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2025年9月の記事一覧

農業食育体験学習(1年生)

 本校では、生徒が地域の自然や農業に親しむことを目的に、実際に農作業を体験する「農業食育体験学習」を実施しました。

今年も北きりしま田舎物語推進協議会の協力のもと、

 ・「夢追い人のくらやみ道場」(須木)、

 ・「虹色農園」(えびの)、

 ・「里山・北樹園」(えびの)

の3カ所で体験させていただきました。

 今回は、秋の味覚を楽しむ栗拾い、体を使って自然の恵みを感じる薪割り、そして自分たちで作るピザづくり等を体験しました。

 栗拾いでは、実際に栗の木の下で栗を探し、収穫の喜びを味わいました。子どもたちは「こんなに大きい栗があった!」と笑顔いっぱいで、自然の恵みに感謝する気持ちを育んでいました。

 薪割り体験では、木を割る力強さと集中力が求められ、初めての挑戦に緊張しながらも、みんなで協力して安全に取り組むことができました。割った薪は、ピザ窯の燃料として活用しました。

 そして、最後はお楽しみのピザづくり!自分たちで生地を伸ばし、好きな具材をトッピングして、薪窯で焼き上げました。焼きたてのピザは格別で、「自分で作ったピザが一番おいしい!」という声がたくさん聞かれました。

 ピザではなく、クッキーを作った班もありました。とても美味しくできたそうです。

 この体験を通して、食べ物ができるまでの過程や自然とのつながりを学び、命をいただくことの大切さを実感する貴重な時間となりました。

健康教育 (3年生)

 本校では、9月12日(金曜日)に、健康教育の一環として、性教育講演会を3年生を対象に開催しました。今回は、地域でご活躍されている助産師の久保良美先生を講師にお迎えし、「いのちの大切さと自分を大切にすること」をテーマにご講話いただきました。

 講演では、助産師としての豊富な経験をもとに、命の誕生の過程や、思春期における心と体の変化、そして自分自身や他者を尊重することの大切さについて、わかりやすくお話しいただきました。生徒たちは、普段の授業ではなかなか聞くことのできないリアルな話に真剣な表情で耳を傾けていました。

講演後の感想では、

「命の重みを改めて感じた」
「自分の体を大切にしたいと思った」
「将来のことを考えるきっかけになった」 などの声が多く寄せられ、生徒たちにとって非常に有意義な時間となりました。

2年生 職場体験学習

 本校では、キャリア教育の一環として、毎年中学2年生を対象に「職場体験学習」を実施しています。この活動は、生徒が地域の企業や施設で実際の仕事を体験することで、働くことの意義や社会の仕組みを学び、自らの将来について考える貴重な機会となっています。

 今年度は、市内の様々な事業所のご協力のもと、9月11日から9月12日までの期間にわたり、延べ7か所で職場体験を行いました。生徒たちは、接客、清掃、事務作業、保育補助など、実際の業務に真剣に取り組み、働くことの大変さややりがいを肌で感じることができました。

 体験を終えた生徒からは、「将来の夢が明確になった」「働く人の姿勢に感動した」「自分も社会の一員として頑張りたい」といった前向きな感想が多く寄せられました。

 ご協力いただいた事業所の皆様には、心より感謝申し上げます。

福祉体験学習を通して、思いやりの心を育む

 9月11日(木曜日)、小林市社会福祉協議会の方々に来ていただいて、3年生が福祉体験学習を行いました。今回の学習では、車椅子体験、アイマスク体験、高齢者疑似体験の3つのプログラムを通して、福祉についての理解を深めました。

 車椅子体験では、段差や狭い通路の移動の難しさを実感し、普段何気なく通っている道がバリアになることを学びました。アイマスク体験では、視覚に頼らずに歩くことの不安や、周囲のサポートの大切さを感じることができました。高齢者疑似体験では、関節の動きが制限された状態での生活の不便さを体験し、高齢者の方々の苦労に思いを寄せる機会となりました。

 生徒たちは、体験を通して「困っている人に寄り添うこと」「自分にできることを考えること」の大切さを学びました。今回の福祉体験学習は、思いやりの心や福祉への理解を深める貴重な時間となりました。

3年生対象「手話講座」を実施

 9月4日(木)、本校の3年生を対象に手話講座を開催しました。今回の講座は、聴覚に障がいのある方々とのコミュニケーション手段としての「手話」を学び、共生社会について考える貴重な機会となりました。

 講師には、地域で手話通訳や手話指導を行っておられる小林市手話通訳派遣協会の真方氏、徳永氏の2名の方をお招きし、実際に手を動かしながら「自己紹介」「あいさつ」「ありがとう」など、日常で使える基本的な手話表現を学びました。

 生徒たちは、初めて触れる手話に最初は少し緊張していましたが、講師の先生の温かい雰囲気と丁寧な指導により、次第に笑顔で手を動かすようになりました。

 生徒からも「手話を通して、言葉以外でも気持ちを伝えられることに感動しました」「もっと手話を学んで、いろんな人とつながりたいと思いました」という感想が出ていました。                                                                                                                        

 この講座を通して、生徒たちは「伝えることの大切さ」や「相手を思いやる心」を学びました。今後も本校では、思いやりと多様性を育む教育活動を大切にしてまいります。