トップページ
2020年1月の記事一覧
今日の給食(137)
お待たせしました。
今日の給食の時間です。
今日の献立は「さつま汁」「飫肥のてんぷら」
「キュウリの添え物」「豆乳プリン」「ごはん」です。
今日もこの寒さにうれしい「さつま汁」。
私の白髪に配慮した「豆乳プリン」。
ありがたいことです。
センターの皆様に感謝、感謝。
忖度、忖度・・・
あれ?違ったかな?
本題に戻しましょう。
今日の献立は「薩摩汁」と「飫肥のてんぷら」でありまして、
配膳されたお盆を見たとたんに
思わず、
「400年にわたって
一つの城をめぐって戦っていた
飫肥藩と薩摩藩の郷土料理が
同じお盆にすわるわけがない。」
とつぶやいたら職員室にいるみんなに笑われてしまいました。
600年近くも昔の話を
いまさら気にする人はいないですよね。
どうも最近、
器の小ささをばらしてしまうような出来事が多くていけませんね。
とはいえ、
三股に住んで30年以上になりますが、
もともとの出身は「飫肥」でありまして、
このてんぷら「飫肥天」もしくは「おび天」というものは
実はあるお店が「登録商標」にしており、
れっきとした「商品名」でありまして
使用はそこしかできなくなっています。
なので、とりあえず献立表は
「飫肥のてんぷら」が正しいかと・・・・・
しかしながら、
物心ついたころには、お店も何にもなかったところに
ある日突然できたお店から「元祖 飫肥天」とか言われても
ピンときませんし、
それ以前からずっと
それぞれの家で作っていた家庭料理を
お店で売ってあると言う事が
余計ぴんと来ないのですが、
まあそこはそれぞれの都合と言う事で・・・・
さらに
とはいうものの・・・・・
このいわゆる「飫肥天」は、
もともと「飫肥」ではなく
日南地方の港町に伝わる郷土料理でありまして、
材料の魚は「シイラ」の場合が多いのですが
この「シイラ」という魚は、
カツオと一緒に一本釣りで釣れても、
痛むのが早かったために、
昔の技術(箱に入れてリヤカーに積んで、
歩いて引っ張り行商に行く)では
商品にならず、
仕方なくカツオの箱から
間引いて捨てていた、とう事情がありまして、
日南地方では、別名「まびき」と呼ばれています。
そこで、捨てるのはもったいないので
すり身にしてかまぼこのように調理して
保存食として食されていたものでして
誇り高き大堂津の母ちゃんたちは、
いまだにこのてんぷらのことを
「大堂津天」といいます。
考えてみると日南の漁師町としては
油津・目井津・大堂津・外の浦・・・・
いかにお殿様に献上していたとはいえ、
そこらでとれる魚を原料とした自分たちの郷土料理を
勝手に内陸部の「飫肥」を冠にしてしまったら
怒るよな・・・・
と、変な納得をしたりしていますが、・・・・・
いかん、いかん。
本題は何でしたっけ???
そうです、食レポ。
飫肥天の味はみごとに再現されていますよ。
また、さつま汁も鶏のだしがよくきいていて
「サツマイモ」ではなく
「薩摩鶏」を由来とする料理の趣旨がよくわかる味でした。
(校長)
0
カレンダー
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
29   | 30   | 31   | 1   | 2   | 3   | 4   |
5   | 6   | 7 1 | 8   | 9   | 10   | 11   |
12   | 13   | 14   | 15   | 16   | 17   | 18   |
19   | 20   | 21   | 22   | 23   | 24   | 25   |
26   | 27   | 28   | 29 1 | 30   | 31   | 1   |
訪問者カウンタ
9
1
4
6
2
8
三股町立宮村小学校
〒889-1912
宮崎県北諸県郡三股町大字宮村1295
宮崎県北諸県郡三股町大字宮村1295
電話番号
0986-52-1160
FAX
0986-52-1174
0986-52-1160
FAX
0986-52-1174