話しの他、「学力を上げるためには間違ったところを二度と間違えない勉強をする」など、たくさんためになる話をしていただきました。施設見学では、理事長の言われる各階のフロアカーペットの違いを確認しつつ、各病棟にどんな患者さんが入院していて、どんな対応を心掛けているかの話を聞いたり、実際にMRIの機器の中に入ったり、薬剤部や臨床検査部など普段見ることのできない現場を見せていただき、貴重な体験をしました。午後からは、救急救命の講習があり、はじめにDVDを見てから実践に入りました。胸椎圧迫の仕方に手こずる生徒もいましたが、充実した講習となりました。最後に朝鳥祥史郎君がお礼の言葉を述べました。貴重な体験をさせていただき、参加した生徒はとても勉強になったと喜んでいました。平田理事長をはじめ、対応してくださったキャストの皆様、丁寧な対応ありがとうございました。(MS科主任より)
7月8日(金)、MS科の1年生が、学科研修で『知るを楽しむ』をテーマに、日向市の東郷メディキット、富士シリシア、延岡市の旭有機材、旭化成メディカル、旭化成マイクロシステムの5社を見学してきました。あいにくの雨でしたが、1年生にとっては初めての学科行事となり、真剣な眼差しで企業の方々の話を聞き、メモをとったり、質問をしたり、準備された製品等を使っての体験や製造工程の見学を行い、充実した1日を過ごしました。国内だけでなく、海外とも取引のある地元の最先端企業を訪問し、そこで働く人々の職業意識や志の高さを学ぶことで、これからの自分の進路を考える上で参考になることがたくさんあったのでないかと思います。11年目にして初めての雨だったそうで、大雨の中、工場を案内して頂いた方々、新しい実験を準備して頂いた方々等、お忙しい中、本校の生徒のために、時間を割いて頂き、本当にありがとうございました。感謝いたします。(MS科主任より)
12月17日(木)にMS科2年生84名が、旭有機材、富士シリシア、宮崎大学、九州保健福祉大学より6名の外部評価者を招いて、4月から取り組んでいた課題研究発表会を実施しました。生徒は7名の1グループとして、12のグループを作り、数学、物理、化学、生物の分野に分かれて、それぞれに研究したテーマをポスターセッションの形で発表しました。各班の研究テーマは以下の通りです。
数学:1班「延高の延高生による延高のための指数!!」
2班「Back to the Maaaath(日本の数学)」
3班「モンティ・ホール問題 ~あなたが手にするのは お金かたわしか~」
4班「鶴をどんげして折るか知っツル?」
5班「エバラ「バラ曲線の素」」
物理:6班「電気発電伝記」
7班「生卵、3階から落としてみた」
8班「ローリスクでハイリターン 低燃費で高飛距離」
化学:9班「とにかく溶けにくい氷
~安心してください これでもうあなたのジュースは薄まりません~」
10班「卵 + 温泉 → 黒卵」
生物:11班「そんなバナナ!? バナナをおいしく保存するヒ・ミ・ツ ♡」
12班「納豆菌による水質浄化・除菌」
各班とも、自分たちの研究の成果を堂々と説明している姿はたのもしく、成長したなぁと感じました。1年生も先輩達の説明する姿を真剣に聞き入っていました。来年は君たちの番ですよ。閉会式では「伝えるだけでなく、相手に伝わったか」「科学・科学技術は使い方を間違えると危険なことに繋がる」「一番面白い、興味を持ったことを絞り込んで伝える」「グラフに軸や数値がない。どれだけそのグラフに信頼性があるのか」などさまざま視点から講評を頂きました。最後に春田隼之介くんがの方々へお礼の言葉を述べました。どの班もすばらしい発表でしたが、審査の結果、最優秀賞は10班の「卵 + 温泉 → 黒卵」、優秀賞が7班「生卵、3階から落としてみた」に決まりました。この2班は、来年1月26日(火)に本校で開催される第2回宮崎県高等学校理数科系課題研究発表会に出場します。閉会式のあとも座談会に残っていただいた外部評価者の方々、貴重なお話を誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
