日誌

綾中日誌

春、真っ盛りの綾の町

 春休みの今、校庭には静けさが広がっています。しかし、よく耳をすませば、桜のざわめき、蝶の羽音、芽吹く草のささやきが聞こえてきます。まるで、「もうすぐ君の出番だよ」と、春が優しく声をかけているかのようです。この豊かな自然に包まれた綾の町で、また新たな物語が始まろうとしています。新しいクラス、新しい仲間、新しい先生、そして新しい自分との出会い。生徒の皆さんが笑顔で登校してくる日を、心から楽しみにしています。4月8日、新学期がスタートです。

子どもの命を守るために

 3日(木)に、職員研修の一環として、救命処置訓練を実施しました。子どもの安心・安全を最優先に考える本校の方針に基づき、新年度がスタートした早期の実施は極めて意義深いものでした。養護教諭の先生の指導のもと、まずはビデオで心肺蘇生の重要性を再認識し、その後、体育館で胸骨圧迫とAEDの操作を実技で確認しました。さらにアナフィラキシーへの対応として、エピペンの使用方法についても学びました。実際に手を動かしながらの訓練は、緊急時に「迷わず動ける自分」を育てる貴重な機会となりました。子どもの命を守る立場としての覚悟と責任を新たにするとともに、この研修の企画や準備をしていただいた担当の先生に、心より感謝申し上げます。

満開の桜

 校庭の桜が、春の日差しを受けて満開を迎えました。やわらかな風に舞う花びらが、静かな校舎に季節のうつろいを優しく届けてくれています。生徒のいない春休みの校庭に咲く桜は、まるで新しい出会いや始まりを静かに待っているかのようです。まもなく始まる新学期。それぞれの生徒が、新たな気持ちで一歩を踏み出す日を、私たちも心から楽しみにしています。今年度もこの桜とともに、たくさんの成長の瞬間に出会えることを願っています。

きれいに整備されました!

 給食室に向かう道が、きれいに整備されています。先日、引き渡し訓練を行った際に、段差のためスムーズに通ることができず、保護者の方にご不便をおかけしました。さっそく、用務員の先生が段差を解消するための工事を行っていただきました。いつものことながら、技術力の高さに脱帽です。ありがとうございました。

想いあふれる離任式

 28日(金)の午前中、離任式が行われました。転出される先生方の言葉には、励ましや未来への期待、そして子どもたちへの深い愛情と感謝が込められており、一つひとつが胸に響きました。真剣な表情で聞き入る生徒たち。生徒代表のお礼の言葉も心に残りました。春の花束が手渡され、温かな拍手のなか先生方が退場されると、その目には涙が浮かび、生徒たちもまた頬を濡らしていました。その後、学年ごとに分かれて先生方を見送り、別れを惜しみました。これまで子どもたちに寄り添い、たっぷりの愛情を注いでくださった先生方に、心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。9名の先生方の、新天地でのご活躍を心よりお祈り申し上げます。