諸塚村立 諸塚小学校
自然に学び、人とつながり、未来へ伸びる。諸塚村立諸塚小学校は、明治7年の創立以来、150年にわたり地域とともに歩んできました。45名の子どもたちが、地域とのつながりを大切にしながら、のびのびと学んでいます。「あいさつ日本一」を合言葉に、元気なあいさつが、学校と地域を結んでいます。
諸塚小では『わかる・できる』を実感する授業をめざし、学校を挙げて授業改善に取り組んでいます。
その一環として、それぞれの先生が4回のチャレンジ授業(公開授業)に挑みます。
チャレンジ授業は、職員間で授業を参観し合い、優れた指導技術を学び合ったり、課題の改善策を話し合ったりする取組です。
本校独自の支援チームを編制し、校長、教頭、教育委員会指導主事の3名が授業支援者となり、いっしょに授業づくりに取り組んでいます。
授業後は、改善点について話し合うフィードバックを行います。
褒め合うだけでなく、改善すべき点は臆せず指摘し合いながら切磋琢磨する。
そんな「学び続け、成長し続けるチーム諸塚小」をめざし、日々の授業改善に励んでいます。
大地震を想定し、幼稚園と合同で予告なしの避難訓練を実施しました。
清掃の時間に地震発生の放送が入ると、すぐに亀ポーズに伏せて指示を待つ子どもたち。
次の放送の指示で避難しますが、今回は校内のあちこちに物が倒れたりガラスが割れたりして通れない場所を設けました。
この間、職員の指示や誘導はありません。すべて子どもたちの判断で行動させます。上級生が下級生の手を引いて避難する姿も見られます。
今回は4名が取り残され、職員が手分けして救出に向かう場面も設定しましたが、すべての児童・園児がそろうまで実際の被災地を思わせるほどの緊迫感に包まれました。
子どもなりに「自分の身を守る最良の判断と行動ができる」ことをめあてに実施した今回の訓練。様々な成果と課題を得ることができました。
地震を未然に防ぐことはできませんが、学習や訓練によって被害を最小限に食い止めることはできます。今回の成果と反省を生かし、今後も計画的に防災学習や避難訓練に取り組みます。