12月16日(木)、先週に続き今回は、MS科1年生42名と普通科1・2年生の希望者17名を加えた59名でインターンシップ研修を県立延岡病院で行いました。天候にも恵まれ、救急救命用ヘリポートにも上がることができました。寺尾副院長のあいさつに始まり、本校OBでもある循環器内科の黒木医長による後輩への講話がありました。県北の医療を担うことの使命を知り、カテーテル治療について映像を交えて興味深く学びました。
施設見学では、4つのグループに分かれて、普段は見ることのできない医療の現場を目のあたりにし、真剣な眼差しで説明を聞いていました。医療は医者と看護師、患者だけで行われているのではなく、医師にもそれぞれの分野があり、それぞれの専門技士や技術者、色々な人々によって成り立っていることを実感できました。薬剤部では高額な薬や医療用の麻薬があること、看護師と薬剤師とが一つひとつ丁寧に確認しながら薬を確かめていること、放射線科では高額なMRIや放射線治療の機器など普段見ることができない現場を体験させて頂きました。寺尾副院長の講話の後は、「大きな病院と町の小さな病院との違いは何か」や「血液が苦手でも医療に従事できるか」など質問が沢山でました。最後に生徒を代表して藤川智帆さんが「私たちみんながお世話になっている病院が、色々な人々がいて初めて成り立っていることを知りました。これから1日1日を大事にして医療従事者になれるように挑戦していきたいです」とお礼の言葉を述べました。
このような研修を受けた生徒たちが近い将来県北地区の医療を支える人材になってくれることを期待しています。何より柳邊院長先生、寺尾副院長をはじめ県立延岡病院のスタッフの皆様、長時間にわたり本当にありがとうございました。
12月10日(木)、MS科1年生42名と普通科の希望者18名を加えた60名でインターンシップ研修を県立延岡病院で行いました。当日はあいにくの雨となりました。柳邊院長のあいさつ、本校OGでもある産婦人科・周産期科の山内綾医長の後輩への講話があり、やりがいをもって仕事をすることや延岡の医師・医療従事者不足のお話などがありました。
施設見学では、4つのグループに分かれて、普段は見ることのできない現場を目のあたりにし、真剣な眼差しで説明を聞いていました。薬剤部では高額な薬や医療用の麻薬があること、看護師と薬剤師とが一つひとつ丁寧に確認しながら薬を確かめていること、放射線科では高額なMRIや放射線治療の機器など普段見ることができない現場を体験させて頂きました。寺尾副院長の講話の後は、「この病院はなぜ2次医療が中心なのか」など質問が沢山でました。最後に髙田乃愛さんが「医師や看護師だけでなくたくさんの職種があったこと。これから目標に向かって頑張ろうと思いました」とお礼の言葉を述べました。
この県病院インターンシップは今年で5回目です。このような研修を受けた生徒たちが近い将来県北地区の医療を支える人材になってくれることを期待しています。
柳邊院長先生をはじめスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
12月1日(火)にMS科の2年84名と1年生2名、3年生1名が、東京大学工学系研究科・機械工学専攻 人間医工学研究のMs.Katie.R.Ryan(ケイティ・ライアン)博士先生の「引張応力および静水圧下における培養細胞の力学刺激受容の時空間的解析」をテーマとした講義を受講しました。イギリス出身で文化の話しでは、「イギリスは曇りの日が多くて、宮崎は青空がすばらしい」「各国の数の数え方の違い」「イギリスで人気の食べ物」などの話がありました。研究の内容は細胞生物学の分野で「人間とチンパンジーの遺伝子は98.8%一致し、バナナの遺伝子とも50%一致する」などすべて英語での講義でしたが、ケイティ先生がスライドで写真や図を示しながら話されたので概ね理解でき、生徒はイメージしやすかったのでは。これから大学で学んだり、研究したりしていくには英語でのコミュニケーションは大事であると実感したと思います。最後に永田和己くんが、英語でお礼の言葉を述べました。ケイティ先生も、講義の内容を概ね理解してもらえたようで、大満足で帰られました。また機会があれば来てくださいね。ありがとうございました。
