学校の様子
みかんの季節
大窪地区はミカンの特産地です。9月から収穫が始まり、どこも大忙しで、毎朝コンテナを積んだトラックが頻繁に往来しています。
学校にもみかんの木が植えてあり、おいしそうな実を実らせています。
先日、地産地消交流給食が実施され、みかん農家の方を招いて、給食を食べながらみかんについての学習をしました。子どもたちが用意した質問を見ると、さすが地元です。次のような専門的な質問でした。
○ 最もお金がかかる機械は何ですか?
○ おいしいみかんの見分け方は?
○ みかんのふさの数は決まっていますか?
○ カミキリムシの幼虫を駆除すれば、みかんの木は元気になりますか?
○ SS(消毒する機械)のスピードは最高どのくらいですか?
それぞれの質問に農家の方から分かりやすい説明を受け、「なるほど」とうなずいていました。
いつも当たり前のようにおいしいみかんを食している子どもたち。実は、ほかのところに行けば簡単に口に入れることはできません。保護者や地域の方に感謝の気持ちをもってほしいと思います。
大窪ならではの交通安全教室
どこの学校でも交通安全教室を実施していますが、大窪小学校では、日南自動車学校の協力をいただいて現地での教室を実施しました。
当日は、マイクロバスで日南自動車学校へ、そして上・下学年に分かれて職員の方に指導していただきました。
大窪地区には、信号機がありません。そこで、実際に自転車に乗って教習コースをまわりながら交通ルールや安全な自転車の乗り方について学びました。
逆に、きれいに舗装されていない道路が大窪地区には所々にあります。そのため、ある意味高度な運転技術も必要です。草が生えた凸凹道で自転車に乗る練習もしました。
まさに、大窪ならではの交通安全教室でした。
【信号機を見て道路を横断】 【凸凹道での自転車運転】
地域の力を学校教育に~剣棒踊り
本校では、地域に伝わる伝統芸能「剣棒踊り」を運動会に取り入れています。運動会が近づくにつれ練習にも熱が入ります。上学年の児童はさすがによく覚えていて細かい動きを修正するだけですが、下学年一つ一つの動きもままならない状態です。この指導にあたっていただいているのが、剣棒踊り保存会の皆さんです。大窪特産であるみかん収穫の最盛期であるにもかかわらず、仕事の合間を縫って学校に足を運んでいただいています。練習では、思い通りにマスターできない児童・職員に対して、それはそれは懇切・丁寧にそして粘り強く指導していただいています。地域に脈々と受け継がれてきた伝統芸能ですから絶やすわけにはいきません。指導に熱が入るのも当然でしょう。学校としても真剣に向き合う覚悟が必要です。運動会当日には、何とか披露できるようにがんばってほしいと思います。
ところが、運動会で終わりではありません。これから「細田ふれあいまつり」「飫肥城下祭り」「日南市文化祭」「大平小との交流」「振徳教育の日」等、出番が目白押しです。地域に残された財産をしっかり引き継いでいくのも我々に託された役割になるのですね。
学校関係者評価委員会
9月7日(水)本年度1回目の学校関係者評価委員会を開催しました。授業参観、給食試食会参加後、校長室で本年度の大窪小学校の学校経営方針を説明するとともに学校運営についてご意見をいただきました。今回は、地域人材の積極的な活用や運動会の在り方、子どもたちの日頃の遊びについて意見や感想が出されました。特に、運動会については、児童数が減った上に地域の方々の参加も少なくなってきて寂しくなってきているといった声が聞かれました。
本年度の委員は次の方々です。
○ 安田 早苗 民生児童委員(茶円・通水)
○ 川越 利子 民生児童委員(南平・宿之河内)
○ 坂元 徹 PTA会長
「地域とともにある学校づくり」をめざして今後もいろいろとご意見やご協力をいただきたいと思います。よろしくお願いします。
郷土を学ぶ
7月18日(火)5・6年生が総合的な学習で、「日南市漁業協同組合大堂津支所」と「うみっこかあちゃん(日南市漁協女性部加工グループ)加工センター」を訪問しました。テーマはもちろん「郷土の産業」です。
漁協大堂津支所では、「近海かつお一本釣漁業」について説明を聞きました。この分野では漁獲量日本一であることや釣り方、漁場、水揚げ方法、今後の課題等詳しく説明をされました。その中で、実際に本物の釣り竿や釣り針を手にとって見たときは子どもたちも感激していました。将来の資源の確保を考えながら取り組まれていることに感心した次第です。さすが、日本です。