11月26日(木)にMS科の1年84名と希望者13名が、宮崎大学医学部第一内科の山下靖宏先生を招いて、「腎性案内」というテーマの講義を受講しました。山下先生は本校のOBで、前半は「腎臓には多量の血が流れていること」「検尿の大切さ」「慢性腎臓病(CKD)は国民病で8人に1人がかかっていること」「日本の透析技術は世界一である」など腎臓の話、後半は「高校時代、負けず嫌いで毎日5時間以上勉強していた」など高校時代の話しや研修医時代の話しを交えながら、ユーモアたっぷり、あっという間の100分でした。最後に「他人と比べるのではなく、過去の自分より成長できていることの方が大事です」という後輩へのメッセージを頂きました。最後に深田琉生くんがが、お礼の言葉を述べました。期末試験が終わった後でしたが、さらに自分の夢に向かって頑張ろうと思ったのではないでしょうか。山下先生、講演本当にありがとうございました。
11月10日(火)にMS科1年の7名が延岡市医師会病院にて、2回目の手術見学を体験してきました。医療現場の雰囲気に生徒たちは緊張した様子でした。落合院長の講話ではご自身の体験談や、今回行う胆嚢摘出手術の概要についてお話をいただきました。だんだんと緊張もほぐれたのか熱心に耳を傾け、いろいろな分野・領域での医療を知ることで、また一つ将来の視野が広がっていたように思います。
さて、いよいよ手術の見学に移りました。ほぐれた緊張が手術着に袖を通すとまた一段と増して戻ってきました。テレビで目にするあの光景が本人たちの目の前で行われています。病院の先生、看護師の方々の一挙手一投足に固唾をのみながら、医療の現場を垣間見ることができました。テレビで見る場面、テレビでは見られない場面を目にすることができ、先生方の技術、医療を支えるテクノロジーの高さに感銘を受けていた様子でした。
それぞれに目指す医師像、医療像は異なります。「スーツドクターになりたい」、「私は、小児科医を目指しています。」などと答えていました。今回の体験で「医者は遠い存在であったが、近い存在になった。」「頑張ったら、私も慣れるかなと思った。」「小さい道具で小さな内臓を扱っているところがすごいと思った。」等の感想がありました。
最後に正野滉大くんがお礼の言葉を述べました。落合先生をはじめ、病院スタッフの皆様、2回も実施して頂き、貴重な経験をありがとうございました。そして何よりも見学を了承して頂いた患者の方に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
MS科1~2年生を対象とした大学出前講義(東大)を行いました。 東京大学大学院新領域創成科学研究科から小紫公也教授をお迎えして、『未来のロケット推進』というタイトルでご講演をいただきました。
人類が本格的に宇宙に活動範囲を広げるには、宇宙輸送コストの大幅な削減が不可欠であり、そこで、地上から電磁ビームによってエネルギーを供給し飛翔する未来の宇宙推進の原理、現状、将来展望について解説されました。生徒からは「200気圧は地球上では体験できるのですか」「人間は宇宙のどこまで行けるのですか」「宇宙に普通の人が行くにはどんな訓練をすればよいのですか」など沢山質問が出ました。最後にフロンティアという言葉を使って、「君たちにはまだまだ未開拓の学問を開拓していってほしい」というメッセージを頂きました。
生徒代表お礼の言葉では、2年生の築地駿世くんが「陸の孤島宮崎県延岡市へよく来ていただきました。わたしも目標とするところに東大がありますので、覚えておいてください」と述べました。
小紫先生は講義以外にも延岡を知ろうと宮崎空港から高速バスで来られ、バス停から歩いて延岡高校まで来られました。また、ネットで調べて「桝元」に行って昼食をとられたそうです。講義後、鮎梁を見せて、ホテルに着いてからは、今山大師まで登られたそうです。短い時間でしたが、延岡を満喫して帰京されました。本当にありがとうございました。
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