加工センターを訪問した際は、ちょうどトビウオの加工作業の最中でした。暑い中で汗をかきながら作業されていました。その忙しいさなかに、水産加工品について実物を見せてもらいながら説明していただきました。最後に人気商品のひとつである「かつおうみっこ節」をごちそうしていただき、口にした子どもたちは「うまいっ!」と感激の声を上げペロリとたいらげました。
資源を大切にしながら、地域の良さを生かそうと工夫されている姿を見て、わがふるさと日南の誇りを感じ取ってくれたことと思います。
自然の驚異
宮崎県も梅雨明け宣言が出され、いよいよ本格的な夏を迎えました。
今年の梅雨は雨量が例年になく多かったようで、特に集中的な降水が特徴的でした。去る7月8日(金)の集中豪雨は激しく全国放送でも日南市の様子が報道されるほどでした。市内の学校でも授業を切り上げて集団下校をするなどの対応をとられたようでした。大窪小は、幸い冠水の心配が無く、また、参観日で保護者が全員来られていたので、児童の下校についてお知らせすることができ、通常の授業を進めることができました。
さて、本校のすぐそばを大窪川という川が流れています。小さな谷川というようなものでしょうか。ところがその日は、川の様子が豹変しました。ものすごい濁流で、誤って転落しようものなら、救助は到底無理でしょう。一瞬のうちに表情を変える自然の驚異をまざまざと見せつけられました。
これから夏休みに入ります。水遊びやアウトドアの活動の機会も多くなると思います。天候の変化には十分注意して臨む必要があることを痛感しました。
「前に進む」勇気も必要ですが、「踏みとどまる」勇気も必要です!
【集中豪雨の際の大窪川】
美しい郷土の風景
見学が終わると、さあ子どもたちの時間です。お昼を食べて施設内を巡ります。その各所で子どもたちから聞かれた声が「わあ、きれい!写真撮りたいです!」でした。それもそのはず、目の前に日南海岸の美しい光景が広がっているのです。きっと、子どもたちは郷土の豊かな自然を感じ取ったことでしょう。
見よ! この美しい海!美しい緑!美しき光景!!
地域の力を学校教育に
今後もこの大窪小学校は「地域に支えられた学校」「開かれた学校」づくりをめざして、様々な活動に取り組んでいきます。
3・4年社会科 みかん作りについて話を聞く
朝の読み聞かせ:本との出会いが子どもの心を育てる
鯉のぼりが泳ぐ学校
4月17日(日)は、本年度最初の参観日でした。保護者のみなさんにはじっくりと授業を参観していただき、学級懇談では学級担任と密度の濃い話し合いをもつことができました。授業参観・懇談終了後、PTA総会が開催されました。前年度の事業、会計報告を受けて、新年度の組織や事業計画や予算案等が協議されました。新役員さん方のもと、いよいよPTA活動が本格的に動き始めます。とはいえ、会員数が少ないため、一人一人の役割は大きくなりますが、見事なチームワークで動いていただけることと思います。
早速、総会終了後、中庭に鯉のぼりを揚げていただきました。爽やかな陽気の下、気持ちよさそうに泳いでいます。
一人だけの入学式
4月11日は、平成28年度の入学式でした。新入生は今年も一人だけで、5年連続になります。たった一人だけの入学式ですが、在校生、職員そしてPTAや地域の方々など多くの来賓に祝福され、幸せを独り占めです。当日は話題性もあり県内のテレビ3局をはじめ新聞社等多くの報道陣が詰めかけました。
これからこの大窪小学校で楽しい学校生活を過ごすとともに光り輝いていってほしいと思います。
飫肥天作り体験!!
1月26日に5,6年生を対象とした飫肥天作り体験を行いました。飫肥天は日南市の伝統的な食べ物としてなじみ深いものです。指導は、本校の地域コーディネーターの長友肇さんをはじめ、矢野富子さん(南郷)、竹井京子さん・宮田由美子さん(飫肥)の4名に行っていただきました。すり身となる魚は、「トビウオ」を用意して貰いました。魚をさばくところからの調理はなかなか経験ができるものではなく、みんな興味津々でした。魚をさばき、すり身をつくり、天ぷらにしていく過程を先生方の指導のもと行い、おいしい飫肥天とすまし汁ができました。飫肥天は皮がサクッとしていて甘みもありとてもおいしかったです。
新春こどもの声を聞く会で発表!
1月20日(水)、南郷ハートフルセンターにて「日南市新春こどもの声を聞く会」が開催されました。小学生の部の15名、中学生の部の11名が各学校を代表して発表しました。「将来の夢や進路」「家族」「座右の銘」「まちづくり」等それぞれ日頃考えていることを3分間にまとめ、工夫を凝らした発表をしていました。本校からは、外山佳歩さん(6年生)が、「将来の夢」という題で、祖母の病気や母の影響で看護師をめざすようになったことについて発表しました。大きな声で堂々としていてとても立派でした。
今日から3学期がスタートします!
本日、3学期の始業を行いました。大川内里希君(5年生)と松田華奈さん(6年生)が、3学期で頑張ることについて発表してくれました。3学期は、登校日数55日間(6年生は54日間)のとても短い学期ですが、年度の締めくくりの重要な学期でもあります。4月の新しい学年への進級や中学校への進学のために充実した日々を送り、しっかりとした準備がしたいですね。2月には「漢検」にもチャレンジします!前回同様「全員合格」を目指して頑張りましょうね!※外山佳歩さん(6年生)は、「新春こどもの声を聞く会」での発表内容を披露してくれました!
第2学期終業の日
今日は、第2学期の終業の日でした。終業式では、「2学期に頑張ったこと」を、髙橋優さん(2年)、坂元小柊さん(4年)、田中陽花里さん(5年)の3人が発表しました。2学期は、運動会やおおくぼフェスタなど大きな行事が多くあり、思いでもたくさんつくることができました。「漢検チャレンジ」では「全員合格」という結果を出し、成果を上げることができました。明日から冬休みです。お正月に新年の目標をしっかりと立てて、3学期の始業式では元気な姿を見せてくださいね。
宮日こども新聞に掲載されました!!
「剣棒踊り交流会」新聞掲載!!
「剣棒踊り交流会」を開催しました
11月26日に串間市立大平小学校で、「剣棒踊り交流会」を開催しました。両校の児童と先生たち、そして保存会の皆様が参加しました。本校校区の寺村に伝わる「剣棒踊り」は、大平から伝わったものです。長い年月の中で、それぞれの地区で伝承され、その間に少しずつ踊りも変化してきたようです。ただ、基本的な動作には共通点が多く、同じルーツであることを実感しました。ふるさと学習として、総合的な学習の時間に練習をしていますが、これからも大切にしていきたいですね。剣棒踊りをとおして、この様に大平小学校との交流ができたのは、戦国時代に始まり、明治時代に伝えられた剣棒踊りのお陰です。感謝したいですね!
大窪神社前夜祭・大祭
大窪神社大祭が、11月22日(前夜祭)、23日(大祭)に催されました。前夜祭は、小雨の降るあいにくの天気でした。大窪地区内外から多くの関係者と観客で境内はいっぱいでした。大窪小学校の児童は高学年を中心に、男子は「獅子舞」を女子は「浦安の舞」を奉納しました。翌23日の大祭では、各地区を回り、舞を披露しました。大窪地区に根ざした、とても素晴らしい催しだと感じました。真っ暗の中に浮かび上がる大窪神社はとても幻想的でした。
大成功 おおくぼフェスタ!!
おおくぼフェスタが行われました。平成18年度にスタートした大窪フェスタも、今年で10回目となりました。第1部学習発表会では、学級ごとに工夫を凝らした発表がありました。特に、低学年の発表は、4月からの成長が目に見えるとても素晴らしい発表でした。第2部保護者・地域との交流では、「玉入れ」を行いました。当初は、グランドゴルフを予定していましたが、天候が悪く競技を変更しました。なかなかの盛り上がりでした。そして第3部はふれ合い昼食会でした。「大窪を考える会(JA婦人部)」の皆様のご協力で、手作りのお弁当と猪汁をいただきました。昨年に引き続きおいしかったです。今年も意義のある楽しく充実した「おおくぼフェスタ」になりました。
じゃーじゃ君がやって来た!!
大窪小学校にじゃーじゃ君がやって来ました!大窪小学校が取り組んでいる朝の「習熟の時間」や「NIE」、ふるさと教育の「棒踊り」等、特色のある教育活動の取材です。記者の福冨さんと那良さんも一緒に朝8時に来校されました。「学園歌壇」や「若い目」などに多くの作品が紹介されているという日頃の取組が、今回の取材につながったと伺いました。たいへん嬉しいことですね。これからももっともっと頑張っていこうという気持ちになりますね。宮崎日日新聞社の皆様、ありがとうございました。記事は、『宮日こども新聞 じゃーじゃ記者が行く』で12月はじめに掲載される予定です。